ウマ娘×スーパー戦士   作:zone

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トウカイテイオーとアバレブルー

トウカイテイオーとアバレブルー

 

「はちみつ固め濃いめ多めで!」

「はい、固め濃いめ多めですね」

「はちみーはちみーっと!」

ウマ娘に人気のはちみつドリンクはちみーを買っているウマ娘。

彼女はトウカイテイオー

日本ダービーを制したダービーウマ娘であり、

その他多くのG1制覇を成し遂げた偉大なウマ娘である。

 

「(ちゅ~~~)プハッ!やっぱりここのはちみーはサイコーだね!」

「いつもありがとうございますテイオーさん」

「ここのはちみーを飲めば足が速くなるって絶対!」

「うふふ、本当にそうだったら大人気で売り切れちゃいますね。」

「えー?!それは困るよ!!」

テイオー行きつけのキッチンカーにて、

顔なじみの店員さんと談笑するテイオー、

話の途中、車の横に見慣れない箱の山があるのに気付いた。

 

「あれ?お姉さんこれって?」

「あぁ、実は在庫の補充が配達の遅延で開店前に出来なくって、

さっき直接届けてもらったんですよ。」

「へぇ~、じゃあ車に乗せるの手伝うよ!」

「そんな、悪いですよ!結構重いですし」

「平気平気!ウマ娘の力なら楽勝だって!よいしょっと!」

そう言って荷物の積み込みを手伝うテイオー、

さすがウマ娘のパワー、重い荷物も軽々と持ち上げる。

 

「本当にありがとうございますテイオーさん」

「気にしない気にしない!これで最後だね

よいしょ(グキッ!!)ぴえ?!」バタン!

「テ、テイオーさん?!」

「こ、腰がぁぁ、、、」

最後の荷物を持ち上げた瞬間倒れこむテイオー、

状況からみておそらくギックリ腰であろう。

 

「大丈夫ですかテイオーさん?!」

「うぅぅ、、動けない、、」

「ど、どうしましょう?!きゅ、救急車を!」

「あの?どうかしましたか?」

倒れるテイオーと慌てる店員に、声をかける女性が現れた。

 

「あ、申し訳ありません、いまちょっと」

「あ、お客じゃなくて、何か大変なご様子でしたので」

「あぁ、、実はお手伝いをしてくれていたウマ娘さんが腰を痛めたみたいで」

「まぁ?!それは大変!」

「おおかた力任せに持ち上げたんだろう、ウマ娘だからって油断してるとそうなる。」

そう声をかけてきたのは女性と一緒にいた男性

「幸人さん、見てあげてもらえる。」

「ただ働きはごめんだね。」

「そんなこと言わずに、まだ子供みたいだし、ね?」

「まったく、、、」

「あの、お医者さんの方なんですか?」

「整体師だ、見せてみろ。」

そう言ってテイオーの様子を見る幸人

 

「うぅ、、いたい、、、」

「ふん、、、やはり典型的なギックリ腰だな、

上半身だけで持ち上げようとするからそうなる

ウマ娘だって油断してるとこのざまだ。」

「ぴえぇぇぇ、、、」

「今度からは注意するんだ、な!」パコン!

「ぴぇっ?!あ、あれ?」

幸人が施術を行うと、あれだけあった腰の痛みがなくなるテイオー。

 

「す、すごい!全然痛くないや!」

「大丈夫ですかテイオーさん?」

「うん!ごめんね迷惑かけて」

「そんな?!こちらのほうこそ申し訳ありませんでした!」

「もう大丈夫みたいですね、さすが幸人さん。」

「あ!本当にありがとうございます!」

「ありがとう!」

「念のために病院には行ったほうがいいかな。

今度からは気を付けてね、それじゃあね。」

「バイバーイ!」

「ありがとうございました!」

そう言って去っていった二人。

その後病院に行ったテイオー、幸いにも問題はないとのこと。

事情を話すと一度の施術で治った事実に医師からは大変驚かれた。

 

ちなみに、一連の出来事をトレーナーに報告するとこっぴどく叱られた、、、

バツとしてしばらくの間はちみーは禁止とのこと、、、

ぴえん、、、、

 

「それでね、腰をグイってやられたと思ったら急に痛くなくなってね」

「なるほど、、、」

「病院に行ってもどこも悪くないって先生も驚いてたんだ」

「そうか、、、」

テイオーはこの間あった出来事を、

大好きな先輩、シンボリルドルフに話していた。

急にギックリ腰なったことや、

それを一瞬で直してくれた整体師のことを。

 

「テイオー、、メガネの女性と、幸人と呼ばれていた凄腕の整体師に助けられたんだな?」

「う、うん、、そうだけど?」

「もしかしてだが、、それはこの二人じゃなかったか?」

そういってルドルフはテイオーに自分のスマホの画面を見せる。

 

「あ!そう!この人たちだよ!」

「やはりそうか、、」

テイオーはスマホの画面に映る二人が先日の二人だという。

それを聞いたルドルフは頭を抱える。

 

「テイオー、、お前を助けてくれたのは三条幸人氏とその奥方三条笑里氏だな、、

幸人氏は大国の要人や有名アスリートも顧客にもつ世界随一のカリスマ整体師だ、、

その施術料は一度で500万は軽く超えるという、、、」

「ぴえぇぇぇ?!」

テイオーは自分の恩人の正体とその施術費の金額に驚愕する。

 

「ど、どうしようカイチョー?!ぼくそんなお金?!」

「落ち着けテイオー、特に施術料を求められたりはしなかったのだろう」

「そ、それは、、そうだけど、、、」

「もしも施術料を求められたら相談にこい、私も力になろう。」

「うん、、ありがとうカイチョー、、、」

確かにあの時は特に料金を求められることはなかった。

しかしあまりの金額の大きさに一抹の不安を覚えるテイオー。

いつか大金を請求されるのではないかと心配が付いて回ることとなった。

 

 

「ごちそうさまでした!スケさんおいしかったよ!」

「そうかい、ありがとうテイオーちゃん」

「やっぱりカレーといえば、スケさんの恐竜カレーだよねー!」

「嬉しいこと言ってくれるねえ」

テイオーギックリ腰事件から数日後、

テイオーは行きつけの和風純喫茶、恐竜やへとカレーを食べに来ていた。

喫茶店でありながらカレーがおいしいと評判でファンも多い。

テイオーもその一人である。

食事を終えたテイオーは恐竜やのマスター、

スケさんこと杉下竜之介と会話を楽しむ。

 

「いやー、色々もやもやしてたけどスケさんのカレー食べたら吹っ飛んじゃったよ!」

「何かあったのかい?」

「それがさー、ひょっとしたらとんでもない借金を抱えちゃうかもしれなくってさー」

「本当に何かあったのかい?!」

テイオーからのトンデモ発言に驚くスケさん、

そこへ来客を伝えるドアベルが鳴る。

 

「あ、いらっしゃい、あれ?幸人君?!久しぶりじゃないか!」

「ちょっと近くまで来ててな、オッサンも変わらないみたいだな。」

「まだまだ元気にやっとりますよ!あ、カレーでもどうだい?」

「いや、ちょっと顔を出しただけだ、すぐに出る。」

「そんなこと言わずに、せめてお茶くらい飲んでいってよ。」

どうやらスケさんの知り合いの様だ。

テイオーの座るカウンターの横の席へと案内されたその姿を見て、

テイオーは驚いた。

 

「ん?あぁーーーーーー?!」

「うお?!なんだ突然?」

「この前の整体師の人!」

「なんだい?二人とも知り合いかい?」

「いや、こんなガキ知らんぞ」

「ガキじゃない!トウカイテイオーだよ!

ほら、前にはちみーのキッチンカーで!」

「? あぁ、あの時のギックリ腰のガキか」

「ガキっていうなーーーー!」

「まあまあ落ち着いて、ほらお茶でも飲んで」

思わぬところで再会した二人。

出してもらったお茶を飲みながら、

スケさんにこの前あったことを話す。

 

「なるほど、そんなことがねえ」

「まさかそんなにすごい人だったなんて知らなかったけどね」

「勉強不足だな」

「なんだと!」

「まあまあ、幸人君もからかわないの」

「フン」

「む~、でも、あらためてさ、アリガトねあの時は、、」

「気にすんな、あれくらい造作もない」

「でもさ、、ほんとは施術代ってすっごく高いんでしょ?」

「あいにく、ガキから巻き上げるほど金に困っちゃいない」

「ガキじゃない!立派なレディだもん!」

「ほう、なら大人としてしっかり請求してやろうか?」

「う、、、それは、、、」

「冗談だ」

「もーーーーー!」

完全に子供扱いされるテイオー。

まあ不安の種であった施術費についてはもう大丈夫なようだ。

そんな会話をしていると、幸人の電話が鳴る。

 

ピリリリリリ!

「三条だ」

「あ!ゆきと~?おひさー!ヤツデンワニで~す!」

「・・・切るぞ」

「あ?!まってまって~!大変なんだよ~!」

「・・・さっさと要件を話せ、こっちは暇じゃないんだ」

「いや~、それがねぇ、ダイノアースからバーミア兵がこっちに来たみたいなんだよねー」

「?! どういうことだ?」

「アスカから連絡がきたんだけど~、

あっちで生き残ってたバーミア兵達がいたらしいんだけど~、

その一部が次元の扉を通ってこっちにきてるんだって~」

「まだ残ってやがったのか」

「とりあえず次元の扉が開いたあたりの地図を送っとくから、シクヨロ~!」

ガチャ、ツーツー

 

「あのワニ、、まったく、面倒なことを」

「どうかしたのかい?」

「ヤツデンワニのやつが向こうからバーミア兵がきてるって」

「なんだって?!」

「ばーみあへい?なにそれ?」

「ガキには関係ない、俺はもう行く、じゃあな」

「あ!ちょっと! ごめんスケさんお金ここ置いとくね!」

「あ!テイオーちゃん!」

電話の後、恐竜やを後にする幸人。

そして、彼の言っていたことが気になり、追いかけてしまったテイオー。

幸人は車で移動してしまったが、そこはウマ娘。

その足をいかして車を追跡するテイオーなのであった。

 

「この辺のはずなんだけど、見失っちゃった、、」

なんとか追いつこうとしていたテイオーなのだが、途中で見失ったようだ。

 

あきらめて帰ろうとしたその時、それは起こった。

 

「「「「「きゃあああああああ!」」」」」

「な、なに?! えぇ?!なんだよあれ!」

 

「「「「「ジャメ!ジャメ!ジャメ!ジャメ!」」」」」

 

突然の悲鳴に驚くテイオー、そこには白と黒の怪物たちが人々を襲っていた。

 

「な、なんなのあいつら、、ぴえ?!」

「ジャメー!」

「こ、こっちくるなー!」

怪物に驚くテイオー、そこに怪物の一体がこちらへ向かってきている。

逃げ出そうと思ったが、あまりの状況に腰が抜けてしまったテイオー。

動けずにいたところ怪物が迫る。

 

「いや、、こっちにこないでよ、、」

「ジャメー!」

「うわー?!」

「フン!!」バキ!

「ジャメー?!」ドン!

「、、、ふえ?」

「まったく、また腰をやったのか?」

「ゆ、幸人?!」

絶体絶命だったその時、幸人が怪物を殴り倒し、助けてくれたのだ。

 

「人のことをつけてきたあげく、また動けないところを俺に助けられたわけだ。」

「う、、、」

「さっさと逃げ、られないみたいだな、そこでおとなしくしてろ。」

「え? ゆ、幸人はどうするのさ?」

「あいつらを片付ける。」

「はあぁ?!」

怪物たちを倒すと、とんでもないことを言う幸人。

その発言に驚くテイオー、しかしさらに驚くべきことが目の前で起こった。

 

「爆竜チェンジ!フン!」

チュイチュイチュイン!ギャオーン!

 

「本気爆発!アバレブルー!」

 

「えええええええええええええ?!」

変身、そう変身したのである。

幸人が腕につけた恐竜の顔のブレスをいじったかと思えば、

青いヒーローのような姿に変身したのだ。

テイオーじゃなくてもこれにはみな驚くだろう。

 

「「「「「ジャメジャメ!」」」」」」

「アバレイザー!」バキュンバキュン!

「「ジャメ?!」」バシン!

「トリケラバンカー!」ドン!

「「ジャメー?!」」バタン!

「す、すごい、、、」

変身した幸人は怪物たちを次々に倒してゆく。

大勢いた怪物たちも残り少しである。

 

「「「ジャメジャメ!」」」

「そろそろ終わらせるか」

 

「トリケラローリングフィニッシュ!」ブオオン!!

 

「「「ジャメーーーー?!」」」ドッカーン!!

 

残った怪物たちに強烈な一撃を放つ。

怪物たちは一掃され、幸人は変身を解く。

 

「まったくしつこい奴らだ」

「ぴえぇぇぇ、、、」

「ん?まだ腰ぬかしてたのかお前?」

「え?あ、あはは、、」

「世話の焼けるやつだ、ほれ」

「ふえ?」

「なにしてる、早く乗れ」

「ええ?! う、うん、、」

なんと、腰が抜けて動けないテイオーに背中に乗るように幸人は言う。

まさかの行動に驚くも、素直に従うテイオー。

正直、こんなことしてくれるようには見えないからびっくりである。

 

「何か失礼なこと考えてるな」

「ぴえ?! そ、そんなことないよ、、」

「まあいい、とりあえず恐竜やまで戻るぞ、話はそこでだ。」

「え? き、聞かせてくれるの?」

「嫌ならいいが」

「聞きたい!聞きたいです!」

「ならおとなしくしてろ」

「はーい」

二人はそろって恐竜やへと向かう。

そしてテイオーは幸人、そしてスケさんから話を聞くこととなった。

 

「ぴえええ、、、」

「だ、大丈夫かいテイオーちゃん?」

「次元の向こうにもう一つ地球があって、

そこでは恐竜が進化した爆竜ってのがいて、

そこを侵略してきたやつらがいて、

今日のはその生き残りで、

幸人たちは爆竜たちとそいつらと戦ってた

爆竜戦隊アバレンジャーで、、、」

「だめだなこれは」

「信じられないような話ですからね」

テイオーは話を聞いたがとても信じられないような事ばかりで、

頭がショート寸前である。

だが目の前で見てしまった以上すべて本当の事なのは理解している。

 

「ま、これに懲りたらなんにでも首をつっこむのはやめておくことだな。」

「なにー!」

「当たり前だが、このことは他言無用だ、もし誰かに話そうものなら」

「な、なんだよ?」

「この前の施術費もあわせて5000万請求する」

「絶対誰にも言いません!!」

前に聞いていた相場の10倍も払えるわけはない。

テイオーはこのことは墓までもっていくと心に誓った。

 

「じゃあ俺は帰るぞ、邪魔したなオッサン」

「またいつでも来てね!」

「近くに来ることがあればな、お前も腰に気をつけろよ」

「んな?!もう大丈夫だもん!」

最後まで失礼な人である。

 

「テイオーちゃん、ああ見えて幸人君も優しい人でね」

「それはわかってるよ」

「え?」

テイオーをおんぶしてくれた幸人、その背中はあたたかくて

テイオーを気遣いながら歩いてくれた幸人が、

本当は優しい人だということをテイオーは感じていた。

 

この二人が再び相まみえるかは、今はまだ分からない。

 

 

おまけ

「お前なあ、、、」

「え、えへへへ、、またお世話になりまーす!」

「・・・はぁ、、」

トレーニング中に腰を痛めたテイオー、

ルドルフの計らいで呼ばれたのがまさかの幸人。

意外と早い再会なのであった、、、

そして施術費でトレーナーの財布はおなくなりになった、、、

 




5つ目まで自分が書けるとは、、、
時間が取れなくなりそうで次はいつ出せるか、、、


最後まで読んでいただきありがとうございます。
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