幸せな時間はあっという間に過ぎて言ってしまうのね。
思い返せばたくさん思い出があるよ。
はじめはトロで仲良くなったね。
おかしなやつって言われていたときもあったけどそんなことはないわ。
あなたはとても優しくて勇気のある人よ・
いつも私がトロ料理を持って行っていつもおいしそうに食べていたわ。
とてもうれしかったんだ。
帰ってきたらたくさんトロを出してあげるから。
シーザーと楽しみに待ってる。
もし赤ちゃんができてたら名前はどうする?
わかったわ、男の子ならトーゴー、女の子ならレイアね。分かったわ。
…そろそろ時間ね。
行ってらっしゃい。無事帰ってきてね。
そう言って私はマークにお守りを渡し、見送った。
本当に無事で帰ってきてね。
私はカミュからお守りを貰った。短い時間だがよくできている。
私はそれを首にかける。
中には何か固いものが入っている。なんだか映画で見たものを思い出す。
あれだ、胸のペンダントで銃弾を防いで無事だったシーンだ。
まあ、でもそんなの関係ないな。この思いがあるのなら私は死ぬ気がしない。
カミュ、シーザーを頼む。あと好き嫌いはしないように。
ダイナマまで三日ほどか、
ぞろぞろとトーキン村の男達が歩いていく。
この私を除く9人とは村でも頼り頼られの関係だったため気が楽でいい。俺は手柄を立てるぞと勇ましいかったり、ダイナマの街にワクワクしたりと道中退屈なく、むしろ楽しかった。
ダイナマは大きな街らしい、村しか知らない私が今一番楽しみにしていることだ。できるのならばこの世界を知りたい。
長生きに加えてこの世界を知る、新しい人生の目標ができた。
ダイナマまでは距離がある野宿をする。既に森は抜け平野になっている。父から教わった星を見ている。綺麗だと思うと同時に方角をみるために大切なことだ。
この世界は知らないことばかりだ。この世界の星は大きく明るい、月も2つある。そのため夜でも明るい。トーキン村は森の中の村であったため夜が明るいことに気づかなかった。
世界は広いな。
いつも通りに、日は昇り新たな日がやってくる
ダイナマまで歩く。
そしてついに見えてくるダイナマの街。
立派な白い巨城であった。
城壁は高く、門は巨大、堀は深く、兵士が鷹の目で警戒をしている。
門をくぐればまた別の世界が広がる。
遠くからでも見えた白い巨城は更に偉大に見える。近くに来るほど壁に掘られた飾りが見える。
そしてそんな城下は活気がある。
これから戦争が始まるのだ。このもうけを逃さまいと商人たちが熱心に商売に励む。
こんな街がただの地方都市なのだ。
まあ、世界は広いな