縫合者、紫雲院利玖のデュエル・スピリット   作:クォーターシェル

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第6話 カイザーへの道その2

「美戸先輩!」

 

一年のデュエル部部員の1人が声を上げた。

 

「貴女が二年の美戸礼子先輩ですか?」

 

俺のその問いに魔法使いの様な恰好の彼女から、

 

「ええそうよ」

 

そんな返事が返ってきた。

 

「部室を離れていたら一年の子から『道場破りがやって来た』って連絡が来たから戻ってきたのだけれど、結局何があったのかしら?」

 

「……実は貴女が現れる前までは俺たちの完全勝利でした。だけど貴女が登場したことにより情勢は一変しましたね」

 

万丈目が若干緊張したような表情でそう言った。

 

「うふふ」

 

「何かおかしなことでも?」

 

「いえ……。ただ可愛いなって思っただけよ」

 

そう言いながらクスクス笑う美戸先輩に万丈目は顔を赤くする。

 

「こ……こんな時に何を言っているんですか!?」

 

「うふふ」

 

「ふっ、美戸先輩は融合マスターと呼ばれるほどの使い手!紫雲院、お前も融合が得意なようだが美戸先輩にはかなうまい!」

 

デュエル部部員の1人がそう言う。

 

「あら、勝手に人のデュエル戦術を喧伝するのはどうかと思うわよ。まあ、融合が得意なことは否定しないわ」

 

美戸先輩はそう言うと俺に目を向ける。

 

「さて……と。では早速始めるわよ!利玖君」

 

「ええ望むところです!」

 

「ふふ。では始めましょうか」

 

美戸先輩はそう言ってデュエルディスクを構える。

 

「「デュエル!」」

 

――ターン1――美戸礼子

 

美戸「私のターン、ドロー!」

 

美戸 手札5→6

 

美戸「私はジャイアント・レックスを召喚、更にリバースカードを2枚セットしてターンエンドよ」

 

ジャイアント・レックス 攻撃力2000

 

美戸 LP4000 手札3

 

・モンスター

ジャイアント・レックス 攻撃力2000

・魔法・罠

伏せカード×2

 

――ターン2――紫雲院利玖

 

利玖「俺のターン、ドロー!」

 

利玖 手札5→6

 

利玖「俺は手札から魔法カード、魔玩具補綴を発動します。その効果でデッキから融合とエッジインプ・ドリルを手札に加えます!」

 

利玖 手札5→7

 

利玖「でもって今手札に加えたエッジインプ・ドリルを召喚!」

 

利玖のフィールドにドリルのエッジインプが現れる。

 

エッジインプ・ドリル 攻撃力2000

 

エッジインプ・ドリル(オリカ)

効果

星4/闇属性/悪魔族/攻2000/守0

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

① このカードが、召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「デストーイ」、「ファーニマル」、「エッジインプ」カードのいずれか1枚を墓地に送る。

② このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。

③ このカードを融合素材にした融合モンスターは以下の効果を得る。

●このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

 

利玖「エッジインプ・ドリルの効果発動!このカードの召喚に成功したことで、デッキからエッジインプ・DTモドキを墓地に送ります!」

 

エッジインプ・ドリルがその体を回転させ、利玖のデッキからカードが墓地に送られた。

 

利玖「更に俺は手札から魔法カード、融合を発動!フィールドのエッジインプ・ドリルと手札のファーニマル・エッグを融合素材に融合召喚をします!現れろ、デストーイ・ハーケン・クラーケン!」

 

利玖のフィールドに触手の先に斧がついた巨大なタコの様なデストーイが出現した。

 

デストーイ・ハーケン・クラーケン 攻撃力2200

 

利玖「融合素材となったエッジインプ・ドリルとファーニマル・エッグの効果!エッジインプ・ドリルは融合先のモンスターに攻撃貫通効果を与え、ファーニマル・エッグは融合先のモンスターが融合召喚に成功した場合、その元々の攻撃力分の数値のライフを回復させます!」

 

デストーイ・ハーケン・クラーケンの背後にエッジインプ・ドリルと卵型のファーニマルの幻影が浮かぶ。

 

ファーニマル・エッグ(オリカ)

効果

星3/地属性/天使族/攻700/守2000

このカードの②の効果は1ターンに1度しか使用できない。

① このカードを融合素材にした融合モンスターは以下の効果を得る。

●このモンスターの融合召喚に成功した場合、自分はこのモンスターの元々の攻撃力分の数値だけLPを回復する。

②メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。自分の墓地の「融合」1枚をデッキの一番下に戻し、デッキから1枚ドローする。

 

利玖「デストーイ・ハーケン・クラーケンの攻撃力分、2200のライフを回復!」

 

利玖 LP4000→6200

 

美戸「へえ、融合モンスターに追加効果を加えるモンスター……」

 

利玖「墓地のファーニマル・エッグの効果発動!墓地のこのカードを除外することで、墓地の融合をデッキの1番下に戻してデッキから1枚ドローする!」

 

利玖 手札3→4

 

利玖「バトル!デストーイ・ハーケン・クラーケンでジャイアント・レックスを攻撃!」

 

ハーケン・クラーケンがジャイアント・レックスに触手を振るう。

 

デストーイ・ハーケン・クラーケン攻2200VSジャイアント・レックス

 

ジャイアント・レックスはハーケン・クラーケンの刃によって両断される。

 

美戸「くっ!」

 

美戸 LP4000→3800

 

利玖「デストーイ・ハーケン・クラーケンはバトルフェイズに2回攻撃できる!デストーイ・ハーケン・クラーケンでダイレクトアタック!」

 

デストーイ・ハーケン・クラーケン 攻撃力2200

 

ハーケン・クラーケンが触手を美戸に伸ばそうとするが、

 

美戸「リバースカードオープン!罠カード、ガード・ワン!相手モンスターが直接攻撃してきた場合、デッキからレベル1モンスター1体を守備表示で特殊召喚するわ!」

 

ガード・ワン(オリカ)

通常罠

① 相手モンスターの直接攻撃宣言時に発動できる。デッキからレベル1のモンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、戦闘では破壊されない。

 

美戸「私はデッキからレベル1モンスター、D.D.フュージョニストを特殊召喚!」

 

美戸のデッキからモンスターが現れる。

 

D.D.フュージョニスト 守備力500

 

D.D.フュージョニスト(オリカ)

効果

星1/光属性/悪魔族/攻100/守500

① このカードの戦闘によって発生するお互いのダメージは0になる。

② このカードが除外された場合に発動できる。デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード1枚を手札に加える。

 

利玖「ならばデストーイ・ハーケン・クラーケンでD.D.フュージョニストを攻撃!デストーイ・ハーケン・クラーケンの攻撃は貫通する!」

 

デストーイ・ハーケン・クラーケン攻2200VSD.D.フュージョニスト守500

 

美戸「D.D.フュージョニストの戦闘によって発生するお互いの戦闘ダメージは0になるわ。そしてこのターンD.D.フュージョニストは戦闘では破壊されない」

 

D.D.フュージョニストはハーケン・クラーケンの攻撃を回避する。

 

利玖「じゃあ、バトルを終了します。デストーイ・ハーケン・クラーケンはその効果で守備表示になります」

 

利玖「俺はリバースカードを1枚伏せてターンエンドです」

 

利玖 LP6200 手札3

 

・モンスター

デストーイ・ハーケン・クラーケン 守備力3000

・魔法・罠

伏せカード×1

 

――ターン3――美戸礼子

 

美戸「私のターン、ドロー!」

 

美戸 手札3→4

 

美戸「私は手札からフィールド魔法、暴走魔法陣を発動!」

 

美戸を中心に魔法陣が広がる。

 

利玖(このカードは!つまり美戸先輩のデッキは……)

 

美戸「暴走魔法陣の効果で私はデッキから召喚師アレイスターを手札に加えるわ」

 

美戸 手札3→4

 

美戸「私は召喚師アレイスターを守備表示で召喚!」

 

美戸のフィールドに杖を持った魔法使いが現れた。

 

召喚師アレイスター 守備力1800

 

美戸「召喚師アレイスターの効果発動!このカードの召喚に成功したことにより、デッキから召喚魔術1枚を手札に加えるわ!」

 

美戸 手札3→4

 

利玖(やっぱり!彼女のデッキは召喚獣デッキということか!)

 

美戸「私はフィールドの召喚師アレイスターとD.D.フュージョニストを墓地に送って融合モンスター、暴走召喚獣マッド・クロウリーをEXデッキから特殊召喚!」

 

アレイスターとD.D.フュージョニストが合わさり、禍々しいオーラを纏ったアレイスターが現れる。

 

暴走召喚獣マッド・クロウリー 攻撃力1800

 

暴走召喚獣マッド・クロウリー(オリカ)

融合・効果

星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1000

「召喚師アレイスター」+闇属性・魔法使い族以外のモンスター1体

このカードは融合召喚及び以下の方法でのみEXデッキから特殊召喚できる。

●自分フィールドの、上記の融合素材モンスターを墓地へ送った場合にEXデッキから特殊召喚できる。

このカード名の②・③の効果は1ターンに1度しか使用できない。

①このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「召喚師アレイスター」として扱う。

② このカードの特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキ・墓地から「召喚魔術」、「法の聖典」、「魔法名-「大いなる獣」のいずれか1枚を手札に加える。

③ 自分フィールドの融合モンスターのモンスターに対する攻撃宣言時に発動できる。その融合モンスターの攻撃力をターン終了時まで1200アップする

 

美戸「暴走召喚獣マッド・クロウリーの効果発動!私はデッキから法の聖典1枚を手札に加えるわ」

 

美戸 手札4→5

 

美戸「私は手札から魔法カード、召喚魔術を発動!この効果で墓地の召喚師アレイスターとD.D.フュージョニストを素材に融合!現れなさい、召喚獣メルカバー!」

 

美戸のフィールドに下半身が戦車(チャリオット)と一体化したような騎士といった姿のモンスターが現れた。

 

召喚獣メルカバー 攻撃力2500

 

美戸「除外されたD.D.フュージョニストの効果で私はデッキから融合を手札に加えるわ」

 

美戸 手札4→5

 

利玖(今の融合は、どちらかというとメルカバーの効果の弾にするためか……)

 

美戸「バトル!私は召喚獣メルカバーでデストーイ・ハーケン・クラーケンを攻撃!」

 

メルカバーがハーケン・クラーケンに突進する。

 

美戸「私のフィールドの暴走召喚獣マッド・クロウリーの効果発動!自分の融合モンスターの攻撃宣言時、そのモンスターの攻撃力をターン終了時まで1200アップする!」

 

マッド・クロウリーの発した波動を受けてメルカバーはパワーアップする。

 

召喚獣メルカバー 攻撃力2500→3700

 

召喚獣メルカバー攻3700VSデストーイ・ハーケン・クラーケン守3000

 

メルカバーは防御態勢のハーケン・クラーケンをそのまま撃破する。

 

美戸「暴走召喚獣マッド・クロウリーでプレイヤーにダイレクトアタック!」

 

暴走召喚獣マッド・クロウリー攻1800

 

利玖「くっ!」

 

利玖 LP6200→4400

 

マッド・クロウリーが放った光弾で利玖はダメージを受けた。

 

美戸「これでバトルを終了して、カードを1枚伏せてターンエンドよ」

 

美戸 LP3800 手札4

 

・モンスター

暴走召喚獣マッド・クロウリー 攻撃力1800

召喚獣メルカバー 攻撃力3700→2500

・魔法・罠

暴走魔法陣

伏せカード×2

 

――ターン4――紫雲院利玖

 

利玖「俺のターン、ドロー!」

 

利玖 手札3→4

 

利玖(まずはメルカバーを何とかしないとな)

 

利玖「リバースカードオープン!罠カード、強制放出装置を発動!」

 

強制放出装置(オリカ)

通常罠

① フィールドの特殊召喚されたモンスター2体を対象として発動できる。対象のモンスターを手札に戻す。

 

利玖「フィールドの特殊召喚されたモンスター2体を対象にして手札に戻します!対象にするのは貴女のフィールドの暴走召喚獣マッド・クロウリーと召喚獣メルカバー!」

 

罠カードから現れた機械が2体のモンスターを吸い込もうとする。

 

美戸「(これはメルカバーの効果を使うしかないわね)私は召喚獣メルカバーの効果を発動!手札のDNA移植手術を捨てて、強制放出装置の効果を無効にして除外するわ」

 

メルカバーから眩い光が発せられ、強制放出装置をそのままかき消してしまった。

 

利玖「(良し、これでこのターンメルカバーはもう効果を使えない!)俺は手札から魔法カード、デストーイ・リニッチを発動!墓地のデストーイモンスター1体を蘇生する!甦れ、デストーイ・ハーケン・クラーケン!」

 

墓地からハーケン・クラーケンが吊り上げられる。

 

利玖「デストーイ・ハーケン・クラーケンの効果発動!相手フィールドのモンスター1体を墓地に送る!対象にするのは、召喚獣メルカバーだ!」

 

ハーケン・クラーケンがその触手でメルカバーを掴もうとする。

 

美戸「リバースカードオープン!速攻魔法、法の聖典を発動!召喚獣メルカバーをリリースして、EXデッキから召喚獣コキュートスを守備表示で特殊召喚するわ!」

 

召喚獣コキュートス 守備力2900

 

メルカバーの姿が消え、代わりに氷のドラゴンの様なモンスターが出現する。

 

利玖「(コキュートス……召喚獣の中でも守りに秀でたモンスターだったな)俺は手札から装備魔法、魔玩具注文を発動!EXデッキからデストーイ・ホイールソウ・ライオを守備表示で融合召喚してこのカードを装備!」

 

利玖のフィールドに丸鋸の鬣をもつライオンのデストーイが出現した。

 

デストーイ・ホイールソウ・ライオ 守備力2000

 

利玖「デストーイ・ホイールソウ・ライオの効果発動!相手モンスター1体を対象にそのモンスターを破壊してその元々の攻撃力分のダメージを与える!俺が破壊するのは暴走召喚獣マッド・クロウリー!」

 

ホイールソウ・ライオが丸鋸を射出しマッド・クロウリーを撃破する。

 

美戸「くっ!」

 

美戸 LP3800→2000

 

利玖「俺は更に手札から魔法カード、融合を発動します!フィールドのデストーイ・ハーケン・クラーケンとデストーイ・ホイールソウ・ライオを素材に融合召喚!悪魔宿りし非情の玩具達よ今こそ神秘の渦で1つとなりて、新たな力と姿を見せよ!現れろ、デンジャラス・デストーイ・タイラントレックス!!」

 

利玖のフィールドに体のあちこちから凶器が飛び出た肉食恐竜型のデストーイが降り立った。

 

デンジャラス・デストーイ・タイラントレックス 攻撃力3100

 

デンジャラス・デストーイ・タイラントレックス(オリカ)

融合・効果

星10/闇属性/悪魔族/攻3100/守2300

「デストーイ」モンスター×2

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できない。

① このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。以下の効果から1つを選んで適用する。

●相手フィールドに表側表示で存在するカードの効果をエンドフェイズ時まで無効にする。

●相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力・守備力を半分にする。

② このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分の倍の数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。

③ このカードは相手のカードの効果の対象にならない。

 

利玖「デンジャラス・デストーイ・タイラントレックスの選択効果発動!融合召喚に成功したことで相手フィールドの全てのモンスターの攻撃力と守備力を半減させる!テラー・ハウリング!」

 

タイラントレックスが雄たけびを上げると、美戸のフィールドのモンスターが委縮する。

 

召喚獣コキュートス 守備力2900→1450

 

美戸「……!トラップ発動!罠カード、強制脱出装置!君のデンジャラス・デストーイ・タイラントレックスを手札に……」

 

利玖「デンジャラス・デストーイ・タイラントレックスは相手の効果の対象にならない!」

 

美戸「なんですって!?」

 

美戸の発動した罠は不発に終わった。

 

利玖「バトルだ!デンジャラス・デストーイ・タイラントレックスで、召喚獣コキュートスを攻撃!」

 

タイラントレックスがコキュートスに向かう。

 

デンジャラス・デストーイ・タイラントレックス攻3100VS召喚獣コキュートス守1450

 

利玖「デンジャラス・デストーイ・タイラントレックスの効果!守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分の倍の数値だけ相手に戦闘ダメージを与える!テラー・リアクション!」

 

タイラントレックスがコキュートスを戦闘破壊し、その余波が美戸を襲った。

 

美戸「きゃあっ!!」

 

美戸 LP2000→0

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

デュエル・アカデミア中等部のデュエル部の紅一点、美戸礼子とデュエルした訳だが……。

 

「ふぅ。参りました。流石は紫雲院利玖ということですね」

 

俺はデュエルに勝利して美戸先輩にこう声をかけられた。美戸先輩とのデュエルはかなり楽しかった。お互い融合戦術を使いながらのデュエルだったが、俺の引き運が良かったこともあり勝利することが出来た。

 

「利玖君」

 

「はい?」

 

「貴方は強いわ。だからこそこれからも精進しなさい」

 

「はい!」

 

デュエル・アカデミア中等部のデュエル部部員達を全て倒した俺達はデュエル部部長の斉藤締が部室を掃除するように部員達に命じるのを尻目にデュエル部部室をあとにした。

 

「あーあ。部長ったら私たちに掃除押し付けて自分はサボりに行くんだから」

 

「でも本当は自分も丸藤先輩と利玖君のデュエルを見たかったんじゃないのか?」

 

「あはは!それは言えてるかもね!」

 

「えへへ……」

 

「あら?美戸さんは嬉しそうね」

 

「そりゃあそうですよ」

 

デュエル部の皆が楽しそうに会話を繰り広げている。そんな彼らを尻目に俺達は丸藤亮を探すために部室を出て廊下を歩いていた。

 

「しかし斉藤先輩がデュエル部部長とはな」

 

「ああ。でも強かったよ。流石はデュエル部部長と言ったところかな」

 

「そりゃあな。あの人はかなりの実力者だ。伊達に丸藤先輩と一緒の世代を歩んできたわけじゃないからな」

 

「でも一番強かったのは美戸先輩かな?」

 

「そうだな。正直な話美戸先輩が相手だと厳しいかもな」

 

「やっぱりそう思うか?」

 

「ああ」

 

菅郎がそう言う。その表情はとても楽しげなものだった。

さて、そもそもの目的であった丸藤先輩とのデュエルへ臨まなくてはな。

 




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