【カオ転三次】トラウマに苦しみながら向き合う終末への日々 作:夢空
…自分の感覚での事なんですが…読むだけでいる時と書くようになった時とで感じ方が変わった事もあるからか…ちょっと混乱してました。
…感想で時期についてはあいまいでもいいのだ教わり今は少し落ち着いてきました。
……ありがとうございます。
…そんなわけで時期については難しく考えずに行ければなと思っております…ズレを感じる時はまあ…そういうものだと思う事にしよう…と。
……今回ディストピア様の『終末が約束された世界で生き抜きたい』の『第63話』を読んでちょっとやりたいことができたので……はい。
……『導く』…か…ふむ…
……歩く……歩く…此処がどこだか分からないけど…目の前にいる人影の後に続いて歩いている。
……何故わたしは此処にいるのだろう?……数えるのが難しいほどの人影が見える中どこか懐かしい様な感じがする二人の後に続いて歩いている。
………この人たちはどこに向かっているのだろう…この先には何があるのだろう……
……急に後ろから手を引かれる感覚があった。
…少しバランスを崩し倒れこみそうになったけれど…後ろにいる誰かに支えられたおかげで倒れこまずに済んだ。
……誰だろう?…振り返ってみる…そこにいたのは…見知らぬような…けれど…誰かの面影を感じるような…そんな女性だった。
…なぜ…この女性はここにいるのだろう?…それよりも…何故この人は他の人影とは違いはっきりと見えているのだろう?
…ここにいる人たちは皆人の形をした影の様に見えるのに…この人だけは違う。
「――――」
…声は聞こえない…けれども…「そっちへ行ってはダメだ」と言われたような気がする。
……そっち?
「「――――」」
…トン…と背中を押される。
「―――?」
…気づけばどこか懐かしさを感じる二人がこちらを見ている。
…まるで「お前はこちらに来るのは早い」と言っているかのように。
「――――」
女性に手を引かれ、向かっていた方向とは反対へと歩いていく。
…二人はまるで見送るように立ち止まっている。
…他の人影はどこかへ向かって歩いている…わたしは女性に手を引かれ反対方向へと向かっている…二人はそれを見送っている。
…何故?…わたしもそっちへと向かわなければならないんじゃないの?
どうしてこの女性はわたしを皆の向かう方の反対側へと連れて行こうとしているの?
……そういえば…そもそも此処はどこなのだろう?
……………
……あれからどれだけ歩いたのだろう。
この女性に手を引かれ周りの人影とは反対側へと向かっている。
…隣で手をつないでいる女性を見てみる。
身長の差から見上げる形になるが…その顔を見ていると誰かに似ているような……誰だろ?
…こちらが見ていることに気づいたのだろうか…こちらを見ている表情はどこか優しい様な…けれどもどこか懐かしさと悲しさも感じるような…?
……なんだろう…この場所にいると何か忘れているような感じがする…
なんだろう…何を忘れているんだ?
…………
…気が付けば周りにいた人影が見えなくなり、かわりに下の方から無数の小さな光が立ち上る場所へと来ていた。
……まるで無数のホタルの様に見える……きれいだなぁ。
「――――セツナ」
「……え?」
…何でこの人わたしの名前を?
「…えっと」
「お前はまだ向こうへと行くには早いぞ」
「……向こうって」
「なにせまだお前とともにいる事を諦めてはいない連中がいるようだからな」
「……?」
…どういう事だろ?
「あちらへと進んでいけばいつになるかは分からんがあ奴らの元へとたどり着けるだろう」
「……それは」
「それを望んでいる者がいるとだけ分かればいい」
「……あなたはどうするの?」
「…私にとって今この場の出来事は夢のようなものだ」
「……」
「夢から覚めればこの事を覚えているのかは知らん…だが」
「…だが?」
「今はお前をあちらに送り届けるべきなのだとは思っているのでな」
「………そうなんだ」
……あっちに何があるんだろ。
「……向こうに進んでいけばいいの?」
「ああ…そうすればお前を待つ者達のところへとたどり着くだろう」
「………よくわからないけど…そうした方がいいんだね」
「…そうだな」
「………わかった」
………この人が言うわたしを待つ者達って誰なのかはよく分からないけども…そうしなきゃいけないような気がするのも感じる事ができる。
「……そういえばあなたはいったい?」
「…いずれまた会えるさ…かならずな」
「……そう…なんだ」
「…まあ、その時は今ここで出会った私では無いけれどもな」
「………ん?」
……どういう事?
「まあ気にするな…おそらくここでの事は覚えておくことは難しいだろうしな」
「………そっか」
「ああ…ではなセツナ…また会えてよかったよ」
「……よくわからないけど…導いてもらってありがとうございます?」
「……ふ」
……………
……歩く……歩く……今度は一人で歩く。
無数の小さな光が立ち上る中ただ歩いている。
この先がどこへ続いているのかは分からないけれど…それでもこの先へと向かわなければいけないような感覚が強くなってくる気がする。
……どれだけ歩いたのだろう…未だ目的地にはたどり着かない。
…………後どれだけ歩けば……あ。
「………扉だ」
……ここが…目的地…
「………行こう」
…この先がきっと…わたしが向かうべき…………
「………ん」
…何だろう…懐かしい様な…ん?…そんなに経ってないんだっけ?…どうなんだっけか?…あれ?
……まあいいか。
「………ぁ」
「……むう」
「………リン」
………あれ?…今わたし…幼女ネキの事…
「……ん」
……えっと…あれ?……まだ眠いからかうまく考えがまとまらない。
………まあ…いいの…か?
「……ふぁ」
……だめだ…やっぱ眠いと考えが…
「……ん」
……まだ明るい時間帯みたいだけど…眠いなぁ…
……そういえば何で幼女ネキと手をつないで寝てるんだろ?……ん?
…まあ…なんか…安心できるし……いいの…かな?
………そういえばさっきまで何か…夢を見てた気がするけど…どんな内容だっけ?
…………えっと……ああ…なんだろ…無数の小さな光が立ち上ってるのだけは覚えてるような…
……無数の小さな光……えっと…そうだ確かそれを見てホタルのようだと…
…ホタル……なんか思い出すような……ああそうだ。
「…『生きるために死ぬのだ』と」
……何だったかな…この言葉…?
「……おやすみ…リン」
| 名前 | セツナ |
| Lv | 70(-25) |
| 状態 | 〈魂損傷(Lv減少)〈魂修復中〉 |
| 権能(現在効果半減) | 【再生の炎*1】【心火の動力炉*2】【杯の欠片*3】 |
解説
セツナ
今回自身の終わりから復活までの間にあった事の夢を見ていた。
一度軽くおきた時には内容を覚えてはいなかったものの『誰か』に手を引かれてた様な気がするのは…
幼女ネキの事をリンとHNではなく名前で呼んだ事に少し疑問を抱く。
……まだ己の気持ちを理解はしていないのだが…どこかそう呼ぶ事を望んでいる自分がいるような気がする。
……今はまだ眠る時間の方が多い。
『誰か』に似た女性
セツナの事を知る人物。
その正体は『セツナが復活しなかった世界線』の鵺原リン。
時期的には『ライドウネキ』を名乗ってる。
なぜこの場にいたのかは本人にも分からないが…セツナが向かう先が『そう』なのだとは感じていた。
…何かの導きなのか分からないもののここにいる『セツナ』が向かうべき場所へと連れて行かなければと思った。
夢から覚めるとどんな内容だったかは覚えてはいないが…とても懐かしい感じがしたのを覚えている。
人影
それらが向かうのは命を終えた後向かう場所。
セツナとともにいた多くは『計画』の犠牲者達。
それ以外にも魂を持っていかれる事もなくたどり着いた者達もいる。
……向かう先はきっと…
懐かしさを感じた二人
セツナがどこか懐かしいと感じた二人の人影。
…それはかつて己とともにいた者達。
…今はもうどんな人物だったのかさえ分からない。
それでも…セツナが向かうべき場所は自分達とは違うのだと見送った。