アーマードコアⅥ ルビコンの転生者
惑星ルビコンIIIベリウス地方南西部
惑星封鎖機構レーダー基地周辺
惑星封鎖機構のレーダー基地に向かって飛翔していく三機のACがいた。
一つはRaDの頭目『シンダー・カーラ』のフルコース。
一つはカーラの腹心の部下に『チャティ・スティック』のサーカス。
最後はRaDの探査用フレームをベースに腕だけをBAWSのBASHOの機体だ。
右手にはBAWSのバーストライフルMA-J-200 RANSETSU-RFを、
左手にはタキガワハーモニクスのHI-32:BU-TT/A。
右肩にはメリニットのSONGBIRDSを、左肩にはファーロンのBML-G2/P03MLT-06
カラーリングは黒を基調とし、僅かに白と赤をアクセントとした機体。
その機体の名は『BLACK BIRD』パイロットは『クロウ』
独立傭兵である。
『こちら、クリス。封鎖機構が気づいたよ!』
「漸くか、カーラは手はず通りに基地破壊を頼む」
『ったく、義母使いが荒いねぇ。少しは年上を労りな』
『ボス。それを言うなら年寄りを労るじゃないのか?
』
『チャティ⋯⋯それは、お母さんに言うのは早いよ』
『そうなのか。すまない。ボス』
「皆、遊びは終わりにしよう」
クロウの言葉に一同は気を引き締めた。
『メインシステム 戦闘モード起動』
「仕事の時間だ!」
「コード15 侵入者を捕捉」
「システムより回答
RaDのシンダー・カーラとチャティ・スティック
それに独立傭兵のクロウ」
「寄せ集めの分際で!アローもルドルフは⋯⋯」
彼はそれ以上言えなかった。
バーストライフルの2連射によって彼の機体は爆散する。
そして近くに居た2人の仲間もミサイルを喰らい爆散してしまう。
「テキパキ行こうか」
『了解だ。クロウ』
クロウとチャティは封鎖機構を相手に暴れまくる。
何故、彼等が封鎖機構相手に暴れている理由、それはブランチが関係していた。
ブランチは十何年も前からルビコンIIIにコーラルが残っていると企業にリークしていた。
そしてベイラムとアーキバスは調査し、数年前から特殊部隊であるレッドガンとヴェスパーがルビコン星系で活動をし始めた。
そして、独立傭兵も集まって来た時を見計らい、ブランチはとある提案を出した。
ルビコンIIIの封鎖機構を企業・独立傭兵・解放戦線協働で攻撃し、ルビコンIIIへと入り込むとの事だ。
コレにより企業も独立傭兵たちも先ずは入り込む事を優先し、呉越同舟となった。
そして解放戦線も今の状況を打破する為に地上で封鎖機構のレーダー施設を破壊する大規模作戦を開始、そしてRaDもまたそれに協力する事にし、最大戦力でこの基地を破壊しに来た。
ラミー?アイツは置いてきた。この戦いについて来られないからな、
そして、レーダー基地のMTを破壊尽くすと同時に輸送ヘリが何機もやってきた。
輸送ヘリは着地すると同時に見るからに中古品と分かる作業用MTが降り立ち、基地にある倉庫へと走り出す。
クロウたちの目的、それは封鎖機構の倉庫から食い物を盗み出しルビコンIIIの住人に分配する事で有る。
そもそも、今から五十年前に起こった『アイビスの火』によってルビコンIIIの表面は焼かれ、土に棲む微生物も軒並み死んでしまっている。
つまりは土に栄養が無く、作物も育たないのだ。
故に支脈から流れるコーラルを餌にしたミールワーム(コーラルの影響で栄養たけは満点)を食料にして、
僅かに採れる作物もBAWSでエナジーバーに加工している。
クロウもその問題に取り組み、ルビコンIII以外の星から土や肥料を取り寄せ(封鎖機構に見つかり検品されるも特に問題無く手に入った)、ビニールハウスを作り、作物を育ててはいるものの成果はイマイチである。
閑話休題
食料を積み込んでいると、クロウのパートナーであるクリスから通信がかかる。
『皆!別の基地から武装ヘリが来てるよ!』
「チッ、思ったより早いね⋯チャティ!」
『了「俺が行こう。2人は輸送ヘリの護衛を頼んだ」
「良いのかい?」
「バルテウスならともかく、武装ヘリ一機なら問題ない」
「分かった。じゃあ頼んだよ」
「ああっ!」
そう言ってクロウは飛んでいった。
武装ヘリのパイロットであるアンソニーは親友のアベルが居るはずのレーダー基地へと最大速度で向かっていた。
アベルは今回の遠征が終われば故郷の幼馴染と結婚する予定だったのにと、アンソニーは思い返す。
そんなアベルと幼馴染の幸せを奪おうとする奴は
「許せねぇ⋯⋯」
そう思っていると、前方に何かが飛んでくる。
黒いACだ。コードを参照する。独立傭兵クロウ。ルビコニアンの独立傭兵だ。
「そうか⋯テメェだな!アベルの仇だ!」
アンソニーは武装ヘリのミサイルとロケットを発射する。
コレだけの火力を喰らえばシュナイダーやエルカノの軽量機ならAP全損するレベルの火力を一気に撃ち出した。
しかし、ブラックバードは焦ることなくQBを2度行い回避する。そして着陸してエネルギーを回復させながらミサイルを放つ。
「なめるな!」
しかし、アンソニーはミサイルを回避する。
しかし、アンソニーが回避した先にはブラックバードは目の前に居た。
そして、チャージされたパルスブレードと至近距離からバーストライフルの三連射、少し離れるとソングバードに2連射を喰らう。
「くっ!」
ACSはまだ何とかなる。高度を上げれば寄せ集めのACでは手が届かなくなる。
ドンッ!!
衝撃か武装ヘリに響き渡る。
蹴られた!?
アンソニーはACの拡張機能のブーストキックが有ることを思い出す。
そして追撃のミサイルがメインローターの根元に直撃した。
そして、一度降り立ったブラックバードは再び跳躍して、武装ヘリに向かってくる。
そして、パルスブレード一閃。武装ヘリの装甲キャノピーが削られ、光が漏れる。
そしてアンソニーは見た。再びソングバードを放とうとする
ドッドンッ!
放たれたグレネードが着弾し、爆炎はキャノピーの亀裂から入り込み、アンソニーを焼き、命を落とした。
そしてパイロットを失った武装ヘリは墜落し、残ったミサイルやロケットが潰れ、爆発炎上。その焔は武装ヘリのジェネレーターにも移り、機体を四散させた。
俺は武装ヘリの破壊を確認し、
「カーラ、武装ヘリは破壊した。そちらの状況は?」
『こっちも完了だ。アンタが武装ヘリを全部破壊してくれたおかげでオマケも手に入った』
「分かった。此方は巡航モードで帰るとするよ。どーせ、クリスのヘリにも物資やら何やら大量に詰めてんだろ」
「ハハッ!分かってるじゃないか!」
そう言って俺たちはグリッド086に有るRaDタウンに戻っていった。
しかし、誤算が有った。
今回の件でルビコンIIIに来るはずだった友人ハンドラー・ウォルターが来られなくなった。
原因は分かってる。
独立傭兵スッラだ。
ハウンズが任務遂行中に、ウォルターと調整中だった強化人間C4-618が居るときにスッラがウォルターたちの拠点を強襲し、迎撃に向かった618を殺害、ウォルター自身も足を痛めてしまう。
後に、ハウンズ単独で封鎖機構の大型基地を襲撃し、基地を破壊させ、ウォルターと強化人間C4-621がルビコンIIIの地を踏むには半年以上の時が掛かった。
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本日のアセン
AC名 『ブラックバード』
パイロット名 『クロウ』
右腕 MA-J-200 RANSETSU-RF
左腕 HI-32:BU-TT/A
右肩 SONGBIRDS
左肩 BML-G2/P03MLT-06
頭部 HC-2000 FINDER EYE
コア CC-2000 ORBITER
腕部 AA-J-123BASHO
脚部 2C-2000 CRAWLER
ブースター AB-J-137 KIKAKU
FCS FCS-G2/P05
ジェネレーター AG-T-005 HOKUSHI
コア拡張機能 アサルトアーマー
解説
クロウのルビコンでの愛機。前世で組んだ機体では無く、この世界で且つ、もし壊されても直ぐに補充が効くRaD製品とBAWS製品を多用。今作の設定として、ベイラム系列やアーキバス系列以外はBAWSがライセンス契約しているので制作が可能な為武装は中立企業の物を採用している。
武器は場合に応じて変更する。
久々に書いてるけど
小説書くの楽しい。
挿絵追加しました。