狂戦士の世界へ   作:ボルボロックス

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お久しぶりです。

遅くなりすみませんでした。

オリキャラのリクエスト送ってくださり、ありがとうございます。


旅立ち

 タイガとガッツが義兄弟となり、共に戦場を渡り歩くようになってから互いに戦果を競争するようになり、その競争で互いを高め合っていた。

 

 

 ガッツもタイガも互いに信頼して背中を預けており、戦場でも訓練の時でも一緒にいるほど仲が良い。

 

 

「今回の戦でもガッツとタイガが大活躍だったな。」

 

 

「お前ら本当に仲良いよな?」

 

 

「そりゃあ義兄弟だもん!なぁガッツ。」

 

 

「おう。」

 

 

 素っ気なく返すガッツだったが、照れているのか頬が少し赤かった。その様子を見て傭兵達はタイガとガッツを誂う。

 

 

 しかし、そんな2人に好色な目を向ける者がいたのであった……。

 

 

 その晩、タイガとガッツがうとうとしながら眠りにつこうとしていた時、誰かがテントに入って来て起きた2人が抵抗しようとするも、タイガとガッツが布で口と手を縛られてしまった。

 

 

 暴れようとするも抑えられて動けずにいると、入ってきた男から信じられない事を言われる。

 

 

「暴れんじゃねぇよ。お前ら2人、一晩俺の男娼なんだよ!ガンビーノから銀貨4枚で買ったんだからなぁ!」

 

 

「「!!?」」

 

 

 その晩、タイガとガッツは絶望したが、タイガはこの日がガッツがガンビーノに裏切られた日だというのを知り、2人は失意の中で男に犯されたのであった。

 

 

◆◆◆

 

 

タイガSide

 

 

 尻が痛い……。心も痛い……。

 

 

 あの野郎、がんがん腰振りやがって……強姦される人の気持ちってこんなに最悪なものなんだな、改めて知ったわ。

 

 

 それよりも、ガッツが心配だ……。

 

 

「ガッツ……大丈夫か?」

 

 

「タイガ…俺、信じられない……ガンビーノが、ガンビーノが俺達を売ったなんて……くっ!?」

 

 

 ガッツはガンビーノから売られたという事を信じられずにおり、ゆっくり起き上がるとテントの柱を殴りつける。

 

 

「ぶっ殺してやる……あの野郎、このままじゃ済まさねぇ!」

 

 

「ガッツ……。殺るならバレないようにやれよ。」

 

 

 怒り心頭のガッツにそれだけ言うと、ガッツは小さく頷き、俺も立ち上がって2人で戦支度を進めていき、今日も戦に出る。

 

 

 その中で俺達2人を犯したあの野郎に、好色な目を向けられたが、こいつはガッツに殺されるだろうから無視しておいて、俺達は戦に出た……。

 

 

 

◆◆

 

 

 

 戦争に出ていた中、ガッツが俺達を犯した奴を殺しに向かい、俺がそれを見ながら戦場に出ていた。

 

 

 そんな中、ガンビーノが敵の仕掛けた地雷による爆撃で右足を失い、苦しそうにしながら担ぎ込まれてきた。

 

 

「うっ……くっ…っ!」

 

 

「ガンビーノ……!」

 

 

 ガッツがガンビーノを心配して声を掛けるが、ガンビーノは魘されており、なかなか目覚める気配がないが、うわ言のようにシスさんの名前を呼んでいた。

 

 

 その姿を見て、俺は普段の彼からは想像もつかないと感じてしまい、ガッツも切なそうに涙を流していた……。

 

 

◆◆◆

 

 

 ガンビーノが片足を無くしてから、ガッツは多くの戦に出て戦果を挙げ、報奨金を得てガンビーノに褒めてもらおうとしたが、ガンビーノはガッツに対して冷たく当たり、ガッツはとぼとぼと帰ってきた。

 

 

「ガッツ、大丈夫か。」

 

 

「タイガ……何してるんだ?」

 

 

「ここを出て旅に出るんだ。ガッツ、一緒に行こうぜ。」

 

 

「旅?何で旅に出るんだよ!金とかどうするんだよ!?」

 

 

「金なら貯めてある分があるし、旅に出ながらでも稼ぐ事は出来る。それに、ここ以外の場所に行ってみるのも良いと思うんだ。ガッツはどうする?俺はガッツと一緒に行きたいけど。」

 

 

「……俺、一緒にいても良いの?」

 

 

「あぁ、俺はガッツと一緒に行きたい。」

 

 

 タイガの真剣な様子を見て、ガッツはギュッと手を握ると、強く頷く。

 

 

「……分かった。俺も一緒に行く!」

 

 

 タイガはその言葉に頷くと、夜の闇に紛れてガッツと2人で傭兵団を抜け出した後に、ガンビーノがテントに入っていくのが見えたが、タイガはそれをガッツには言わずに夜の野原へと歩み出た……。

 

 

◆◆◆

 

 

タイガSide

 

 

 ガッツを傭兵団から引き離せて、これでガッツがガンビーノを殺したという辛い枷を負わずに済んだ。嫌な人だったけど、あれでもガッツにとっては父親みたいなものだからな。

 

 

 何より、ガッツがこれお母さんであるシスさんを殺したなんて事を言われて良いわけないし。

 

 

「タイガ……これからどうする?」

 

 

「今夜は夜営をしよう。明日になったらまた歩こう。」 

 

 

「分かった。」

 

 

 そうして歩き始めていた時、遠くから人の声が聞こえ向かってみると、そこには旅芸人の一座がいた。

 

 

「ガッツ、あそこに旅芸人の人達がいる。俺話聞いてくるけど、一緒に行こう。」

 

 

「分かった。」

 

 

 護衛か何かさせてもらえないかと思い、俺はガッツと共に一座の人達に話をして、護衛をさせてもらえないかと、話をしていると座長と呼ばれた大きな男の人から誘われた。

 

 

「旅をしているのか、ならこうしよう。お前さん達2人には護衛兼団員という形で、ウチで働いてもらう。その間の面倒はこちらで見る、これでどうだ?」

 

 

「俺はそれで良いです。ガッツは?」

 

 

「俺はタイガが良いのなら……。」

 

 

「よし決まりだな!改めてようこそ、ダンディ一座へ!座長のゲオルグだ。」

 

 

 俺とガッツはゲオルグさんが座長を務めるダンディ一座に加わるのであった……。




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