にゃんこのヒーローアカデミア   作:T.T小説ううぅぅ…

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前回のあらすじ

ヤベェ連中に狙われている。


にゃんこ、緊急事態にゃ!!

16:47

 

授業が終了した。すぐ図書室に行き、あのとき気になった本を軽く読んでみた。要約すればこうだ、『異能の自由行使は人間として当然の権利、だから社会は異能が自由に使えるようになるべきである。』。

 

俺は断言する、NOだ。あまりにも納得できる点がない。偶然人が個性で他人を傷つけたらどうするのか?無個性の人はどうなるのか?何よりも、()()()()()()()()()()()()()()()()()()?その全てが、『抑圧から解放される』という甘い言葉で無理矢理隠されている。

 

「…早く逃げないと。」

 

16:53

 

ネコナースを回収し、早く下校しようとしたタイミングで今一番会いたくない人に会ってしまう。

 

『やぁ猫間くん、帰るところだったかな?少し話があるのだが、時間はあるかね?』

「…ちょーっと時間がないんでまた今度で。」

 

無骨な言葉で校長の横を足早に過ぎ去ろうとした。

 

シュッ

 

ガキンッ

 

『シャーッ!』

『?!くっ!』

「ナイスだメタルネコ。」

 

金属と金属の音がぶつかる音。振り返って見ると、校長の手に握られていた注射器の針がメタルネコの硬い皮膚に折られていた。

 

「俺を捕らえようとしてるんすか?見事に犯罪行為ですよ校長。」

『う〜む、できれば大人しく投降して欲しかったがやむを得ん…』

 

異常な悲しい顔をした校長は、そっと親指を額に添えて、人差し指を伸ばした。

 

ピシャアッ

 

「うおっ」

「動くなよ、俺は加減を知らん。変な動きはしないことだ。」

 

次の瞬間、体が氷に覆われた。首を動かすことが出来なかったが、聞こえてきた声であの男子がやったのが分かった。

 

『そうだよ猫間君。我々は君を始末しに来た訳ではない。君をスカウトしたいのだよ。』

「……一応理由説明してもらっても?」

『説明なんてそんな…君の異能はとても優秀で、とてつもないポテンシャルを秘めている!それ故君は異能を自由に使わせてもらえない社会に不満も募らせているだろう。学校で人の役に立てたときは、さぞかし嬉しかったはずだ!』

 

…確かに、にゃんこ達を自由にさせてあげられないのは残念だ。人の役に立てるのはヒーローを目指す者にとって嬉しいことだ。だが…

 

「…思い違いされるのは困りますね。何と言っても、俺はヒーロー目指しているんで。」

「政府の犬になるつもりか!」

「ヒーローだって言うとるやろがい。そないに酷いなら俺が変えるだけや。」

 

パキーンッ

 

「は?」

 

鍛えておいて正解だった。腕の氷を粉砕してにゃんこを生産する。

 

『火炎の精霊メラバーン』

 

『メララァ!』

「!チッ、火属性か!」

 

メラバーンを召喚し、氷をすぐに溶かす。火を出せるにゃんこ、シドミ、ネコキングドラゴン*1ネコ太陽*2、ネコトーピード*3を続々と量産し氷対策をする。

 

「ここまで展開が早いとは…だが!」

 

一瞬にして氷結。しかし自動生産ができる『ニャンピュータ』機能をONにしているので、俺がやられない限りはにゃんこは出続ける。なので俺は敵の観察を続ける。

 

『外典殿!相手はフルオートで個性を使っています!ジリ貧になる前に決着を…』

「分かっている!しぶとい奴め…!」

 

あいつ…外典は氷を操る個性のようだ。氷を生み出すのに体力消費していそうだが、その様子は顔から伺えない。

 

「フッ!」

「うおー?」

 

観察してると後ろの給水機から氷が飛び出す。かなり大きい範囲で氷を操れるようだ。水から氷を生み出すなら地上戦は外典の方が有利と言うべきか。

 

「………おけ!まずは校長や。」

『ぐがっ?!』

「なっ?!」

 

粉砕した氷を踏み台にして校長のもとに急接近。溝内に左ストレートして右フックで意識を狩る。

 

「貴様ァ!!」

 

すぐさま氷が飛んでくるが、ネコホッピングの力を借りて上に避ける。その時に『覇竜王ディオラムス』を生産。一瞬凍りついたが、自身の体温と怪力で粉砕、そして口からブレスを吐こうとする。

 

「くっ!?」

 

慌てた外典の注意をディオラムスに移した俺は空中で『竜騎士王バルス』を生産。ディオラムスの攻撃をなんとか相殺している外典の元にダイブして…

 

「よ、空の旅でも行こか?」

「!?」

 

外典の襟首を掴んで急上昇。外典が近辺の水分を操れないようにバルスは空高く舞い上がる。

 

「…クソ!どうやって見抜いた!」

「氷作ってる顔に汗一つ掻いてへんのやんな。あとさっきの給水機からの不意打ちね。これであんたの個性は使えへんな。」

「…まだだ!」

「おっと…」

 

外典は懐に隠していた氷入りのペットボトルを取り出した。俺はすぐさま離脱し、バルスは氷の塊と化す。

 

「メラバーン、頼む。」

『メェェラアアァァー!!』

 

メラバーンが形成した火の玉が外典へと迫る。そうなれば外典は全力でガードするはずだ。その隙にネコ太陽達と共に外典へ近づく。

 

「!!」

「終わりやで。」

 

外典がタイミングで突撃。ネコ太陽達が的確にペットボトルを溶かし、奥の手を封じる。腕を強引に掴んで生産しておいた『神龍王かむくら』に外典と一緒に着地。

 

「このっ…!」

 

まだ闘志を持ち続ける外典は格闘戦に挑む。しかしその型を成さない拳では俺に攻撃を当てることが出来ず、俺は隙を見てカウンターを入れる。

 

「貴様ら国の犬なんぞに私は屈服しないぞ!」

「せやろか、ちゃっちゃと降伏しんさい。」

「グッ…私はリ・デストロ様に救われたのだ!そのご恩を返すまで私は屈しない!」

「そないなご恩この社会じゃ無意味やろ。」

「!…貴様リ・デストロ様の陰口を叩いているのか!ただじゃ済まさないぞ!」

「何激昂しとんねん。タダで済まさんはこちらの科白(せりふ)や。アンタらがこないな思想学校に広めてくれたおかげでわしの腑はとっくに煮えくり返ってるわ。どないしてくれるんじゃ?」

「うるさい!知るかアァー!」

「分かった分かった。もう黙っとき」

 

手刀を外典の頸にヒットさせ、外典を意識を奪い取った。

 

「…これにて一件落着-」

「と、いう訳にはいかないんだよね君〜?」

「…うす。」

 

俺のすぐ横で、赤い羽を生やしたヒーローが静かに飛行していた。

 

「とりあえず地上で降りて個性をしまってね。そしたら手錠掛けるから。」

「…はい。」

 

まあ絶対にやりすぎた自覚はある。母さん父さんごめんなさいと思いながら俺は地上へ降りるのだった。

*1
ネコトカゲ第三形態。『ゴ○ラvsキングギ○ラ』を観たら進化した。

*2
レアキャラ。口から火を吹く

*3
マンボウ…?




ど忘れていたけど猫間は京都出身です。エセ京都弁になってないか心配…

アンケートやったことがないのでお試しにやってみた。どのガチャシリーズの出番増やして欲しい?

  • 伝説のネコルガ族
  • 超激ダイナマイツ
  • 戦国武神バサラーズ
  • 電脳学園ギャラクシーギャルズ
  • 超破壊大帝ドラゴンエンペラーズ
  • 超古代勇者ウルトラソウルズ
  • 逆襲の英雄ダークヒーローズ
  • 究極降臨ギガントゼウス
  • 革命軍隊アイアンウォーズ
  • 大精霊エレメンタルピクシーズ
  • 絶命美少女ギャルズモンスターズ
  • 超ネコ祭
  • 極ネコ祭
  • バスターズ系統
  • その他
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