【本編完結】時間の悪魔はデンジとレゼを幸せにしたい 作:もく
そして時間を巻き戻す
時間を戻そうが決めるのはレゼだ
僕は新幹線に乗ろうとしたレゼのもとへ向かった
「11時8分山形行き新幹線つばさ、まもなく発車します」
彼女の背後の椅子に座って新聞を読む
人を飛ばした、建物の時間を戻したこともあり、もちろん昨日のことは書かれていなかった
何度繰り返したとしても彼女はデンジのもとへ向かうのか、そこが重要だった
レゼは乗らなかった
「乗らないんだ、なんで?」
「ヒカリ君…!?」
首のピンに手をかけるレゼ
「落ち着いて、僕は敵じゃないよ」
「…逃げようとしてる私の前に現れたのに敵じゃないわけないでしょ」
「まあそう見えるか」
「とりあえず見てもらいたいものがあるんだ」
そう言って僕はレゼに未来を共有した
二道に向かうレゼの前にマキマが現れ、天使の悪魔に心臓を貫かれる未来
「…これは…!」
「君に待っている運命だよ」
「そんなの…!」
レゼも動揺している
どれだけ信頼している人でも未来を見た、君は死ぬなんてことは信じられないだろう
でも今回は見せられている
しかも相手は自分が苦戦した時間の悪魔と完全契約をした人間だ
少し置いて続ける
「昨日君は僕の目的を聞いたね」
「僕の目的は君の残酷な未来を、運命を変えることだよ」
「…信じきれないよ」
「じゃあ好きにすればいいよ、ネズミが来たら時間を止めてあげる」
何も言わずにレゼは去っていった
おそらく半信半疑なのだろう
でも彼女の本心は変わらなかった
『行ったな…』
「もうモルモットじゃない。君の前の契約者の願いは叶ったよ」
『あぁ…』
「行こう」
そして二道に向かうレゼの前にネズミの群れが現れる
指を鳴らして時間を止めた
「…本当だったんだ」
「うん。さ、行きなよ。君はもうモルモットじゃない、幸せになってね」
「…Спасибо」
そしてネズミの横を歩いていく
レゼは二道の前に着いた、そして時間の流れを戻す
「私も田舎のネズミが好き」
「そんなのどうでもいいんですけど」
「…え?」
レゼの前に現れたと思っているマキマは僕を見て驚いていた
いい顔してんじゃん生姜焼き
目の前にはマキマ、レゼは二道に辿り着いてデンジと逃げているところだ。
「なんで君が彼女を庇うのかな?」
「知りたいならこの前のあなたと同じこと言ってあげますよ」
「ナイショです」
シーってジェスチャーするとマキマの眉毛がピクッと動いた。どうやらかなりイラついているらしい。
「私はクロ君と契約しているの、内容は私と敵対しないうちは手出しはしないって。最後の警告です。無駄な抵抗はやめなさい」
「そういうことならやめてやります…よ!」
辞表付きのナイフを投げる
それが当たる前に何者かがマキマを切り裂いた
黒い体に手が4本、エンジンをふかす音…
「…は?」
そこにいたのは他でもない
黒いチェンソーマンだった
なんでポチタが出てるんだ…
デンジはレゼと一緒に逃げたはず
アキかパワーが殺されたのか…?
「ヒガリ゛!」
「…え」
「イ゛ケ!」
クロが目から出てきて僕の手を引く
「行くぞヒカリ!」
呆然としていた僕はクロに手を引かれるまま路地裏を抜け出し走り出す
「なんでポチタが…!」
「わからねぇ!でも今はあいつの言う通りに…」
そこまで言ってクロが突然立ち止まった。
「何してるの!クロが言ったんでしょ言う通りに走れって!」
「ダメだ…戻れヒカリ…
「要はないってなんだよ!…クソッ!」
僕はクロを無視して走り出す
「行くな!ヒカリ!」
「行っちゃダメだ…!」
凄まじい血の匂いがする…先には激しい戦闘の跡と倒れている人間が何人か見えた
「…え」
そこには心臓を抜かれ倒れている
なんで、見落としていた…?
なんで…なんでこんなことに
なんでなんでなんでなんでなんで
「マキマァァァァァァァァ!」
そして僕はこの世界で初めて最悪の
8話で書いた裏設定について
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知ってる ここには書かないで(他作品へ)
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知ってる 終盤に触れてほしい
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知らない