雷帝に居たとされる側近筆頭の話(完結)   作:てきだんへー

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雷帝の側近は酷く愉快

「大丈夫?」

「……えっ?」

 

その日はやかましかった。銃声と喧騒の中、昼寝から目覚めてうるさいと注意すべく寝巻きのまま部屋から出た私は目の前で傷だらけでも立ち尽くしていた子達と遭遇した。

 

白く、長い髪を持った子。原型がもう無いMG42を携えていて、その隣にはWA2000を持った狙撃手?のような子も居た。2人とも擦り傷などで血が沢山出ていた。

 

辺りは車が燃え、雷帝傘下の私とは別の部隊の子達が倒れていた。結構疲労困憊な彼女達を襲おうと2人の敵が接近してきていたので早業で打ち倒す。

 

「なに、雷帝くんに喧嘩売ったの?一年坊主共、若いね〜。え、なに?咎めないのかって?無い無い、私だってアイツは好きじゃない。……でも、長いものには巻かれろって言うじゃん?」

「な…なんで私達を助けて…?」

 

白い髪の…小さい子は、困惑した目でこちらを見つめていた。

 

「なんでって………そりゃ、君達怪我してるんでしょ?見捨てるなんてそんなのできないよ」

 

名前を聞けば機関銃の子は空崎ヒナ。狙撃銃の子は羽沼マコトというらしい。

 

「あなた…名前は?」

「あぁ、ごめんね。私は松野ミズキ!雷帝の側近筆頭さ。」

 

私は松野ミズキ。

好きな物は雑談と友達と話すこと。

嫌いな物は雷帝と野菜。

自慢は道徳の点数はオール5から外れたことがないことで、座右の銘は長い物には巻かれろ。だ

 

「ら、雷帝の側近筆頭!?」

 

2人とも銃を構える。

そんな2人を面白く思いながら両手を挙げて敵意がないことを伝える

 

「待って待って待って!?別に殺しに来た訳じゃないよ!?し、しかも、本当に殺しに来てるなら絆創膏貼ってあげないって!!」

「そ…それもそうね…」

「何が目的だ。」

 

マコトちゃんにそう言われる。

 

「怖いな〜マコトちゃん」

「誰がマコトちゃんだ。」

「…私の目的なんて簡単だよ。」

 

2人が息を飲んで私に注目する。いやそんな大層な目的は無いのだが………

 

「まあ、分かりやすく言うと、君達を私の代わりにするってこと。」

「「???」」

「言葉足らずだね。えっと、私は今2年生ね。雷帝って、去年からずっと生徒会長として君臨してたの。そんな雷帝をよく思わない私とその他50名で結託して、反乱を起こしたけど、結局私を除く全ての仲間は"粛清"されて、私は能力を買われて雷帝の元に入った。」

「………」

 

2人が暗い表情を浮かべる。

私は辛気臭い空気は嫌いなのでどうにか吹き飛ばそうとするも、それは叶わなかったので渋々話を続ける。

 

「…君達のやっていることが、一年生の頃の私達に見えてきてね。だからさ、支援させてよ。こっそり。」

「いいの…?」

「うん。今日の支援はこれね。期待してるよ!未来の生徒会長ちゃん達!」

 

そう言うと私は彼女達の前から去って家へと戻ると、目出し帽を被る。彼女達の目線を背中に浴びながら曲がり角右へ曲がるとを目の前には10人程の敵。

 

「……"支援"にはこれも含まれてるからね〜」

 

ピットバイパー。ある映画に感化されて購入した銃だ。それと近くにあった鉄の棒。

 

「何者だアイツ……?」

「雷帝様のご指示に従わない奴は全員敵だ!進め!!」

 

「……やめときゃ良かったのに。」

 

最前列の敵の脛を撃ち抜いて転倒させ、後頭部に鉄の棒を躊躇いもせずに一振。次に2人のデコに2発ずつ射撃し、接近してきた敵が銃床で殴ろうときてきたので棒で受け止めてから腹部に2発、頭部に一発。蹴り飛ばして後ろの敵の胸に4発撃って仕留めたあと、更にその近くにいた敵の足を払って後頭部に一発。その後羽交い締めにされるも、後ろに体重をかけて、敵の重心が片方の足に偏ったところでその足を払って倒れさせて、腹に2発、頭に1発。

 

スーツの裏に縫いつけたマグポーチからスペアマグを取り出して、弾が無くなったマガジンを接近してくる最後の敵に投げつけて再装填して5発ほど頭部に撃ち込む。

 

これにて終わり。

 

「……はぁ、こう見えても私強いんだよ?SRTよりは弱いけど。」

 

 

 

 

 

____________________________

 

名前:松野ミズキ

学園:ゲヘナ学園

部活:万魔殿傘下護衛科

役割:???

趣味 : アニメ鑑賞 睡眠 雑談

ポジション:???

武器:HG

 

 

 

「争いも、独裁政治も良くない。ほら、手を取り合ってね?」

 

護衛科に所属する銀髪で腰まで伸びる長髪が特徴的な生徒。護衛科と言っても護るのが役目ではなく実際は雷帝の意志に反する敵を粛清することが魂胆の武装組織の筆頭格の生徒。

 

雷帝の手駒の中では1、2を争うほどの腕自慢で、性格は非常に温厚で慈悲深い。雷帝仕事を与えられる度に目に見えて嫌な顔をし、嫌々該当生徒を駆除する。

 

彼女自身、雷帝に反した過去があり、雷帝には心酔しているどころか、憎悪の気持ちが強い。しかし、憎悪を持っていたとしても、その憎悪を形骸化した過去の遺物として行動に移せないことに絶望に近い感情を抱いていた。が、そんな時に発見した空崎ヒナや羽沼マコトの存在を見てまた希望が湧いてきて、最近明るくなってきた。

 

彼女自身の自己紹介に最も適切な文としては、彼女の名は松野ミズキ。年齢は17歳。48人の雷帝の意志に反する生徒を殺した。仕事は真面目でそつなくこなすが、今一つ情熱の無い女。もっとも戦ったとしても、彼女は誰にも負けんがね。

 

 

 

スキル ???

 

 

 

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