前世凡人 今凡神   作:カンピオーネ二次復権派

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草薙護堂の権能

 僕の日常に学校生活が追加されてから数日後。最初は祐理さん以上の美少女が学校に来た! みたいな噂をされていたが、それも落ち着いてきた頃。

 再び土曜日が巡って来て、今日も夜から訓練する予定だったが、それよりも早く護堂が訪ねてきた。なんでも訓練の前に、少し手伝って欲しいことがあるからと頼まれたのだ。

 

「頼み?」

「桃太郎とアテナの権能についての相談だよ」

「およ? 護堂の方からその手のお悩みとは珍しいね。どうしたの?」

 

 護堂は普段から権能なんていらない、別に今持ってる分で十分だと力に対して拘りがない性格だ。最近はそうでもなくなったが、ちょっと前には神話や魔術関係の話を聞くのも嫌だったぐらい。

 僕の方から権能についてのあれこれを聞いたり、こんなのどう? と持ち込まないと耳を塞ぐのが常だったのに、どんな心境の変化だろうか。

 

「そんなに珍しいか? ……珍しいか。今までは権能をどうこうなんて、美殊の方からばっかりだったから」

「平和主義者だから力なんて鍛えても意味ない。そんなことするぐらいなら、勉強でもしてた方がいいだろ……が護堂の心情だったからね」

「まあな。平和主義者なのは変わってない。でも、ま……そろそろ自分の力に向き合わないと、どこぞの心配性な女神がまたとんでも兵器を造りそうだからな。あの恒星の群れ(ニュークリア・クラスター)を見て、なおさらそう感じたよ。ちょっとでも俺が強くなったら、その心配性も少しは治るだろ」

「これは生来のやつだから治らないよ? ……二つの権能がどうなってるのか、僕も気にはなっていたしちょうどいいかも。まずはいつも通り、幽世に向かおうか」

 

 と言う訳で、放課後護堂を連れて幽世に行くことに。普通ならあそこに向かうなら色々な準備がいるけれど、僕なら3分もあればお釣りがくる。

 七雄の神社境内で向こう側への扉を開き、僕の故郷へと帰ろうとしたところで祐理さんが階段を上がって来たので手を振っておく。

 

「おはよう祐理さん! ちょっと出かけてくるね」

「おはよう万理谷。少しこいつを借りていくぞ」

「あ、はい! おはようございます……お二人でどちらに行かれるのですか?」

「幽世。護堂の権能仕様実験だよ。こっちでやると、森とか川とか干上がるから」

「そういうことですか。少しほっとしました」

「はは、だよな。権能なんて大概危険物で、美殊なんて宇宙兵器で──」

「そちらではなく、御二人のことですから邪魔の入らない場所で……この、この間のようなことをされるのではないかと思いまして」

「この間って?」

「……護堂さんが美殊様に跨り、胸を揉んだりです……」

「……ははは、そんな訳ないじゃないか」

 

 護堂が祐理さんにギリギリの嘘をついてる。向こうでやらないのは事実だが、帰ってきたら前回のようにドロドロになるまで遊ぶ予定だ。

 でもそれを正直に伝えたら、祐理さんがまた夜叉王になってしまう。僕もそんなことしないよ~と朗らかに笑っておく。

 

「向こうじゃないと、宇宙兵器の実験も不可能だもの。こっちでやって、理論構築をミスしてたら大変なことになるし」

「『神の杖』然り、全体的に危険物中の危険物しかないものな」

「美殊様のあれは、その気になれば日本を焼け野原にする……そのような予感がするのです」

「それは大袈裟だよ~」

 

 僕はパタパタと手を振って否定しておく……ごめんね祐理さん。日本どころか、物によってはユーラシア大陸が焼け野原になります。地球上では使わないようにするからさ……

 

 僕と護堂がやらしいことをするんじゃないかと疑う祐理さんを後目に、いざゆかん幽世へ!

 生者にはお勧めしない世界に到着したら、護堂がいつものように立ち眩みでちょっと横に。

 貧血のような状態も過ぎたら──

 

「まずはアテナさんの権能。さっそく探ってみようか」

 

 護堂とちゅっちゅして、体内にあるアテナさんの神力を探す……のだが、その前に一週間ぶりの口づけを堪能しておく。

 護堂への愛を自覚して分かったのだが、どうやら僕はキスが大好きらしい。護堂曰く、お前は隙あらば狙ってたよと言われた。そうなのかなぁ……でもこうしてる間幸福感たっぷりなので、僕は護堂とのちゅっちゅが好きなのだろう。

 

 唇──口唇は角層が薄いこともあり、皮膚の中では非常に敏感な部位だ。意識外から触られるだけで少し体がびっくりするし、意識内でも柔らかく触られたりするとこそばゆくて変な気分になる。

 

 くちゅ……ちゅぷ……

 

 僕と護堂の間に粘度の高い液体の音がする。粘ついた唾液を舐めとるように、二人してお互いの口内を貪りあう。

 そこで僕はあることに気が付いた。 

 

「前より積極的だね」

「キスのことか?」

「うん。前までなら、僕がもっと攻め込まないと消極的だった」

 

 僕がそう指摘すると、二週間ぐらい前はそうだったなと護堂は懐かし気な声を出す。

 

「攻め手を変えたからな。言ったろ? やられっぱなしは性に合わないって。美殊が俺にしてきたこと、全部やりかえしてやるつもりだ」

「それは嬉しいねぇ……」

 

 護堂は胡坐をかき、僕はその上で正座して護堂と視線を合わせている。こうしないと身長差のせいで、顔の高さが合わせにくい。

 そんでもって、この体勢になると護堂と強く密着することになる。

 お互い季節に合わせて薄いシャツしか着てないので、当然体温が伝わりどっちの熱なのか分からなくなってしまう。

 

 ……ううむ、祐理さんにはそんなことしないよと言ったのに、結局やらしいことをしている気がするぞ。

 このままだと、なし崩しに最後までやってしまうような気がする。胸がぴったりくっついていることで、護堂の鼓動が伝わってくる。その音は異常に早く、僕のタントラに巻き込まれているのは明白だ。

 

 名残惜しいけれど、キスを堪能するのはここまで。続きは御家に帰ってからだ。

 僕の呪力を護堂に爪の先ほど流し込み、体内にある七つの神力に触れていく。

 ウルヴル、クリシュナさん、天叢雲、憎きペレ、アテナが混ざった桃太郎、メルカルトが混ざったウルスラグナさん、……そして(アテナさん)

 アテナさんの力はまだ目覚めていないのか眠っていたが、それを僕の蛇で揺すったら、白い蛇がゆっくりと目を開く。

 

 金色に輝く竜の目が露わになる。なーるほど、それが簒奪した権能か。

 

「アテナさんの権能はあれだね。割とそのまんま、石化の邪眼……の筈。ちょっと試してみようか。僕の蛇で叩き起こしたから、もう使える筈だよ」

「アテナにはメドゥーサとしての在り方もあるから、それが俺に宿ったのか……こうかな? 命あるものども、悉く鼓動を止めよ。すべからくひれ伏せ! 汝らに相応しきは冷たき石碑である! それこそが王の慈悲なれば!!」

 

 護堂が聖句を唱えると、両目が先ほど幻視した黄金の眼に代わる。同時に瞳孔が縦に割れている、爬虫類の目だ。かっこよ!

 その眼で護堂が近くの木を睨みつけたら、瞬時に石化……を超えて砂になった。あらら?

 

「あれ? おかしいな、護堂の性格だと来る者拒まず、かつ力に拘りが無いから神様が持ってた時の力まんまになると思ってたんだけど違う?」

「……俺は石にするだけのつもりだったんだ」

「つまり?」

「……俺の呪力制御力が美殊が普段から口にしているように、ポンコツ過ぎてああなった」

「…………こわ~」

 

 石化させるはずが砂に変化させるってどういうことだってばよ。気になったのでいくつか試してみたところ、仮初の死を与える『石化』ではなく、本当の『死』を与える魔眼になっていた。

 岩を見たら、先ほどの木のように砂状に変化。水を見たら蒸発。僕が一時的に誕生させたGな虫を見たら、バラバラにはじけ飛んで死んだ。

 

「石化とは仮死状態。つまり仮死にさせるのが元来の性能なのに、護堂の場合制御があれすぎて仮死じゃなくて、死なせてしまう……僕ら神々や神殺しにはたいして通じないのに、格下には滅法強いね」

「これは試しておいて良かったな。こんなもん下手に地上で覚醒させていたら、透視能力もあるから大惨事だ」

 

 どうやら視る力も強化されているらしく、透視・遠視・それと死なせる対象を視認するためか、霊体なども目視可能になっていた。

 

「……なんか護堂の権能ラインナップはあれだね。ヴォバンのお爺ちゃんみたい」

「え?」

「賢人議会が発信してる情報だと、あの魔王様が持つ力はこれだよ……フェンリルを倒して手に入れたらしい、狼の召喚や狼への変身を可能とする貪る群狼。オシリスから奪い取った死者を使役する死せる従僕の檻。嵐を操る疾風怒濤。標的を塩の塊にするソドムの瞳。あとは不明──狼の使役に、『死』の邪眼。嵐は弐式の『強風』や『山羊』で代用可能。概ねヴォバン侯爵じゃない?」

「やめろ。俺は人を殺して楽しむような性格になったつもりはないから、そんなやつと一緒にされたくないぞ。これからも、そんなやつになる気はないからな……それに、あれだ。そんなやつになったら、どこかの魔王殺しが俺を殺しに来る。そうだろ?」

「………………うん」

「そんなことを俺はそいつにさせたくない。だから暴君にはならない……絶対にな」

 

 そんなことを言いながら、護堂は僕を抱え込んで髪を手で梳いてくる。僕はされるがままにして、護堂に甘えておく。ごろごろにゃー。

 

「絶対にならない?」

「ならない。そいつは人を振り回すし言う事を聞かないし、俺を困らせてばかり。マイペースに生きていて、他人からみれば自由そのもの。でも本当は寂しがりなんだ。俺を殺させたりしたら、その魔王殺しは絶対に一生引きずる。ずっと泣きながらな」

「え~、そんなことないと思う……よ? その子はなんだかんだ、頑張って生きていくよ」

「後悔することは否定しないんだな」

 

 そりゃ、ねぇ……噂に聞く侯爵のようになってしまったら、それ以上の被害が人類に出ないように、僕は誕生に関わってしまったものとして──最後の王として護堂と敵対はする。

 するんだけど、僕は絶対に泣く。わぁわぁ泣くし、倒したあとも年単位で護堂との日々を思い出して、一日中お墓の前で泣き崩れてると思う。

 

「別にスミスみたいにヒーローを目指すとかはないけれど、戦いたいとかはないからな。だから……あんまり俺を東欧の魔王とか呼ぶな。他の連中ならいざ知らず、美殊にそう思われるのは嫌だ」

「……うん」

 

 ぎゅっとしがみ付いて、護堂の胸に顔を埋める。傍から見たら、僕らはどんなカップルなんだろうねぇ?

 幽世にまで来てイチャイチャしてるバカップル? ま、馬鹿なのは否定しない。

 愚者(エピメテウス)の申し子なんて呼ばれる神殺しと、そいつらを抹殺するために産み出されたのに無視して魔王に手籠めにされた討滅兵器。馬鹿二人が僕らだ。

 イエーイ、運命の担い手見てる~。お前や他の世界の運命神が頑張って作成した『鋼』は、神殺しに堕とされちゃいました~。

 

 幽世の遥か彼方にある『運命』の領域で、この光景を見て担い手がキレているような気もするが無視。

 既に解析は済ませたからする必要もないが、僕は護堂の腕に抱かれながらひたすらキスをし続ける。

 

「……あ、そう言えばなんだが、ひとつ聞きたいことがあるんだ」

「なぁに?」

「アテナを美殊が殺したなら、あいつはどうなったんだ? 最後の王が大地母神を殺して贄にしたら、たしか神祖になるんだよな? ならあいつはどこかで転生して、俺たちを狙いに来るんだろうか」

「……………………」

「どうした?」

「別に~」

「なんかムスッとしてるじゃないか」

 

 ええ、ええムスッとしてますとも。だってせっかく良い雰囲気だったのに、他の女神の名前を出すんだもの。

 普段時ならいざ知らず、こういう時には僕だけを見ていて欲しいの!! まぁ、これが? 恵那さんとかなら? まぁ? でも他の女神は駄目。特に大地母神は駄目。あいつらは多淫傾向があるから、ペレの時みたいに護堂を盗ろうとするかもしれない。

 しかもそれで僕が邪魔だからと、護堂を操って攻撃を仕掛けさせやがった。ペレ(あいつ)嫌い。

 

 それ以来僕の中では、大地母神とは真っ先に倒す対象だ。アテナさんの相手をしたのも、僕の方が相性がいいのもあるが、それ以上に護堂に任せると駄目だと思ったから。

 なんかこう……護堂だと油断してあっさり倒されそうな予感がした。猛烈に嫌な予感がしたから、僕が処したのだ。

 ともかく大地母神をあまり護堂に近づけさせたくない僕としては、他の女神を良い雰囲気の時に出してほしくはない。

 

 しかし護堂の懸念も分かるところはあるので、神祖の件については話しておこう。

 

「アテナさんだけど、神祖として復活はないよ。倒したのは僕だけど、判定としては従属神の僕が倒して護堂が権能を簒奪。最後に倒したのは護堂と言う事になるから、神祖への転生条件は満たせていないもの」

「そんな理屈になるのか」

「なるんだよ。あの時、運命神()がそう定義したからね」

 

 それから少しだけキスを再開したら、次は桃太郎の権能について。

 桃太郎から簒奪した権能は、現在未加工の鋼と呼べる状態にある。これは桃太郎がラーマから派生した神格──系譜としては最源流の鋼に近いこともあるが、それ以上に簒奪状況が特殊過ぎたから。

 

「鏃の円盤。あれさえなければ、普通の権能簒奪してたんだけどね」

「近くで亡くなった『鋼』を吸収して、最後の王に仕える従属神に変える神具か」

 

 それの方が『簒奪の円環』よりも吸引力が強かったせいか、桃太郎は向こうに持っていかれかけたのだ。

 しかしそこは最後の王こと僕がいる。『鏃の円盤』は本質的に僕の神具でもあるので、外部から干渉して神具の強制力を弱めた。それでも奪われそうだったので、パンドラさんにお願いして一時的に円環の制御権を譲ってもらい、僕が簒奪の儀式を行った。

 

 が、円盤に吸われている最中に円環で強引な簒奪をしたものだから、桃太郎の神力はバグった。

 それが護堂の中に眠る何の力もない鋼の塊。任意で加工可能な神力である。あとこの時に、僕はウルスラグナさんの時に使ったバックドアとランサムウェアを仕込んだ。他者に権限付でパソコンを貸したら駄目だよ~。

 

「アテナさんの神力も合わせたことで、権能としては破格の凶悪さになり得る『鋼』。護堂としては何か要望とかあるなら、僕が加工してみせるよ」

「要望ね……あまりないな。何か武器とか言われても、美殊みたいにそっち方面に詳しいわけじゃないから。いつもみたいに、美殊が考えてみてくれないか?」

「そう? ……じゃあさ、参考に聞くけれど、護堂にとって最強の武器って言われたら、何を思い浮かべる?」

 

 最強の武器。二柱の神力を合わせた鋼となれば、間違いなくその条件を満たすに相応しい力となる。なので参考として聞いてみた。僕の宇宙兵器か、それとも救世の神刀だろうか?

 

「俺が思いつく最強と言われたらこれだな」

「!!!!!!!!!!!」

 

 護堂に思いっきり抱き寄せられながら、耳元で囁かれた。ひゃ~~~~~~!!!!

 

「な、なに?」

「何って、最強の武器。前に宇宙兵器のことをこう言ってただろ。『鋼』の軍神とは剣のメタファーだけど、同時に他に攻め入り打ち滅ぼす兵器で守る盾でもある。ならば『鋼』とは己が信頼できて、信用できる兵器じゃないといけない。僕にとって、『獣と弾倉』とはそれなんだ。自分で造り出した、宇宙で一番頼もしい最強の武器なんだよ! ……それで例えるなら、美殊が俺にとって一番頼もしい武器だ」

 

 ひゃ~~~~~~!!!! ひゃ~~~~~~!!!!!! ひ~~~~~~!!!!!!!!

 

「どんな神様や神殺しが相手でも、手に取れば負ける気がしない『究極の鋼』。だから俺にとって何が最強かと聞かれたら、一番信用も信頼もできる美殊がそれに該当──美殊?」

「ひゃわわわわわ──」

 

 なにこれなにこれなにこれ!!! 護堂がおかしいよぉ!!! やだやだやだ顔が熱いパタパタしなきゃあかんハグされて手が塞がってる離れないとでもやだ……

 

「ぎゅううう!!!」

「どうしたんだお前?」

 

 こっちの台詞じゃい!! なんだお前その覚醒は!! つい半月前まで、そんな口説き文句が出ることなかったじゃろがい!! 男子三日会わざれば刮目して見よとは言うけれど、毎日会ってるのに進化がおかしいよこいつ!!!

 く、悔しい!! 悔しいので、セミみたいに張り付いて呪詛を呟いておく。

 

「すーきすきすきすきすきすきすきしゅぎ」

「なんだそれ?」

「……なんでもない」

 

 護堂(きみ)の愛刀が! と心の中で呟いてから、ようしと僕は気合を入れる。そこまで信頼されているのであれば、僕が最強の劔に育てようじゃないか!

 

「じゃぁ……僕が一つ思いついた、最強の劔プランをちょっと教えるね」

 

 ちゅーと教授で護堂の中にその知識を流し込む。事象の地平線、シュバルツシルト半径、ホーキング放射、物体の圧縮による高熱現象。

 更に超弦理論の発展型であるM理論を組込、エネルギー効率を極限まで跳ね上げる。神殺しの膨大な呪力どころか、魔導の聖杯と呼ばれる神具ですら届かない領域に、僕が持つ少し不思議な理論を組み込んで底上げする。

 それらを受け取った護堂は、僕がどんな権能を思いついたのかを知って、またとんでもない物をと呆れていた。

 

「どうかな?」

「良いんじゃないか? 俺が考えるよりも、これの方がよほどすごいだろ。何か名前とかはあるのか?」

「使う理論からすると……余次元の劔と名付けるね」

「また変わった名前を……とりあえず試してみるか。地上で使う前に、どうなるのかだけでも知っておきたいから」

 

 護堂が空に手を翳し、僕の造った言霊を唱えたら空に黒い渦が形成されて──わぁ、なんかすごい光って──

 

 この後。

 

 惨状を見て、護堂はこれを地上でみだりに使うのは止めようといった。僕も造っておきながらなんだが、これは過剰だったねと反省する。

 いやぁ……権能で()()()を再現しようとしたら駄目だね。




草薙護堂の権能(美殊を含む版)

第一の権能・陰陽の従者(熊野鬼鏖大神尊):護堂の手持ち権能では一番多彩かつ強力。これ一本あれば他の権能がいらないほど

第二の権能・魔狼七星(スカンジナビアのウルヴル):七体の神獣を召喚する。それぞれの狼には星食いなどの逸話に伴う能力があり、非常に多様な使い方が出来る……のだが、第一権能がもっと多彩なせいでその辺の活躍機会が少ない

第三の権能・神弓顕身(クリシュナ):ならばお前が乙女を守れとクリシュナから貰ったシャールンガが護堂の体と融合した。護堂の肉体そのものをシャールンガへと変化させる。手持ちの中では小回りが利く性能で、活躍機会が多い

第四の権能・天叢雲劔(天叢雲劔):原作そのまんま

第五の権能・憤怒の暴墳(ペレ):通称火の言霊。火山の噴火による大破壊を再現する。白馬に匹敵する大火力権能だが、宇宙兵器がおかしなことしてるせいで影が薄い

第六の権能・余次元の劔(桃太郎+アテナ+美殊):美殊版黒の劔。とあるSF兵器を再現しようとした結果大変なものが出来上がった。美殊の宇宙兵器群に匹敵する

第七の権能・東方の軍神・弐式(ウルスラグナ+メルカルト):原作の発展強化型

第八の権能・蛇の邪眼(アテナ):本来は石化能力の筈が、護堂の呪力制御がポンコツ過ぎたせいで万物万象を原子崩壊(死を与える)させる性能に。
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