【本編完結】時間の悪魔はデンジとレゼを幸せにしたい   作:もく 

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もうちょっとだけレゼ篇続きます


34話 戦いの後で

「抜け出すことは可能だった。それでも一緒に沈むことを選んだ、か…」

 

2人が沈むのを見届けたヒカリは海を覗いていた

ヒカリがビームに血を飲ませる

 

「起きてビーム。デンジとレゼが沈んでるよ」

 

「チェンソー様が!?ボムは…」

 

「好きにしていいよ、君が選んでね」

 

そしてビームは海へ飛び込んでいった

 

 

「仕上げに入ろうか」

 

『ああ』

 

 

夜が明けていく

ビームは原作通り2人ともビーチに上げデンジのスターターを引いた

 

少し離れた場所でそれを認識する人影が1つ、ヒカリだった

 

「街の修復は何年使う?」

 

『巻き戻しの方がコスパいいぞ。8年くらい』

 

「戦闘前の状態まで戻すよ、一部だけ残しといて。8年使用…」

 

少しずつ建物が戻っていく

壮絶な戦闘を逆再生したような戻り方をしていった

 

そしてその頃ビーチでは…

 

 

sideレゼ

 

波の音が聞こえる

生きてるの…?

 

起き上がると横には私に服を着させて上半身裸になったデンジ君がいた

 

「信じられない…どうして私を蘇らせたの…?」

 

その後のデンジ君の答えが意外だったが凄く彼らしいものだった

 

「オレは素晴らしき日々を送っている」

 

「何回もボコボコにされて酷い目に合って死んでも次の日ウマいモン食えりゃそれで帳消しにできる」

 

「でも…ここでレゼを捕まえて公安に引き渡したらなんか…魚の骨がノドに突っかかる気がする」

 

「素晴らしき日々を送っていても時々ノドん奥がチクってなりゃあ最悪だ」

 

「今私に殺されても同じこと言える?」

 

「殺されるなら美人にってのが俺の座右の銘」

 

おかしいけど

本当にデンジ君らしいや

 

「ぷっ…あははははは!はああ〜!あ〜」

 

「もしかして…私がまだキミを本気で好きだと思っているの?キミに会ってからの表情も頬の赤らめも全部嘘だよ。訓練で身につけたもの」

 

そう、全部嘘

今までのも

 

今のも

 

「私は失敗した…キミと戦うのに時間をかけすぎた。じゃあ私は逃げるから」

 

来ないでほしい…だけど来てほしいとも思ってしまう自分がいる

 

「一緒に逃げねえ?」

 

「へ?」

 

「俺も戦えるから逃げれる確率上がるぜ」

 

来ないで…

 

「私はたくさん人を殺したよ?私を逃すってことはデンジ君、人殺しに加担することになるけどわかってる?」

 

「仕方なくねえけど仕方ねえな、まだ俺ぁ好きだし。全部嘘だっつーけど俺に泳ぎ方教えてくれたのはホントだろ?」

 

足がデンジ君の方へ戻っていく

本当は一緒に来てほしくないのにデンジ君を求めている

彼に近付いて唇を…

 

 

 

ゴキッ

 

 

 

「あっ…」

 

「もう少し賢くなった方がいいよ」

 

「がっ…」

 

「レゼ!なあっ、レゼ!今日の昼に…!あのカフェで待ってるから!絶対来…」

 

どこまでも純粋だね

 

だから騙されちゃうんだぞ?

 

バイバイ、デンジ君

 

 

 

 

 

 

 

少し進むとヒカリ君が時間の悪魔の力で街を直していた

 

()()()()ねえ…お、噂をすれば」

 

「彼シャツ姿見られたくないなら早めに拠点戻りな。今誰もいないから」

 

君も本当に変わらないな

 

「そうさせてもらうよ。私は逃げるからこれでお別れだね。最後に聞いていい?」

 

どうせ最後だ、本当に疑問に思っていたことを聞こう

 

「キミは何者なの?」

 

「…名も無い少女に居場所を与えようとしただけのただのデビルハンターだよ」

 

「そう…失敗しちゃったね」

 

「まあ後悔はないから、自由に生きな。ちゃんと心の声を聞いて自分がやりたいように生きてみるといいんじゃないかな?」

 

「…そうさせてもらうね」

 

私はその言葉に一瞬だけ考えてしまった

 

やりたいように、か…

 

 

 


 

 

 

レゼが去っていく

 

「…後悔ができるならこの後だよ。まだ始まってすらない」

 

『ああ…なあ、お前が今日やったことの意図を聞いてもいいか?』

 

「いいよ、どうせ君に隠すつもりはなかったから」

 

「住民を未来に送ったのはレゼを人殺しにしないため、主な目的は公安ルートと逃避行の後で変な罪悪感を持たないようにすることだった」

 

『なるほどな、で?お前が今一部を残して修復しているのは?』

 

「花だよ、クロも見たでしょ」

 

『…なるほどな』

 

言い終えた後クロは目から出てきた

 

「やっとわかったぜ、ヒカリ。全部繋がった」

 

「なにが?」

 

「ここ、漫画かなんかの世界だろ」

 

 

は?

8話で書いた裏設定について

  • 知ってる ここには書かないで(他作品へ)
  • 知ってる 終盤に触れてほしい
  • 知らない
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