ウマ娘×スーパー戦士   作:zone

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スペシャルウィークとパトレン2号?

スペシャルウィークとパトレン2号?

 

「ふんふんふ〜ん♪ふんふんふ〜ん♪ふふふふふ〜ん♪」

鼻歌まじりに街を歩いてるウマ娘が1人。

彼女はスペシャルウィーク。

日本ダービーに勝利し、ジャパンカップでは凱旋門賞ウマ娘をも倒した、日本総大将と呼ばれるすごいウマ娘である。

ご機嫌に街を歩いてる彼女、それもそのはず今日はクリスマスイブ。

華やかなイルミネーションが煌めく、そんな街中に彼女はクリスマスパーティの為の買い物に来ていた。

 

「クリスマスパーティ楽しみです!クリスマスのご馳走!クリスマスといえばやっぱりチキ」

 

『クリスマスにチキンを食べるな!クリスマスにはシャケを食え!!』

 

「え?!」

広場に通りかかったところ、何やら騒がしい声が聞こえてきた。

見てみれば、まるで魚の様な姿の怪人が演説をしているではないか。

 

「俺の名前は、サモーン・シャケキスタンチン・Jr.!

偉大なる父、サモーン・シャケキスタンチンより溢れたイクラより産まれた、父の意志を継ぐものなり!」

「偉大なる父の意志?」

「お前達は何故、クリスマスにチキンを食べるんだ?!」

「え?それは、美味しいから?」

「それが気に食わん!クリスマスにはシャケを食え!!」

「え?しゃけ?」

「今年のクリスマスはシャケ一色に染めてやる!

NO MORE チキン!チキンの代わりにシャケを食べろ!切り身配り!」バシュ!

「え?!(はむ)んん?!おいひいでふ!」もぐもぐ

クリスマスにチキンを食べるな、そして何故かシャケを食べろと訴える怪人ことサモーン・シャケキスタンチン・Jr.

街行く人達にシャケの切り身を食べさせてくる、スペシャルウィークも貰った、美味しいみたいだ。

 

「チキンを食べようとする奴には、、、全力で嫌がらせをするからな!」

「い、いやがらせ?」

「それじゃ忙しいので、さらばだ!」ダッシュ

「なんだったんだろう、、?」

シャケを食べさせて言いたい事だけ言って去っていったサモーンJr.、スペシャルウィークは嵐の様な出来事に呆気に取られてしまった。

 

 

「すみませーん!ローストチキン用のお肉ください!」

「はいはい、少々お待ちください」

あんな事があった後ではあるが、気を取り直して本来の目的である買い物に来たスペシャルウィーク。

彼女はクリスマスパーティに使う鶏肉を買いにお肉屋さんに来ていた。

お店の人に用意してもらっている時に、奴は現れた。

 

「シャケシャケシャケ!ここだ!」

「え?!あ、あなたはさっきのお魚さん?!」

「うわ?!な、なんですか?!」

「殴り込みだ!突然押し入っておいてなんだが!クリスマスにチキンを売るな!」

「え?チキンを?ここお肉屋さんなのに?」

「ノーチキン!ノーチキンノーチキンノーチキン!」ひょいひょいひょい

「ああ?!鶏肉が!」

次々に鶏肉を奪っていくサモーンJr.

 

「代わりに、シャケを置いていくぜ!シャケ⚪︎んまい!それ逃げろ!」ダッシュ

「ああ、、お肉が全部シャケに、、、あの、もしかして鶏肉は?」

「今ので全部持っていかれました、、、」

「そんな?!」

「また来られるのも怖いし、、このままシャケを売ります、、、買ってくかい?」

「え?あ、でも安い、、て?!それどころじゃありません!鶏肉を取り返さないとパーティに間に合いません!」

鶏肉を取り戻すために、スペシャルウィークはサモーンJr.を追う。

ウマ娘の足なら、簡単に追いつけた。

そしてサモーンJr.の前にまわり、鶏肉を返すように頼む。

 

「待ってください!お願いします、鶏肉を返してください!」

「なんだお前は?答えはNOだ!クリスマスにチキンを食べるな!」

「そこをなんとかお願いします!クリスマスパーティのローストチキンの為に鶏肉が必要なんです!」

「どいつもこいつもチキンチキンチキンて、、、そんなにシャケが嫌か!!」

「え?」

思わぬ発言に戸惑うスペシャルウィーク

 

「どうせみんな魚より肉がいいんだろ?!骨もなくてジューシーなお肉の方がいいんだろ?!」

「そ、そんなことありません!お魚も大好きです!」

「だが!現にこうやってみんなチキンを求めてるじゃないか!」

「そ、それは、、クリスマスには、やっぱりチキンのイメージが、、」

「ほらな!やっぱりみんなシャケの事なんて嫌いなんだ!」

「そんな事ありません!私北海道で育ちましたから、毎日のようにシャケを食べてきました!」

「何?」

「嘘じゃありません!朝ご飯にシャケの切り身を食べてましたし、石狩鍋にちゃんちゃん焼き、イクラ丼も大好きでした!」

「お、おお!そんなにシャケが好きか?!」

「大好きです!!私スペシャルウィークっていいます、お魚さんは?」

「サモーン・シャケキスタンチン・Jr.だ!」

道産子スペちゃんのシャケ好き発言により機嫌をよくしたサモーンJr.

一旦落ち着いて話をすることになった。

、、、なぜに?

 

 

「そうですか、、お父さんもシャケを広めようとして、、」

「父上はクリスマスにチキンばかりがもてはやされ、シャケがないがしろにされているのが許せなかった、、

そんな世界を変える為に戦ったが、、志半ばで、、」

「そんな、、」

「父上の残したイクラから産まれた俺は、大海原に揉まれて自分を磨き、そして生まれ故郷に戻ってきた。

父上の意志を継ぐ為に、、しかし、世界はやはりクリスマスにはチキン、、父上のして来たことは何も変えられなかったのか、、」

「そんなことありません!」

「え?」

「たしか、お父さんがシャケを広めようと頑張ったのは、7年前でしたよね?」

「あ、ああ、、」

「たしかその頃くらいから、大手スーパーのクリスマスのご馳走にサーモン料理が出てくるようになってきたんです!」

「な、何?!それは本当か?!」

思わぬ事実に驚くサモーンJr.

さらにスペシャルウィークは続ける。

 

「それだけじゃありません!あの農林水産省のSNSにも、クリスマス向けのサーモン料理のレシピがのったり、有名なお料理番組もクリスマスシーズンにサーモン料理を作ったり、間違いなくクリスマスにシャケは広まってます!」

「ほ、本当に、、?」

「本当です!」

「そ、そうか、、父上のして来たことは、無駄ではなかったのだな、、、ぐすん、、」

父の起こした行動が、まさか日本を動かしていたことに、サモーンJr.は感動した。

そんなサモーンJr.にスペシャルウィークはあるお願いをする。

 

「あの、もしよかったら、トレセン学園のクリスマスパーティに来てくれませんか?そこでシャケ料理を出してくれればみんな喜んでくれると思います!」

「え?だ、だがスペちゃんはチキンを買いに来たんだろ?」

「はい、でもさっきも言った通りクリスマス向けのサーモン料理が沢山あります!

サモーンさんのくれたシャケの切り身すごく美味しかったです!

あのシャケで料理を作ってくれればみんなも満足してくれますって!それとも、切り身しか出せませんか?」

「舐めるなよ!ありとあらゆるシャケ料理をマスターしているこのサモーンJr.様をみくびるなよ!」

「なら是非お願いします!」

 

トレセン学園のクリスマスパーティにてシャケ料理を出すことをお願いし、それを承諾したサモーンJr.

そんな2人の前に、彼は現れた。

 

「見つけたぞギャングラー!国際警察だ!大人しくしろ!」

「え?警察?」

「大人しくも何も、座って話をしていただけなんだが、、、」

「あ、揚げ足を取るんじゃない!無駄な抵抗をせずに大人しくしていろと言っているんだ!」

2人の前に現れたのは、国際警察の陽川咲也。

サモーンJr.に対して銃のようなものを突きつけてきた。

 

「ま、待ってください!どうしてお巡りさんが!」

「お嬢さん離れて!そいつは異世界犯罪者集団ギャングラーの1人だ!ギャングラーは全員倒すのが我々の仕事だ!」

「そんな!このお魚さんは何も悪い事なんてしてません!」

「残念だけど、そいつは精肉店に押し入り、商品の鶏肉を奪っていった。

それは立派な犯罪なんだ。」

「そ、それは、、、」

確かにお肉屋さんから鶏肉を持っていったのは事実、スペシャルウィークは言い返せない。

 

「まさか、7年前に倒したサモーンにまさか息子がいたなんて、、しかも父親と全く同じ事を、、」

「何?お前、今父上を倒したと言ったか?」

「ああ!国際警察として市民を困らせるギャングラーを倒すのは使命だからな!」

「貴様が!よくも父上を!父上のカタキだ!」ガバッ!

「あ、サモーンさん?!」

「大人しくしろ!さもないと!」ガチャ

咲也が父のカタキ知り、釣竿の様な形の武器を構えて向かって行くサモーンJr.

それに対して咲也は、止まるように銃を構えて警告する。

しかし止まる様子のないサモーンJr.に対して、咲也は迎撃体制に入る。

 

「ケイサツチェンジ!」

『2号!パトライズ!ケイサツチェーンジ!』バン!

ファオファオファオ!シャキーン!

「パトレン2号!」

「国際警察の権限において!実力を行使する!」

 

「な、なんだべあれ?!変身した?!」

咲也が構えていた銃に、車のおもちゃの様な物を取り付けたかと思えば、緑色の警察官を模した様な姿に変身したのだ。

向かってくるサモーンJr.と、変身したパトレン2号が戦闘に入る。

 

「よくも父上を!父上はただクリスマスにシャケを食べてもらいたかっただけなのに!」

「その為に人々からチキンを奪って、沢山の人に迷惑をかけたんだ!子供達やその他にも沢山の人がチキンを楽しみにしていたのに!」

「代わりにシャケを置いていたはずだ!クリスマスにシャケを食べればよかったんだ!」

「だから!クリスマスにはやっぱりチキンだろ!」

「え、えーっと、、どうしたらいいんだべ、、」

言ってることは若干アホっぽいが、戦いは熾烈なものとなっていた。

両者一歩も譲らぬ戦いに、スペシャルウィークはどうしたらいいか分からず戸惑う。

 

「ならば!緑のスーツが似合うの貴方の、ラッキーシャケはこれ!」

「ら、らっきーしゃけ?」

「な?!ま、まさかまたシャケチャーハンに?!」

「だらららららら!スーパーサーモン寿司!」

「え?うわ?!」

 

スーパーサーモン寿司

握ったシャリに新鮮なサーモンの刺身を乗せる

「ぐわ?!お、重い、、」

スライスした玉ねぎと青ネギをその上に乗せる

「か、辛い?!玉ねぎが目に染みる?!」

マヨネーズをその上からかけて完成

「マヨ?!うわー?!ベトベトだ、、、」

 

「ぐふ!ま、まさかまたこの攻撃を受けるなんて、、今度はお寿司とは、、」

「なんだったんだべ今の、、」

サモーンJr.が咲也にラッキーシャケなるものを伝えたと思えば、その料理に翻弄されたでわないか。

ダメージは受けているようだが、はたしてあれは攻撃なのだろうかとスペシャルウィークは呆気に取られた。

 

「シャケシャケシャケ!今こそ父上のカタキをうつとき!覚悟!」

「隙あり!」バキュン!

「アウチ!」バタ

「トドメをさそうとした時こそ油断から隙が生まれる、油断大敵だな」

「くそう、、」

『バイカー!パトライズ!ケイサツブースト!』

「これで終わりだ!バイカー撃退砲!」

サモーンJr.にトドメをさそうとパトレン2号が必殺技を放とうと構える。

 

「ま、待ってください!」バッ!

「な?!お嬢さんそこをどきなさい!」

「サモーンさんはシャケの素晴らしさを伝えようとしただけです!

やっつけちゃうなんてやりすぎです!」

「スペちゃん、、」

やられそうになったサモーンJr.を庇うスペシャルウィーク

 

「だが、そいつはギャングラーで!精肉店を襲ったのは事実だ!」

「なら私がお肉屋さんに謝って許してもらいます!お肉も買い取って美味しく食べます!」

「スペちゃん!?」

「サモーンさん、あのお肉捨てちゃったりしてないですよね?」

「当たり前だ!チキンとはいえ食材を粗末に扱うわけない!ちゃんと保存してある!」

「ならお肉屋さんにちゃんと謝って、お肉のお金払って許してもらって、チキンも美味しく食べる!

それでサモーンさんが狙われる理由はなくなりますよね?」

「いや、それでもそいつはギャングラーで!」

「あ、俺ギャングラーじゃないよ?」

「「え?」」

まさかの衝撃発言に固まる2人

 

「父上はたしかにギャングラーだったけど、俺は別にギャングラーに入ったりしてないんで、産まれて7年ずっと大海原で育って来たから。」

「しかし、その姿はどう見ても!」

「人を見かけで判断するのが警察ですか!見た目が犯罪者っぽいから犯罪者にするんですか!ならウマ娘はみんな動物だとでも言うんですか!」

「そ、そんなことは決して!」

「ならサモーンさんがお父さんに似てるからってギャングラー扱いして犯罪者にするなんてことないですよね?」

「そ、それは、、、まあ、、」

「なら後はお肉屋さんに許してもらうだけですね!行きますよサモーンさん!」

「あ、ああ、、」

「ちょ?!ま、待ちなさい2人とも!」

戦いを切り上げてお肉屋さんに向かう2人、慌てて追いかけるパトレン2号であった。

 

 

「「本当にすいませんでした!」」

「もういいですって、、本気で謝ってるみたいだし、お肉買い取ってくれるっていうなら、」

「ありがとうございます!」

「すまねぇ、、」

「本当によろしいんですか?」

「ええ、、お嬢さんにこんなに必死で謝られたら、本人、本魚?も謝罪したので、、」

サモーンJr.と、本来関係ないはずのスペシャルウィークからの謝罪と、取られたお肉は買い取るというので、被害届は出さないとのこと。

その為、サモーンJr.を罰する事ができなくなった咲也。

 

「これでもうサモーンさんは自由ですよね?」

「え、ええ、、そうですね、、」

「すまねぇスペちゃん、、一緒に謝ってもらったうえにチキンの代金まで、、」

「元々パーティ用のお肉を買う為にトレーナーさんのカード預かってきてたので大丈夫です!お肉はパーティでみんなに食べてもらいますから!」

「それは、、、トレーナーさんお気の毒に、、」

「この恩は忘れねえ!いつか必ず恩返しに!」

「いつかなんかじゃなくて、ちゃんと今日返してくださいね!」

「「え?」」

 

 

夜、トレセン学園の食堂にて

 

「サモーンさんシャケチャーハンとサーモンの握り寿司追加入りました!」

「へ、へい!」

「それから石狩鍋10人前とサーモンのカルパッチョ20皿もお願いします!」

「は、はい!」

「後オグリキャップさんからキングサーモンの丸焼き10匹分追加注文きました!」

「また?!一体何者なのそのオグリキャップって?!」

あの後、お肉の代金分トレセン学園のクリスマスパーティにてシャケ料理を提供されられることになったサモーンJr.

最初はシャケを食べてもらえることに喜んでいたが、あまりの食欲に圧倒されていた。

トレセン学園にはスペシャルウィークも含めて大食いのウマ娘が大勢いるのだ。

 

「はあはあ、、なんだか疲れすぎて、、シャケシャケナーってシャケの歌が幻聴で聞こえてきたよ、、」

「あ、それ幻聴じゃなくて、パールさんとマヤノちゃんとフクキタルさんの演奏ですね」

「まじか、、元気なら喜んで聞いていたんが、、もうその余裕もねえ、、」

「でもみんな喜んでシャケを食べてくれてますよ、買って来たチキンも一緒に美味しそうに食べてくれてます!」

「そ、それは、、よかった、、」

「あ、それからライスさんとシュヴァルさんからシャケチャーハン大盛りとサーモン寿司50貫追加です」

「あ、、、父上の姿が、、綺麗な川、、今泳いでそちらに行きます、、」

 

クリスマスにシャケを食べてもらえて、ある意味悔いのないシャケ生だったのだろうか、、

スペシャルウィークとサモーンJr.のクリスマスの出会いはこうして幕を閉じる。

どうか安らかに、、

 

「まだ⚪︎んでねーよ!勝手に⚪︎すな!!」

 

、、、メリークリスマス!

 

 

おまけ

「・・・おい、スペ、なんだこの請求額?」

「クリスマスパーティ用のお肉を買うのに使いました!」

「いや、明らかにおかしい、、」

「最初は多すぎるかもと思ったんですけど、結果的に足りなくなるくらいだったんで無駄にならずにすみました!」

「・・・・」

ウマ娘の胃袋を舐めてはいけませんでしたねトレーナーさん、、、

 




1カ月以上も放置した上に、こんなネタ的話、、
だがどうしてもクリスマスに書かなくてはと!

最後まで読んでいただきありがとうございます
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