【カオ転三次】トラウマに苦しみながら向き合う終末への日々 作:夢空
向かった先は
ここからはしばらくタマヤ与太郎様作の【カオ転三次】TS^2ようじょの終末対策をもとに話を構成していきたいと思っています。
そんなわけでタマヤ与太郎様、色々とお借りさせていただきます!
…もうじきお昼を迎えるころ、わたしと護衛の式神はガイア連合の宮城支部に来ている。
「長旅お疲れ様になるのかな?はじめまして私は支部長をさせてもらっているレン子ニキよ」
「…ん、セツナです…これからお世話になります」
「マスターの護衛をつとめさせていただいております自立式特殊型デモニカ・モデル「アイギス」のラムダと申しますです」
「…えっとなんと言うか、個性的な子ね?その子」
「…まあ…そうですね」
ラムダとの出会いは幼女ネキとイズナとの出会いの後小屋へ戻る途中の事だった……
「……」
あの後もし宮城に来るなら家に泊まっていけばいいからなと言われたこともあり滞在場所についてはどうにかなりそうな感じらしい。
…問題は移動に関してわたしはトラポートなどの転移はMAGを無効化しまうために使うことができない。
その為電車やバスなどといった方法か誰かに送ってもらう必要があるのだが。
…幼い子供を一人だけで向かわせることはできないとのこと。
生活にかかる費用は襲撃してきた連中から差し押さえた品などから得た分があるらしいが……
まあ、そのことについてはあまり気にしなくいいと言われてはいるので…
悩まされる問題はわたしに付き添ってもらう人物についてだ。
わたし自身地方の知り合いは幼女ネキしかいないし…かと言って他の支部に行くときにまで世話になるのはさすがにな……
「……問題は山積みかな」
さて、どうしたものか……新しい式神の当てもないし…そもそもあの式神も正確にはわたしのでもなかったのだけど。
「…見つけました」
ガシッ
「…んぇ?」
いきなり後ろから抱きしめられたのだが…誰だこいつ?
「…えっと?」
「もう二度とあのような目には合わせることがないよう私がお守りいたしますから」
……ホント誰?
「や~っとおいついたよ~」
「…ん?」
また知らないやつだ…
「おや~きみは~?」
「…どちら様で?」
「あ~ごめんね~今君に抱き着いてる子の制作者だよ~」
「…はあ?」
……製作者?
「その子はね~ちょっと訳アリの子の~介護をしてたんだけど~」
「…ああ」
あの式神か……
「色々あって~壊されちゃってね~コアは何とか無事みたいだったからね~」
「……さっきからものすごくふらついて疲れているように見える気がするんですが…大丈夫なんです?」
「あ~かれこれ9日くらいは不眠不休でね~気にしないで~よくある事だから~」
「…えぇ」
よくある事なんだ……
「それで~きみは~?どこの子かな~?」
「…さっき言っていた訳アリの子が多分わたしです」
「そっか~それでその子が~」
……えっと…
「あんなことがあって~こうなったら~次は対応できるようにって~私の趣味で作った子にコアを移したんだけど~」
「……それで?」
「そしたらなんか~思ってもいない事態が起きてね~それもあって~休めなくってね~」
「…それは何と言うか……お疲れ様です?」
「あはは~一先ず私のラボに来てもらってもいいかな~」
「…まあいいですけど」
「…でしたらマスターは私がお運びいたします」
「お~それじゃあ~レッツゴ~!」
………大丈夫かこの人?
「お!戻ってき…おい何処から連れてきたその子!」
「やっと解析の続きが……誘拐っすか!?」
「やべぇよ!どうする!」
「おちつきなよ~」
「……おう」
何か慌ただしいな…
「……あの」
「おうちょっと待ってくれい!」
「すぐ元居た場所に戻してくるよう説得するから!」
「お願いだからこれ以上問題ごとを増やさないでほしいっす!」
「…うわぁ」
誰も彼も目の下の隈がすごい…
「も~大丈夫だって~この子は関係者だし~」
「関係者だぁ?」
「この子が…ですか?」
「そ~うちで作った介護用の式神の子の~」
「…ああ!もしかして例の子か!」
「…あ!なるほど!それなら」
「……あの」
「おお!すまんすまん」
何か問題でもあったのだろうか?
「さっき解析がどうとか」
「そ~だから連れて来たんだ~」
「なるほどな…それはそうとお前はさっさと向こうで意識をはっきりさせてこい」
「そのあいだこっちで説明はしておくっす!」
「は~い」
「……はあ」
大変そうだなぁ…
「そんじゃまあ」
「まずは此処について紹介させてくださいっす!」
「この集まりがどんなものなのかから説明しなければならなそうですからね」
「…お願いします」
「それじゃあ…ここはガイア連合の抱える技術部門の一つロボ部の一部所でな」
「ここでは特殊な事情でMAGに関する品が使えない子がいるってことで急遽集められたメンバーが色々サポートするために集まった場所っす!」
「…なるほど」
「まあお前さん以外にもそんな奴がいる時の事も考えた結果なんだがな」
「今のところ他にいるとは聞いてないっすからね」
「これからはもしかすればいるかもしれないと」
「まあ…そんなところだ」
「なのでまずは必要とされた介護用の式神を作ったはいいものの」
「他の連中が持つ式神と比べるとどうしても性能の差が問題になっててな」
「他の式神は所有者の肉体の一部を素材にすることで性能を上げることができるんですが」
「お前さんの場合保護された時に検査した結果それも難しいことが分かったからな」
「まあ自分らは検査結果のみもらって色々と試作してきたんですが」
「結果は知っての通り…度し難い連中もいたもんだな」
「犠牲者の子に対してまでとは許せないっすよね!」
「そんで今度は地方に向かわせることもありそうだからってことで護衛となるやつを考えていたんだが」
「…そこ私が作っていた子にコアを移植したってわけ!」
「おうしっかり復活してきたか」
「…復活」
「過労死とかしたら蘇生させればいいってのは技術部門の常識になりつつありますから!」
「……えぇ」
なんかとんでもないな……
「元々は別の目的で作られた子をベースに作った子なんだけど」
「まあ…どんなデザインが好みかは聞いてなかったからいくつかガワだけは作ってみたんだが」
「気が付いたら勝手にコアを移植してたんですよねこいつは!」
「…はぁ」
「元はペルソナ機能付きで作られたものなんだが」
「元ネタはペルソナ3のアイギスでしたっけ?」
「確かハム子ネキのとこの」
「…ハム子ネキ?」
「ああすまん…気にせんでもいい事だ」
「まあそこからもらったデータを基に独自に作ってみた子なんだけどね!」
「コアを移植したところ急にどこかへ行こうとしてな」
「何とか抑え込んで原因を検査しようとしたんですけど」
「…まあろくに検査できないままどっかへ行っちまってな」
「それを追いかけた先で君に出会ったというわけさ!」
「…なるほど」
「さすがに兵器内蔵型とはいかなかったけど見た目だけは再現したよ!」
「さすがに色合いなんかは変えているが」
「白髪赤目は最高じゃん!」
「てめぇの性癖を他人に押し付けんなよ」
「……」
「地方に行ったら変な連中に絡まれないとも言えないし戦闘能力は必要だからね!」
「…はぁ、まだ稼働テストも済ませていないのにいきなり動き出したのはどうなってんだと騒ぎになってな」
「ですのでこれからしっかりと検査して解析をしようって訳なんです!」
「…なるほどなー」
「まあ…その後の検査で特に致命的な問題もなかったこともあり一応神主に確認してもらったうえで許可が出たのがこの子って訳です」
「なるほどねぇ」
「本来のデモニカについてはわたしはまだ知らないことの方が多いんですが、どうもこの子はコアが変質しただけで体は機械でできているらしいです」
「他の式神とは違うと?」
「悪魔などから入手した素材なんかはどうしてもMAGを供給しなければならい形になるためわたしには無理だったので」
「そっかぁ…」
「一応貸し出しをしている式神で調査したところ私はどうしても式神とのつながりを作ることができなかったものですから」
「そのため独自に成長をすることが可能なデモニカを元に改良を加えたのが私という個体なわけであります」
「……難しいことは正直理解しきれてはいないので聞かないでもらえると」
「…詳しくは技術者のメンバーに聞いた方がいいと」
「…まあ、そうしてもらえると」
…生まれてこの方ろくに勉強なんかできなかったしな。
「…わたしの前世の知識は『調整』のせいであまり思い出すこともできないので」
「ああ…それは」
「…色々と苦労することは多いですけど…まあなんとかやれています」
……それでもまだ知らないことの方が多いのが現状なんだけどなぁ。
「…それも含めて学んでいけばいいよ」
「…ですね」
…それも含めて生きるってことなんでしょうね。
「さてと、湿っぽい話はここまでにして、ちょうどいい時間だしお昼にしようか」
「…そうですね」
「うん、その後は幼女ちゃんのところに向かうことになるけど…大丈夫そう?」
「……まあ、初めて本部の外に出たのでまだちょっと不安はありますけど」
「そっか…話はある程度聞いてるから何か困ったことがあれば言ってね」
「…ありがとうございます」
正直細かい設定については考えている訳でも無いので思い付きがあってもこれ大丈夫だろうかと悩みながら書いてます。
登場キャラ紹介
ラムダ
見た目はペルソナ3に出てくるキャラのアイギスの髪と目の色が違うだけ
武装は搭載されていないため指先から銃撃などはしない
……設定考えるの大変(作者
技術者メンバー
基本ガイア連合の製品はMAGの使用を必要とするものが多いため主人公に色々な道具を使わせるときの理由の為考えたメンバー
……それ以上の事は特に考えてない(作者