ライダーはもう少し掛かります
Chapter1-1
雫
「ん…ん、ここは?」
雫は目を覚ました
雫
「いっ痛!」
雫は身体全身の痛みに耐える
雫
「……よく見ると全身包帯まみれ…何で?…」
雫は考える何があったのか思い出そうと下を向いたとき隣で寝る少女が目に入る
雫
「朝武さん?…こんなところで寝ていたら風を引きますよ!」
芳乃
「ん…………ムニャムニャ……」
雫
「いえ…ムニャムニャではなくて…」
ゆすって起こそうとするとき止める声が入る
ムラサメ
「今はそっとしてやれ…一晩中、ご主人の看病をして疲れておるからな…」
雫
「ムラサメちゃん」
ムラサメ
「それで、ご主人…体の調子はどうだ?」
雫
「少し痛いけど…大丈夫だよ問題ない」
ムラサメ
「そうか…ならよかった」
雫
「うん…………」
ムラサメ
「………………」
雫
「それでムラサメちゃん…私どのくらい寝てた?」
ムラサメ
「ああ…その事だな、意識を失ったのが昨日の夜、今は昼を過ぎた頃だな……それでもう一度聞くが本当に、体は問題ないだな?医者は、意識が戻れば問題ないと言っていたが…」
雫
「うん…問題ないよ、体の節々がまだ痛いけど、そのくらい」
ムラサメ
「医者が言うには、擦り傷切り傷、多少の裂傷と打撲はあるようだが、骨折はないそうだ、それを聞いても皆ご主人の心配をしておったのだぞ」
ムラサメがそう言うと襖を開ける音がする
茉子
「有地様……」
雫
「えっと…お、おはようございます?、あれ…でも今はお昼だから、違うのかな…」
茉子
「有地様!」
雫
「え?あ、はい…有地雫です?、けど…なんですか?」
部屋に入ってきた茉子は起きている雫に驚く
茉子
「いえ…あのような事があったのに、ずいぶんと、のんびりしているので…拍子抜けしていたと言いますか…」
雫
「くノ一でも…以外と驚くことってあるんですね…」
茉子
「くノ一をなんだと思っているんですか…貴方は…それで、痛みなどはどうですか?」
雫
「はい、まだ体の節々が痛みますけど大丈夫です」
茉子
「診察は受けて下さいね、先生は何かあった場合連絡するようにおっしゃっていましたから」
雫
「ありがとうございます、何か気になることがあれば言わせてもらいます」
茉子
「でも…本当によかった、意識を戻されて、これでムラサメ様も一安心できたのではありませんか?」
ムラサメ
「まあな、出血をしているご主人発見したときは肝を冷やしたぞ…」
雫
「そう言えば…結局あの後龍成君はどうなったんですか?」
茉子
「安心して下さい、警察が見つけて、ちゃんとお母さんの元に」
ムラサメ
「ご主人にも感謝をしておったぞ、と言うか、あの時教えたはずだが……覚えておらんのか?」
雫
「言われたような気がするけど…あの時意識がほぼ落ちかけてたから、夢かと思ったよ」
ムラサメ
「全く、夢だと思いたかったのはこっちだぞ、ボロボロのご主人を見つけたとき、本当に肝が冷えおったわ」
雫
「………」
雫は自分の状態を再確認する両腕には包帯、頭はガーゼと包帯でガッチリ固定されているそして雫は何かに気づく
雫
「あれ…そう言えば服が着替えられてるこれをしたのって」
茉子
「それは私と芳乃様で…もしかして同性でも苦手ですか?それなら申し訳ありません」
雫
「いえいえ!そう言うの、気にしないので、私は…それより…ご迷惑をお掛けしました、お二人とも特にムラサメちゃんごめんなさい」
茉子
「あやまる必要なんてないんですよ…」
ムラサメ
「…ご主人、それについて吾輩からあやまる必要がある、まずは……すまぬ!、迷惑を掛けたのは吾輩の方なのだ!、…吾輩があの時山には入るなと先に忠告しておきべきだった…」
雫
「二人があやまる必要なんてありませんよ、でも…やっぱりか……」
(あの金切り声の正体や…泥の狼それをこの人達は知っていたんだきっと…)
「あの怪物達を皆は知ってるの?」
ムラサメ
「……それなのだが」
ムラサメ何か言おうとしたタイミングで芳乃が起き始める
芳乃
「……ん、んん、ん?」
雫
「起きたみたいですね」
芳乃
「ん、…………んな、お…おはよう、ございます…」
ぽやぽやと寝ぼけながら芳乃は起き始める
雫
「おはようございます朝武さん」
芳乃
「…あー…………有地さん?…………有地さん!?」
雫
「あ、はい!?」
芳乃
「起きていって大丈夫ですか!、怪我は大丈夫ですか?、ガーゼや包帯は替えますか?、傷が開いたりしてませんか?」
雫
「あの、大丈夫ですから落ち着いて下さい…、!…いっ…」
芳乃のあまりの詰めよりように雫は落ち着くように言うがその直後、右肩に鋭い痛みが、もう一度入る
芳乃
「右肩、痛むんですか!?ちょ、ちょと見せて下さい!」
雫
「だ、大丈夫です…これは少しのけぞった時の状態が悪かったので…だから、見せても特に変わらないです…」
雫がやせ我慢しようとする中芳乃は心配で雫に近づき無理矢理に肩を掴むすると…芳乃の頭から突然耳が生えてきた
雫
「…………………ふぇ?」
雫がそれを見て困惑した顔をする中、芳乃は聞く
芳乃
「……?どうかしましたか?」
雫
「あ、あああ頭から変な物が…」
(いや、そんなはずはないです、だって人間から獣の耳が生えるわけない!、疲れてるんだ…そうだよ、きっと昨日頭を打っ違いない、さあ顔を叩けば朝武さんの頭は…)
ベチベチ!と両頬を思い切り叩く…だが
芳乃
「頭から変な物?…」
光景は何も変わらないだが芳乃が…
芳乃
「………――!?!?」
慌てて頭の獣耳を押さえる
芳乃
「こっ、こここここれは、違います、違うんです!有地さんはきき、きっと幻覚を見ているんです!昨日頭を打ってしまったから!――」
雫
「えっと…それじゃあ、なんで頭を押さえてるんですか?」
芳乃
「あっ!?、ぅぅっ……っ、はめられました……」
雫
「それじゃあ私が、極悪人見たいじゃないですか…」
ムラサメ
「はぁ…なにをやってるのやら、取り敢えず芳乃のそれはご主人に触れたのが原因だろう、右肩は祟り神の穢れに触れた場所だからな」
雫
「…祟り神…穢れ…それに、この獣耳…」
ムラサメ
「やはりご主人にも見えるか」
雫
「うん、それに…皆にも見えてるでしょ?」
ムラサメ
「ここにおる者はな、吾輩が見える者ならば全員この獣耳が見えるはずだ」
雫
「それはつまり普通の人間じゃあ、見えないってこと?」
ムラサメ
「今はまだな…だが、このまま放置し続ければ、いずれは、普通の人間にも見えるようになってしまうのだ…」
雫
「…………まだ、よくわからないけど……取り敢えず、その耳と黒い狼と金切り声…それは関係があるの?、それに村雨丸も無関係じゃないよね、」
ムラサメ
「金切り声…か、厄介な奴もおるようだな」
ムラサメの表情が強ばった
芳乃
「………」
茉子
「金切り声…ですか、芳乃様やはりちゃんと説明されるべきではないでしょうか?」
芳乃
「…取り敢えず、お母さんに先に”
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千恋*万花
赤兜と穂織の約束の者達
虫とは何なのでしょうね?
それは次回分かるかも?
……多分