【本編完結】時間の悪魔はデンジとレゼを幸せにしたい 作:もく
プールにやってきた
早速プールに手を入れる
「はは冷た〜い!」
こんなの水泳訓練の時の極寒の海に比べたら全然だ
「俺あんま泳げないんだよね」
「じゃあ教えてあげる、泳ぎ方」
すぐに服を脱ぎ始める
抵抗感なんてなかったしそもそもそれくらい簡単に出来なければハニートラップは成功しないのだ
「え!?」
私が脱ぎ始めるとすぐにデンジ君が凄いびっくりした顔でこっちを見て来る
「脱ぎなよ。服着てると沈んじゃうよ」
「エッチすぎじゃないすか?」
「泳げるようになりたくないの?」
「なりたくなってきた」
変態
本当にこのくらいの男の子は単純だなあ
下着も脱いでいく
「オあえ!?」
「デンジ君もハダカなっちゃお、どうせ暗くて見えないよ」
ガッツリ見えちゃうんだよね
少し固まったデンジ君は一瞬で服を脱いだ
意外と大きいねえ…
どうやってそんな早く脱いでるんだろ、聞いたら今度役に立つかな
「あはは!つめたっ!デンジ君もおいでよ!」
「わー溺れちゃう助けてー」
「ははあ〜んわかった!さては泳げないからプール恐いんだな〜!」
来てくれるよね…
「うらあ!」
ザパア
「あはははははは!」
「はっハハ冷てえ!」
「教えてあげる」
「デンジ君の知らない事、できない事」
「私が全部教えてあげる」
もう少しだけ一緒にいてあのとき私が出来なかったことを最後に彼にだけはしてあげたい
そうすればあの頃の私も少しは救われてくれる気がするから
「デンジ君!息継ぎ!息継ぎ!」
ザアアアア
「アハッ雨だアメ!アハハハハハハ!」
「ギャー!」
雨が強くなってきて帰れなくなってしまった
「止みませんねえ」
「デンジ君はさ田舎のネズミと都会のネズミどっちがいい?」
なんで聞いたのかはわからない、自然にその質問が出てしまっていた
「なにそれ?」
天使「イソップ寓話の1つだよ」
「田舎のネズミは安全に暮らせるけど都会のようにおいしい食事はできない、都会のネズミはおいしい食事をできるけど人や猫に殺される危険性が高い」
クロ「それで?今おいしそうにラーメン餃子炒飯を食ってる都会のネズミさんはどっちがよかったんだ?」
「…僕は田舎のネズミがよかった…けどマキマに捕まって都会に連れて来られたんだ。僕の心は田舎にあるのさ都会の君たちに付き合って危険な目に遭うのはごめんだね」
「なら働かなくても「…って思ってたんだけどね」…あ?」
「最近はおいしいものをたくさん食べれてこの生活も悪くないなって思えるようになったんだ」
「ほ〜?怠惰な天使様がそんな風になるとは」
「だって僕が死にそうになったとしてもキミや
「お前な…ん?今ヒカリって…」
「「…」」
「
「全部終わったら教えてくれるだろ、俺も聞いてみてえな」
天使「 」
「ああ…」
「俺ぁ都会のネズミがいーな」
ちょっと予想外だった
彼は危険でも都会を選ぶらしい
「え〜!?田舎のネズミの方がいいよ〜平和が1番ですよ」
「都会の方がウマいモンあるし楽しそうじゃん」
そっか…キミは私とは違ったんだ…
「キミは食って楽しけりゃいいのか?」
少し変な口調になってしまった
今まで動揺するようなことがあってもこんなことはなかったんだけどな…
「ああ」
キミはやっぱり私とは違う
どんな目に遭っても楽しけりゃいいなんて私は思ったことなんかなかった
「じゃあ明日さ、近くでお祭りあるから一緒に行かない?きっと楽しいしおいしいよ」
「…仕事終わってからならいーよ」
「いえーい!やった!」
「ちょっとおトイレ行ってきま〜す」
「超クソ可愛い…」
…そういうのはいなくなって結構してから言うんだよ
調子狂うなあ…
8話で書いた裏設定について
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知ってる ここには書かないで(他作品へ)
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知ってる 終盤に触れてほしい
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知らない