【本編完結】時間の悪魔はデンジとレゼを幸せにしたい   作:もく 

20 / 59
想像以上に進みが遅いです
申し訳ない


18話 コーヒーの悪魔がいたら弱いだろうね

「バレちゃったか…」

 

ヒカリ「何者なの?」

 

「僕は形式上は悪魔と契約しているけどデビルハンターではないんだ。僕が契約しているのはこの子」

 

マスターは瓶を机の上に置く

 

ヒカリ「コーヒー豆?」

 

クロ「あー…コーヒーの悪魔だったか」

 

ヒカリ「知ってるの?」

 

クロ「前の契約者が血眼になって探してたぞ。貧乏なくせに毎日コーヒー飲んでたから豆代0にしたかったんだと、なんなら血をちょっと渡せば好きな豆になるって言ってたな」

 

「君の言う通りだよ、実は昔ただコーヒー豆を買ってただけだったんだけどそれに紛れ込んでちゃったみたいでね、帰りに悪魔に襲われちゃったんだけどその時の怪我で契約しちゃったみたいなんだ」

 

クロ「たしかコーヒーの悪魔は自我がない見た目はただのコーヒー豆で血に触れると無条件で契約しちまうんだったな。でもよく生きてたな、デビルハンターに助けてもらったのか」

 

「うん、公安の人で眼帯の女の人と金髪の男の人だったよ。本当は違法契約者として捕まるところだったけど脅威になるような悪魔じゃなかったから見逃してくれたんだ。いつか恩返ししたいと思ってたけど僕にできるのはここの物をご馳走するくらいでね、もう何十年も経っちゃったよ」

 

ヒカリ「2人とも知り合いなんで今度呼びますよ、あと2人みたいに僕たちも何も見てないことにします」

 

「ありがとう。そうだ、君は公安で働いてる悪魔だよね。これこの子が持ってたんだけど…」

 

マスターが下から何かを取り出す。カウンターに置かれたのは少し大きめの銃の悪魔の肉片だった

 

ヒカリ「でっか…よくこんなの持ってて生きられましたね」

 

クロ「たぶんコーヒーの悪魔の匂いが悪魔から隠してたんだな、これだけの持ってて何も起きないってことはそれだけコーヒーの悪魔は弱いってことだ」

 

「でもコーヒーが苦手な人だって多いよ?そこまで言うほど弱いってあるのかな?」

 

クロ「悪魔の強さに繋がる恐怖は関連しているものに分散するんだ、たぶんこいつはコーヒーに対する恐怖よりも苦味に対する恐怖がでかかったから強くならなかったんだな」

 

ヒカリ「なるほどね…提供ありがとうございます。また休みに来ますね」

 

「うん、ありがとう」

 

 

 

 

クロが目に戻り自室に戻ったヒカリは電話をかける

 

 

クァンシ『どうした?またあのバカがやらかしたか?』

 

ヒカリ「あー先生は関係なくて…いやあったね。何年前かわかんないけどコーヒーの悪魔と契約していた男の人覚えてる?」

 

クァンシ『そんなやついたな。なんだ?コーヒーの悪魔が凶暴化でもしたか?』

 

ヒカリ「そういうわけじゃなくてさ、その人が今喫茶店やってるんだけどお礼と言っちゃあれだけどサービスしてくれるんだって。今度日本に来るときあったら2人で一緒にどうかなって」

 

クァンシ『2人である必要はない、行かせるならあのバカだけに行かせとけばいいさ。」

 

ヒカリ「じゃあ無理ですね、別々だと嫌そうな感じでしたんで」

 

クァンシ『ならやめておこう、私もあいつに会うのは面倒だからな…それよりも最近寂しくないか?あいつが絡まないことでなんかしてほしいことがあるならすぐにでも日本に行ってやるぞ?可愛い弟子のお願いだからな』

 

ヒカリ「なっ…だ、大丈夫です!「ピッ」危なかった…」

 

ヒカリは弟子というよりペットのように可愛がられた2年前を思い出していた。クァンシは自制ができてはいるが来日した場合面倒なことになるためヒカリは世話になった師匠に会えないでいるのだ。

と言っても教えるのも上手で自慢の師匠ではある、その辺の立ち回りは考えておこうと改めてヒカリは思った。

 

 

 

 

 

 

 

ピピピ

 

 

翌日、昼までヒカリがゴロゴロしていると電話が鳴った。

ヒカリはクァンシかと思って一瞬応えるのを躊躇ったがそれでも出なきゃよくないことが起きると思ったので電話に出ることにした

 

ヒカリ「はい」

 

岸辺『俺だ』

 

ヒカリ「あー先生」

 

岸辺『2人の指導が終わった、明日はサムライソードとヘビ女を捕まえに行く。段取りの説明もある、本部に向かってくれ』

 

ヒカリ「はーい」

 

岸辺『あとクァンシはなんか言ってたか?電話しただろ』

 

ヒカリ「その嗅覚は仕事に使ってくださいって言いたいところですけどあの人先生と会うと面倒なことになるから嫌ってことでしたよ」

 

岸辺『殺すじゃなくなったならよしだ』

 

ヒカリ「そのメンタル欲しいですよ」

 

 

ピッ

 

 

 

公安本部

 

岸辺「マキマ、説明しろ」

 

マキマ「今回は新しい4課のお披露目式的なものになるけどこちらの切り札であるヒカリ君は使わない方針で行くことにしました」

 

「「ん?」」

 

岸辺とヒカリは聞き間違いかと思い固まる

 

マキマ「もう一回言うね、君がいると今回のでデンジ君達が経験を詰めないからよほどのことがない限りは待機。わかった?」

 

クロ「つまんねーぞマキマ」

 

ヒカリ「誰かが死んだら?」

 

マキマ「その時はその時、襲撃から生き延びてるほどの人なのにここで死ぬような人は4課には必要ありません」

 

部屋に沈黙が走る

 

岸辺「じゃあお前はなんでこいつらを呼んだんだ」

 

マキマ「ヒカリ君は明日参加させるつもりはないから今日は4課の新メンバーの紹介、ちゃんと把握しといてね」

 

クロ「それってヒカリを何もさせないで明日ぶちこむんじゃダメなのかよ」

 

マキマ「ダメだね、君たち何もしないの苦手だろうし。資料渡しとくからいろいろ考えといてね」

 

 

 

 

 

 

 

 

2人とクロは退出し廊下を歩いている

 

岸辺「あれは上司として0点だな」

 

ヒカリ「先生にだけは言われたくないと思いますよ」

 

岸辺「思った以上にくだらないことに呼び出しちまってすまなかったな、飯代渡すから適当になんか食ってきていいぞ」

 

ヒカリ「露骨に好感度稼いで師匠と話すときに上手くやろうとしてますね」

 

岸辺「言うな。明日は適当に待っててくれ、まああいつなら上手くやれるだろ」

 

ヒカリ「そうしますね」

 

 

 

 

 

 

そうしてこの日は解散となった

そして明日、サムライソードとの決戦が始まる

8話で書いた裏設定について

  • 知ってる ここには書かないで(他作品へ)
  • 知ってる 終盤に触れてほしい
  • 知らない
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。