俺は(妹の幸せを願う)お兄ちゃんだぞ   作:覚め

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ガチの殺し合いするぞ!
逃げの一手ばかり打つけどな!!


お兄ちゃんが他人の妹と

「…私が、貴方と」

 

「俺が、フランドールと。」

 

「バトル。」

 

「弾幕ごっこ。」

 

「違う、殺し合い。」

 

「…俺、人間。」

 

「でも外来人。外来人は殺しても食っても良い。」

 

「…」

 

いつも通り魔法陣を作ろうとしたが、それよりも早く腕を掴まれた。抵抗するのは容易い。だが、抵抗するよりも早く俺と空間魔法の魔法陣の間に新たな魔法陣を発生された。そうなれば、お手上げ。大人しく紅魔館に作られたバトルフィールドで戦うしかない。というかまだあったのか。離れるついでにここだけでもと爆破したつもりなのだが、どうやらうまくいってなかったようだ。悔しいな。そんなわけで。来たくもない紅魔館なんぞに帰ってきてまでやることが化け物人外との殺し合いだなんて。魔法陣を投げる。透明な魔法陣と見える魔法陣二つ。もちろん止められた。

 

「真面目にやって。」

 

「ご存知の通り俺は逃げた守りに極振りの人間だ。真面目にやりたければそっちから来い」

 

「レーヴァテイン」

 

「えっ」

 

そんなに本気で来る?ちなみに俺が逃げないように近くにノーレッジがいる。そんなに運動がしたいのか。魔法陣で防御、反射魔法で無理やり距離をとる。魔法陣を複数展開。先程の手応えからして何回も振られたら流石に魔法陣が割れる。フランドールがレーヴァテインを本気で投げ飛ばし、魔法陣に突き刺さる。そこに蹴りをぶち込んで一枚、二枚と破壊していく。永琳以来だ。身体能力でも強化したのか?途中で反射魔法を展開、衝撃をそのまま返して膝を破壊する。

 

「やればできるじゃない」

 

「それはどうも」

 

「じゃ、次。フォーオブアカインド」

 

「嫌いだお前!」

 

「そう」

 

「じゃあ」

 

「私も」

 

「好きよ」

 

何言ってんだこの四人組。何顔赤らめてるんだ気持ち悪いなこの四人組。魔法陣を展開、最大火力の魔法陣で、マスタースパークを放つ。が、流石に四人もいれば一人と違って受け流す手も多い。四方に散らされほぼ不発と同義に終わった。受け流した手に魔力が集まり、四人同時にレーヴァテインを投げてきた。空間移動魔法でそれぞれに返すも、掴まれてまたこちらに投げてきた。頭悪いな、俺。手に小さな防御魔法陣を複数展開、レーヴァテインを全て掴む。熱い。

 

「っ…」

 

「そう、それで良いの!正和はそうでなくちゃ!」

 

「そうかよ」

 

「それでこそ、私の求める血!」

 

「不吉だな」

 

「器用な魔法陣の使い方が美しいわ!」

 

「嬉しくないぞ」

 

「私の初恋の人らしいわ!」

 

…また顔を赤らめる。なんなんだ、この四人組。気持ちが悪いので早く終わらせるとしよう。各フランドールの周りに魔法陣を複数展開。マスタースパークを全ての魔法陣から同時に放出。傷くらいはつくだろう。と、思っていたのに何故か傷一つつかない。まあ防御魔法くらいはやってくるだろうなとは思っていた。なのでやり方を変えて空間移動の魔法で分身を一人ずつ日の下へ強制転送。前後に急に現し、手を閉じるように強制直射日光。慈悲はない。なんで昼間からこんなことをさせられるのか。

 

「全員取られたわね」

 

「…お前、さっき初恋とか言ってたフランドールだな」

 

「覚えられてたわ。恥ずかしい」

 

「終わりだ。本体も同じ方法で殺せる。俺を帰せ。」

 

「照れ隠しに殺す」

 

「真面目にやるんだな」

 

透明な魔法陣を複数展開、フランドールの足元に撒く。全てが空間移動だ。そして魔法陣を展開、マスタースパークや反射魔法、防御魔法陣を投げたりとわりと動き回る。フランドールはそれら全てをレーヴァテインを回転させたり、レーヴァテインで弾いたりと好き勝手やって迎撃。泣きそうだ。だがまあ、奥の手はまだ使ってないので良しとする。ふざけんなよ奥の手なんかこんな館で出せるか。空間移動の場所を調節、出口をレミリアの寝室に全てセットし終えた。戦いながら狙った場所に他人を移動させるのはやはり難しいな…

 

「終わりだ」

 

「はっ?」

 

「…真面目にやってあげなさいよ。フランの初めてのおねだりだったのに」

 

「そこから先は俺の勝手。じゃあ帰って良い?」

 

「良いわけないでしょ。また来るわよ」

 

「正和ぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!!!!」

 

本当に来た。こうなればマスタースパークも意味はない。魔法陣を展開、さまざまな方法で妨害を試みるも、一切の意味がない。きちんとキレている。空間移動魔法でフランドールの視線の外、つまりはフランドールの背後に移る。それを察知したのかしてないのか、恐らくは察知したのだろうが振り返って急ブレーキ。器用すぎだろこいつ、気持ち悪い体の使い方として100点だよもう帰って良いかな。油断していたら、足にレーヴァテインが刺さる。地面と固定されたせいで無理やりの空間移動以外では逃げられない。

 

「…負けだ」

 

「じゃあ紅魔館にまた戻ってきてくれる?」

 

「断る」

 

「レーヴァテインの温度、上がるけど。」

 

「足は置き去りにしてでも進めば良い。何、数日…止血するまでの我慢だ。多分。」

 

「失血死するわね」

 

「じゃあ咲夜呼ぶわね」

 

紅魔館の最高標高、そこから二メートル上という微妙な場所に、半径6kmの魔法陣を無理やり展開。少し無理をしたせいか、魔法陣の不安定さが確認できる。しかし。ここで重要なのはこの魔法陣が防御専門のものだということ。つまりは壊したくても壊れない、いつ起爆するかわからない魔法陣ということだ。魔力を注ぎ続ける。そのことに気づいたフランドールがレーヴァテインの温度を上げたが、それに対して足元のレーヴァテインを地面ごと引き抜きフランドールの腹に当てることで対応する。いやまて、咲夜は今どこにいる?

 

「咲夜は今人里に買い物中よ。何やってもらっても構わないけど…まず間違いなくあの大きさなら人里に被害が出るわね」

 

「…どうするの、わからないわ」

 

「帰る。ノーレッジの言い分であればフランドールはあれでも死ぬか怪しい」

 

「強いでしょ、好きになった?」

 

「ならん




気持ちの向かい方、図。矢印の多さは気持ちの大きさに等しい。
フランドール→→→→→→→→→→正和
正和→→→→→→→→→→↓フランドール
咲夜←←←←←←←←←←←
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