前回のあらすじ
まぁなんか、いろいろありました。はい。
↑No Side
☆☆☆ーーー☆☆☆
↓晶 Side
晶「いや~いっぱい動画見たね~。」
綾乃「だね~。」
ウチと綾乃はテントが隣同士ということもあって、テントから顔を出しながら話している。空を見上げれば無数の星が煌めいている。さっきバイクに乗ってた時はそこまで見る余裕がなかったけど、こうしてじっくり見てみるとスゴイ光景よね。
晶「星空やべー。」
綾乃「きれいだよねー。」
晶「大都市住まいじゃ味わえへんよ...この景色は。」
綾乃「そっか、晶のルーツはもともと山梨じゃないもんね。」
晶「うん。最初は大阪、2回目と今回は東京生まれやから。」
綾乃「あれ、引っ越してきたんだ。」
話題はウチが引っ越してきたときの内容になる。
晶「高校進学のタイミングでな。まぁ~びっくりやったよ。中3の11月に突如決まったからねぇ...」
綾乃「うは~!そりゃ大変でしたな。」
そう、本当に大変だった!進学先が具体的に決まっていなかったのが良かったのか悪かったのか...
おまけに知らん場所で生活するのって慣れるまでが相当大変なんだよな(それでも結果的に実親と離れることになった杏子よりはだいぶ恵まれているけどね)。
晶「...なでしこが泣くのもわかる。」
綾乃「......」
気が付いたらそう呟いていた。
綾乃「...東京ってさ、どんなところなの?」
晶「人がとにかく多い、かな。あとなんでもあると思われがち。」
綾乃「え~?実際なんでも揃ってるじゃん。」
たしかになんでも揃ってはいるんよねぇ。だけど、なんでもあるかって言われるとな~んかな~...
晶「う~ん...」
綾乃「...そんなに考えるほど?」
晶「いや、どう言葉で表現すりゃいいかわからんのよ。あ、百聞は一見に如かずって便利な言葉があったわ。うん、そういうことで。」
綾乃「あ、解答放棄した。」
晶「解答放棄て...」
綾乃「あはは。ごめんごめん。」
晶「許すぁ...ふぁ~あぁぁあぁ...」
アカン、急に睡魔が襲ってきた。
綾乃「...もう寝る?」
晶「おぉん...おやすみぃ...」
綾乃「おやすみー...」
ウチは顔をテントに戻しファスナーを閉める。そのまま流れるように意識が遠のいていった......
☆☆☆ーーー☆☆☆
ーーか...
@d1か...
まdkh8あーーー!!!
晶「!?!?!?!?!?」
少女の声が自分の脳に反響したので慌てて起きる。しかし...
晶(...なんだぁここは?)
辺りは一面真っ白。もしかして死んだ!?って思ったけど、天界とは雰囲気が微妙に異なっている。こんな所からさっさと出たい。誰かいないか声をかけて脱出の糸口を見つけよ。
晶「ーーーーーー!!」
...あれ?
晶「ーーー!!」
...声が...出ない!?
???〔まdhがー!〕
晶「!?」
そこへ、声の主である少女がウチに向かって飛んでくる。少女は露出多めの黒いドレスを身にまとい、背中には大きな漆黒の翼が生えている。だが、少女の姿にはどこか既視感を覚えていた。
晶(な~んか見覚えあるんよな...)
???〔!まd...じゃない!?〕
少女はウチを認識するなり、動揺しながら動きを止める。少女の顔がはっきりと見えないが、声を聴く感じそう読み取れた。
この感じ...テレパシーににてるな。ちと試してみよ。
晶〔お嬢さん、ここから出る方法教えてくれますか?〕
???〔しゃべった...あなたは誰?〕
お、いけたっぽい。
晶〔あ、あのぉとりあえず帰りたいんですけど...〕
???〔...ぁ。〕
晶〔...?〕
???〔あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!〕
少女は叫び、そのままウチに一直線で飛んでくる。
晶(げ、まずいな...この少女には悪いけど...!)
そう思い銃を出そうとインベントリを起動しようとした。
晶(...あれ?)
インベントリが...起動しない...?
???〔気宇byウェイウナsmz8音fgrみゅんむあksどぃ7mンe83933zm8おmうえだいぃmぁっぁっぁっぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!〕
ーーーーーー
晶「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」ガバァ!!!!
...あれ、ウチ生きてる?ってことは...
晶「夢か...」
そう呟いたとき、隣のテントから足音が聞こえ、ウチのテントのファスナーが開かれる。
綾乃「...大丈夫?」
そこにいたのは、左目をこすりながらも心配そうに声をかける綾乃の姿があった。スマホの時計には【4:45】と記されていた。
☆☆☆ーーー☆☆☆
ウチと綾乃は薄暗いキャンプ場を散歩している。別に朝ごはんを作る必要があるわけでもないのになんで起きてるんやお前らって思うかもしれんけど、さっきのアレで完全に目が冴えたおかげで...ね、ね、寝れないんだよ!
綾乃「ふぁ~あぁ...」
晶「その...起こしてもうてごめん。」
綾乃「気にしないで~。で、どんな夢だったの?」
ウチはさっきまで見ていた光景を綾乃にありのまま伝えた。それを聞いた綾乃は
綾乃「怖すぎでしょ...」
と顔を真っ青にしながらコメントした。
晶「3度の人生で初めて夢の中で命の危機に瀕した...なんだったんだあれ...」
綾乃「......」
ウチらはその後もゆったりとキャンプサイトを歩く。
晶「......」
綾乃「......」
会話はせず、ただひたすらに。
晶「...ふぅ。だいぶ歩いたなー。」
綾乃「だねー。そろそろ戻る?」
晶「せやね。ちょっと休みたいし。」
☆☆☆ーーー☆☆☆
ウチらのテントに戻ると、そこにはなでしこと杏子の姿があった。
なでしこ「味噌いれたよ~。」
杏子「あいよー。にしても、鮭焼いているときってなんでこんなにいいにおいするんだろうな~。」
なでしこ「だねぃ...あ、晶ちゃんと綾ちゃんおはよ~!」
綾乃「おはよー。」
晶「おはよぉ...」
杏子「おぉ、おはよ。2人とも早いな。」
綾乃「目が覚めた者同士で散歩行ってた。」
杏子はスキレットで鮭を焼いており、なでしこの鍋からはほのかに味噌の香りが漂っている。そういえば昨日、「日本の朝ごはん!!」ってなでしこは言ってたっけ。
晶「...さみぃ。」
なでしこ「出来るまでまだ時間あるし寝てても大丈夫だよ~。」
晶「いや、ね、ね、寝れないんだよ...!」
杏子「えぇ...そしたら椅子でも出せば。2人とも立って待つのしんどいだろ?」
晶・綾乃「じゃーそーするー。」
ウチらは各々のテントから椅子を引っ張り出し、なでしこたちの邪魔にならない場所で広げる。すぐに伶とほむら、リンがこちらにやってきた。
ほむら・リン「おはよー。」
伶「......っす。」
晶・綾乃・なでしこ・杏子「おはよー。」
綾乃「みんな早いね。」
リン「寒くて目が覚めた。」
伶「..........」
...あれ、おかしいな?姉御は朝に強い人のはず...現に早朝から旅をするとき、いつも姉御が一番早く起きているほどだ。そんな姉御が半開きの目かつ無口なのはかなり珍しい。一体何があったんだろうか...
ほむら「...伶、大丈夫?さっきもすごい悲鳴してたわよ?」
伶「だいじょばねぇ...」
杏子「変な夢でも見たのか?」
伶「あぁ...なんか、黒系のセクシーなドレス着てて、でっけぇ翼生やした中学生ぐらいの女の子が殺しにかかる夢だった...」
...ん?
晶「...ねぇ、伶。その子って誰かのことを探している様子やった?」
伶「え?あぁ~...そういえば誰かの名前呼んでたな。よく聞き取れなかったけど。それがどうしたんだい?」
...んん??ちょっと待って???
晶「...その子、ウチの夢にも出てきたんよ...」
ついでに、その子も実際にウチを殺そうとしていたことも合わせて伝える。
伶「...マジで?」
晶「マジやで。」
全員「......」
あれれぇ~?
千明「はーっ寒っ!お前らはえーなー...って、どうした?」
杏子「...ア、ソロソロシャケガヤキアガリソウダナー」
なでしこ「ワ、ワタシノホウモソロソロコロアイカモ-」
あおい「え、みんなしてどうしたん?顔青いで...」
リン「き、気のせいだと思う...」
その後、恵那と鳥羽先生も起き、全員揃ったところで
「いただきまーす!!!!!!」
なでしこと杏子が作った「日本の朝ごはん」をいただくことにした。
千明「はぁー味噌汁あったか~...」
あおい「うま!これ昨日のお肉?」
なでしこ「うん!割り下と生姜で大和煮にしてみました~。」
ほむら「私にも焼きもの以外の料理技術があればなぁ...」
なでしこ「じゃあ今度一緒に練習する?」
ほむら「お願いします、師匠。」
綾乃「反応早。」
恵那「...ん!鮭と玄米合うなぁ。」
杏子「味付けとか大丈夫だったか?」
美波「ちょうどいい焼き加減と塩気でおいしいですよ。」
リン「うむ、うまい。」
杏子「よかったぁ~。」
こんな感じで2人が作ったごはんは大絶賛であった。いや~ほんとに人生3週目の老害にも優しい味で助かりますわ...
伶「焼き鮭うめぇ...」
晶「悪夢で疲れた体に味噌汁が染みるゾ...」
千明・あおい・恵那・美波(マジで何があった...)
そんな様子を、太陽でピンク色に染まった富士山は優しく見守っていた。
☆☆☆ーーー☆☆☆
さて、のんびりしていたら時刻は午前10時を回った。チェックアウトの時間が近づいているので、各々は撤収作業に入る。設営時はみんなバラバラに行っていたのでささっと終わったのだが、撤収作業はみんなでふざけ合ったり談笑しながら行ったので、設営より40分ほど時間がかかってしまった。多分やけど、クリキャンが終わってしまうことに対する名残惜しさ、というのが全員の心の中に芽生えたのかもしれない。
晶(いよいよクリキャンも終わりか...)
天野〔転生者の皆さん、お疲れ様で~す!〕
晶・伶・ほむら・杏子〔うおっ!?〕
...ほんとこの人は急に話しかけるよなぁ。なんだい、今回はどういった要件なんや。
天野〔いきなりでごめんなさい。ちょっとあなたたちに伝えなければいけないことがありまして...〕
伶〔といいますと?〕
天野〔実は最近、天界の別エリアで少々問題が起こっちゃいまして...大抵はこちらでなんとかできるんですが、どうもそちらの世界に影響が及び始めちゃってるんですよ。〕
転生者s〔...はい????〕
え、天界で処理しきれないほど重大な事案が起こったの?っていうかなんでウチらにそれを...?
ほむら〔えっと、なぜその情報を私たちに?〕
天野〔とりあえずその元凶となったものを今から共有しますね。〕
そう言って天野さんは1枚の写真を表示する。そこに映っていたのは1人の少女...なのだが、
伶・晶「!?」
天野〔どうかされました?〕
晶〔いやぁ実はかくかくしかじか食パン末期色がありまして...〕←今朝未明に起こったことを説明中
天野〔...マジっすか(クソでかため息)〕
そう。その少女は今朝ウチと姉御が夢で襲い掛かってきた少女と同一の恰好をしていた。しかもそれだけではない。
ほむら〔...これ、私!?〕
杏子〔うっそだろ!?〕
その少女はほむらと全く同じ顔...つまり、この少女は確実に
伶・晶〔悪魔ほむらじゃん...〕
天野〔あ、やっぱお2人は知ってたんですね...そうなんですよ。ここからちょっと長くなりますが...〕
天野さん曰く、悪魔ほむら(以下:悪魔)は魔法少女の神様になったまどか(=アルティメットまどか、以下:円環)と色々揉め事を起こし、ついに宇宙に亀裂を入れてしまうほどの喧嘩に発展。んで悪魔に円環パワーを全部持ってかれそうになったため、天野さんのとこに円環ちゃんが避難しているらしい。肝心の悪魔は円環ちゃんが天野さん周辺にいることまでは特定できたっぽいけど、そこから先がわからずにそのまま我々の世界にのめりこんだ、という状況だ。う~ん最悪だね!
ほむら〔私...こんな破廉恥な服着ないわよ...〕il||li_| ̄|○ il||li
晶・伶・杏子〔...どんまい。〕
☆☆☆ーーー☆☆☆
杏子「じゃあアタシらはそろそろ出るから。」
なでしこ「綾ちゃん、またね。」
綾乃「あ、私30日の朝までは身延に居るよ?」
なでしこ「えぇっ!そうなの!?」
綾乃「うん。」
晶「いろいろあってウチらの家に泊まってもらうことになってな。」
なでしこ「...まさか綾ちゃん、家庭内でなにかあったの...?」
綾乃・晶「それはないから安心して!!(焦)」
実は今回のメンバーには年末に東京へ行くことを伝えていない。まぁ当然よね。東京行くでー!って言ったらみんな「ズルい!連れてけー!!」と暴動が起きるに違いない。あと心配されそう()
恵那「2人ともー。そろそろ乗らないの?」
杏子「おぉ、今行く。」
なでしこ「じゃあね2人とも!」
晶「気いつけてなー。」
なでしこ、杏子、恵那の3人は桜さんのラシーンに、千明とあおいは鳥羽先生のハスラーに乗り込み、そのまま出発する。そして...
リン「まさか綾ちゃんのエイプと一緒に走る機会が来るとは...」
綾乃「へぇ~これがビーノか...かわいいね。」
車組に遅れること10分、バイク組もいよいよキャンプ場に別れを告げるときがきた。各々の相棒のエンジンを稼働させ、準備を整える。
晶「ほな、行こか。」
そして、ウチらは相棒に乗って帰路についたのだった。
24話でした。さて、クリキャン編は無事完結し、Season1も今回で終了となります。いや~長かった。
さて、今後は数話を挟んだうえで東京編が始まります。なぜ数話を挟むかって?いや~ちょっと書いてみたい内容があるんですよぉ。一応わかりやすい伏線は貼ってあるんで、それで察してください(適当)
それでは次回も何卒。評価・感想お待ちしております。
番外編を書こうかな~って考えてます!どのお題がいいか選んでください!!
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その他(感想欄に記載をお願いします)