【カオ転三次】トラウマに苦しみながら向き合う終末への日々   作:夢空

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今回は頓西南北様作ファッション無残様のごちゃサマライフの『名探偵古戸エリカの事件簿3』にて起こった出来事の後の話をと。
マンモーニキ他大勢の黒札のメンバーが事件後に迷惑をかけた人に対して謝罪しに行くと集まった時の話。
…セツナのトラウマにとって重要となる認識について……


トラウマについて

 

ガイア連合宮城支部の一室。

そこには宮城支部支部長のレン子ニキと大勢の黒札が集まっていた。

「あなたたちからの謝罪、宮城支部支部長として確かに受け取ったわ」

それは、先日とある邪神が起こしていた事件が解決された後の事。

とある掲示板のスレにて混乱状態による洗脳を受けていた者たちが迷惑をかけた人たちに謝罪をして回っていた。

宮城支部にて『一つ目』の謝罪を済ませた後、彼らにとってとても重要な件についての相談があった。

「…それで、この後はセツナちゃんに謝罪するための場を借りたい…だったかしら?」

「ええ…はい、流石にこの人数で行くのは騒ぎになったりしないかとも思ったので」

「それならレン子ニキを通して謝罪の場を…と」

「…そう」

「…ただ」

「マンモーニキ*1がレン子ニキには話を通しておいた方がいいと言われた…だったか?」

「ああ…ショタオジがセツナちゃんに謝罪しに行くなら直接行くのではなくレン子ニキに話を通した方がいいって」

「…マジで?」

マンモーニキ以外のメンバーは『ショタオジがそう言ってたって事は何かあるって事なのか?』と疑問に思っているところ。

「…なるほどね」

「…レン子ニキ?」

レン子ニキはその理由について知っているのか少し安心した様子だった。

「…あなたたちがセツナちゃんのところに直接行かずにいたのはこちらとしても助かったところではあるの」

「…何かあるんですか?」

「そうね…これはセツナちゃんの式神の子から聞いた話なのだけど」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

「レン子ニキ様」

「どうしたのラムダさん?」

「マスターの事で一つ伝えておかなければならない事が」

宮城支部の支部長室にて、レン子ニキはセツナの専用式神であるラムダから話しておきたい事があると言われ、話の場を設けていた。

「セツナちゃんについて伝えておかなくてはならない事とはなに?」

「はい…マスターの精神状態について伝えておかねばならない事がありますので」

「…セツナちゃんの精神状態?」

「マスターは未だ心に負った傷が『人』とのかかわりに影響を与えています」

「…そういえば、完全に初対面の相手に対しては怯えたりしてるのだったわね」

「はい…幼女ネキ様のお知り合いなどは少しはマシ…といったようですが」

「…そう」

「ただ…」

「他に問題があると?」

「はい…先日巻き藁…でしたか?その方たちに関する事で確認できた事がありましたので」

「…彼らについては近日中に処罰を下すつもりよ」

「そうですか…ですが、今回伝えておかねばならない事はその件とは別になるかと」

「…そう?」

「ええ…今回の事態について騒ぎになりましたよね」

「まあ…そうね」

「……その事について、マスターが精神的に傷ついた様子が…と」

「………それって」

ラムダから聞かされた事について困惑した様子を見せるレン子ニキ。

「あの出来事についてセツナちゃんが悪いところなんて」

「…マスターはあの出来事は『自分がもう少し気を付けていればどうにかなったのかもしれない』…と思っているところがある様子で」

「…それは」

「…重要なのは、マスターにとって『誰かに迷惑をかけてしまっている』と言った認識が危険だという事です」

「迷惑をかけてしまっているといった認識が危険?」

「…マスターが『人』に対して怯えている理由に深くかかわっている可能性が高いとの話でして」

「…誰かから聞いた話って事ね?」

「私がマスターの介護のために作られた時、記録されていたデータの中に『自身が誰かに迷惑をかけている事について認識した時に過呼吸などの症状が出る時がある』…とありました」

「それって…」

「…今回の件、マスターは自分が原因で幼女ネキ様達に迷惑をかけてしまったと思っているのでしょう」

「……そう」

「かつての様に症状が出たりはしていないですが…もし、似た様な事があった場合などは…」

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「そんな話を聞いたからこそ、巻き藁の件についてはあまり考えないようにさせてあげた方がいいって事になったのよ」

その話を聞いたマンモーニキたちは皆青ざめた表情をしていた。

「そ…それじゃあつまり」

「…ええ、あなたたちが大勢であの子に謝罪しに行っていた場合どうなっていたか」

「……ショタオジが忠告って事はそういう事…なのか」

「あの子に対して謝罪をするなとは言わない…けれど、その結果あの子が思いつめるような事にならないようにする必要があるの」

「…もし、対応を間違えていたら…」

「………予想される事態は最悪なものだった可能性もあるわね」

「……ショタオジから忠告されるほどだった訳だよな」

「…想像もしたくねえ」

その言葉に謝罪メンバーは頷く。

自分たちがやらかしかけた事について謝罪した結果、相手の事を傷つける…だけでは済まされないかもしれない事態になったなど考えるだけでもやばいだろうと思った。

「だからこそ話を通してもらえるのはありがたいのよ」

「…最悪の事態にならないようにできるって事だよな」

「ええ、あなたたちがセツナちゃんに謝罪する時にあの子に伝える情報をこっちの方で決める事ができる」

「情報を決める?」

「今回の事件について、あの子が知るべきではない事まで伝わる事が無いようにするためにね」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

そうして、どのように対応するか話し合った後。

レン子ニキに呼ばれて来たセツナは、知らない人が大勢いる事で少し怯えた様子を見せたがレン子ニキが頭を撫で大丈夫だと声をかけた。

…まだ少し警戒している様子はあったものの、今の状況についてレン子ニキに聞こうとした。

「…えっと」

その瞬間、マンモーニキたちは行動した。

全員が一斉に動いた事でセツナが驚いた様子を見せたが…

マンモーニキたちは自分たちがすべき事をした。

 

 

「「「「申し訳ございませんでした!!!」」」」

 

彼らは一斉に土下座をしていた。

 

 

「………ほえ?」

セツナは突然の事に困惑した様子を見せた。

(レン子ニキさんに呼ばれて来てみれば、何か知らない人が大勢いるし…)

そう思いながら呼ばれた理由について聞こうとすればなんか一斉に謝罪してるしで…

いったい何がどうなっているのかとレン子ニキの方へと顔を向けると、苦笑いしながらこうなった状況について話し始めた。

「先日ちょっとした騒ぎ(・・・・・・・・)があってね」

「そう…なんですか?」

「ええ、色々あって(・・・・・)迷惑をかけてしまった人たちに謝罪して回ってるそうなの」

「…じゃあ、何でわたしに?」

「ちょっとセツナちゃんにも(・・)被害が行きそうだったのよね……彼らの罰ゲーム関係のやつが」

「…罰ゲーム?」

「ちょっとした勝負の賭けで色んな物をあっちこっちに送ろうとしてたみたいで」

「………あぁ…実行直前でばれて怒られたと」

「そんな感じね」

「……それだけで?」

「セツナちゃんに送ろうとしてたのがちょっと良くない物(・・・・・・・・・)だったみたいで」

「…えっと?」

「さすがに幼い子に送る(・・・・・・)のはダメすぎる物だったから、セツナちゃんにも(・・・・・・・・)謝罪しておくようにってね」

「…なる…ほど?」

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・

 

 

その後、セツナは困惑しながらも謝罪について受け取ると帰って行った。

「……よし、あの様子なら大丈夫そうね」

「だといいんですけど…」

「まあ、念のためにもう一つ手をうっておいて…」

そんな事を話していると先生ネキがやって来た。

「いやー何とかごまかせたと思うよ」

「そう?」

「あの様子だと最悪な事態にはならないだろうし…大丈夫でしょ」

「ならよかった」

「まあね…なにせ今回の事に関しては『スケベ部の品でちょっとアレな物(・・・・・・・・・・・・・・・)』が送られて来そうになっていた…といった感じに認識させておいた訳だし」

「実際の出来事について触れず、どうにか謝罪されても違和感のないようにするためとはいえね…」

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

「それじゃあこれから、セツナちゃんに今回の事件について隠しながら謝罪されても違和感のないようにするための計画を練っていくわよ」

レン子ニキを中心として、マンモーニキたちがセツナの地雷を踏まないようにするための計画を話し合おうとしていた。

「…いやちょっと待って」

そんな中『ちょっと重要な事があるから手伝え』と呼ばれてきた先生ネキが声をかけた。

「どうかしたかしら?」

「いやさ…呼ばれて来てみればいきなり妙な事を言ってるからさ…説明してほしいって」

「…簡潔に言うと、セツナちゃんのためにやってほしい事があるの」

「……事件があった後にセツナちゃんのためって…………あ…まさか」

「そのまさかよ」

自身の考えた事があっていると言われた先生ネキは頭を抱えた。

「そうじゃん…今回の事件について謝罪って言ってたけど…巻き藁たちの件であの子ちょっと危なかったじゃん」

「ええ、巻き藁たちの件についてセツナちゃんは『自分が原因で迷惑をかけてしまった』と思って相当落ち込んでたもの」

「なんとかその件については『連中と幼女ネキの問題』って認識させる事でどうにかしたんだっけ」

「…そんなにヤバかったんですか?」

話を聞いていた謝罪しに来たメンバーの一人が質問した。

「…あの子ってさ、ちょっと分かりずらいけど…どうも『自分が誰かに迷惑をかける事』について相当嫌がってると言うか…」*2

「ラムダさんから聞いた保護されてから『人』に対して何らかのトラウマができてしまったらしい事と合わせると…」

「おそらくあの子にとって一番考えさせちゃまずい事なんだと思うんだよね」

「…しかも今回の事についてショタオジから忠告されるほどって事は」

「…おそらく相当よくない事になっていた可能性があるって事だよな」

「だからこそ、何とかごまかしながら事を済ませるしかないって事」

「そのためにするべき事を伝えるわ」

その言葉を聞いた全員が静かにして一言も聞き逃さないように集中した。

「まず最初にするべき事は…」

………ゴクリ

「セツナちゃんを驚かせる事よ!」

「「「……はい!?」」」

告げられた内容に驚くマンモーニキたち。

「…まあそりゃ驚くよねー」

「いや驚かせるって!それ意味あるのかよ!」

「ぜんっぜん関係ないんじゃねえか!?」

「はいはい静かにー…まず前提としてなんだけどさ…あんた達ってセツナちゃんにとって知らない相手が大勢いるって事になるんだよね」

「お…おう」

「で、セツナちゃんって知らない相手に対して怯えた様子があったりする訳だからさ」

「最初に思考を困惑状態にさせる事によって謝罪された時にごまかしやすいようにするのが目的」

「怯えて警戒させたままだとよくない方向に考えが行ってしまう可能性もあるからさ?まずは警戒をどうにかする事が重要って話」

「「「な…なるほど」」」

「とにかく、初手でいきなり謝罪された方がこっちの話を聞いてくれるだろうし…この際勢いでどうにかする?」

「そうね……大勢にいきなり謝罪されれば…けど、念のためもう一工夫しておくべきか」

「あー…いっその事全員で一斉に土下座しながらとかがいいか?」

「頭を下げるよりかは…驚く…か?」

「あの子なら驚くだろね…よしそれでいこう!」

「「「りょ…了解です」」」

最初にどういった行動をとるかについて決まった。

「それじゃあ…次に決めるべきは『どうして謝罪しているのか』についてね」

「何かやらかしたから謝罪している…けどいったい何をしたのか、あるいは何かをしようとして実行前にばれた結果なのか…といった感じでいく?」

「そうね…とりあえずはセツナちゃん以外にも迷惑をかけてしまったから謝罪して回っている事は伝えるとして」

「…問題は『何をやらかした』かについて…か」

「『自分が原因で起こった事をごまかしているのかも』と考えてしまわないように何も教えないってのはまずいのか」

「……いっその事少しばかりトンチキな出来事にでもする?」

「…それ効果あるんですか?」

「まあ…幼い子に対してやらかすにはダメな事だった…って事にすればある程度納得はするでしょ」

「それは…」

「まあ、確かにセツナちゃんにかかわらない事で謝罪するのは疑問があるだろうから」

「なんだかんだセツナちゃんも巻き込まれたって事にするのは…」

「けどよ、幼い子にやらかすにはダメな事って…どうするよ?」

「「「うーむ…」」」

「…な…なあ」

「どうした?」

「正直これはどうなんだって思うのが一つあるんだけど…いや…でもなぁ…」

「…そんなにまずい事なのか」

「…………セツナちゃんってスケベ部の品とかってどう思ってると思う」

「おい!それは!」

「…いや…そっち系の事については幼女ネキのとこですごしてるなら」

「………そういえば幼女ネキってそういったところがあるから」

「あー……まあ…たしかにそういった部分については知らない訳じゃないか」

「嫁たちとのアレコレについてがなぁ…」

「けどいいのか?あの子にそういった感じに見られてたかもしれないって思わせる気かよ」

「トンチキな出来事にするんだろ?……俺たちがバカな事をやって迷惑をかけたって事にすれば」

「……なるほど」

「となると…『罰ゲームとかでそういった品を誰かに送る』って事にするとかがいいか?」

「罰ゲームって……いや待て、それなら確かにそういった品を送っても『罰ゲームだから』で通せるか?」

「けど…それで謝罪しに来たって言うのは無理があるんじゃ…」

「いやほら…そこは……どうしよ?」

「いっその事保護者に謝罪するように怒られたとか……むりがあるか?」

「「「………どうすれば」」」

マンモーニキたちはどのような理由で謝罪するのが違和感を持たれないか議論をしていた。

「…あー…ちょと無理があるかもしれないけど…一応はどうにかなりそうな理由ではあるのか」

「「「…え?」」」

「いやさ、セツナちゃんって幼女ネキがナマモノネキをボコしてる事について「やらかしているからな…ケジメは必要だろ?」って言われてるからそうなんだろうなって思っているらしくてさ」

「「「……あー」」」

「…つまり…今回の事も俺たちがケジメを付けるためって理由にすれば…」

「たぶんだけど、そこまで深くは考えないだろうね」

「…そうなのか?」

「あの子は『誰かにああするのがいいとかこうしたらいいとかは言わない』からさ…やらかした事に対してケジメを付けるためって理由は結構効果あると思うよ」

「……そうなんですか」

「…まあ、そうなると私の方からケジメを付けるように言った事にした方がいいかしら?」

「あー…やらかした連中に反省させるためって事で通せばいけるかな?」

「「「……まじか」」」

「………いやけどさ」

「………謝罪しないってなるよりかは」

「………だよな」

「………この中にセツナちゃんに謝罪しないでもいいって思ってる奴いるか?」

「「「「…………」」」」

マンモーニキたちは何も言わない。

…だがそれは『分かり切った事』だからこそ、誰もが無言でいるのだ。

「………俺らができる事ってのは少ない…か」

「……だな」

「……ケジメを付けるため…か」

 

 

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 

「で?セツナちゃんは納得してたのかよ?」

「帰る途中で話をしたけど「よくわからない事で謝罪された」って悩んでたところに理由について話しておいたから」

「…うまくいったのか?」

「理由について呆れたって言いたげな表情を見せてたけど『ケジメのため』って理由には、そういったものなんだって事で気にしないでいいって言っておいたからさ」

「「「…問題なかったと?」」」

「だろうね…「ケジメかー…ケジメは大事って言ってたし…それについてあれこれ言うのは違うよね?」って言ってたし」

「いやそれ本当に大丈夫なやつか?」

「大丈夫…なはず」

「…あの子も何かごまかされてるとは感じているだろうけど」

「宮城支部として対処すべき事案として認識すると深くは知ろうとしないから」

「……そうか」

「…思いつめてなきゃいいんだけどな」

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・

 

 

 

その頃、セツナは宮城支部内を歩いていた。

用事も済んだので帰るために支部の外へと向かっている道中だ。

…今回の件について、セツナは自分に謝罪を…と集まっていた大勢の人たちから感じた『何か』についての疑問があった。

(……なんと言うか…説明された内容にしては、感じたものは一致しない気が…)

人工的な聖杯を作り出そうとした計画の改造の名残なのか…微量ながらも人の感情を感じ取る事がある。

それ故に、セツナは自分に対して敵意などを向けてくる相手かどうか認識できているところもあるのだ。

…未だ眠る時間も多く、おきた時に知らない誰かがいるといった事もあった。

先日出会ったキノネキについては、リンから名前を聞いていた事もあり警戒はしていなかった。

だからこそ、今回彼らから感じた感情の強さ…と思われるものが何処か『ズレ』ている気がしていた。*3

「……あ」

そんな道中、セツナはある人物の後ろ姿を見つけた。

その人物とは…有紀凰音だ。

セツナが一度死んだ後リンの嫁の一員となった黒札である。

自身が復活してから知り合った相手であり、まだあまりよく知らない相手でもある。

……その理由は、セツナ自身は眠っている時間の方が多く、交流する機会がそこまでないからで…

…全くない訳ではないので苦手意識とかはないのだが…

「凰音さん」

そんな感じの思いを持っているが、特に気にする事でもないなと思い声をかける。

「ん?セツナちゃ――――」

後ろから声をかけられたために一瞬誰だろうと思ったが声からしてセツナだと理解し後ろへと振り返った―――その瞬間。

その場にいた者たちはその出来事について驚いたように動きを止めていた。

 

後ろへと振り返る凰音…その胸部には見た者の多くが『デッッッッッカ!!』と思う大きさの胸が。

後ろへと振り返る時の動きで勢いがついたそれは…凰音の後ろに立っていたセツナの顔にぶつかった。

 

その衝撃で軽く後ろへと吹き飛ばされるセツナ。

 

胸への衝撃とそれを見て慌てる凰音。

 

そんな出来事を目撃した周囲の人たち。

 

吹き飛ばされて床へ頭をぶつける―――前に、無意識に浮遊する事で衝撃をなくし床に倒れこんだ。

セツナが困惑した様子で天井を見上げている。

慌てて駆け寄り無事を確認し謝罪する凰音。

 

――――この出来事は『乳ビンタ事件』としてしばらくの間語られていたとかいないとか…

 

 

 

 

 

 

 

 

……ちなみに、この出来事があったために、セツナは大勢の見知らぬ人たちが謝罪しに来た件について考えていた事をすっかり忘れている。

…最悪の事態もあり得た『セツナのトラウマを刺激しかねない』出来事は、こうして静かに危機を脱したのだった。

 

犠牲として、しばらくの間凰音はセツナに警戒されていたのだが。

事故である事ときちんと謝罪された事を認識したセツナは凰音の事を嫌う事はなかったが…

もう一度このような事が起こらないようにと警戒するようになっていたのだった。

 

 

 

 

*1
ファッション無残様のごちゃサマライフの『名探偵古戸エリカの事件簿3』にて邪神に目を着けられた人物

*2
付き合いが薄いと分かりずらい…気づく人はすぐ気づくだろうけど…

*3
やらかした内容に対して『感情の重さ』が違う気がした。




今回のマンモーニキたちの件について、時系列としては…
1・巻き藁の件が片付く

2・キノネキと出会う(この時襲撃してきた者たちをキノネキが対処した)

3・襲撃関連の違いについて調査した結果、事態が発覚

4・事件解決後、洗脳の影響を受けていた者たちが迷惑をかけた人たちへと謝罪して回る

5・宮城支部にてレン子ニキへと謝罪&セツナへの謝罪の場を相談する

6・大勢からの謝罪が『セツナのトラウマを刺激しかねない』事だと知る

7・何とか致命的な事態にならない様にと計画を…

8・マンモーニキたちから謝罪されたセツナはその事について違和感を感じていた……が

9・『乳ビンタ事件』の衝撃(二重の意味で)の影響で感じでいた違和感について忘れた

………大体こんな感じになるかな…と
……まあ…はい…3と4の部分については頓西南北様作『ファッション無惨様のごちゃサマライフ』の『名探偵古戸エリカの事件簿03』にて語られている部分になるのですが…
…そういえばセツナのトラウマについて触れる事ってあまりなかったな…と
……『知らない野郎共が大勢揃って謝りに来た』……あ、これセツナにとってヤバいやつだ…と
…ま…まあ、無事トラウマを刺激する事なく済んでるなら……やるしかねぇ
ちょっと無茶なとこがあるかもですが……いや大丈夫だよなこれ?
……た…多分セーフ!!!………トラウマ激されてないからセーフ!!!


ちなみにショタオジからの忠告の内容については、最悪の場合『トラウマを刺激されたセツナが己を責め続け自我を消してしまう』可能性があるからと…
…内容については説明はされてないんですけどね…(説明したら別の問題が…と)
……セツナのトラウマは『誰かに対して迷惑をかける事』が最大の地雷だったり
…宮城のメンバーについては…
大人組は「子供というのは多かれ少なかれ誰かに迷惑をかける事もあるから…と言うより、ようじょの方が被害の度合いが大きいから」…などと言って精神的負担をどうにかしている
ようじょに関しては、セリリさんが「相当振り回されてたりするんだから少しくらい迷惑をかけたって問題ないわよ…むしろ何かやり返すくらいしてもいいんじゃない?」とか言ってるかも
…誰かに甘えるのは迷惑をかける事なのかと疑問に思ってる頃もあったけれど、大人組から「その経験が何時か子供ができた時に役に立つ」などと教わってたり……してるのなら何時の日にか経験が役立ったでしょう
そういった感じである程度は迷惑をかけても精神的負担は少ないんですが……
…『知らない相手』しかも『大勢』に迷惑をかけてしまったのかと認識しかねない今回の事件については『最大の地雷』を踏み抜いてた可能性もあったんですよね……
知らなかったとは言え、マンモーニキたちは悪くねえんだ……
セツナが『誰かに迷惑をかける』事がトラウマになってしまった原因を作った奴が悪いんや……
……誰なのか断言はできないですが
…セツナ自身誰に言われた結果そうなったのかを覚えておりません
少なくとも医療関係者ではないのは確かです
……一つ前の話でその辺について触れてはいますが



という訳で…はい…今回セツナのトラウマについて触れておかなければと…
…一人とか二人などと…人数が少なければ覚醒動物たちとすごす事でメンタルも回復するのですが…
今回みたいに大勢だったりすると自分が悪いんだと思うようになっていくのが…
結果精神的に負荷がかかり『聖杯としての性質』が『願いを叶える』部分が機能し自我を消してしまいかねないと…
…意図していなくともそうなる可能性があるのでショタオジも詳しくは説明してない感じ…かな?
復活してからは『自分が生きる意味』も多少はあると認識しているので誰かに迷惑をかける事があったとしてもある程度は何とかなるのですが…
……人数が多くなるほど危険度が…オノレ邪神メ…

…ちなみに、終末後に関してはトラウマに悩まされる事はなくなります
理由としては、ようじょへの思いを自覚した事と
……娘であるツムギが生まれたからこそだったり
トラウマを上回るほどの大切なつながりができたからこそ『生きる』事への意味が強くなった感じです
終末前の迷っている時期だと危険なのだと…

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