前回のあらすじ
なんかにぎやかだった。
↑No Side
☆☆☆ーーー☆☆☆
↓晶 Side
晶「ンア----------Mixやら動画制作終わったぁぁぁ!」
定期テスト後の休校日、ウチはボーカロイド楽曲をウチのミクがカバーした動画を作り上げた。もちろん、伶とともに押しているボカロPの楽曲だ。
ミク「お疲れマスター!」
晶「ありがとな。ミクもお疲れ様!ラップパート良かったで。」
ミク「マスターのおかげで上手くいったよ。ありがとう!」
晶「そりゃよかった。」
ミク「それで、この後友達とツーリングの会議するんだったよね?スマホの中にいた方がいいかな?」
そうそう。このあと綾乃とどこに行くか、ビデオ通話上で話し合う予定だ。なぜ今日にしたかというと、綾乃が通っている学校のテスト休みも今日からだから。とはいえ、お互いバイトやらなんやらで忙しく、日程が合うのが今日だけだった。
晶「あぁ、そうしてくれると助かるわ~。」
ミク「わかった~。クリスマスの日にもキャンプやるんでしょ?しっかり休むんだよ~。」
晶「ういー。」
ミクにウチのスマホの中に戻ってもらう。実を言うと、テスト開始前日になでしこから「クリスマスキャンプ、やりませんか!!」とお誘いが来たのだ。ウチ、姉御、ほむら、野クル組はもちろん、なんと杏子や恵那も2つ返事でOKと返事した。
杏子「たくさんの人と過ごすクリスマスも悪くないしな。」
というのが理由だそうだ。恵那は以前にも誘われていたらしく、テストが終わってから決めていいかということだった。結果、参加させてクレメンスってなった。
さて、いい加減始めないと綾乃を待たせてしまうので、PCでDiscordを開く。
晶:{ウチはいけるけど、そっち始めれそう?
綾乃:{いけるいける~
返信はや。まぁ助かるしええか。ウチはDMでビデオ通話を開く。
晶「やぁやぁ久しぶりだね。」
綾乃『お~晶の顔だ~。久しぶり~。』
晶「かれこれ1か月だっけ?」
綾乃『うわ、そんなに経つの?』
晶「そうだよ(白目)」
綾乃『綾乃ちゃん寂しかったんだぞー。』
晶「ごめんて...」
綾乃『許す。』
そんな感じで軽めの挨拶をしたあと、私たちは本題に入ろうとしたのだが...
伶「おぉい!飯できたって何回言えばわかるんだい!!」バァン!!
姉御が乱入してきた。
晶「......」
伶「なんだ、無視ってか?」
ウチはヘッドホンを外して、姉御にこう言い返す。
晶「今日友達とツーリング会議するって言うたやろぉぉぉぉぉ!!!!!」
伶「だから何度もノックしただろう!?」
晶「そんなちっさい音じゃ気づかんて!ウチヘッドホンしてるんだよ!?」
伶「...それはすまん!」
晶「許す!」
ウチは再びヘッドホンを装着する。
晶「ごめん、なんか飯できたって言うから一旦離脱するわ...」
綾乃『へぇ~。ボイチャ入って早々昼ごはん食べるために離脱しちゃうんだ~。』
晶「許してクレメンス。」
綾乃『そうだ、どうせならそこで食べなよ。』
晶「ちょっと待って。伶、ここで昼食べていい?」
伶「え、リビングで食べればよくないか?」
晶「友達が「ボイチャ初めて早々飯食うために離脱するんか?」って言うもんで...」
伶「草。いいんじゃない?今親いないし。」
晶「わかった、ありがとう。綾乃~OK出た~。」
綾乃『お~よかったよかった。あと、そこにいる君も一緒に食べない?』
晶「伶~、友達が君も一緒に食べないかだって~。」
伶「ほほう...?」
☆☆☆ーーー☆☆☆
伶「ど~も、晶の双子の姉やってる伶です。先ほどはお騒がせしました...」
綾乃『気にしないで~。私は土岐綾乃。晶とは偶然会ったんだけどね。よろしく~。』
綾乃と姉御がお互い軽く自己紹介したあと、私たちは昼食をとりながらツーリング会議を始めた。
伶「んで、なんで私を呼んだんだい?私関係ないだろう?」
綾乃『伶っていう名前聞いて、たしかなでしこのクラスメイトだっけなーって思ったんだよ~。なでしこからちょいちょい写真送ってくるんだけど、伶ちゃんが頻繁に写ってたから気になってた。』
伶「あぁ、そういうことね。あと私の事は呼び捨てでいいよ。」
綾乃『おけ~。』
晶「それにしても、なでしこはすごいな。彼女を中心にネットワークが広がってるじゃん。」
綾乃『わかる~。実際晶と会えたのはなでしこが教えてくれたからね~。』
晶「そういえばそうだったね(笑) それで、綾乃が行きたい場所ってどこ?」
綾乃『う~ん...東京に行きたい。』
晶・伶「「東京!?」」
正気かコイツ!?仮に浜松駅~東京駅を走るとして、走行距離250kmは超えるぞ!?
晶「...理由を。」
綾乃『大都会に行きたいから。』
伶「ざっくりだねぇ。」
晶「大都会か...浜松だったら名古屋が近いじゃん。」
綾乃『名古屋はこの前行ったからなー。』
晶・伶「「おぉん...」」
困ったな。満身創痍になる自信しかない。
伶「...どうする?」
晶「...もうこの際東京行っちゃうか。」
伶「マジで?」
晶「伶、大マジだよ。」
伶「...(なんかテキトーになってない?)」
綾乃『やったぁ!え、夢じゃないよね!?』
晶「落ち着いて...これは夢じゃないよ。」
綾乃『...晶、エスコートよろしくね。』
晶「おう。」
綾乃『そうだ、伶も一緒にどう?たしか今週中にバイク届くんだよね?』
伶「えぇ私も!?っていうかなんでバイクの件知ってるの?」
綾乃『ヒント。なでしこ。』
伶「あっ(察し)」
綾乃『あの子、マジでいろんな情報言ってくるから気をつけなよー(笑)』
伶「」
なでしこ、とても恐ろしい子!
晶「で、どうするん?」
伶「私は別に行ってもいいんだけど...」
晶・綾乃「『だけど?』」
伶「ほむらが駄々こねるかもしれない...」
晶「あぁ...」
綾乃『たしか、伶の恋人だったよね?その子も連れて行けばいいじゃん。』
伶「ファッ!?」
晶「え、なんでバレてんの?()」
綾乃『なでしこから「あくまで憶測なんだけど、伶ちゃんとほむらちゃん付き合ってる」って...』
すごい、個人情報筒抜けじゃん。SNS以上に怖いかもこの手口。
伶「はぁ...(クソでかため息) 話を戻すけど、ほむらはマジでアクティブなんだよ。それに綾乃が耐えられるかって話で。」
綾乃『おぉ。それはどんくらい?』
伶「今朝急に「ラーメン食べたくなったから長岡飛んでくるわ。」って言ってそのまま裏日本飛んでいくほど。」
綾乃『なにそれ(笑)』
晶「え、それ知らないんだけど。」
伶「まぁこれ今朝ガチで言われたんだけどね。ほれ写真。」
晶「うわガチじゃん。しかも完食してやがる。」
そこには「抜け駆けラーメン、うまー」とコメントが付いた、長岡名物の生姜醤油ラーメンの写真があった。しかも律儀に完食後の写真もあるし。伶は綾乃にもDMを見せた。
綾乃『...なかなか面白い子だね...美味しそう。』
晶・伶「「わかる。すげー美味そう。」」
☆☆☆ーーー☆☆☆
晶「んじゃ、ツーリングの計画はこんな感じで大丈夫かな?」
そんなこんなで、東京ツーリングの計画を大方まとめあげた。
綾乃『うん、私はだいじょーぶ。』
伶「私もOKだよ。あと、ほむらも参加するって。」
晶・綾乃「『おっけー。』」
綾乃『あ、そうだ。なでしこにクリスマスキャンプ参加したいって伝えてくれる?』
晶「...私はもうなにも驚かないぞ。なでしこから聞いたんだな。」
綾乃『せいか~い!』
伶「ホントにあいつは...わかった。伝えておく。」
綾乃『ありがとー。じゃ~ね~。』
晶・伶「「ばいばーい。」」
こうして、私たちのツーリング会議は幕を閉じたのだった。
伶「今年のクリスマスはみんなでキャンプか...」
晶「ね。おまけに年末は帰省を兼ねた東京ツーリングやで?めっちゃにぎやかな年末やん。」
伶「だね(笑)」
そんな会話をしていたら、一件のメッセージが届いた。
リン:{やばい、寝過ごした()
晶:{ファッ、何を四天王!?
今日、リンはソロで上伊那に行ってるみたい。なんでもなでしことキャンプするつもりだったのだが、肝心のなでしこが風邪をひいてキャンプに行けなくなってしまったそうだ。ちなみにそのなでしこはというと、杏子と野クル部長の千明に看病してもらったらしい。
晶:{ん、そういえば今何時だ?
リン:{17時...じゃあ私急いでるから!!
晶:{お、おう!?
へぇ~もう17時なのかぁ...
晶「ってもう17時なん!?」
伶「えぇっ!?!?」
そんなにしゃべってたんだ...
伶「さて、私もテトのボーカルMixやらないと...」
晶「がんばれ~。ウチも動画のエンコードやらんと...」
そうして、私たちは各々の作業に戻るのだった。
↑晶 Side
☆☆☆ーーー☆☆☆
↓綾乃 Side
綾乃「ん~...なんとかまとまってよかった。」
ググ...と背伸びをし、私は自分の部屋を出てリビングに向かう。
綾乃母「ただいま~。」
綾乃「おかえりー...あれ、お母さん帰ってくるの早いね?」
綾乃母「何言ってるの?いつも通りの時間よ。」
綾乃「いつも通り...うわぁぁぁぁもう17時過ぎてるじゃん!!」
綾乃母「あらあら(笑)」
私は自分の部屋に戻り、急いでバイトに行く支度をする。
綾乃「よし、今の時間だったら余裕で間に合うね。」
綾乃母「そういえば、クリスマスとか年末って結局どうするの?」
綾乃「クリスマスはなでしこや晶たちと山梨の方にキャンプ行くことになった。そんで、30日から元旦にかけて晶と晶のお姉さん、お姉さんの恋人の3人と一緒にバイクで東京行くー。」
綾乃母「わかったわ~...ってバイクで東京!?」
綾乃「うん、東京。」
綾乃母「き...気をつけるのよ...」
綾乃「わかってるよー。」
お母さんは目から眼球が飛び出しそうなほどに驚いている。そりゃそっか。16歳の娘が親無しで東京行くって言うんだもん。しかもバイクで。
綾乃母「それで、26~29日はどうするの?」
綾乃「家にいるつもりだよ。」
綾乃母「それ面倒じゃない?」
た、確かに。でも宿泊代がかかっちゃうしな...
そんなことを考えていたら、1本の電話が来た。
綾乃「あ、晶からだ。もしもし?」
晶『あー綾乃?もし綾乃が良かったら、25~30日にウチの家に泊まるのはどう?』
綾乃「えぇっ!?でも両親から許可得てないし、そっちの親御さんにも迷惑じゃないかな?」
晶『あーそれね。さっきウチの両親から提案されたんよ。まぁそっちの親御さんにOKか否か聞いてみたら?』
綾乃「そうなんだ...ちょっと待ってね。」
晶『ういー。』
スマホを耳から離し、お母さんに今のことを伝えた。
綾乃母「あら~いいじゃない!泊めてもらったら?」
綾乃「いいんだ...わかった。晶?OK貰っちゃった...」
晶『おkおk~。泊まり日数分の着替えはこっちで用意するから、綾乃はクリキャンと東京ツーリング分の荷物を持って来れば大丈夫だよ。』
えぇマジで!?着替えまで用意してくれてるんだ。なんか申し訳ないな。
綾乃「ほ、ほんとにいいの?」
晶『ウチの親が勝手に言いだしたんだから気にしなくていーよ(笑) それに、1回浜松に帰るのは面倒じゃん?』
綾乃「...わかった。お言葉に甘えさせていただきます!」
晶『りょーかい!んじゃ、またなんかあったら連絡するよ。』
綾乃「おっけー。マジでありがとう。」
晶『いえいえー。ほな失礼します~。』
そう言って晶は電話を切った。
綾乃母「...ふふっ。」
綾乃「?」
綾乃母「いや、綾乃は良いお友達に恵まれているんだなぁって思っただけよ。それと、そんなにゆっくりしてて大丈夫?」
綾乃「え?あっ!バイト行ってきまーす。」
綾乃母「行ってらっしゃーい。」
私は玄関のドアを開け、ガレージ内にしまってあるエイプのエンジンを起動させる。
綾乃「ヘルメットとゴーグルもしたことだし...よし、行くか。」
私はエイプのアクセルを踏み、バイト先のコンビニに向けて出発する。
綾乃「...楽しみだなぁ。」
そう呟きながら――
14話でした。久しぶりの綾乃とミクの登場会です。
さて、2025年も残すところあと2日を切ってしまいました。時の流れ早すぎるンゴ...
一応今年の投稿はこれで最後...ではありますが、もしかしたら大晦日あたりにもう1本投稿できるかもです。まぁ、あまり期待しないでくださいw
そして物語の方ですが、クリキャン編が終わったのちに転生少女シリーズオリジナルの"東京ツーリング編"が始まります。こちらからSeason2の章に区分される予定です。おそらくですが、盛りだくさんな内容になると思います(ハードル爆上げ)。お楽しみに!
それでは次回も何卒。評価・感想お待ちしております!
番外編を書こうかな~って考えてます!どのお題がいいか選んでください!!
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少女の突発弾丸旅
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球技大会 in 3月
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