前世凡人 今凡神   作:カンピオーネ二次復権派

55 / 70
大地母神ハーレムの始まり

 万里谷祐理拉致、及び大地母神化事件も収束すれば、僕らは学校生活に戻ることになる。祐理さんが拉致されたのが月曜日で、救助したのが火曜日。それから日本に戻って事後処理をするのに水曜日と木曜日を使ったので、登校は金曜日からだ。

 護堂は二日間、僕と祐理さんは三日間ほどお休みしてしまったが、担任から特に咎められはしなかった。祐理さんは非常に真面目な優等生で、僕は中間テストで全教科満点の学年主席なお嬢様。

 普段の素行は模範的な生徒なので、むしろ教師からは御家族は大丈夫だったか? なんて心配もされたぐらいだ。

 

「大丈夫です。家族はもうこの世にいませんが──きっと向こうで元気にされておられますから」

 

 教師から滅茶苦茶心配された。あ、違うんです先生。この世にいないのも、向こうで元気なのも真実なんですが、別に死んだとかそんなんじゃなくて……

 

 そんなこんなで学校が始まれば、いつも通りのなんてことのない日常生活。護堂の隣で授業を受ける穏やかな日々。なのだが、今日からは少し変わった風景が加わることに。

 

「あれ? 廊下で手を振ってる子は誰だ?」

「初めてみるな……あんな可愛い子であれば、俺の脳内百科事典には登録されている筈なんだが……」

「その百科事典はなんなんだよ。捨ててしまえ」

 

 僕がそちらに目を向けたら、確かに可愛い子がいた。ただし初見ではなく、普通にめっちゃ知ってる子──恵那さんだ。

 神化の影響で山籠もりが必要無くなった恵那さんは、経過観察もあり当面の間は祐理さんと一緒に七雄の御社で僕と生活だ。

 

 そうなると転校する必要も出てくる。急遽転校手続きを済ませれば、晴れて恵那さんも城楠学院の仲間入りだ。ちなみにクラスは祐理さんと同じ1年6組。

 そんな恵那さんは休憩時間になったので、さっそくこちらにまで顔を見せに来たようだ。転校生なんだから、まずはクラスメイトと仲を深めなよと思うのだが、その辺の自由闊達さが恵那さんの持ち味である。

 

 僕がひらひらと手を振れば、たたたと恵那さんが近づいてくる。

 

「おはよ、()()()!」

「あ、ああ……おはよう、恵那。朝から随分と元気なんだな」

 

 向かう先は勿論護堂のところ。まるで忠犬のようだね、恵那さんは。僕にもおはよーと挨拶が来たので、おはようございます恵那さんと返答しておく。

 その様子を見て、クラスからはぁ? その黒髪黒目大和撫子もお前の知り合いか……な気配が漂う。中には──

 

「──待て……嘘だ…………突如として現れた美少女……それがまさか……またなのか。また草薙の野郎の知り合い……待て……あの笑顔。俺の脳内が囁く……あれは熊野さんと同じ…………嘘だ」

 

 どうやらいらんもんが囁くのか、絶望した表情だ。僕と同じとは、護堂に恋していると言いたいのだろうか? それなら大正解である。護堂のお役に立てるなら、一秒悩まず大地母神化したハイパー乙女が恵那さんだ。

 そんな風に心の中で大満点を上げていたら、後ろの席に座る子が僕に問うてきた。

 

「ね、ねぇ。草薙君が恵那さんて呼んでいた子なんだけど……みこっちの知り合い?」

「そうですよ。ご紹介しますね、こちらの方は私や祐理さんの知り合いで、護堂様をお慕いされておられる恋慕仲間の清秋院恵那さんと申します」

「ご紹介に与った恵那だよ! よろしくね~」

「あ、はい、よろし──恋慕仲間!? え、それってつまりみこっちと同じで、草薙君の事が好きで……えええええ!!!」

「クソぉ! 反町の予想が当たりやがった!! ふざけんな!!!」

 

 クラス中が騒然とする。一月前には美少女な僕がやってきて護堂にお慕いしております宣言をしたかと思えば、またもや美少女戦士の御登場だ。それはそれは大慌てにもなるだろう。

 護堂の方はと言えば、恵那さんが転入してくる時点で覚悟していたのか、どっしりと椅子に座ったまま──表情を読んだら覚悟と言うより、諦めの境地のそれに近い。どうとでもなれと言った感じだ。

 護堂にとって唯一の救いがあるとすれば、恵那さんが学校にいる間は王様呼びをしないのを了承してくれたこと。流石にそれは止めてくれと言う事で、護堂君呼びになった。君はきみであり君主に繋がるから、恵那さんとしても問題ないらしい。

 

 ふと気配を感じて廊下を見たら、今度は祐理さんが5組に飛び込んできた。あの様子だと、恵那さんを追ってきたようだ。大変だねぇ、また問題児が増えて。

 

「恵那さん! クラスの皆がご質問をしたいと仰られているのに、消えたかと思えばこちらに来ているだなんて……」

「だって、質問をされても答えるのがちょっと面倒と言うか……恵那、あんまり囲まれて大騒ぎされるの得意じゃないし」

「得意不得意の問題ではありません! これは礼儀の問題でして──」

 

 祐理さんにガミガミ怒られているが、恵那さんはどこ吹く風だ。馬の耳に念仏とでも言うべきか、恵那さんに届いているとは思えない。

 ……さて、そんな様子を見せればクラスメイト達は気になって仕方がないのだろう。スッとこちらに近づいてきて、その子──恵那さんについて僕に聞こうとする。祐理さんが怒っているところだから、僕に聞く方が得策と言うところか。

 

「こちらにおられる恵那さんも、私と同じく良家の御嬢さん──世間一般ではそう呼ばれる立場の方で御座います。護堂様と懇意にされていて、こちらも私と同じく護堂様の漢気に惹かれお慕いされております」

「ええと、要するに草薙は二股をしている……てこと!?」

「浮気野郎じゃん! それの何処が漢気なの!?」

「いいえ、二股では御座いません」

「あ、そうなんだ。お慕いしてるけれど、付き合っているのは熊野さんて訳──」

「祐理さんも正式に護堂様とお付き合いを始められましたので、三股と表現する方が適切かもしれません」

「もっとすごい情報が出て来たぁー!」

「祐理さんも護堂とお付き合いぃ!! 前から草薙君と仲いいなとは思っていたけれど、どうしてそんなことになってるの!!?」

「私と同じように少し外国人の方とトラブルがありまして……そこを護堂様が颯爽とお助けに成られたのです」

 

 草薙はそんなんばっかだな! みたいにみんなは言うけれど、本当にその通りだから困る。トラブルに巻き込まれて、女の子を助けて、惚れられる。これが護堂の必勝パターンだ。

 ま、祐理さんの場合、前々から惹かれていたっぽいのでまた事情は違うけれども。

 

「く、熊野さんはそれで良いの!? 彼氏が浮気してるのを公認してるだなんて……」

「護堂様の器は大きく広い。寂しいところはありますが、広大な器を満たすのは私一人では難しく……それに色を好むのは英雄の証で御座います。草食な男性よりも、肉食な方がやはり男らしいかと私は思案します」

「み、美殊さん! いきなり何のお話をされておられるのですか!? 私が護堂さんとお付き合いだなんて!」

 

 護堂と祐理さんの赤裸々な関係を語っていたら、御説教を止めて祐理さんがこちらに参戦してきた。え~、でも祐理さんと護堂がお付き合い始めたのは事実だと思うよ? それとも、突きあいじゃなくて一方的に突かれたと言いたいのだろうか。

 

「真実を隠し通すのは、難しいもので御座います。ならばこちらから情報を発信して、私たちは隠れて護堂様と懇ろにしている訳ではない……真実を伝えた方が、混乱が生まれにくい事情も世の中にはあります」

「……俺が浮気野郎になっているだけなのは、気のせいだと思いたいな」

「公認であれば浮気ではなく、恋が多いだけ……と私は提案します」

 

 なんて話をしていたら休憩時間が終わり、授業の時間がやってくる。それが終われば昼休憩の時間になったので、護堂と一緒に屋上に向かう。

 そこで祐理さん恵那さんとも合流して、僕のお手製弁当──二柱にも手伝って貰ったやつを広げて、全員でお食事タイムだ。

 

「はい、護堂。どれがいい?」

「……卵焼きで」

「卵だね、はいあーん」

「あー」

 

 護堂が口を開いてくれたので、僕は卵焼きを放り込む。護堂好みのあまり甘くない、出汁の風味が強めのやつをモグモグしてくれる。

 それを見ていた恵那さんが次は自分がやりたいと仰られるので、あーん役を譲ることに。

 そうして護堂への給仕役をしていたら、祐理さんがはぁ……と疲れた溜息を吐いた。

 

「私や恵那さん、美殊様が護堂さんとお付き合いをしている話ですが、もう学校中に噂として広がっているようです……不純異性交遊として先生方に睨まれたら、どうしたら良いのでしょうか」

「その時は全員眼鏡を外して、本気で僕たちについて無視しろと念じたらいいよ。女神が三柱も本気でそれを望むんだ。神殺しでもない人間だと、それを本気で払いのけるなんて出来ないよ」

 

 僕が自分の眼鏡を触りながらそう言ったら、二柱も僕が造った認識阻害の眼鏡を触っている。彼女らが大地母神になった以上、どうやっても周囲への影響は少なからず発生する。

 特に問題なのは祐理さんで、亜麻色の髪と玻璃色の瞳は普通に目立つ。眼鏡で認識をずらしておかないと、周囲は一体どうしたのだろうと大騒ぎになるだろう。

 ……護堂が三股浮気野郎で既に大騒ぎになっている? それは誤差だ。

 御昼御飯が終われば、ちょっとした駄弁りタイム。

 

「それにしても、転校生って立場は結構疲れるんだね。結局クラスの女の子達に捕まって、質問攻めとかいっぱいされちゃった。すごく髪の毛が綺麗だとか、すごく可愛いとか褒めてくれるけれど、恵那なんておしとやかでも、女の子っぽくも無くて可愛げがないのにね……あの子達は、どこを見てそんなことを言ってるんだろう?」

「それ、本気で言ってる? 前々から僕も言ってるけれど、恵那さんはすごく可愛いよ。護堂もそう思うでしょ?」

「そこで俺に振るか? ……美殊が言うように、恵那は綺麗で可愛いやつだよ。本当なら、俺何かには勿体ないぐらいには、可愛らしい子だ」

「……王様にそう言われると、すごく嬉しいなぁ」

 

 なんて恵那さんはしおらしくなり、俯いてはにかみだす。うむうむ、実に可愛らしい態度だ。そんな可愛い態度を、恵那さんぐらい可愛らしい子がするのだから実に絵になる。

 ……しかしなんでなんだろうね? 祐理さんもそうだが、媛巫女の子達は自分の美貌にあまり頓着もしておらず、それどころか非常に綺麗なことに無自覚な子が多い。

 特にその傾向が顕著なのが、祐理さんと恵那さん。恵那さんは自分は野生児なところがあり、祐理さんみたいにお淑やかでも無いから、男の子受けが悪いだろうと思い込んでいる。

 ……その点については、僕も否定し難い。恵那さんの自由闊達さは、よほどの男でないと受け止めきれない。たぶん付き合い始めたとしても、一ヶ月持たずに破局すると思う。

 が、それは性格面の問題。単純な可愛さだけに限定するのであれば、普通に上の上だ。

 

 確かに美少女と言っても、その中で明確な格付けは存在する。仮に恵那さんと祐理さん、どっちの方がより可愛いですかと聞かれたら──祐理さんに軍配が上がる。これは先祖返りを起こしている分、祐理さんの方が媛の血──美少女度の深度が深いからだ。

 しかし恵那さんだって、顔面偏差値はすごく高い。雑に撮影しても、僕の前世で有名だった奇跡の一枚と言われる、ローカルアイドルの写真。そのレベルの写真が大量生産可能なのが恵那さんだ。

 それなのに、自分のことをそんなに可愛くないしと謙遜するだなんて、それは神に対する冒涜だ。なので僕は恵那さんに近づいて、ひたすらに頭を撫でておく。

 

「師匠! どうしたの急に!!?」

「僕成りに、直弟子を褒めてるのさ!」

「そ、そうなんだ……ありがとう?」

 

 なんてやり取りをしつつも、改めて見るとこのメンバーすごいなーと僕は思ってしまう。超美少女の祐理さんに、祐理さんには一歩劣るけれどこちらも超美少女の恵那さん。そんでもって、恵那さんと一緒ぐらいにはあるだろう僕。

 

「草薙ハーレムは可愛い子しかいないね~」

「ハーレム言うな、ハーレムって……可愛い子しかいないのは、同意しておくがな」

 

 なんて護堂は言いながら、祐理さんからお茶を頂いて呑んでいた。その光景を、屋上にいた男子生徒が歯ぎしりしながら眺めている。

 超美少女ハーレムを高校一年生で創った護堂。これから、彼は学校でどんな噂をされるのだろうか……

 

 そうして放課後になれば帰宅なのだが、今日は全員で草薙家にお邪魔することに。

 今日は茶道部もお休みらしいので、静花さんは家にいる筈だ。それと一郎お爺ちゃんも在宅してるだろうとのことで、お話をするのに都合が良い。

 

「ただいまー」

「おかえり──おや? 今日は随分と、可愛らしいお嬢さん達を連れてきているね」

「……お帰りお兄ちゃん」

 

 一郎お爺ちゃんは僕らを見て、おやおやと笑い、反対に静花さんは何やらキナ臭そうな顔をしている。その眼は非常に冷たく、護堂を睨むように見ている。

 

「な、なんだよ静花。そんな顔をして……」

「どうしてこんな顔をしてると思う? ……中等部にも、もう噂が広がっているよ。草薙護堂が、どうやら学校一の美少女達を手籠めにしたーとか……そんな話が」

「そうか……話が広がるのが早過ぎるだろ」

「へぇえ!! 否定はしないんだぁ!! へぇええ!!!?」

 

 あ、そっちか。その件で静花さんはお怒りだったのか。以前から、お爺ちゃんみたいにはならないでよねと忠告していた静花さん。

 なのに蓋を開けてみれば、ハーレムを創ってるんじゃないか疑惑があって、それを護堂は否定しない。それはもう、静花さんにしてみればお怒りのポイントになるだろう。

 

「美殊さんと正式にお付き合いを始めたのは祝福したけれど、そこに祐理さんと謎の転校生が追加されたのは、どんな了見なのかな!?」

「あ、待って静花さん。そのことで話があって今日は来たから、まずは護堂の言い分や、こっちの事情を聞いてあげて?」

「言い分……ですか? ……まぁ、当事者の美殊さんがそう言うのであれば……」

 

 あまり納得した様子はないが、それでも静花さんは一旦怒りを引いてくれる。全員で居間の椅子に座り、僕らは事情を打ち明けることに。

 

「実は──」

 

 なぜそうなったのかを聞いた一郎お爺ちゃんと静花さんは──

 

「そうか。美殊さんと同じような、()()になってしまった子を援けるために……護堂も頑張ったんだね」

「祐理さんが()()()()に!! え、ええ~~!! それって本当なんですか!?」

 

 と驚いてくれた。二人とも、僕が人間じゃないのは知っている。なにせ数ヶ月は草薙家に居候していたのだ。僕が家出少女じゃないことを説明するためにも、神であることを隠すわけにもいかない。

 それと護堂が神様を殺したことも知っている。だからこそ、一郎お爺ちゃんは護堂にプロメテウスの魔導書を託したのだ。護堂の方が、よほどこっちの業界に詳しいと存じていたから。

 

「大丈夫ですよ、静花さん。護堂さんと美殊様のおかげで、いまはまつろわす大地母神として安定していますから」

「恵那も同じく安定状態。これからどうなるのかは経過観察次第だけど、悪いようにはならないと思う」

「そうなんだ……」

「そうなんだよ……本当は真世さんもいてくれたらいいんだけど、あの人はあまり家にいないから仕方ない。このまま話を進めさせて貰うね。実は──」

「この三人を俺の奥さんとして草薙家に迎え入れる。今日は紹介するために来て貰ったんだ」

 

 僕が説明しようとしたところで、護堂が先に発言した。彼の表情を窺えば、いつまでも女の子に説明させてばかりじゃ、恰好が付かないだろうか?

 まっすぐにお爺ちゃんと妹さんを見ながら、はっきりと俺の嫁と言い切った。

 それを聞いた一郎お爺ちゃんは──

 

「はは、そこまではっきりと宣言するのか……うん。僕に異論は無いよ。護堂が……男の子がそれを選んだんだ。異論なんて挟まないさ」

 

 と好意的だった。

 

 対して静花さんはうーと唸っている。ずっとお兄ちゃんに、複数の女の子と付き合うのは止めてねと言ってたのが静花さんだ。それは唸りもしよう。

 しかし頭ごなしに否定するには、僕らの事情はかなり複雑。祐理さん恵那さんなんて、護堂に結び付く形で安定しているのだから、下手にそんなの認めないなんて言えない。

 彼女はたっぷりと悩んだ末に──

 

「……分かった。本当は千代お祖母ちゃんに申し訳が立たないけれど……一応は祝福しておく…………でも三人までだからね!? 流石にこれ以上、しかも祐理さんみたいな事情も無く増やすなら、お祖母ちゃんの名誉のためにも、あたしは徹底抗戦するから!?」

「流石にそれは無いから安心しろよ。これ以上増える予定とかないから……増えたら、俺の体がもたない」

 

 護堂は僕ら三柱を見て、自分の腰を擦っていた。三人同時でも干からびる寸前……どころか、僕らが治癒の権能で治療しないと腹上死しかけるのだ。場合によっては、雄羊が発動するところまで攻め込まれる。

 これ以上嫁が増えたら、護堂は確実に死ぬ。大地母神を三柱同時なんてするだけでも、普通なら人間──神殺しの限界ですら超過しているのだから。

 

 そのまま草薙家で御夕飯を頂き、明日は学校も休みと言う事でお泊りすることに。

 寝る場所? もちろん護堂の部屋だ。ベッドが狭いから無理だろと護堂は否定仕掛けていたが、僕が指を振ればちょちょいのちょい。

 あっさりとベッドはワイドキングサイズになり、四人で寝ても問題の無いサイズに。

 

「祐理さんが護堂の右腕で、恵那さんが護堂の左腕。そして僕が護堂の上を貰う! これで三位一体の完成だね」

「……どう考えても寝にくいだろ、これは」

「そこは安心して。ごにゃごにゃ──えい!」

「急に美殊の体重が消えたな。また変な術を使って、こいつは……」

「はわわ!! お、男の子の……それも護堂さんの部屋で、一緒のベッドに……私はなんてことを……」

「それより凄いことをしたのに、祐理はまだ悩んでるんだね」

 

 なんてやり取りをしながら、僕らは深い眠りにつく。護堂の胸に顔を埋めながら、ゆっくりと意識が沈んでいく。

 

 大地母神三柱と神殺しの四人パーティ。それが今後の僕らの日常。世界に名を轟かせるであろう、草薙護堂陣営の始まりだ。

 そんな考えを抱きながら──大好きで、愛してる男性(護堂)の匂いに包まれながら──僕は意識を手放した。




原作2巻範囲終了

大地母神ハーレム:原作草薙ハーレムとはかなり別物に。加入条件的にひかりとリリアナは満たせる。なお素材の地母神が無いから当面は難しいのと、これ以上増えたら護堂が衰弱死する 

草薙護堂陣営:戦力としては神殺し陣営の中でも一番充実している

草薙護堂:EX護堂と無印護堂の中間ぐらいの性格。第九の権能『まつろわす双母』を獲得した。

まつろわす双母:メルカルトから簒奪したことになる権能。大地母神祐理と恵那を使役する。

熊野美殊:草薙陣営の支援役にして万能役。単純な強さなら草薙陣営でもぶっちぎりの最強。でも神殺しの相手は勘弁な!

万里谷祐理:草薙陣営の後衛にしてサポーター。原作だと直接の戦闘要員では無いけれど、本作では大地母神化したことで戦えるように

清秋院恵那:草薙陣営の特攻隊長にして前衛担当。草薙劔を手に切り込む時はだいぶ強い

ヴォバン公爵:あっさりやられたけど本当はかなり強い。アポロンの権能で呼び出した狼をカーリーの権能で暴走強化させたりとか極悪シナジーコンボなど多彩。それらが発揮される前にアンブッシュで殺すねされた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。