第6回
「モードα。」
そう言ってラミは右手を銃の形にしてガギエルに向ける。
「コード…」
「beam」
そういうとラミの右手の手首から肘の手前にかけてが変形して変色していき、手首と肘の間に浮くあの正八面体の姿になる。
そうしてその正八面体は変形し、コアのような赤い球を挟むように青い部分が変形する。
青い部分は手首と肘側に向けて挟んでいる。
そうしてラミの人差し指と中指が光を放つ。
ピシュン
キィィィィィィン
ガギエルの体にビームが当たり、ガギエルは悶える。
ガギエルがこちらに猛スピードで向かってくる。
「うわっやば!どうすんのラミちゃん!」
サキが狼狽える。
「大丈夫。モードβ。コード…」
「Crystal」
そうしてラミが手のひらを隙間を開けて合わせ、右手が上、左手が下になる動作をすると、その手の間にまた正八面体が出る。
そして今度は4方向にコアのようなものが分散し、まるで水晶のような小さなものの集合体になる。
そしてそれぞれのコアがチャージし…
全てが前側に収束する。
ピシュン
その一撃はガギエルの口あたりに命中し、中のコアごと口あたりを消し飛ばした。
シュゥゥゥ
だが、そんな使徒を一撃で倒せるような攻撃の代償は重い。
ラミの手のひらには穴が空き、全ての指が第一関節までなくなっている。
その全ての断面から血がポタポタと垂れてくる。
「うっ、くぅっ…やっぱりリリンの体じゃ限界があるか…」
「ラ…ラミちゃん大丈夫?」
「なんとかね。それにしても生命の時とは違って痛みも渇きも空腹も感じるなんて」
「そうだよね、とりあえずラミちゃんはいほーたい!」
「うん、ありがとう。」
「今回の私くらいだったらまだ軽い方で、使徒だったら3日くらいで治ると思う。重い時だと腕が…」
「もういいよ、今は話さなくて。」
「…わかった。」
(正直ラミちゃんの能力はいざという時にしか使えないな…どうするか…)
「ラミちゃん、すごいじゃない!でも、なりふり構わずその能力を使わないでね。自分の体は大切にしなきゃだめよん。」
「はい、わかりました。」
~~~~
「使徒、襲来!」
そこには、太極図のような顔をした少し可愛げのある使徒がいた。
第七使徒イスラフェルだ。
(うっわめんどくせぇのきたよ)
「私が1人で行ってくる。」
「え?ちょっラミちゃん危ないよ!」
「一度…限界を試してみる。」
「第五使徒、第七使徒と接敵!」
「イスラフェルの能力は確か…」
「まぁいいか。モードα、beam。」
ピシュン
ブシュッ
シュゥゥゥ
ラミが放ったモードαは、見事にイスラフェルのコアを貫いた。だが…
ズリュッ
いきなりイスラフェルの体が二つに割れ、オレンジと灰色の2体に分裂した。
「あっ、そうだった」
そうしてイスラフェルがラミの左右に周り、爪で攻撃を仕掛ける。
「左右かぁ…この技しかないか」
「モードδ」
「コード…」
「Angel」
今回はラミさん回でしたが…流石にあの威力をポンポン出されては作品が崩壊するので、代償付きとさせてもらいました。基本的には使徒戦に注目するつもりです。
次回予告
次は2体に分裂する使徒!?
ラミちゃんの新モードとは!
ユニゾンする2人とは!
次回、第陸話「雷、音楽に乗せて」
次回もサービスサービス!