緋弾のアリア~Sランクの頂き~   作:鹿田葉月

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前回――『2018年5月4日』投稿。
今回――『2019年5月31日』投稿。

アカン()

はいどうも、鹿田(ろくた)葉月(はづき)(*`・ω・)ゞデス。

お久しぶりです……といっても覚えていないかもしれないですね。月日が経つのが早く感じる今日この頃です(違)
待たせてしまい、申し訳ありません。

カカシさんに評価・8。

ベルファールさん
ZAX016さん
niftyさん
1498さん
如月 妖斗さん
スコルとハティさん

に評価9を頂きました!ありがとうございます!

では、第07話、始まります。


第07話――花火大会

「……花火大会?」

「そう!零も一緒に行こーぜ!」

 

一人部屋の隅で黙々と本を読んでいた零に、どこか興奮した様子で詰め寄るキンジ。その口から出てきた言葉に、零は昨晩のことを思い出して反応する。

気紛れで粉雪に自分が体験してきた外の話をして、粉雪が眠った後。ふとキンジの方を見た時に、『花火――』と途中まで見えていたチラシを握っていたことを確認している。恐らく、いや確実にこの事だろう。

チラリと本の上からキンジを覗くと、目をキラキラと光らせながら待ち構えている。まだネクラではない、純粋なキンジに、思わず視線を本に戻してしまう。

 

「いつ行うの?」

「今日の夜!」

「えっ」

 

とはいえそのまま無視するのも忍びないので、開催日を聞くと、予想の斜め上をいく答えが返ってきた。いくらなんでも急過ぎる。

しかも、今の時刻は17:30。19:00前後に開催と考えると、今から出ないと間に合わないだろう。

今なら提出日が今日だと言って重要な提出物を渡される、朝食の準備をしている母親の気持ちが分かる気がする。

『親子の心』と題された本を閉じ、改めてキンジに顔を向ける。4歳児が読むような内容でない事が一目で分かるタイトルだが、普段から哲学や医学の本を読んでいる零にしては、寧ろ年齢に近付いている。あくまで誤差の範囲でだが。

キンジに目線を会わせるように顔を上げた時、同時に気付いた。

ーー部屋の襖から、髪の毛とリボンの様な物が出ていることに。

本人は隠れているつもりなのだろう。そわそわと落ち着きなく揺れる髪を見て、零はその本人に問い掛ける。

 

「……白雪、何をしているの?」

 

ビクゥッ!

揺れていた髪が真っ直ぐになり、30センチくらい飛び上がってた。きっと(ふすま)の向こうでは、昨日お披露目した白雪ジャンプが行われたのだろう。

 

「白雪?」

 

キンジが零の声で振り返り、(ふすま)の方を確認する。

二人の少年に見つかった少女――白雪は、何故か申し訳なさそうに部屋の中に入ってきた。

 

「白雪、どうして隠れてたんだ?かくれんぼ?」

「あっ……えっと、その……ご、ごめんなさい。聞くつもりは無かったんだけど……その、えっと……」

 

キンジの疑問に、ワタワタと要領の得ない解答と謝罪をする白雪。そのまま尻込みしていく声と、チラチラキンジの持っているチラシを見る様子から、零は察した。

要は、白雪も見に行きたいのだ、花火大会を。

昨日粉雪と話したから分かるが、星伽(ほとぎ)の者は外に出られない。だけど、外の事に興味が無い訳じゃない。好奇心の塊である子供なら尚更、外に対しての興味があるだろう。

それで、外から来た人間(零とキンジ)が、外の事(花火大会)について話しているこの状況。これで察することが出来ないのは、頭に疑問符を浮かべているキンジくらいだ。

ふむ、とここまで考えた零は一息いれ。

 

「……キンジ、悪いけど僕は行けない」

 

キンジの誘いを断った。

 

「えーー!何でだよ!行こーよ!」

「ちょっと用事があるんだ……そうだ、キンジ」

 

当然のごとく反発して不機嫌になりかけるキンジに、次を言わせる前に零が言葉を繋ぐ。

 

「――白雪と一緒に行けば?」

「白雪?」

「……え?」

 

零からの代替案に、思わず二人がキョトンとした顔になり、そのまま顔を会わせる。

だが、そこは(まだ)活発(であった頃)なキンジ。直ぐ様納得したように手を叩く。

 

「そうだなっ、白雪!遊びに行こうよ!」

「えっ……で、でも」

「綺麗だよ、花火!」

「――ッ」

 

根が真面目な白雪が、星伽の言いつけを守ろうとして断ろうとした時……キンジが、純粋な笑顔と共に、そう告げる。

そこで白雪は……やはり、好奇心には勝てなかったのか。

こくん。

迷った様な笑顔を浮かべながら、小さく頷いた。

 

「零も来れれば良かったのになあー」

「……そうだね」

「まあ、来れないのは仕方ない!白雪、行こーぜ!」

「えっ……えっと、その……う、うん!」

 

キンジが白雪の手を引いて、それに対して躊躇いながらもついていく白雪。

部屋を出て、廊下を走る音が遠ざかり……そして完全に、聞こえなくなった。

それを確認した零は、再び本を開いて読み始める。ペラペラと本を読む様子は、何か用事がある様には見えない。

それもその筈。何せ、用事があるというのは、真っ赤な嘘であるから。

花火というのは音と、カラフルで綺麗な見た目を楽しむ物と、本に書いてあった。

だが色の見えない零にとっては、うるさい音に、白黒の世界で白黒のヒモのようなモノが散らばっているだけ。メトロノームが揺れているのを見ていた方が、まだ有意義だと思える程だ。

だから、白雪に行かせる事で、自分は読書に専念できる。そんな打算的な考え方で、零は白雪に行かせたのだ。

昨日大勢で一緒に寝た広い部屋で、ページをめくる音だけがかすかに響いていた――

 

 

 

 

 

――ュ――ダ――サガ――。

 

(……ん?)

 

読書に専念していた零の耳元に、遠くの方で騒ぐような声が聞こえてくる。

キンジ達が帰ってきたのか、と思って時間を確認するが、時刻は19:50。キンジのチラシで確認した花火大会が一時間程度だったから、まだ終わっていないハズだ。

それに騒ぎ立てる様な声。これは……子供の声じゃない。大人達だ。

その声が段々とこちらの方へ向かってきている。足音も聞こえてくるようになり、その音から歩幅と体重を割り出したが、やはり大人の者。しかも複数人だ。

ダッダッダ――バンッ!

 

「――白雪はどこだっ!」

 

襖が壊れる程の勢いで開けられ、部屋の中に入ってきたのは、般若の表情を浮かべている大人達であろう、『0』と『1』の集合体。つまり、零の興味のない、重要でもない人物達。

部屋をキョロキョロと見渡した所で……部屋の端にいた零を捉える。

チラリと、入ってきた大人達を確認した零は、それでも直ぐに視線を本に戻す。

 

「お前……遠山様の所の子供と一緒に来た子だな?」

 

子供相手に鬼気迫る表情で問い掛ける大人。しかし、零はページをめくるだけで反応しない。

その態度を見たリーダー格らしき先頭にいた者はズンズンと、零の目の前まで来て。

 

「白雪はどこにいる!?」

 

零が知っている事前提で、怒声を浴びせるように叫んだ。

他の大人達も、零が知っている事は分かっているのだろう。粉雪を始めとする星伽の子供も先程から懸命に探しているし、白雪だけではなくキンジの姿も見えない。

そんな中で、キンジと共に来た少年が、一人だけポツンと本を読んでいるこの状況。居場所を知っているのは間違いないだろう。

目の前まで来られた零は、流石に読書を止めて顔を上げる。

それから、興味無さそうに辺りを一瞥(いちべつ)した後。

 

「……さあ?かくれんぼでもしているんじゃない?」

 

と、盛大にシラを切った。

子供らしからぬ無表情のままでその口から出された言葉に、大人達は一瞬呆けて……。

――リーダー格が、零を思い切り蹴りあげた。

ドンッ!

抵抗する気配さえ見せなかった零はそのまま壁まで飛び、背中を打ち付けた。

だが、それで終わることはない。

そのまま零に覆い被さるようにマウントをとり、その拳を振り落とす。

ゴスっ!バキッ!ドゴッ!

容赦のない連打に、鈍い音が部屋に響き続ける。リーダー格の怒りのスイッチが入っているのか、自分の拳の皮が殴りすぎて少し剥がれてきているのにすら気付かない。

殴り続けて数分後、フーッ、フーッと、獣のように息を荒げ、ようやくリーダー格が動きを止めた。

周りの者はしばらく動けなかったが、リーダー格が停止したことにより、慌ててリーダー格を倒れている零から引き離す。

いくら白雪を探し出すためでも、年端のいかない子供を大人が殴り続けてたら、生命の危機に関わる。いや、もう遅いかもしれない。

兎に角、少年の容態を確認しようと、一部の者が動き……。

――ムクリと、零の上体が起きたことに驚愕した。

 

「――ッ!」

 

人間はあまりに驚愕すると、声が出ないと良く言われるが、正にその通りの現象が起こっている。

リーダー格を抑えていた者も、いやリーダー格さえもが、その光景に度肝を抜かれた。

 

「……で、その程度?」

 

呆れたと言わんばかりに喋った零は、先程まで殴られてたとは思えない程に平然としてる。服は多少汚れているが、中心的に殴られてたハズの顔には、傷一つすらない。

――何だ、これは。何が起こっている。

リーダー格は一瞬夢なのでは?と思ったが、ヒリヒリと今になって出てきた拳の痛みに、現実逃避が出来ない(夢では無いと知る)

――タッタッタッタッ――

脳の処理が追い付いていない中、廊下を走る音が聞こえてくる。足音が軽いことから、恐らく子供達だろう。

それだけは理解できたリーダー格の目の前で、零は突然口元に親指を持っていき。

 

「――反撃しない代わりに、協力してね。キンジ達にはまだ早いから」

 

絶対零度という表現が似合う、淡々とした言い方で伝えたと同時に、親指の爪で口元を引っ掻いた。

タラリ、と赤い血が口元から垂れて、口内出血した様に見える形になったタイミングで。

 

「――零ッ!」

「――零くんっ!」

「――零様ッ!」

 

部屋の中に、三人の子供達が入ってきた。

祭りから帰ってきたキンジと白雪。それに粉雪もいる。恐らくはこの部屋から、怒声や騒ぎを聞いた粉雪が、祭りから帰ってきた二人を見つけて駆けつけて来たのだろう。

呑気に零が推理していると、三人とも驚愕した顔で零を見つめてきている。ボロボロになった服に、口元の出血。そしてそれを囲っている大人達。

これだけ揃っていれば、いくら子供でも何が会ったのかは想像できる。零が殴られていたということに。

 

「……何だ、意外と早く終わったんだね、かくれんぼ」

「はっ……いや、零お前何言って……それに、血が――」

「白雪」

 

キンジの動揺した声を遮って、零は白雪に顔を向ける。

 

「――よう、楽しめたか?」

 

そこで初めて、零が白雪に対して笑いかけた。普段の零には考えられないような、(とぼ)けた様子で。

――その表情の中に、同情の念を混ぜながら。

 

 

 

 

 

それからというもの。キンジと白雪はキッチリ怒られ、白雪は一日土蔵から出してもらえなかった。

一方、零の方は何も無く(大人達が避けているような態度だったが、キンジ達は気付かなかった)、泣きじゃくりながら救急箱を持ってきた粉雪に、有無を言わさず手当されることになった。

その後。何かと理由をつけて、隣に来るようになった粉雪や、密かに避けられていた、土蔵から出してもらった白雪から遊ぼうと言われるようになり、キンジと共に別にやりたくないおままごとをやらされたりもした。

特に楽しいとは感じなかったが、普段『任務』の方でナイフやら拳銃等を握って動き回っているため、おもちゃの包丁を持ってたわいもない会話をするのは新鮮だった。

役は交代交代でやっていたが、何故か零がお父さん役の時に粉雪が常にお母さん役だったのだが、そこは割愛。

そうして、『任務』とは離れた一時を送って……一週間が経過した、その夜。

皆が寝静まった頃に、一人ベットから出る零。他に誰も起きていないことを呼吸音で確認した後、外に出る。木に覆われた、自然豊かな景色。

そして――ヒュンッ。

一瞬だけ目の前が完全に白一面になり……次に見えたのは、幼稚園のような部屋の風景。ただ普通の幼稚園と違うのは、同じような部屋がいくつも用意されている施設であるということ。

そう、イギリスにある『特殊児童捜査研究家』である。先程まで星伽神社にいた零が、当たり前のようにテレポートを使って移動したのだ。

二週間前に来たので、そこまで懐かしい感覚は無く、適当に部屋の中で(くつろ)いでいると。

――廊下の方から、騒ぐような声が聞こえてきた。

似たような出来事が一週間前にあった気がするが、あの時と違うのは、聞き慣れた声と足音であるということ。

 

『――だから、あそこは俺が制圧したからそれで良いだろうが!』

『ダメだよ!資料回収の為に隠密行動が原則だってあったのに、サイアくん正面から突っ込んでいったじゃん!』

『全員殺れば見つかってねぇのと一緒だろが、面倒くせーな!』

『ダメなものはダメ!』

 

ギャーギャーと言い争う声と共に、部屋に備え付けられている引き戸式の扉が開かれる。

ツンツン頭の少年と、最近少し髪が伸びてきた少女。

それが、この『特殊児童捜査研究家』で零がパーティを組んでいる二人、サイア・クロニクルと、ネリー・リチャードである。

二週間前に会った風貌と変わらず、しかし何故か違和感を覚える零。

 

「……久しぶり、二人とも」

「おっ、いたのか零」

「あ、零くん。やっほー」

 

――そして、零の違和感は、確信に変わる。

まずサイアの方。これは正直今回はどうでもいい。少し態度が柔らかくなったくらいで、()したる事じゃない。

 

「ん?どうしたの、零くん?何かあった?」

 

――そう、問題なのはこっち。きょとんとしながら、純粋な瞳で見つめてくる、ネリーの方だ。

 

「……それはこちらのセリフだけど、ネリー」

「えっ、嘘。私何かついてる?」

 

零の返答に何を勘違いしたのか、自分の服や身体を見ていくネリー。その場でターンしながらキョロキョロしているネリーを横目に、零は問題をそのままスライドさせてサイアに問う。

 

「サイア。これはどういうこと?」

「どうもこうも、この前電話で伝えた通りなんだが」

「思っていた以上だったんだけど」

 

――そう、零の違和感の原因は、ネリーの態度である。

 

――『ただなぁ……ネリーの奴がおかしいんだよ』

『おかしい?』

『何つーか、相変わらずコロシは出来てねぇんだが……現場に鉢合わせても、普段通りに接してくんだよ。超能力ステルスの方も暴走することが無くなって、解錠とかに役に立ってるし』

『ふぅん……』

『それに俺に対しても、怯えることなく話しかけてくるし……調子狂うんだよな』――

 

確かに、サイアからネリーが変わった事を聞いている。

だが、それは予想では、普通に話しかけてくるだけだと思っていた。それまでのネリーは常にサイアに対して怯えていたし、零に対しても避難場所にしながらも、どこか距離を置いていた部分があった。

 

『……ま、また今度……』

 

これが二週間前、ネリーが最後に伝えた言葉である。この時も落ち着きなく身体を揺らし、視線もあちらこちらと動いていた。

それが、今はどうだ。廊下で聞こえていた内容を考えると、サイアに対してダメ出しを行い、零に対しては軽やかな挨拶とともに笑顔で相手した。

しかも、零が驚いているのは、そこだけではない。

 

(ネリーの()()()()()()()()()()()()()()()()()()――?)

 

零は色や人そのものが数字となって視えない代わりに、興味を持った者や才能を持っている者に関しては、人間の姿で見えるようになっている。

そして、その人間の存在が大きいほど、その身体の線が太くなる。

今までのネリーも、線は太い方ではあった。だが、サイアと比べると細く、見劣りしてしまう所があった。そのサイアですら、キンジの祖父である(まがね)よりは細い。

それが、今はどうだ。自分の身体に異常が無いことを確認し終えて(ふく)れっ(つら)になっているネリーは、この二週間で、サイアと同等の太さになっている。

 

「もう!何もついてないじゃん!零くんのいじわる!」

「別に何かついているなんて、一言も言ってないけれど」

「え?そうだった?」

 

あれ?と、零の発言を呑気に思い出しているネリーは、()()()()()()()()()()()()()()()――

ガラリラッ。

 

「――おっ。零君もちゃんと来ているな」

 

ネリーの急激な変化に深く思考に入ろうとした零の耳に、聞き覚えのある声が届く。

引き戸を開いて入ってきたのは、零達三人の面倒を見ている、須郷(すごう)という者。スーツ姿からでもガタイの良さが分かるその身体を壁に寄りかけて、ゆったりと話しかけてくる。

 

「先週にサイアから聞いていたので」

「連絡が入っていて良かったよ」

「なあー、須郷(すごう)さん。いい加減に教えてくれよー。一体今度は何をするんだ?」

 

サイアの不満げな声と態度を見るに、サイア達二人もまだ教えてもらっていないらしい。

 

「それは着いてから教えるよ。まずは移動しよう」

 

サイアの問いに答えず、入ってきたばかりの引き戸から出ていく須郷。

 

「……なあ、零。何か見覚えねーか、このパターン?」

「うん、ちょうど僕も同じこと考えていたよ」

 

須郷の姿が見えなくなると、サイアが語りかけ、零もそれに同意する。

二人が思い出しているのは、この三人が初めて出会った日。能力検査時も零の問いを受け流し、後に『任務』についての詳細を告げられた。

 

「ま、ここで考えていてもしかたねーか。さっさとついてこーぜ」

「そうだね」

 

その場にいても解決する事はないと二人は判断し、廊下で待っているだろう須郷の元へ向かう。

廊下に出て、零が丁寧に閉めようとした所で……まだネリーが頭に疑問符を浮かべたまま残っていたことに気付いた。

 

「ネリー、何してるの?おいてくよ」

「――ふぇ?え、ちょっ、ちょっと待ってー!」

 

呼び掛けた事でようやく気が付き、慌てながら駆けてくるネリー。

何度目になるか分からない違和感を覚えながら、零は二人と共に須郷についていくのだった――




どうでしたでしょうか。

次は第4章の投稿になります……いつになるかは分かりませんが、気長に待って頂けると幸いです。

それでは、ごきげんよう。(´・ω・`)/~~バイバイ。

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