俺は(妹の幸せを願う)お兄ちゃんだぞ   作:覚め

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東方二次創作界隈狂人代表こと純孤さん「死ね」


お兄ちゃんと狂人

「ちょっとなんですか」

 

「私の息子…」

 

「ちょっとなんですか」

 

「私の息子…」

 

ちょっとなんですかこの人…。穣子に言われて飯の材料を買いに行ったら、なんか変な人に腕を掴まれてこの状況。ずーっと。服装からして変だから多分里の外にいた人間か人外だろうなとか思ったけど、こんな人外いてたまるか。掴む力が異常に強い。振り解けない。無理やり振り解いても良いけど、それが出来る力じゃない。握り拳が開くほどの力だ、どう考えてもそこら辺の人外じゃない。最近動いてないからと言っても、それでもそこら辺の人外に負けるほど劣ってはないはず。何者だこいつ。つーか息子って何??

 

「っ…離せよっ…」

 

「私の…」

 

「誰だよお前…!」

 

「子…」

 

「違えよ…っ」

 

「痛い?ごめんなさい…」

 

「うおっ急に離すな」

 

痛い。服装もどこか門番を思わせる…なんだ?中華風の奴らは全員力が強いのか?腕に跡が…めちゃくちゃ痛いぞこれ。そんでこの女はなんなんだ。金髪と中華は力が強いんだから金髪中華は強いってか?馬鹿言うなじゃあ俺は例外か?愚痴を考えていると、なんでか知らんが後ろから別の女が出て来た。確信を持って言わせてもらう。…後から出て来た女、絶対に頭がおかしい。頭の上の球体はなんだ。異様に短いその腰巻きはなんだ。よくわからないその文字が書かれている服はなんだ。頭がおかしいと自己紹介したいのか?もう足りてるぞ。

 

「私は地獄の女神、ヘカーティア。こっちは元月の住民の純孤」

 

「…待て、ここどこだ」

 

「私の部屋。兼、純孤の部屋でもあるわ。」

 

「住む?」

 

「ぶち殺されても文句言えないの分かってる?」

 

「…何故?息子を迎えただけなのに?」

 

「ちなみに純孤の言ってる息子は前の夫に…ね、殺されたのよ。貴方に似てるのよね」

 

拉致、ほぼほぼの監禁、突然の母親発言、からの地雷発言。帰って良いかな。魔法陣を出そうとすると、なんか、魔法陣が一瞬出てすぐに消えた。…直感での話を伝えよう。多分、頭に変なの乗せたこの女だ。犯人というより、この女がやった。というかそもそもがおかしいのだ。抵抗する俺はノーレッジからしても厄介だと言われるのに、その俺をいつのまにかここに連れて来やがる。帰る方法が潰された。頭に変な球体乗せたヘカーティアを睨みつける。笑うな。

 

「そうね、そうよね。貴方だったかぁ…」

 

「?」

 

「いやねぇ、私って地獄の女神だから。転生とかに口出し出来るのよ。それで…貴方の体、ちょっとサービスしちゃったのよね。」

 

「…は?」

 

曰く、俺が魔法を使えるのはそのおかげだと。曰く、俺が魔力切れのようなものを起こしたことがないのはそのおかげだと。…ざけんな俺のおかげだわ。つーか買い物の途中だから帰してよ。俺の才能の元を辿っても飯にはならないんだからさ。帰して。後飯くれ。俺が何したってんだ。大体地獄に女神も神もないだろ。仏もない。逃げられない、その上変な話を無理やり聞かせられる。なんだろう、既視感を感じる。レミリアに初めて会った時の記憶が蘇る。なんでこんな変な奴ばっか会うんだ俺は。

 

「ねえ純孤、今世の名前で呼んであげたら?」

 

「そう…今の名前は?」

 

「正和」

 

「…正和、ご飯にしましょう」

 

「いや俺にも今一緒に住んでる人がいるから帰るよ?」

 

「…そう…」

 

「悪いことしちゃったわね。じゃ、返すから」

 

帰された。…周りから変な目で見られてる。どうでも良いわ、さっさと帰るか。秋姉妹神社に帰り、買い物したことを伝え、買った物を神に捧げる。…こういう名目で料理全部押し付けてるのは内緒だ。咲夜は料理出来るけど、俺は料理は出来ない。なんならもう全部出来ない。焼くとかは出来るけど、物を混ぜたりは全然。咲夜が出来る妹で良かった。本当によかった。蛙飯が毎日とかレミリアも嫌だろうからな。

 

「…俺の母親名乗る奴が出て来た」

 

「何それどんな趣向の変態?」

 

「知らない…」

 

「まーちゃんのお母さん…わからない…」

 

「確か名前が純孤って言ってたな…永琳の奴、名前じゃなくて容姿で言えよ…」

 

「永琳?」

 

「お医者さんよ」

 

来客。こんな時にいったい誰だと表に出ると、霧雨だった。そう言えば最近月に行ったとか言ってたな。鈴仙が。帽子も取って何をしに来たのか。とりあえず中に入れる。何やら落ち込んだ様子。こいつも月に行ったんだよな?…まさかこいつも純孤に会ったのか?いやまさか。流石にそこまでのミラクルはないだろう。茶を入れてやり、脳裏に浮かぶ私の息子発言を押し殺して向かい合う。半ば呪いの言葉だ。というか悩み相談は神がやるべきだろ。なんで二人して冬に対する復讐心だけを募らせてんだ。

 

「…久しぶりに、私の母親に会ったんだ」

 

「…奇遇だな、俺は自称の方だが」

 

「私の母親…なんか、こう…すんごい艶々してた…」

 

「人外か?」

 

「人間のはずなんだ…おかしくないか!?」

 

「冬に艶々…乾燥対策のしすぎだろ。ノーレッジがたまになる」

 

「あいつあれで私より美容意識高いの!?」

 

「フランドールが炎使うからな。俺もたまに肌がカサカサしてなぁ」

 

「お前も!?」

 

「カサカサしたらな。大体こんな話するために落ち込んだ風で来たのかお前。中々に馬鹿だな」

 

「いや、だってなぁ…こんなこと霊夢に話しても…知ってるか?あいつ、風邪引いたことすら両手の内なんだぞ」

 

「バケモンかあの巫女。早苗は?」

 

「価値観が違いすぎる」

 

「…俺の母親も同じようなもんだな」

 

「さっきから誰のこと言ってんだ?」

 

「純孤って奴。知ってるか?」

 

「…ごめん聞きたくない」




金髪で力が強い→フラン
中華で力が強い→美鈴
価値観偏ってんなこいつ…
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