「ここが……トリニティ…」
「君がミズキちゃんだよね!早く入って!」
「え?え?えっと…?」
「あ、先に自己紹介だけしよっか!私は聖園ミカ!ティーパーティー1年生だよ!よろしくね!」
「眩しい……」
眩しかった。光だった。いやもうなんなら太陽。てか私のと比べ物にならないくらいに豊満なアレが目に入って目のやり場に困る。
「え?な…禿げてる!?私!?」
「違うよ!?ミカちゃんの性格明るさが輝いて見える〜って、」
「あ……えへへ///ごめんね、なんか勘違いしちゃってた」
「ミカ、ミズキさんが困惑しているでしょう?少し落ち着いてください」
ピンク髪の子とは他に、ブロンド色の子と、黄色の髪のキツネみたいな子が後から来た。
「私は桐藤ナギサです。」
「私は百合園セイアだ。よろしく頼むよ。」
「うは〜眼福だねこりゃ…」
…うん、すっごい可愛い。もう可愛いくてミカの頬をもちもちしちゃうくらい。ミカは溶けたスライムみたいな顔をしていた。
「えっと…とにかく、来賓室に案内しろとのご命令なので着いてきて頂けますか?」
「勿論!断頭台とかに連れていったら容赦しないからね!」
「そんなものないよ!?」
着くまで10分程。私達は親睦を深めた。
ミカの好きなものがアクセサリーとの事なので、偶々鞄につけていた雷帝のものであるものの、万魔殿のアクセサリーをあげることにした。セイアには私が電車の中で読んでいた推理小説をあげた。ナギサは庭の手入れが趣味らしく、万能ナイフをあげた。使えるかは知らないが。
「ここです。私達は外で待機しているので、終わり次第お声掛け下さい」
「ありがとうね!」
そう言って私は応接間へと入った。
「や、よろしくね。ミズキ外交官?」
「あの…私外交官みたいな文官どころかゴリッゴリの武官なんですけど…」
「えそうなの!?待ってちょ、やり直し!!やり直しね!!」
両手をブンブン振りながら、やり直しを請求してくる。それを快諾して1度部屋から退室。待機する3人から変な目で見られた後に、もう一度入室する。
「いらっしゃい、松野ミズキくん」
「よろしくお願いします、ミツキホスト。」
静かにガッツポーズしたの見逃してないからなミツキちゃん。
まあそんなことは放っておいて、手土産のカステラを手渡して、二人でつまみながら最速で馬鹿話で盛り上がった。昨日のテレビの話とか、野球の好きな学校とか、ミレニアムが弱すぎるとか、トリニティとゲヘナどっちが強いとか。
「絶対にゲヘナだよ!!」
「いや絶対にトリニティっすよ!!トリニティの27番のバッターの夜空メグルくん今シーズンだけでホームラン昨日で29回打ってるんだよ!?」
「それ言うならゲヘナの18番エースピッチャーの小澤タツコちゃんなんて今のところ16回中9回完封勝利じゃん!!」
…実は私はトリニティの野球部が好きで、ミツキさんはゲヘナの野球部が好きだった。そんな話で盛り上がって、熱くなりすぎてカステラが無くなった時、そろそろ真面目な話に移る時が来た。
「それで、雷帝にエデン条約締結を延期にされ過ぎて代表者出せと怒ったと?」
「そうそう、本当にアイツ…!!って、ミズキちゃんはそっ__」
「いや別に何も思わないですよ。アイツ実際にムカつきますし。」
残念ながら真面目な話は3秒で終わった。互いに愚痴を言い合いながら話を聞いているとどうやら、雷帝は連邦生徒会長からの命令であるエデン条約をかれこれ5回も先延ばししており、それでミツキさんが怒ったのが事の経緯らしい。
「あのね、ミツキさん。」
「どうした?」
「私が今から3日間の間何でも言うことを聞くから、その代わりに、今年中に行われる雷帝を失脚させる作戦に参加してくれない?」
「OK!」
即快諾をもらえた。不満募りすぎだろ
そして、外に出ると、ミカ達が待機していた。
「ミズキちゃん!今日暇だから一緒に買い物に行かない?」
「いいよ〜!可愛い子の頼みだからね〜」
「私たちもついて行っていいかい?」
セイアとナギサにも質問されたので、もちろん承諾して、そのままショッピングへ向かう
こんなに大きなショッピングモールを見たことが無くて、驚きながらもその品揃えに驚いてヒナちゃんが喜びそうなもの、マコトちゃんが喜びそうなもの、アコちゃんが喜びそうなものをそれぞれ買って帰ることにした。
1日目が終わった。意外とお願いは多岐に渡り、治安維持組織の手伝いや、書類作業の手伝い、雑談やお茶会など結構疲れたが、これもあれもそれもどれも全てがヒナちゃんやマコトちゃん達の雷帝失脚のため。文句なんて言ってられない。しかも普通に楽しいから別に文句が出てこない。意外とトリニティでは反ゲヘナ感情を持った人間はいるにはいるものの、意外と少なく、私は友好的に多くの人々と話していた
「ミズキさん!これ運んでくれませんか?」
「ミズキさん!あの書類をこちらに持ってきて!」
マジで雑用みたいなことしかしていないが、これで私のお願いを聞いてもらえると言うのだから、感謝感激雨あられだ