D.E.E.P.(ディープ/深き者)の正体も不明
賢者というか探究者というか。研究機関、組織なのか何なのか。アークの研究機関MMRの最深部にも片鱗というか。同時にネオンの正体、眼鏡に迫れるのか否か。
執筆現在、その辺は不明。当作で勝手にアレコレ決めて進めるのも後々怖く。 なので今回、レッドフードの展開をなぞる形になります
キャラ崩壊注意。今更ですが……
軌道EV跡地、その地下施設にて。
ラプチャーの正体に迫れる手掛かりがあればと訪れてみれば、出迎えたのはニケらしき人型存在でした。
……いや、マジで何者?
なんか私たちの事情を知っているし怖い。
「あなたは?」
「D.E.E.P.。 今はそう名乗っておこう」
何それ知らん。 やっぱ怖っ。
でも攻撃せず言葉を投げてくる以上、対話による進展は望めると見ます。
どう切り崩していくべきか。 模索するべく、適当な言葉を繋げます。
「ディープ? 神話的に半魚人ですかねぇ。 セイレーンと関係あったりします?」
「第2世代型のリトルマーメイドの事か。 だとして関係はない。 知識として知っているだけだ」
「私達ゴッデスは有名だとして、ニューテールの情報は一般的ではありません。 それら情報は総司令部のデータベースで参照になられたので? いや、そもそも何故"貴女"がラプチャーの牙城の地下にいるのでしょうねぇ。 その名の通り深き者だと? それか門番気取りのヘレティック? にしては戦力が半端な気がしますし」
「質問が多いな。 それに何1つ教える気はない。 お前達がゴッデスだから始末せずにいるだけに過ぎない。 それを念頭に話す事だ6号」
「名前で呼んで欲しいな⭐︎」
「女神の体を借りて遊ぶんじゃない」
「(うーん、私は構わないけど。 でもこの状況、どうしましょうね?)」
リリスのキラキラおメメをウィンクして、両腕を合わせて可愛子ぶりましたが駄目でした。
当人には許されましたが。 良いんですねコレ。 なら次はもう少し過激に刺激して強請りますかねぇ。
「教えてくれないと実力行使ですよ。 貴女の言動から察するに、このボディが人類最強のニケだと存じている筈ですが」
「リリーバイスの片鱗を見せるか。 虎の威を借る狐、滑稽だな。 だが舐めて貰っては困る。 "私達"の力であれば───」
私は相手が動くより先に構えを見せます。
両手を合わせて銃の形に。 それを体の中心に持っていく。
それは忍法の印。 或いは医療行為。 或いは悪ガキの技。 武器を持てぬリリスも唯一使用できる銃と言って過言ではない!
それでいて誰しもが持ち、渾身の心で放つ漢の刺激的⭐︎絶命拳! 撃たれた者は悶絶し尊厳が死ぬぅ!
これも私の脳が男だから出来る卑猥技やも!
悪く思わないで下さいねニケの皆様方。 これも人類の為。 そして私の為に犠牲になって♡
「次口答えしたらコレだから⭐︎」
「貴様、何の真似だ!? これ以上、勝利の女神の体を穢すな……!」
「(ナグサ? それはヤメテ欲しいなぁって)」
「ディープ次第ですねぇ。 私の代わりに貴女のお尻が犠牲になってくれたなら、色々ありがたいのですが」
「……己の体を人質にして何になる」
「それもそうですね。 ですがね、こうして話す事に意味はあると考えたいですねぇ」
冗談はさておき、構えを解き反応に想う。
このディープさんとやら、感情ゼロの管理AIという訳ではないのかも。
あぁいえ、チューリングテストというには粗末というか、全然違うでしょうが。
「……始末って事は、既に誰かを?」
「ここに侵入してきた者を何人かな」
「惨い。 なんでそんな事をしますのん?」
「この地にある秘密を託すに値しないからだ」
「私たちは違うと。 光栄ですねぇ。 或いは選民思想的、差別的というべきか。 それができるだけの力を貴女は持っていると自負している。 是非、私の力になって欲しいですよ」
「それで侵食しようとしているのか。 無駄だ。 貴様のやり方は既に知っている」
えぇ……そこまで知ってるの?
これじゃ情報の抜き取りや誘導できないじゃん。
簡単な相手じゃないんですねぇ……面倒臭ッ。
「見透かされてしましたかぁ。 なんか遠隔で侵食できないから、直接後ろからブスリとインストールしようと思ったのですがねぇ」
「(ナグサ……私の体でHENTAIな真似はしないで欲しいかなって)」
「失礼ですね。 真面目な話なのですよ。 故に私は変態ではありません。 仮に変態でも変態という名の紳士ですよ」
「リリーバイスと会話しているのか……今後、貴様の事は6号かHENTAIと記憶しておこうか」
「2対1とか卑怯じゃありません?」
「(貴女が始めた物語でしょ?)」
……実はリリスと通じてません?
侵食ネットワークを介さずテレパシーとか、ナニソレ欲しい技術ですけど。
「それでその、託したいものって?」
「厳密には見せたいものがある。 その上で問おう。 ラプチャーとの共存。 その可能性についてを」
はい?
コイツ急に変な事を言い始めましたよ。
私も中々な変人プレイをしていると思いますが、ディープさんは更に上をいきそうです。
そうして案内されて見せられたのは。
「これは……!」
真っ赤に光輝く巨大な球体。
超巨大なラプチャーコアと呼ぶべき物でした。
赤く照らされた部屋は裏世界と言うべき異様な空間。 その中でも淡々とディープさんは語ります。
「軌道エレベーターの動力源。 そしてコレを破壊すれば全てのラプチャーの機能は停止する」
「そうですか。 なら壊しますね」
「破壊すれば、対となるアークのコアも停止する。 そうなれば人類は滅びるだろう」
えぇ……どういう仕組みなんですかソレ。
てか、それじゃあ詰んでませんか?
ラプチャーと戦う人類にどうしろと。 いや、だから共存の道がどうこうと?
そんな道、あるんですかね? ラプチャーの正体自体不明なのに。 純然たる敵ではなくて?
「私は可能性に賭けたいのだ」
「共存という道を? いやどうしろと」
「(何かラプチャーの事を知っているの?)」
「今の侵食ネットワーク越しでも、連中の思考は読めません。 操る事は多少できますが、それだけです。 連中は殺戮機械。 それ以上のモノなのですか? クイーンの存在といいヘレティックの存在といい。 そしてこのコアの存在といい。 人類との関係性はいったい───」
「そうか。 "ナグサ"の意見は納得できぬ、相容れぬ、拒絶するか。 すまない、時間を取らせたな。 次会う時は、別の答えを用意している事を願うよ」
刹那、真っ白に染まっていく視界。
そして───
「あれ? 私はいったいなにを?」
気が付けば、軌道エレベーターから少し離れた位置に寝ておりました。
どうしてこうなったのか。 思い出せません。 脳内お姉様ことリリスも首を傾げます。
「(私にも記憶がないわ)」
「そうですか。 軌道EVに向かって、それからの記憶が抜けていますねぇ」
ナニカサレタヨウダ……怖っ。
私の侵食ネットワークではどうにもならない相手が軌道EVにいたという事。
けれど生かして帰された。 何か意図があると見て、ここは素直に───
「退こう。 退けばまた来られますから」
「(ええ。 今は"その時"だと思う」
私達は素直に謎"忠告"を聞くのでした───
後書き
謎を謎のままにする。
だとしても書くの難しい……