執筆現在、原作の方は注目される為もあってか、様々な伏線、謎が増えていく……
一方、アイドル系な新コスやガンダムっぽい新規立ち絵云々が増産される印象も
それは他のゲームでも言えるかもですが、物語の方がとっ散らかっていて解決する気配がまだ無さそうなのがツライさん……
当作は1発ネタや見切り発車な作品でしたので、後先が無い……ラプチャーやニケの謎も分からないので、オリキャラのナグサが解決する展開も作れない……独自設定を更に盛って勝手に終わらせるのも難しいかなと
なので、本編時間軸の前に退場するのもアリかなとか。人類が敗北して本編開始まで百年という空白がデカすぎる気もして……
アークは楽園。
そうドロシーは固執し、他も思い込んでいる。
だが違う。
憧れは理解から最も遠いと誰かが言いました。
現実は非情。 アークは楽園なんかじゃない。
地上を追われた人が暮らす巨大シェルター。
自給自足が出来ず永続的な暮らしはできない。
食料や動力源、持ち込まれた物質は有限。
エターナルスカイなる、天井の巨大モニターで偽りの空を映して逃避していますが、いずれ現実が人類を笑いに来るでしょう。
地下都市である以上、問題は顕著に現れる。
動力源や施設全体の老朽化は免れない。
解決の為、或いは延命の為にニケを地上に繰り出して資源を掻き集めさせたり、政治や技術面で消耗を抑えるにしても焼け石に水。 雀の涙。 人口約1千万人を地下空間で支えるのは並大抵ではない。
偽りの平和を百年やそこら維持できても、その先はどうする気か。 動力が停止した暗闇の地下都市で飢えや寒さ、混乱、恐怖の中で共食いして全滅か。 メルトダウン的なのを起こして汚染や爆発に消えるか。 ラプチャーが天上を破り蹂躙されるか。 希望を求めて地上に這い出て潰されるか。
その時、多くを占めるのは絶望でしょう。
それまでには降りねばならないのがアークという方舟です。 いや泥舟というべき地下の汚泥。 いつ沈むか分からぬ檻。
管理AIや上層部は将来性の無さを認知している筈ですが、初期の頃は危急の事態ではないと見て見ぬふり。
未来の事だ己には無関係、その時の世代の連中に押し付けて自分達はぬくぬくだぜという体たらく。
そうでなくても地上奪還は何とかなるさと他力本願。 少なくとも自分だけが助かる程度の資源は回収できる、他の一般市民が飢えようと知らねぇよという態度。
アークで量産されたニケを地上に送り、土地の一片でも奪還すれば、そこを橋頭堡に地上を取り戻せる、無理でも自分が生きれるだけの資源は確保できると楽観視。
だがそれらは希望的観測ですらない妄想。
ニケが実戦投入される前、地上に人類がいた頃の方が戦力はあったと思う。
ニケより弱い生身の兵士や通常兵器であれど、数は揃っていた。 総合的な火力は決して低くなかったはず。
それが内ゲバやニケの実戦投入の遅れで活かしきれず、約4年くらい戦線を保たせただけに留まり、結局は巻き返せなかった部分はあれど、それでも人も兵器も拠点もあった。
今や何もない。 地球総人口約80億の殆どは駆逐され、僅か1千万が地下に逃れた。
その数"たかが"人口1千万人、そのうちの何割かも分からない戦力だけで地上を奪還出来ると本気で考えているというのか。
思い上がりです。 私たちゴッデスが活躍していた頃ですら戦局は絶望的で、1発逆転を狙うしかないと牙城を攻めたというのに。
確かに技術面の向上により、生産されるニケの性能は上がっていくでしょう。
ゴッデスほどのスペックを出すのは困難でも、数が揃えばそれなりです。 オリジナルボディを持ち特殊能力持ちのニケも生まれ始めている様子ですからね。
でもラプチャーはそれ以上に進化、発展を続けているし、数の暴力が凄い。
地上も地形が変わり、過去の地図は参考になりません。 未知の存在が覆うエリアもある。 電気エネルギーを吸収して成長するクリスタルとか、黒いドロドロとしたタール状の液体金属か何かとか。 なんでそんなモノが存在しているのか不明ですが、最早地上に人類の味方は何もないと見るべきですね。
そんな状態で地上の奪還。 他に道が無く、悪足掻きするしかないとしても、畳1枚分の土地も確保出来るか怪しい。
それでも上層部は強行し、無駄に資源を浪費しようと準備し始めたので、侵食による思考誘導でそれとなく阻止。
会議の俎上は地上奪還に変わりなくとも、地上にいるピルグリムと協力するべきと誘導。
また、3大企業の1つにして最先端技術の研究、開発を主とするミシリスインダストリー絡みの研究機関に、対ラプチャー用の光学迷彩を開発させたり、宇宙に殴り込みに行く為のロケットや宇宙戦闘機の開発を行わさせます。
地底人がシミュレーションだけで宇宙船を造船出来るかは不安がありますが、優秀な人材が揃っていると信奉し任せますよ。
……と、ここまで無意識に皆を誘導。 私の干渉はバレやしませんでしたが、唯一の例外はあるもので。
「……ナグサ、近くにいるのか?」
ナノマシンを無力化、或いは何かしらの影響を与える稀な血を持つアンダーソン君には察せられました。
なんか、中央政府と取引しているのか、エターナルライフだのなんだので延命されたり、横腹に変な機械がついてたり、短い間隔で透析的なのをしないといけなかったりと随分と弱体化していますが……昔のように地上を駆け回るのは難しいでしょうが、取り敢えず生きていて良かったと思うワケ。
本当なら直ぐにでも会って抱きしめたい。
でも駄目です。 リリスボディだからコレ。
いや、リリスには1番会わせたいんですよ?
でもほら、中身は私、ナグサですから。
体が女でも男とハグする趣味は無いんですよ。 他人のだし。 できる事なら、リリスが自力で抱きしめてあげて欲しい。 まぁミスって鯖折りしないか不安はありますが。 ゴリラらしいかもですけど。
「ナ〜グ〜? ナニか失礼な事考えてない?」
「気の所為デスヨ?」
脳内お姉様化してるリリスに恐喝紛いを受けつつ、私は私の計画を進めるのみ。
とにかく時間の問題です。
アークに残された時間は有限という意味でも、地上拠点の構築や宇宙に殴り込みの意味でも。
それまでに宇宙で私のオリジナルボディを使ってるクイーンを倒したりとか、侵食が馴染んでリリスが自分で動けるようになったりとか、地上に橋頭堡、少なくとも今いる人類を、息子を養えるだけの環境は整えないと。
「アンダーソンとリリスを合わせる為にも。 私が息子の為に良い世界を残したいという意味でも」
「……ありがとうナグサ」
「私には息子と会うという目的は半端に叶いました。 後はアンダーソン君とリリスの結婚式に出たり、その仲人になる事のが新しい夢ですかねぇ」
「アンダーソンには幸せになって欲しいな。 私を忘れて、ちゃんと、普通の人と……」
忘れるのは無理では?
私の事は忘れてもね。
「諦めるとはらしくない。 まぁニケと人間の結婚の事例はアークであるそうですし。 子供が出来なくても、スペックが違くても、幸福になる事は出来るんじゃないですか?」
「それじゃ、その幸福の為に助けてね?」
「勿論。 今までもそうしてきたつもりです」
リリスや息子、皆が幸せな未来を掴めるよう。
私は頑張って忘れ去られるとしましょう。
クイーンには"私"から離れてもらってね。
「さて、ドロシーには連絡済みですが。 アークとの交渉は進めて参ります。 資材を融通して貰い、細かな調整や技術的な問題はエイブ博士が受け付けます。 地上にステルス迷彩で防護した拠点を築き上げ、その地に発射台や宇宙船を建設。 打ち上げて貰ってクイーンを始末します」
「そう上手くいくかしら?」
「いかせます。 いかなきゃ嘘です」
珍しく不安気なリリスに返答。
拠点や人材の目星はついています。 ドロシーとピナ達が良さげな場所を見つけました。
そこにアークからの優秀な指揮官と技術者、必要な物資を運び込みます。
指揮官は新星と呼ばれるヨハン君、技術者はAIモデルにされる程の才女セシル氏です。
不自然な派遣や、不適当だと不信感を抱かれないよう、その辺は思考誘導。
2人とも共通して上層部への不信感等でソリの合わなさで離反したがっていますからね。 他にも似たような人材がいます。
それらを上層部が煙たがり、纏めて独立部隊として無理矢理編成。 事実上のアークからの半追放、員数外という形に。 支援はするけどアークに許可なく帰って来んなよという事にしました。
同じように、面倒なニケや試作機、破棄したいニケやブツも独立部隊に押し付ける形にしておきます。
これで癖はあるけど、それなりの戦力が集まるし、作戦が失敗しても地上拠点として使い回せる。 最悪は完全にアークから独立、地上の楽園として運用出来ましょう。
「その基地はエデン。 地上の楽園です」
「エデン? アークとは違うってこと?」
「はい。 私ではなく、ドロシーが名付けました」
「ドロシーが? やっぱりアークのこと、良く思ってないのね……仕方ないかも知れないけど」
「何だかんだ人類を愛している娘です。 滅ぼそうとは考えないでしょう。 そうだとしてもクイーン討伐を優先する理性はある。 万が一は私の思考誘導で強制的に止める事もできます」
「その誘導も良く思ってないと思うわ」
「でしょうね。 ドロシーは人を使う事はあっても、使われるのは嫌いでしょう。 根は良くてもプライドが高いお嬢様なんでね」
「それ本人に言ってみる?」
「自覚はあるのでは? それに、その役回りはレッフに譲っております」
そう口にしたからか。
レッフ本人がノコノコ現れました。 またもバブル、ヌードなゴッデス姿で。
「ん〜? なんか呼んだか?」
「早く風呂場に戻りなさい!」
またですか、この駄犬!?
性懲りも無く風呂途中のネイキッドで!
遠慮や羞恥心が無いんですか、この娘は!?
「おっ。 前にも思ったんだけどよ、体が隊長、女でもムラムラしたりすんのか?」
そのニヤニヤ、揶揄い、余裕にイラッ⭐︎
ここはオシオキ、躾しないとですかねぇ。
「……弾はあっても玉無し銃身無しの身になり久しいですがね。 貴女にブチ込むハンドキャノン(意味深)はあるんです。 尻に打ち込んで差し上げましょう」
「おいおい勘弁してくれよ!? 仮にも隊長の身体だろ! 穢しちゃ駄目だって! 指揮官、アンダーソンに捧げる純潔ボディで遊んじゃ駄目だろ!?」
「それでは地面に刺さりましょうか。 昔みたいな格好にしてあげましょう」
「今私、裸なんだけど!?」
「それ、関係あります?」
「悪かったって、うわ、来んなよマジかよ!」
地上の、失われた活気。
その断片、僅かな砂粒程度がここにある。
これが永遠に失われ忘れ去られるのか。
それとも未来に繋がり、大きくなるのか。
それは私にも分からなかった……。
後書き
雌堕ちや近◯相◯展開とか愛さえあれば関係ないよねな展開を読者は望んでいるかもと思いつつ、そこに至るまでの書き方や勇気が無くて日和る事何度目か……
ありきたり、打ち切り感満載でも終わらせるつもりで行かないとかなと考えたり
他の作品も放置してますし……(言い訳