漆黒の破壊神   作:ライムライト

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………一向に、名無しの方が まとまらない

いい加減、IS出さないとかなぁ



まぁ、茶番は、今回で終わりだから大丈夫かな


それでは、お楽しみください


第3夜 【2つの世界の 篠ノ之 束 】

 

 

 

見慣れた風景

 

どうやら日本に飛ばされていたらしい

 

「一難去って、また一難ってか? 冗談じゃねぇ」

 

そう言った理由は、手に持っている新聞にあった

 

そこには、およそ 3年前の日付けが、書かれていたのだ

 

「何が、空間移動マシーンだ! とんだ、タイムマシーンじゃねぇか」

 

しかし、事態はそれだけで終わらなかった

 

百秋は、ある場所に来ていた

 

その場所は、この時期に束が根城にしていた 研究所

 

研究所の中に入ると、数多くのトラップが仕掛けてあった

 

だが、百秋にそんなものは通用しない

 

あっ、

という間に束の元にたどり着いてみせた

 

「あれ〜? 束さんが仕掛けたトラップをあっさりクリアするなんて〜。君は、どちら様? 」

 

その言葉を受け、百秋は束に蹴りをいれる

 

「痛っ! って、あれ? ちーちゃん? 」

 

「千冬じゃねぇよ」

 

「えっ⁉︎ じゃあ、いっ君? 少し見ない間に大きくなったね〜。束さんのお嫁さんにならない? 」

 

「嫁は、テメェだろ。一夏でもねぇよ」

 

「いっ君でもない? あ! もしかして、おじs バキャッ

 

頭に拳骨がはいり、地面に頭がめり込む

 

束は、しばらく気絶する羽目になった

 

 

「………でっ、ちーちゃんでもいっ君でも無いなら あなた、誰? 」

 

おかしい………

 

いつもふざけてはいるが、こいつは、本当に自分の事を憶えていない

 

どういう事だ? 何故、俺の事だけ?

 

「でも、君、ちーちゃんにそっくりだね〜。世の中に3人は、自分と同じ顔の人がいるらしいけど」

 

「あ! それじゃ、箒ちゃんのそっくりさんも 3人いるのかな?」

 

こんな 頭のいい馬鹿と接しては、いるが

 

現状にわけも分からず、パニックになるやつと違い 百秋は冷静だった

 

自分の事を憶えていないんじゃない

 

《最初から知らない》んだ

 

(パラレルワールド………って、わけ? 冗談じゃない)

 

 

パラレルワールドとは、所謂、《並行世界》

 

例えば、目の前にプリンがあったとする

 

これを食べたか、食べなかった だけでも並行世界はうまれる

 

何故なら、些細な事だが、こんな事でも

 

食べた世界と食べなかった世界ができる

 

もし、食べたらどうなっていたか

 

逆に食べなかったらどうなるか

 

要は、『もし、〜だったら』の世界だ

 

つまり、この世界は、《織斑 百秋 のいない世界》となる

 

「………冗談じゃない」

 

どうやって、元の世界、時間に帰ろう

 

だが、その答えは、至極単純だった

 

あの機械は、誰が作ったのか

 

今、目の前に誰がいるのか

 

考えてみればそうだ………こいつに作らせよう

 

 

「………え? パラレルワールド? 」

 

「現状では、それが、一番可能性が高い。お前が俺の事だけ知らないんだからな」

 

「ふ〜ん………」

 

「? 興味ないのか? 」

 

「要は、別の世界の束さんが、作った物なんだよね〜? 」

 

「そうだ。正確には、3年後のお前だ」

 

「異なる、空間、時間を移動する機械か………。 さっすが! 束さんだね♪ 」

 

「作れるか? 同じ物」

 

すると、少し悩んで 答える

 

「無理! 」

 

この解答は予想していた

 

自分がいないだけで、何も変わらない この世界

 

単純に時間が違う

 

たった、3年でも その差は大きい

 

思いつきで作ったみたいだったが

 

今の時期なら、そんな余計な物の研究をしていない

 

だが、すぐ作れと言っているわけではない

 

「時間があれば 作れるだろ? 」

 

「多分、無理」

 

束、曰く

 

同じ自分でも、まったく同じ物は作れない

 

それに同じ物を作ったとしても

 

確実に帰れる保証は、ない

 

そして、一番の理由が

 

「別の世界の束さんの旦那様なんでしょう? この世界の私がとってもいいよね〜? 」

 

どこの世界でも束は、我儘で、自分勝手で、自分の欲を満たすためなら 周りの事は気にしない

 

まるで子供だ

 

自分のいた世界の束の方が幾分かマシなぐらいだ

 

「お断りだ。俺は、この世界の住人ではない。俺は、俺のいた場所に帰らねばならない」

 

「………そっか………。じゃあ、しょうがないね……」

 

束の目が怪しく光る

 

地面から鎖が出てくる

 

その鎖は、百秋を縛り、離さない

 

「………どうせ、帰れるか 分からないんだよ? こっちの世界で暮らそうよ」

 

百秋は、静かだった

 

突然、鎖で縛られ、動けない

 

暴れる事も、騒ぐ事もない

 

だからと言って

 

「………お前は、俺がわかってない……」

 

受け入れたわけでもない!

 

「え? 」

 

百秋は、身体中に巻き付いたゴツい鎖を、

 

いとも容易く引き千切った

 

「な、何で⁉︎ 」

 

ひどく困惑する束

 

人の力じゃない

 

「お前ごときに 俺を留まらせる事は、できない」

 

「………」

 

睨み合っている中

 

突然、音が鳴る

 

その音は、ポケットの中から発せられていた

 

ポケットの中、何故か入っていた ブレスレットからだった

 

それを見て束が騒ぎだす

 

「何で、それを持ってるの⁉︎ 束さんが封印したIS! 」

 

「封印? 」

 

「それは、とんでもない性能をほこるけど、人が、ちーちゃんですら耐えられない可能性がある 失敗作なんだよ! 」

 

『失敗作? とんでもない。これは、びゃっ君の為に在るような機体だよ? 』

 

束の声がする

 

だが、目の前にいる束が、言ったわけではない

 

百秋の手にある ブレスレットから声がした

 

『ふう〜。一時は、どうなるかと思ったけれど………。びゃっ君が、それを持って行ってくれたおかげでなんとかなったよ』

 

「よう………何時から聴いてた? 」

 

『ナ、ナンノコトカナ? 』

 

音声だけだが、焦っている顔が目に浮かぶ

 

「『どうせ、帰れるか 分からないんだよ?』の 辺りからか? 」

 

『げ、 な、何でばれた?』

 

「束さんの声が………別の世界の束さん⁉︎ 」

 

『やあやあ、別の世界の私 びゃっ君は、こっちの世界の、束さんのものだから あげないよ〜だ♪ 』

 

「お、同じ 私なのに腹たつ! 」

 

地団駄を踏んで、怒り狂っていた

 

………同じ自分に対して

 

そんな時、ブレスレットから違う人物の声が

 

『………百秋、まさか こんな事になるとはな………』

 

千冬の声だった

 

事情を聞いたからか、ものっそい、呆れているような感じだった

 

「んな事は、そいつと付き合ってたら とっくにわかりきった事だろ」

 

『ふ…そうだな………』

 

「そんな事より、びゃっ君の為に…ってのは、どういう事? 」

 

『設計して、封印したくらいなんだから わかると思うけど、それって、他のISよりも圧倒的に速く飛べるし

色々あるけど その分、使用者への負担が半端ないんだ』

 

ISには、絶対防御と言うものが存在する

 

使用者の命を最低限 守るための安全装置だ

 

しかし、その漆黒のブレスレットになっているISの力では、絶対防御が発動しても異常なまでの使用者への負担が伴う

 

最強の性能に対する デメリットだ

 

最強のISも使えなければ 宝の持ち腐れ

 

『だから、ちーちゃんよりも遥かに丈夫で 常人離れした びゃっ君なら使えるってわけ』

 

『確かに……百秋は、研究所が吹っ飛ぶ爆発でも平気でいられるからな』

 

「どっかの誰かさんの所為だけどな」

 

「」

 

あまりの異常な会話に既について行けていなかった

 

「それで、肝心な事だけど 何で世界も、時間も違う この世界と通信できる」

 

『あぁ、それはね………』

 

元の世界の束 曰く

 

別の世界か地球外に飛ばされたのは、わかったから

 

違う時空に飛んだ事に賭け

 

壊れた 例の装置を基に 一種の探索機を作り

 

1時間程でこのISの信号をキャッチしたそうだ

 

『いや〜、マドカちゃんにばれる前でよかったよ〜』

 

「嫌われてるもんな………お前」

 

マドカとは、百秋の実妹

 

母親が千冬達の母親の双子の姉だったためか

 

さらに 千冬、百秋とマドカは、それぞれ、母親の遺伝子が濃かったのか 3人ともそっくりだった

 

千冬の弟の一夏もどちらかといえば 母親似だった

 

また、千冬が 一夏に対してブラコン気味である様に

 

マドカもまたブラコンだった

 

故に兄を奪った 束が嫌いだった

 

『ホント、今、マドカちゃんにばれたら殺され………誰? さっきから肩を叩くのh

 

束の声が途絶えた

 

時折、小さい悲鳴が聞こえる

 

「お〜い。千冬〜。何があった」

 

百秋が聞くと、少しして千冬が

 

『………マドカが来ていた………あいつが、どうなったかは………わかるだろ? 』

 

そのうち………悲鳴すら無くなった

 

「」

 

固まる 別の世界の束

 

「チッ、どうやって帰るか聞けなかった」

 

ちっとも心配しない百秋

 

『で、どうする? これから」

 

「このISが俺専用らしいし IS学園で教師やってみるなり 本業の医者でもやってりゃ なんとかなんだろ」

 

『………わかった、束が復活次第 また、連絡するよ』

 

「了解」

 

そこで通信が切れた

 

すると、いつの間にか こっちの世界の束がいなくなっていた

 

「? 束〜?」

 

奥の部屋からコーラーのようなものを持ってきた

 

「びゃっ君、喉乾いた? これ、どうぞ♪ 」

 

ニコニコしている事に不安をいだきつつ それを飲み干す

 

「⁉︎ た、束! テッメェ……」

 

百秋を蒸気が包み込む

 

束は、それを笑顔で見ていた

 

蒸気が止まり

 

百秋は立ち上がる

 

「束! 」

 

ふと、違和感を感じる

 

服が少し大きい

 

身長も縮んでいる

 

やりやがった………

 

嵌められたのだ

 

現在、百秋は大体15、6歳くらいになっていた

 

違う世界、違う時間に飛ばされ

 

遂には、高校生ぐらいまで若返らせる

 

使い方さえ、まともなら すごい発明なのに

 

何故、こいつは 人の迷惑になる事ばかりする!

 

「………いっ君がさ………IS、動かしちゃったんだって〜」

 

「………何が言いたい」

 

大体の予想はできている

 

「いっその事さ〜。いっ君と一緒にIS学園に通えば? 」

 

やはり これだ

 

とは言え、今の状況では それが一番かもしれない

 

あっちの一夏も学園生活で色々あったらしいし、何かフォローしてやれるかもしれん

 

「………わかった。手続きとかは、任すよ」

 

「りょ〜かい。ちーちゃんに連絡すればなんとかなるよね〜」

 

「………」

 

楽しそうだ

 

百秋にとって それは、不安でしかなかった

 

一体、どうなる事か

 

何時になったら元の世界に帰れるのだろうか

 

もう、考える気にもなれなかった

 




百秋の耐久値は、銀魂の銀さんレベルです

身体能力は、千冬や束より遥かに上です

次回は、IS学園に!

セシリアとの決闘開始までは 書きたいと思います


それでは、また 次回
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