俺は(妹の幸せを願う)お兄ちゃんだぞ   作:覚め

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これが出ているのが2026年二月以降なら、おそらく作者はイナズマイレブンをやっています
予約投稿ってすごい。


お兄ちゃんと風祝の襲来

「ひゃっはー!」

 

「なんだあいつ」

 

「わからないわ。なんか、急に来て私たちの家を見物してきたのよ」

 

「不審者、不審者よ姉さん!」

 

「私たち、そんなに力ないし…まーちゃん!」

 

俺としても食料の調達源が消えるのは困る。ので、社の前で変なダンスだか宣戦布告だかわからん動きをしている緑髪のおそらく巫女の目の前に立つ。恥ずかしい思いをさせてやろうと、気付くまで待つ。なんかこいつ無視してないか?目合ってない?…何やってるんだ?こいつ。いや待て、何か罠かもしれない。例えば社の横にある魔法陣を消し飛ばすとか。もしそうなら、俺の被害はかなりのものになる。困ったことにもう一度作るのはかなり時間がかかる。というか迎撃の魔法はどうした?

 

「うわっ!?誰!?」

 

「頭の半分宇宙に飛ばしてやろうか?」

 

「そんなことできるんですか!?幻想郷ってすごいですね!」

 

「…で、お前誰」

 

「私ですか?私は東風谷早苗、とある神社で巫女をしています!ところでここの神社は何ですかね。秋姉妹神社って?」

 

「秋を司る神の神社だ。」

 

「貴方は神主?」

 

「地主」

 

何だかよくわからない奴が来たな。ていうか、とある神社で巫女って…こいつ人間だよな?博麗神社でもう一人巫女を雇うことになったのか?しかしどう見てもあそこの巫女と同じくらいの歳だろうから跡継ぎにも思えないし…苗字違うし。イメージカラーは別として。どう考えても博麗神社の巫女ではない。人里に神社があったのか?でも博麗の巫女が言うには、人里に神社はあんまりないとも言っていた。それこそ神社と呼べるか怪しい規模の社だと。

 

「どこの神社だ」

 

「あそこ!」

 

「…妖怪の山だろ」

 

「?…はい、そうですね?」

 

「お前人間だろ?」

 

「はい!歴とした人間で巫女です!」

 

「…で、あれは妖怪が住む妖怪の山だ。」

 

「そうですけど」

 

「人間が巫女をできるわけないだろ」

 

「出来てるから巫女なんですけど」

 

「???」

 

「???」

 

何を言ってるか全然わからん。困ったな。とにかくその神社に行ってみるとするか。秋姉妹にさっさと伝え、空間移動で妖怪の山に行く。が何故か自称巫女がついてこない。お前がおらんと何もわからんだろう、と戻って巫女の腕を掴み引き寄せる。何故か巫女が飛ぼうとしないため、腕に抱えた状態で探させられる。こいつ、案内とか出来ないのか?いやしかし、山の裏側とかならわからないか。というか妖怪の山に神社の時点で怪しむべきだったな。やはりないではないか。

 

「…あ、あれです」

 

「飛べよお前」

 

「後、博麗神社ってどこですか?」

 

「何でだよ」

 

「そこの巫女から仕事を奪ってこいと言われました!」

 

「…場所も知らないのにか?」

 

「はい」

 

「お前バカだろ」

 

「な!?」

 

神社に降り立つ。そして蜻蛉返りをしたかったのだが博麗神社の場所を教えろと絡まれる。知らんどうでも良いさっさと帰らせろ。そう喚いても何も聞く耳を持たないこの巫女は、だんだんと涙目になっていきとうとう鼻水まで出してきたのだ。内心めんどくさいとか思いながらも、脳裏にはまだ幼かった頃の咲夜が出てきた。あの頃は皿一枚割っただけで泣いてたし、割れる音一つで何があったのかを涙目で尋ねてきたものだ。あー可愛い。目の前にいる巫女は生き恥を晒すだけの醜悪なものだ。微塵の興味も湧かない。

 

「あ、ちなみに多分ですけど、今ここの神様が秋姉妹神社に行ってますね」

 

「だったらどうなる」

 

「まあ参拝客も中々見受けられないので何もないと思いますよ。ところで博麗神社の場所は」

 

「腕離すなよ」

 

「えっ」

 

空間移動で神社へ。博麗の巫女が目をぱちくりさせていたが知らん。一足引いて妖怪の山を経由しながら秋姉妹神社に戻る。するとそこには、しめ縄がでけえ、赤と黒っぽい色の服を着たいかにも変な女が立っていた。その前には怯えている様子の秋姉妹。おかしいな、緑の方の巫女は何もないと言っていたのだが、どうやら何かあったらしい。秋姉妹がこちらを見つけて形成逆転だと言わんばかりに胸を張り始めた。少なくとも静葉はそんな性格じゃなかったと思う。穣子はそんな性格だったと思う。

 

「さ、まーちゃん!あのデカチチ紫色の自称神をやっつけて!」

 

「デカチチは穣子もだろ」

 

「きゃっすけべ」

 

「穣子、その顔を紅葉みたいに赤くするぞお前」

 

「姉さん隠せてないから」

 

「…あー、良いか?」

 

「お前はさっさと帰れ」

 

空間移動を足元に展開させるものの、落ちない。常時浮いてるのかお前。妖精みたいな奴だな。服も再生するのか?…まあとにかく。落ちなかったらこちらから迎えに行けば良いだけなので、魔法陣を上げてそのまま山の神社に帰す。さて、こちらもこちらでやるべきことをやらねばならない。魔法陣の解体だ。迎撃のために置いてたのに、巫女やら魔法使いやら自称神やらの襲撃に反応すらしない。正直に言えば邪魔。こんなものにさえ魔力が垂れ流しで渡っていくと言う事実も気に食わない。無能なくせにこのやろう…

 

「なら神社の増築ね!」

 

「させねえぞ」

 

「そんな、姉さん!」

 

「私も反対。今より広くしたら掃除はどうするのよ」

 

「あっ」

 

「増築?それなら守矢も置いてもらいたいな」

 

「…早いなお前」

 

「うわ出た」

 

「まーちゃん!」

 

「神を排除するなら受けて立つぞ?」

 

そう言われたので魔法陣を飛ばし、防御用の魔法を飛ばす形でマスタースパーク。なんか全然効いてなさそうだな。ので、空間移動魔法で飛ばした後、魔法陣にマスタースパークをぶち込む。ゼロ距離マスタースパークである。魔力がゴリゴリと減っていくような気分のところを、緑髪の巫女に止められた。こいつは何故ここに来たんだ?魔法陣だって壊してるのにどうやってここがわかったんだ?…方角かな。あー、でもマスタースパーク打ってたか。

 

「神奈子様を出してください!」

 

「ほらよ」

 

「ふー、熱い熱い。助かったよ早苗」

 

「…博麗神社ってどこですか!?」

 

「…は?」




秋姉妹神社の場所は、妖怪の山近辺だと考えてもらいたい。
山が荒んでいるように見えるくらいの距離。
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