【カオ転三次】トラウマに苦しみながら向き合う終末への日々 作:夢空
先日は将来について悩んでる事をリンに伝えたところMAGバッテリーの充電の事を教えてもらった。
…どれだけの結果を出せるかは分からないが…確かにわたしにもできそうなことだね。
今日はちょっとした実験も兼ねて錬金窯を使って何か作ってみたいと思ったのでやってみる事にした。
…理由としては…リンがやっている配信で『造ってあそぼ』の動画を見てみたのだ。
…わたしが復活した時のやつを見てみたのだが…こういった素材が使われたのかと…ね。
その中で一つわたしが特に気になったのは配信でリンが『破魔ネキ』なる人からもらったと言っている『幽世の羅針盤』なる物だ*1。
…知らべて見るとどうやら魂に関する品だということが分かった。
……この品について考えると少し前に夢を見た事を思い出した…内容はあまり思い出せないが。
…無数の光が立ち上る夢…なぜだろう…誰かに出会っていたような気がする…でも…その相手は決して知らない誰か…ではないようにも感じたような…
…まあいいか…それよりも大事なのはこの品が無ければわたしは今こうして生きる事はできなかったのだろうか?
それとも…いやそれも特に重要じゃないか。
ただこの件でわたしが個人的にお礼がしたいと思ったことが大事なのだから…それ以外は気にしても仕方がないよね。
「…それでどういったものを作ってみようと思うんだ?」
「えっと…何ができるか分からないけど…とりあえず試してみようかなって」
「…ふむ」
…さすがにわたし一人だと心配だからリンに協力してもらう事にした。
……一応セリリさんにも相談した結果やらかさないか監視すると見守る形でいるけれども。
「…まずは素材の確認からかな」
「…何を使うんだ」
「まずは…植物を育ててるとこから買った桜の苗木と…わたしの血液を100mlと」
「自分の血液を使うのか」
「…一応神主にこういった感じのを作ってみたいとは相談したよ…呆れられたけど加工もしてもらったし…悪い結果にはならなそうだって」
「……そうか」
「…えっと後はこの『再生の炎』を閉じ込めた結晶を…これ作るの大変だったなぁ」
…素材の加工をする代わりにって制御に関して指導されたっけ……前に精神の中でしごかれた事思い出したっけか……ハハッ
「……セツナ?」
「……はっ…神主に色々と指導されてた時の事思いだしてた…あれきつかったからなぁ」
「…そうか」
「えっと……とりあえずこれを使って何ができるかやってみよう」
「………疲れた」
「ふむ…とりあえずはできたみたいだが」
「…えっと…これで確認をっと…『永回の火桜』?」
……えっと…内容はっと。
| 永回の火桜 |
| その桜の花びらは白く燃える小さな火のようにも見える。 枝から離れた花は少し離れれば燃え尽きて消えてしまう。 その火は他のものに燃え移る事は無い。 その火には傷ついた魂をも癒す願いが込められている。 それは枯れる事無く永遠に咲き、傷ついたものを癒すであろう。 花をつけた枝は素材として使えば完成した品の回復力を高める事ができるだろう。 |
…なるほど。
「……大きさは盆栽位のが三つほどできたけど」
「…思ったほどのではなかったか?」
「……よく見かける桜の木の大きさに育つ苗木とかできるかなと思ったんだけど」
「なるほどな」
「あ…普通に苗木もあった…これも三つか…ん?元となる苗木って一つだったような?…あれ?」
「…そうだな」
「…………まあ…いい…のか?」
………どうなんだろ?
この後一応確認をしてもらったところ問題は特にないとの事だった。
…まあ…それぞれ一つずつ調べるために渡す事になったが。
…残ったのはリンに一つずつと破魔ネキさんに一つずつ…これでできたの三つずつ分ける事ができたかな。
……後はお礼の手紙書かないとだね。
| 拝啓 破魔ネキ様へ
はじめましてわたしはセツナと申します。 前に幼女ネキが『造ってあそぼ』をおこなった際に『幽世の羅針盤』なる品をもらったのだと動画で知りました。 その品のおかげでわたしはこうしてもう一度生きることができるのだと思っています。 ありがとうございます。 遅くなりましたがその件でお礼がしたいと思いましたので今回これらの品を送らせていただきました。
ガイア連合宮城支部所属 セツナより |
…こんな感じかな。
……あれが無かったらきっと…今わたしはこうして生きていなかっただろうし…うん…お礼は大事だよね。
…リンもお菓子を食べに行くときについでに届けておくって言ってたけど……お菓子を食べに行く?
………あ…調べてみたけど…なるほどね…そんな異界があるのか。
……療養施設ライフ…今回できた品は…まあ…どうなんだろ……感謝をしたいだけなら…こういた事は気にしなくていいのかな。
……『再生の炎』ほどじゃないけど…いやその方がいいのか。
神主もその力はそのまま他のところに送ったりしないようにって言ってたし……大丈夫…だよね…
破魔ネキがようじょに渡した品についてお礼をしたいと行動してみたセツナであった。
…導く何かを感じた…それが無ければわたしは永遠の眠りについていたかもしれない…と。
……特にこれといった効果は考えてないんですが…まあ…品質を+5するくらいかな…程度な認識ですかね。
……回復は気休め程度ですので…観賞用くらいの認識かなぁ。
…セツナはまだ破魔ネキに会った事はないですね。