転生者が思想を残していったそうです   作:にーちゃみ

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戦場のマーク

 

 

ダイナマについてからしばらくたった後のことだ。

 

それまでは訓練をして、飯を食べて、寝るような日々を送った。

暇なときはいろいろな人たちと接した。

頭がいい人もいれば悪いやつもいた。

優しいやつも意地悪なやつもいた。

面白いやつもいればつまらないやつもいた。

 

 

物事は急に進む。

出陣の命令が下った。

敵は人ではないとのこと。

もともと戦う相手が助けを請うてきたらしい。

今は人ではない何かと戦うため協力する方針で行くらしい。

 

 

私は鎧を身にまとい、槍を持ち、軍は列をなして城を出発した。

敵の歩みは早く、すぐそこまで来ていた。

一日とちょっと進んだところで接敵した。

 

私たちの軍は急いで陣形を組み、敵の攻撃に備えた。

敵は遠吠えのような雄叫びを上げて急速に迫ってくる。

 

最前線ではすさまじい衝突音がした。

ハリネズミのような私たちに敵は矢のような速さでぶつかってきた。

そして私は初めて敵をこの目で見た。

オオカミの要素がある顔つき、体は人のようだが体は毛で覆われている。

 

獣人とはこのことだろう。

 

私たちの鼓膜を破るような声が浴びせられる。

私たちよりも力強い体で戦っている。

 

しかし私たちも負けてはいない。

私たちは金属の鎧と、槍で戦っている、

一方的は石と木でできた武器、体一つで戦っているのと変わりない。

 

時間も忘れ槍を振るっていた。

 

私がいるところから右側で異変が起った。

 

それからは早かった。

どこからか声が聞こえた、

 

我々が囲まれたと

 

みんなの顔に不安が出始めた。

 

ジリジリ押される。

散り散りになってしまう。

 

私を含めた数人の塊が完全に囲まれる。

絶望が脳裏をよぎった。

しかし諦めたくなかった。

私が背中で示す、周りの誰も諦めなかった。

 

だが多勢に無勢。

すぐにやられてしまった。

私の目の前が暗くなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めると夜であった。

私は縄をつけられていた。

捕虜になったのである。

あのとき私の近くにいた数人も捕虜になっていた。

みな縄をかけられていた。

 

それからの日々は過酷であった。

粗末な食べ物、少ない水。

体が痩せ細っていく。

 

そして休みなく歩く日々であった。

一日中ずっと歩く、それが続くだけであった。

 

私は知っている。

絶望こそが真の敵であると。

諦めたやつから倒れてしまうことを。

 

ある日仲間の1人が膝をついた。

もう歩けないと弱音を吐いた。

励まししかできない。

しかし、諦めて欲しくなかった。

ここまで一緒に来た仲間だから。

立ち上がれ、まだ負けるな。

 

 

彼は再び立ち上がった。

 

 

 

 

 

長いこと歩いた。何度も朝日を見た。

そして到着した。

敵の本拠地、獣人の本拠地。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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