赤兜と穂織の約束の者達   作:キングテントウ虫

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大抵は千恋万花の本編をなぞるときもありますが大抵はオリジナル要素が強いですね


chapter1-1

翌日

 

雫は知らない部屋で起きた

 

「…………朝か…起きよう…ふぁぁ~…おはよームラサメちゃん…」

 

ムラサメ

「おはよう、ご主人よく寝れたか…と言わずともよいな…」

 

「いちおう寝れてはいるけどね…それに…しても」

 

ムラサメ

「どうした?」

 

「ムラサメちゃんって早いんだね、それとも寝てないの?」

 

ムラサメ

「昨日も言ったとおり吾輩は現世に縛られておらんからな、普通にしておれば睡眠も必要ない」

 

「なんか便利な身体だね」

 

ムラサメ

「そうは見えるかもしれんが案外不便なんじゃよ、この身体も…壁をすり抜けるのが便利なこともあれば物に触れられないのが不便なこともある」

 

「そうなんだ…あれ?でも、今も普通に立ってる気がするけど?」

 

ムラサメ

「これは畳に立っているわけではない、実は微妙に浮いておるのだ」

 

「そうなの?」

 

ムラサメ

「うむ、ゆえに履き物が汚れることもない、まぁ…昔の感覚が抜けんのだ、身体を意識した動きの方が動きやすい」

 

「なるほど、そう言うものなんだね」

(こうして見ると普通の女の子にしか見えないな…)

 

ムラサメ

「どうした?」

 

「うんう…何でも無い、さてと朝武さんと常陸さんに挨拶にでも行こうかな」

 

ムラサメ

「芳乃は多分まだ寝ておるじゃろうから茉子にしておけ」

 

部屋を出ながら返事をする雫

 

「了~解」

 

廊下を歩いてるとき

 

「そう言えば…安晴さんや秋穂さんは?」

 

ムラサメ

「二人は境内の掃除や雑務をしておるな」

 

「なるほど…(襖を静かに開ける)おはようございます」

 

茉子

「おはようございます有地様」

 

リビングには茉子が朝食の準備をしていた

 

茉子

「有地様は早起きですねもしかして寝れませんでしたか?」

 

「いえ元々この位…いや…もうちょっと遅いかも?それより常陸さん何か手伝うことありますか?」

 

茉子

「とくには無いですよ、何でしたらそこの座布団で休憩してて下さいもう少ししたら秋穂様と安晴様が帰ってくるのでそれに…おや、来たみたいですね」

 

襖が静かに開く

 

芳乃

「……………ふぁぁ、おふぁよぉぉぉ…

茉子、ムラサメ様………?」

 

茉子

「おはようございます芳乃様」

 

ムラサメ

「うむ、おはよう芳乃」

 

「えっと…お、おはよう…ございます朝武さん…」

 

芳乃

「あ……………_ン!」

 

芳乃は自分の額を気合いをいれるためか思い切り叩いた

 

芳乃

「……うっ………く……痛い……」涙目になりながら

 

「だ…大丈夫ですか?朝武さん」

 

芳乃

「だ…大丈夫、です……これぐらい」

 

茉子

「涙目になってるじゃ無いですか…芳乃様」

 

ムラサメもやれやれと言わんばかりに首を横に振る

 

「何もそこまで本気で叩かなくてもよかたんじゃ…」

 

芳乃

「これは…さ、さっき欠伸をしたからです、別に泣いていた訳じゃ、ないですよ

…それよりも、ゴホンッ!、…おはようございます」

 

「ええっと…はい、おはございましゅ?」

(なんかちょっと噛んじゃった…)

 

ムラサメ

「ご主人もご主人じゃが…取り敢えず芳乃、今さら取り繕ったところで手遅れだと、吾輩は思うぞ?」

 

芳乃

「取り憑くっているわけじゃありません

、これが普通ですから、変なこと言わないで下さい、ムラサメ様」

 

ムラサメ

「吾輩は事実を口にしただけなのだがな

、それにこれから三人は共同生活をしていかなきゃならんのだろ、なら朝が苦手なことくらいお互い知っていた方が良いと吾輩は思うのだが…茉子はどう思う?」

 

茉子

「私ですか?、まぁ…確かに色々と共同生活をしていく中…お互いのことをもう少し知った方がいいのは事実ですけど…まだお互い知らないことだらけですし」

 

ムラサメ

「確かにそうだな」

 

芳乃

「取り敢えず!、有地さん!」

 

「あ、はい…なんでしょうか?」

 

芳乃

「お互い押し付けられた同士のですからここは切り抜けて行きましょう」

 

「は、はぁ…」

 

ムラサメ

「寝間着のまま、頬には真っ赤な紅葉を作り、呆けた姿のままでキリッと言ってはしまらんなぁ」

 

ニヤニヤとした顔をしながら言う

 

芳乃

「~~~ッ、もう!ムラサメ様少し話しがありますので一緒に来ていただけますでしょうか!?」

 

ムラサメ

「なにもそこまで怖い顔をせんでも、わかったわかった、ちゃんと行く」

 

芳乃

「それから有地さん、体調の方は大丈夫ですか?、何かいつもと違う、違和感はありませんか?」

 

「とくには…ないですよ?」

 

ムラサメ

「心配するな、吾輩のご主人になっても

、身体に影響はない」

 

「え…なんかその発言不穏何だけど」

 

芳乃

「ムラサメ様を疑ってるわけではなくて

、慣れない生活ですから、体調を崩すこともあると思っただけです、何もないならいいです、それでは失礼します」

 

「あ、はい…わかりました」

 

襖を閉める

 

「…………」

 

茉子

「まぁ…今は仕方ないので、もう少し…待ってみて下さい」

 

「う…わ、わかりました」

 

朝食時

 

安晴や秋穂が戻ってきて皆で朝食を取る

 

「あむ、うん!凄く美味しい!常陸さん料理上手なんだね」

 

茉子

「恐れ入ります、口に合ったようで何よりですよ」

 

秋穂

「実際茉子ちゃんの料理の腕、かなり高いですよねお母さん譲りね」

 

茉子

「恐れ入ります秋穂様」

 

安晴

「実際茉子君の腕はピカ一だと僕も思うよ」

 

秋穂

「あら、それは私のご飯が美味しくないと言うことかしら…」

 

ニッコリと笑いながらその顔には影が出来ているようであった

 

安晴

「そんなことはないよ!秋穂のご飯が僕は一番好きだよ」

 

秋穂

「…///あ、ありがとうございます、安晴さん」

 

思わぬカウンターを食らう秋穂そんなわきあいあいとしている横で部長面女の子が一人

 

芳乃

「…………」

 

静かにご飯を食べる少女

 

三人

(((やっぱり空気が重い…)))

 

秋穂

(仕方ないのかも知れませんね、私だって当事者だったら、ああなっていたでしょうし…でも何とかしてあげたいですよね~…)

 

「えっと…と、朝武さん」

 

芳乃

「……何ですか?」

 

「む、ムラサメちゃんは…」

 

芳乃

「散歩だそうです」

 

「そ、そうですか」

(今朝、触れないって言ってたしね…)

「……………」

 

芳乃

「……………」

 

「あの…朝武さん」

 

芳乃

「……何ですか?」少し強い口調で

 

「えっと…巫女の仕事って、どんなことをするんですか?」

 

芳乃

「掃除や事務作業など色々です」

 

「……そ、そうですか」

 

三人

(ピリピリしてますね~…)

(ピリピリしてるわね…)

(ピリピリしてるね…)

 

(なんか…会話にならないと言うより…拒絶してる感じかな…多分)

「え、えっと…」

 

芳乃

「御馳走様でした」

 

芳乃は話を遮るように立ち上がり食器を流しに置きに行く

 

芳乃

「私は舞の練習をしていますので何かあれば呼んで下さい」

 

襖を閉め芳乃は行ってしまう

 

茉子

「頑なですねー……」

 

安晴

「あの頑固さ、…一体誰に似たのやら」

 

二人は秋穂方を見る

 

秋穂

「……私を見ても、しょうがないでしょう、今無理にいったら余計に拗れるわよ芳乃は」

 

「?」

 

秋穂

「ごめんなさいね雫ちゃん…今はもう少し様子を見てくれるかしら」

 

「大丈夫ですよ、私は待つのになれてるので」

 

秋穂

「本当にごめんなさいね…」

 

そこから少しして

 

雫は秋穂や安晴から何とか境内の掃除を勝ち取り境内の掃き掃除をする

 

「はぁ…帰りたいです」

 

ムラサメ

「寝起きの時よりもさらににやつれたように見えるな、ご主人」

 

「多分それは精神的な疲れだよ」

(流石に朝食だけじゃないとは思ったけど…ああもずーっとピリピリしてたら疲れるかな…流石に…)

 

ムラサメ

「芳乃も悪い奴ではないのだが、少々頑固だからのう、ご主人に対する嫌悪ではないのだ、あまり気を悪くするな」

 

「わかっては…いたんだけど、流石にあそこまで邪険にされると…」

 

ムラサメ

「まだ一日であろう?、「帰りたい」などと言わず、せめてもう少し様子を見てやって欲しい」

 

「?…もしかして、さっきのため息?あれは違うよ、全くの別物だよ、私が悲しんでるのはテレビのチャンネルが少なかったから…(小声)後兄さんのご飯中毒」

 

ムラサメ

「なんだ…呆れたぞ、真面目に聞いていれば、て…なんか最後変なのが聞こえたぞ…兄のご飯が何だって?、と言うかご主人…兄上がおるのか?なら見てないが…何処におるんじゃ?」

 

「結構地獄耳だねムラサメちゃんは、今は志那都荘でお手伝いしてるよ、お爺ちゃんに聞いたら兄さんも穂織の学園に通うらしい?」

 

ムラサメ

「なぜ…疑問系なのだ」

 

「私もちゃんと聞いてるわけじゃ無いから………」

(そう言えば…でも多分駄目だろうけど聞いてみよう)

「ねえ、ムラサメちゃん」

 

ムラサメ

「なんじゃ?」

 

「ムラサメちゃんに一つ聞きたいことがあるの……”村雨丸”てなに」

 

ムラサメ

「……………」

 

「……………まぁ…だよね、ごめんね変なこと聞いて」

 

ムラサメ

「すまん、今吾輩から言えることはない、だがいずれ話せるときが来るじゃろう、それまではもうしばらく待っててくれ」

 

「………わかったじゃあ待ってるね」

 

???

『じゃあ…遠い未来で、待ってるな…綾』

 

ムラサメ

「……何となく…ご主人とあやつは…にておるな…」

 

「どうしたのムラサメちゃん?」

 

ムラサメ

「いや…何でもない」

(まさか関係者だったりしてな…ありえんか…そんな奇跡)

 

ムラサメが何か懐かしい気分の時雫は声を掛けられる

 

何処ぞの母

「あの…すいません」

 

「は、はい!」

 

「今、誰かと話をしていましたよね?、でも…誰もいない?」

 

(やっば!、やらかした!そうだよムラサメちゃんは普通の人には見えないじゃん!、これじゃあ、私ただただ独り言を言ってる危ない人だよ!)

「あっ……いえ、あの、えっと…今のは…、そう!電波をキャッチしてたんですよ!実は私持病を持ってまして…たまに幻覚が見えるんですよ」

 

「じ…持病……ですか?」

 

「え…えぇまぁ…幽霊みたいなものが見えたりするんですよ…、あまり気にしないで下さい」

 

引きつった笑顔で答えるがすかさずムラサメがツッコム

 

ムラサメ

「吾輩は幻覚ではないし、幽霊でもないぞ、ご主人!」

 

(そ、それはわかってるけど、今はそういうことじゃなくて)

 

「あの!…その幽霊は、どんな霊ですか!?」

 

(え!なんか食い付かれちゃった!と、取り敢えず…)

「…え、えーと長い髪の女の子です両サイドの髪を赤い紐で結んでますよ」

 

「そ、そうですか……よかった、違う……そうよ、そんなことあるはずないのに」

 

「……?」

 

「あの!五歳の男の子を見ませんでしたか!?髪は短めで青いTシャツを着ているはずなんですが」

 

「男の子ですか?」横をチラリ

 

ムラサメ

「吾輩も見ておらんな」

 

(ムラサメちゃんも見てないのか……)

「お昼過ぎから境内にいますけど、見てません」

 

「そうですか…ああ、お義母さんの言う通りだったのかも、きっとこれは祟りです、あの子はきっと祟りのせいで……ッ」

 

「あの!、少し落ち着いて下さい、何かあったんですか?手伝えることなら私も手伝いますので」

 

「す、すみません、子供がいなくなって……ずっと探してるんですが」

 

「この付近でいなくなったんですか?」

 

「ここに来る途中に一人で走り出してしまって……もちろん私も追い掛けたんですっ、でも、見つからなくて……一人で先にこっちに来たのかとも思ったんですが」

 

「少なくとも境内では見てないです」

 

「やっぱり、ムシナキになんて連れてくるんじゃなかった…」

 

「ムシナキ……」

(ここってそう呼ばれてたんだ……取り敢えず)

「あの、落ち着いて下さい、祟りなんてありませんから、ただ迷子になっているだけですよ」

 

「でも探したんです!ちゃんと探したんですよ!?」

 

「お子さんが道に迷ったりしてる可能性もありますから、特徴をもう少し教えて下さい、私も手伝いますから」

 

「いいですか?」

 

「もちろんです、遅くなる前に見つけてあげましょう、警察には?」

 

「いえ、すぐに見つかると思っていたので……で、でも、そうですね、連絡した方がいいですよね

 

 

「すぐに連絡しましょう、私は私で捜してみますから」

 

雫は母から子供の特徴を聞き出す

 

「名前は龍成君、年齢五歳、髪は結構短めで青いTシャツとハーフパンツと…」

(写メも一応送ってもらったけどやっぱり見てない)

 

ムラサメ

「こういう場合、警察に任せた方がいいのではないか?」

 

「私が個人的に探すだけだよ、と言っても境内の中をくまなく探すとか、場所を限定して探すとか、かな…ムラサメちゃんも手伝ってくれる?」

 

ムラサメ

「それはまあ手伝うが、吾輩が見つけても、ご主人に報告することしかできんぞ」

 

「わかってるよ、それでかまわないから、ムラサメちゃんには、身体の小さい子供が入り込みそうな…私だと探し辛い場所を捜して欲しいの、親を驚かせようと、どこかに隠れた可能性もあるから、もし見つけたら、もう一度ここに合流、もしくは大声を出してもらうけど、それで大丈夫?」

 

ムラサメ

「合流に関しては気にしなくてもよい、ご主人は村雨丸の使い手、ご主人の魂を探ればどこにいるかは、大体分かる」

 

「便利だけど、ちょと複雑…」

 

ムラサメ

「安心しろ、あくまで吾輩が”自分の意思で探れば大体の居場所は”だ、とにかく、すれ違いの心配はしなくていいぞ」

 

「そっか…なら、合流は任せるよ、私はこの神社中心で捜してみるから、それじゃあ、よろしくね」

 

ムラサメ

「うむ、承知した」

 

ムラサメがそう言うとその場から姿を消す

 

「…本当に現実離れした存在なんだね…取り敢えず私も捜さなきゃ…」

 

数時間後

 

「やっぱりどこにもいない……」

(境内や街は全部捜したからもう残ってない……あるとしたら)

「途中の道?……あり得るかも…男の子なんだからきたこと無い場所は探検する可能性はかなり高い…なら捜索範囲を広げよう…」

(ムラサメちゃんなら私の場所を分かるって言ってたし森に行ってみよう…あの時…あのお母さんがムシナキって言ったとき…少しもやっとしたな…)

「取り敢えず日が完全に落ちる前に捜さなきゃ…」

 

森にて

 

日はくれ森は完全に静寂に包まれていた…だが、その静寂の中に声を張り上げる少女が一人

 

「龍成くーん!、いたら返事してー!お母さんが捜してるよー!………はぁ…はぁ…やっぱり返事はない…」

(考えすぎだったかな…いくら子供でもこおいう場所には一人では来ないよね、しかも日も暮れて暗くなってるし、普通は引き返すか…)

「これ、私もまずいかも…かなり暗くなってきたし…」

(道も整備されてないから…明かりや外灯もないから、数メートル先は全然見えない…)

 

雫は上を向く

 

「今日は晴れてるから月明かりでなんとか見えるけど…曇りだと多分全く見えないよねこれ…取り敢えず……はあ、…龍成くーーーーーんっ!!!……」

 

雫は限界まで声を張り上げ耳をすませるが風や草木が擦れ合う音以外何も聞こえない

 

「人気が全くない………1度戻るべきかなのかな………」

(これ以上捜しても無意味だろうし…この先は道が細くなって、獣道になるし…、地元民でも危険だろうし…)

 

雫が引き返そうとしたその時だった…引き返そうとしたその時、背後から誰かに声を掛けられる

 

少年

「お姉さん…どうかしたの?」

 

「……誰!」

 

少年

「あ、えっと…ごめんなさい驚かせちゃって」

 

そこに立っていたのは和服を着た少年だった

 

「………えっと…貴方は…ここの住人かな?」

 

少年

「そうだよ…お姉さんはどうしてこんな所に?」

 

「私は…男の子を探してるの…知らない?」

 

少年

「うーん…知らないかな…でも…もしかしたらこの先にいるかもよ…?」

 

男の子がそう言うが雫は何かを感じ取っていた

 

(少し…かまかけて見よう…)

「………貴方本当は何もの?穂織の人間じゃないですよね…」

 

少年

「………………何を言ってるの…間違いなく穂織の人間ダヨ…」

 

「じゃあ、貴方の後ろにいる人に聞いてみようかな…」

 

男の子は焦ったように後ろを向く

 

少年

「!…………何だ…誰もいないじゃ……逃げられたか………ふ、ふっふっふっふっふ、あははハハハハハ!」

 

身体が変わっていく

 

蜘蛛のような何か

「マサカ、シテヤラレルナンテ…コレハ一本取ラレタヨ…ジャア…鬼ゴッコデモシヨウカ!出テ来イ!泥ノ犬ドモヨ!」

 

蜘蛛のような何かがそお言うと地面から不安定な形の狼を出現させる

 

蜘蛛

「今逃ゲタ奴ヲ終エ捕マエタ奴ハ食ッテモカマワナイ…サア捕マエテコイ!」

 

「「「「「ぐるるるる!がう!」」」」」

 

狼達が雫を追う

 

「はぁ…はぁ…ここまで来れば…」

 

そお言った瞬間

 

「あっぶな!」

 

間一髪で避ける

 

「やっぱり追ってきた!…なにあれ…と、とにかく逃げなきゃ!」

 

泥の狼

「ガウ!」

 

噛みつきを避けると風を切る速度の打撃をするが

 

「んぃ!」

(あっぶな!…ヒィィィィ!)

 

打撃の後をチラッと見ると地面がえぐれていた

 

(あんなの当たったらただじゃすまない!)

「はぁ…はぁ…はぁ…」

(息が苦しいでも…逃げなきゃやばい、足元も下り坂も見えないけど、でも今足を止めるのは絶対にやばい!…覚悟をきめろ…)

「ッ!」

 

 

覚悟をきめ下り坂を全力で下るが…祟り神からは逃げられない…そして背後から襲い掛かった攻撃は右肩をかすめる

 

「イッタッ!」

 

雫は思った以上の激しい痛みに涙を流し目をつむってしまう

 

「やばっ!」

 

雫は激しく転倒し枝や地面に叩きつけられる

 

「う”!、痛!」

 

雫は転がりながら阪を下るそんな時一番大きな衝撃が雫を襲う

 

「あぐぁ!…う、誰か……」

 

そのまま追ってくる祟り神…雫の周りに集まりトドメをさす機会をうかがっていた…雫は今にも意識が落ちそうになっていたその時だった

 

泥の狼

「う”う”う”う”!!、あう!……あが!」

 

次々と切られ消滅する祟り神そして

 

腰に巻き付けられた物

「HYPER CLOCK OVER」

 

???

「…………」

 

泥の狼

「ぐう”う”う”う”う”!!ガウアッ!」

 

神力に満ちた剣を取り出す

 

「KABUTO POWER 」

 

電が剣に走る

 

「HYPER BLADE」

 

???

「はぁぁぁぁ!!!」

 

最後の一体も撃破し謎の人物は雫の方を向く

 

???

「…………」

 

「あ…なたは…誰…です…か…?」

 

今にも意識が飛びそうになる中

 

???

「…………」横を見る

 

腰に巻き付けられた物

「HYPER CLOCK UP」

 

謎の人物は凄まじい速度を出しどこかえ行ってしまった……そのすぐ後

 

ムラサメ

「ご主人!ご主人!吾輩の声は聞こえるか!しっかりせんか、ご主人!」

 

「ムラサメ……ちゃん……?あれ…?私は……?…龍成君は……?」

 

ムラサメ

「迷子はすでに見つかっておる!安心しろ!」

 

「そっか……それならよかったよ……」

 

ムラサメ

「ああこら、やはり安心するな!、気を緩めてはいかん!しっかり意識を持て!迷子よりご主人が危ないぐらいだ!、もう助けは呼んでおる!それまで意識を保て、ご主人!」

 

「ムラサメ…ちゃん……私…少し……疲れたよ……」

 

必死にムラサメが雫を呼ぶが意識は少しずつブラックアウトしていく最後に雫が思ったのは

 

(あの人……誰だったんだろ)

 

最後にそれが雫の意識が落ちる最後に思ったことだった……

 

………………………………………………

………………………………………

……………………………

 

千恋*万花

 

赤兜と穂織の約束の者達

 

 

 

 

 




物語りが大きく動き出します
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