赤兜と穂織の約束の者達   作:キングテントウ虫

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とうとう次でライダーを出せる


chapter1-2-2

Chapter1-1-3

 

健実神社境内にて

 

「……………」

 

雫は掃き掃除をしていた考えことをしながら

 

(そうはいってくれても……このまま任せるのは違う気がする…)

「どうしたらいいんでしょうか…」

 

雫は考えをまとめる

 

(叢雨丸…当時妖怪を退治したって言う、あの宝剣なら多分切れる…でも…)

「私が勝手に手伝うことを…朝武さん達はよしとしませんよね……でも…」

(手伝えるなら手伝いたいそれに…)

 

雫は思い出す昨日の夜のことを

 

(穢れ…あの狼のような泥の塊を…朝武さん達はずっと前から祓い続けてる)

雫は痛めた肩をつかむ

「あんなのとずっと前から…」

 

茉子

「有地様?」

 

「あれ?、常陸さん、どうしたんですか?」

 

茉子

「いえ、ムラサメ様はどうしたのかと、思いまして」

 

「ムラサメちゃんは散歩、今は一人で考えた方がいいだろうって、一応『山に入るな』って釘を刺されました」

 

茉子

「なるほどそれで…なぜ、境内の掃除を?」

 

「今はジッとしてるほうが落ち着かないから、掃除を…て言ってもただ箒を動かしてるだけですけど」

 

茉子

「わかります、私もストレスが貯まったりするとついつい掃除や料理をしてしまいますから」

 

「そんな感じです、だから今は、このまま掃除をさせてくれませんか?」

 

茉子

「わかりましたが……でも、無理はいけませんよ、有地様」

 

「わかりました、約束します、あの…ところで……その『様』付けをやめてもらえないでしょうか?少し変な感じがして、もう少し、気安く呼んでください」

 

茉子

「う~ん、そうは言っても、有地様は叢雨丸の使い手であり、お客様でもありますから……どうしますか…」

 

「叢雨丸に関してはただ選ばれただけですし……それに…お客様と言われても安晴さん達に言われたのは…協力して生活するように言われてますし…だから様付けされるような感じじゃない気がします」

 

茉子

「そうですか…う~ん、では…呼ぶにしてもどうお呼びしますか?」

 

「ありt…じゃ駄目ですね」

 

茉子

「なぜですか?」

 

「私には兄がいるので学院でも呼ぶさいに私か兄かわからなくなると思います、なので、常陸さんには、私をこれから雫と、お呼び下さい」

 

茉子

「わかりました、ではこれからは雫さんと呼ばせていただきます、私の方も常陸ではなく、茉子とお呼び下さい」

 

「わかりました、それじゃあ、これからよろしくお願いします茉子さん」

 

茉子

「はいこちらこそ、よろしくお願いします、雫さん」

 

「あの~…それで……やっぱりいいです」

 

茉子

「…………雫さん、私と夕食の買い出しに付き合ってくれませんか?」

 

「買い出しですか?」

 

茉子

「はい!」

 

茉子と雫は健実神社から出て穂織の商店に向かった

 

「………」

(なんで買い物なんでしょうか…?)

 

目の前には肉屋の亭主がいた

 

肉屋のおやっさん

「おっ、茉子ちゃん、いらっしゃい、夕食の買い物かい?」

 

茉子

「はい、今日のおすすめはありますか?」

 

肉屋のおやっさん

「ウチのは全部おすすめだよ、知ってるだろ?、けど、そうだなー……今日は豚肉なんてどうだい?、巫女姫様達もお疲れが残っているんじゃないか?疲労回復には豚肉がいいって言うしな」

 

茉子

「豚肉ですかーいいかもしませんね、それじゃあロースをいただけますか?」

 

肉屋のおやっさん

「あいよ、いつもの量でいいよな?」

 

茉子

「いえ、今日はもう一人分多めでもらえますか?」

 

肉屋のおやっさん

「お?なんだ?巫女姫様達はそんなにお疲れかい?大丈夫か?心配だな………よし、コロッケをおまけにつけよう!ウチのコロッケを食べて、一日でも早く元気になってくれるようにな!」

 

茉子

「芳乃様達はお元気ですよ、お客様がいるんです」

 

肉屋のおやっさん

「なんだ、そうだったのか、でもま、男が一度言ったことだ、コロッケは持って帰って食べてくれ」

 

茉子

「いいんですか?ありがとうございます」

 

肉屋のおやっさん

「巫女姫様によろしくな」

 

茉子

「はい、それでは」

 

肉屋のおやっさん

「またきてくれよー」

 

肉屋のおやっさんは茉子達の背中を見送りつぶやく

 

肉屋のおやっさん

「さっきの女の子が客人か?」

(どこのお嬢さんだ?見覚えがねえが…)

 

???

「オヤジ、いいか」

 

肉屋のおやっさん

「おお、あんたか、今日は何をお求めだい一応おすすめは…」

 

???

「豚肉だろ、見ればわかる」

 

肉屋のおやっさん

「流石はしげさんに認められてることはあるねー、一応牛肉もおすすめだよ、どうする?」

 

将臣

「それじゃあ、貰ってこうかな…」

 

肉屋のおやっさん

「あいよ、今日は何人分だい?」

 

将臣

「取り敢えず今日も一人分で頼む…後コロッケとメンチカツも」

 

肉屋のおやっさん

「あいよ、相変わらず鼻がいいね…ほいどうぞ、後お釣り」

 

将臣

「ありがとう、また来るよ」

 

肉屋のおやっさん

「あいよー」

 

一方茉子達は

 

「………」

(なんか、懐かしいな…)

 

茉子

「やっぱり買い物の気分ではなかったですか?」

 

「うん?、いえいえ、気分転換になりました、ありがとうございます茉子さん」

 

茉子

「……なんのことでしょうか?」

 

「とぼけても無駄ですよ、私が一人で悩んでるのを見て、買い物に誘ってくれたんですよね…ありがとうございます」

 

茉子

「まあ…気づきますよね~…でも…気分転換になったのならよかったですよ」

 

茉子の笑った顔を見て雫は思う

 

(思った以上に…普通の女の子なんだ茉子さんって、そう言えば…

 

雫は思い出す兄将臣から筋トレ時に聞いた言葉を

 

将臣

『ふぅー…え?ふぅー…なんでそんなに頑張るのかって?……誰かを守るためかな…』

 

兄はそう言うだが雫は聞く家族を守るために鍛えているのかと…

 

将臣

『よっと、うーん、それはないかな』

 

兄はそう言う雫には理解できなかった、兄が続けてる言う

 

将臣

『俺が頑張るのは…過去にやり残した事があるからかな…』

 

兄はそう言う、ではと私は聞く

 

将臣

『え?私が酷い目にあったときは助けないのですかって?……そんなの、助けるに決まっているだろ、何を馬鹿なこと言ってるんだか…まあ、雫が死にそうになったら…時でも駆け抜けてでも、助けてやるさ、それに…この鍛えてるのも永遠にするつもりはないしな…過去の事をやり終わったらこの筋トレも、もう少しやらなくなるかな…その時になったらも少し…俺は…

 

普通になると言っていた

 

「………」

……普通の女の子か…)

 

雫は茉子を見る

 

茉子

「?、どうしました雫さん?」

 

「いえ、何でもありません、行きましょう茉子さん」

 

茉子

「?」

 

(少し感じてた二人の違和感は…覚悟だ皆にあって私には無い物…まさか兄さんにまた教えられるなんて…夜までに少し考えよう)

「よければ持ちますよ?」

 

茉子

「いえいえ、これくらい大丈夫ですよ、それに、雫さんは怪我をされてるじゃないですか、今は周りの景色でも見といて下さい」

 

「わ、わかりました」

 

茉子

「それにこの程度たいしたことありません、なにせ私忍者ですから」

 

「ずいぶん忍ばない忍者もいるんですね」

 

茉子

「まあ、おっしゃる通りかも知れませんが、本業は護衛ですから」

 

「…護衛ですか…それってやっぱり祟り神のですか?」

 

茉子

「今はそうですね、昔は諜報なども行っていたそうですが、さすがに時代が違いますから」

 

「そうですか……お二人は……いえ何でもありません」

(これは野暮にもほどがありますねさっき決めたことなのに…)

 

茉子

「もしかして聞きたいのは私と芳乃様は祟り神と戦うのが怖くないのか…ですか?」

 

「!?……バレてましたか…?」

 

茉子

「ええ…何となくですけど、やはりそれですかさっき聞きたかった質問は?」

 

「………はい」

 

茉子

「言えるとするなら、そうですね、一族の勤めですから、……逃げたとしても、呪詛が解けるわけではありません、むしろ被害が膨大になるだけです」

 

「……………」

 

茉子

「ここに暮らす人やここを訪れる人、ここが故郷の人……その影響は計り知れません」

 

「そうですね、さっきの人達も朝武さんの事を気にしていました、慕われているんですね」

 

茉子

「朝武は元々穂織を治めていた御家ですから、今でも土地の代表者のような立場です、それに、なんのかんの言っても田舎です、病院や神社などは、他とは比べものにならにぐらい大事にされるんですよ、特にこの穂織の住人ですと……近くの町に頼っても、上手くいかないことが多いですからね」

 

「………そうですか…」

 

茉子

「あ、もちろん芳乃様や秋穂様、安晴様の人柄あってのことですよ?、芳乃様が可愛らしくて、優しい女の子であることを、みなさんご存じなんです、雫さんの前ではそう言った面を見せていないかも知れませんが、アレはかなり無理をして作っているんですよ?」

 

「なんとなくそれは、私でも理解できます、朝武さんは多分責任感が強くて、何でも一人で抱え込むタイプですよね?」

 

茉子

「そうなんですよねぇ、そこも可愛いと言えば可愛いんですが………安晴様もよく心配されています」

 

「…なんか少し理解できます」

 

茉子

「さて、買い物は終わりましたし、そろそろ戻りましょうか」

 

「はい」

 

健実神社境内にて

 

「…………茉子さん、朝武さんと少し話をしたいんですけど、どこにいますか?」

 

茉子

「私が家を出る前は、仮眠を取って……起きたら舞の奉納をするとおっしゃていたような?、なので、神社にいらっしゃると思いますよ」

 

「そうですか…ありがとうございます」

 

本殿にて

 

「……………」

(凄い集中力……これになるまで、いったいどれほどの期間を練習してきたんだろう、それにしても…前にも見たけど本当に綺麗…)

 

その動作は優雅であり華麗でありその一つ一つを研ぎ澄ませている

 

雫はいつの間にか座って見ていた

 

「………」

(練習だかって気を抜いてないんだ、舞に精神を研ぎ澄ませておどってる、本当凄い精神力…私にはここまでの覚悟があるのかな…)

 

そんな事を考えているともう一度扉が開く

 

茉子

「芳乃様、お待たせしました」

 

芳乃

「お疲れ様、茉子、それじゃあ…ちょと待ってて」

 

芳乃は座っていた雫に近づく

 

芳乃

「横になってなくて平気なんですか?」

 

「はい、小さい切り傷や怪我が多いいですから」

 

芳乃

「それならいいんですが……」

 

「今ので穢れは祓えるんですか?」

 

芳乃

「いえ、今のはただの練習です、奉納ではありません」

 

「そうなんですか…舞の奉納は毎日してるんですか?」

 

芳乃

「もちろんです、舞の奉納は大切なお役目です」

 

「なるほどです」

(だからこそ、あんなに綺麗に舞えるんですね)

 

芳乃

「あっ、それよりも、お渡ししたい物があるんです」

 

「私にですか?」

 

そお言うと芳乃は部屋の隅に置いてあった何かを雫に渡す

 

「これって、私のお守り、実はずっと探していたんです、紐が新しくなってる」

(それだけじゃない、袋も直されてる)

 

芳乃

「できる範囲で直しておきました」

 

「………」

(しっかり縫い合わせてある)

「ありがとうございます!」

 

芳乃

「喜んでもらえてよかったです、大きな穴が空いていましたけど…何となく、大事な物のような気がしたので、一応形を元に戻せました、素人なので、拙いくて申し訳ないんですが……」

 

「そんなことありません、凄く丁寧に補修されてます、これ凄く大切な物なので…本当にありがとうございます!」

 

雫は嬉しそうにしていた、そのお守りを将臣が作った特製のお守りである

 

(ぱっと見破れてたとは思えない、破れてたっていてたけど地面に落ちてたはず、汚れもない、でも…朝武さんはあたしを看病してたのに、いつ、直してくれたんだろう?)

「綺麗に縫えてる凄いあたしこおいうの苦手で…朝武さんありがとうございます!」

 

芳乃

「そ、そうですか……ありがとうございます、これくらいは、いつもしていることですから気にしないで下さい」

 

「いつも何ですか?」

 

芳乃

「はい、山に入ってお祓いをしていると、こういった傷はよくありますから、直せる物は直して使っています、普段の家事はお母さんがしてくれていますが今はもっぱら茉子に世話になりっぱなしです、でも…これだけは私の方が上手なんですよ」

 

そう自慢げに芳乃が言う雫は

 

(実際に補修凄く綺麗、兄さんが補修をしてるところを見たことあるけど…これは兄さん以上かも……それだけお祓いをしてきたってことなのかな)

「朝武さんは……ずっと穢れを祓ってきたんですか?」

 

芳乃

「私のことは心配しないで下さい、呪詛のことは気にせず、ちゃんと身体を治して下さいね」

 

「私にも関係あることですから、気にしないわけには…」

 

芳乃

「大丈夫です、祟りは私が何とかします」

 

「…………」

(なんとかしたいな………)

 

………………………………………………

……………………………………………

………………………………………

 

千恋*万花

 

赤兜と穂織の約束の者達

 

 




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