オーネスト・ブルートゥ排除
ここ数日は慌ただしかった。
カーラの爆弾発言から始まり、チャティが暴走するわ。
621がロリ銀髪巨乳でクリスが暴走するわ。
621⋯⋯いや、レイと名付けたあの子をクリスが可愛がり、
あのクソ野郎こと、オーネスト・ブルートゥの居場所が分かり、友人(オーバーシアー)のロバートを連れてグリッド012へと向かった。
『嘘だろー!!』
裏切り者の馬鹿共のトイボックスや四脚MTを撃破して、
『お久しぶりですね。クロウ』
「確かにな、何年ぶりだ?」
『もう、5年と言ったところでしょうか?私は貴方やカーラたちを迎え入れたくて一日千秋の思いで待ってました。』
「ああ、そうか。俺もお前にプレゼントをあげたいと思ってたんだ」
『おや、それはそれは楽しみにしています。御友人』
「ああ、直ぐに行くから待っててな」
今のところ、普通に狂ってる奴と言った感じか⋯⋯
二次創作に有りそうな逆行でもしているのかと思ったが違うのか⋯⋯
まぁ、逆行するならレイ、エア、イグアス、オールマインド辺りならまだあり得そうだが、アレが逆行するのは可笑しいが⋯⋯
オールマインドも可能性は無くはないが、原作には居らず、RaDを此処まで発展させた俺に対して何もリアクション⋯⋯俺が気付いていないだけなのかも知れないか、オールドンマイと言われているから大丈夫だと思っているのか?⋯⋯分からん
『どうしたんだ?』
「いや、何でもない」
俺はグリッドを進む。
先に進むと、赤外線センサー付きの無人MTが設置されていたが後で回収しようと思い注意深く進んでいき、
遂に見つけた。オーバード・レールキャノンを、
そして、此処に奴がいる。
俺は砲身の上に降り立ちスキャンをしてミルクトゥースを見つける。
「Shall We Dance」
『私と踊ってくれるのですね!御友人!』
奴のミルクトゥースは原作通りの武装構成で内装はブースターにMULE、ジェネレーターは内燃系では有るが何を使用しているかまでは分からん。
此方は今回AC戦を意識して、この前の馬鹿から掻っ払ったSG-027 ZIMMERMANをバーストライフルの代わりに持ってきた。
散弾がかすり弾かれる。
焔が装甲とAPを焦がす。
クルクルと回りながら。輪舞曲を踊るように焔と散弾とミサイルが飛び交う。
「此処っ!」
俺はマニュアルである部分を狙う。
『何と!?』
火炎放射器の焔が止まる。
BADCOOKのケーブルが千切れたのだ。
ぶっちゃけた話、この世界は現実なので脚やブースターの故障で呆気なく死んでしまう事なんて更に有る。
無論武器も同じく、
「此処からは、俺の独奏曲だ!」
ミサイルとグレネード!アサルトブーストしながらショットガンとチャージパルスブレード。
「独奏曲とは寂しいじゃないですか!!」
アサルトアーマーの輝き、此方もカウンターでアサルトアーマーを押し込む。
二つのパルスが放出され、相殺される。
「生憎と彼女持ち何でな!!」
ほぼゼロ距離のショットガンを撃ち込み、スタッガー
チャージパルスブレードをコクピット付近に叩き込んだ。
パシュと言う音と共にハッチが開く。
実はと言うと、レッカーコアフレームにはイザという時の緊急ハッチ開封ボタンを設置しておいたのだ。
無論、今回の事態を想定では無く、何かしらのトラブルで中から開かなければならない時用の為に
俺は奴の顔を拝もうとすると、
ピーっ!ピーッ!
アラーム!?
慌ててクイックブーストで後方に下がる。
一体何だと思うと、拡散バズーカが2発ミルクトゥースを当たった。
『おや?どうやら避けられた様ですよ。私』
『ええ、その様ですね。私』
「嘘⋯⋯だろ」
『申し訳ございません。私。よもやミルクトゥースにこの様な仕様が有ったとは⋯』
ミルクトゥースが三機も⋯⋯
『『『さぁ、御友人!今度は四重奏と行きましょう!』』』
うん。無理!
俺は現状の装備では勝てないと判断して撤退を開始、
肩の武器を外してショットガンで撃ち抜いた。
『『『再びの御来訪お待ちしておりますよ。御友人』』』
「クソッ!どうなっているんだ?」
ヘリの内部で俺は悪態をついていた。
逆行だとかそんなレベルじゃねぇ!
異常だ。オレの頭の中にはとある予感が有った。
「コーラルリリース?」
アレの最後はエアがコーラルは彼等を乗せて星々に伝播した。
そして、ブルートゥもこの世界に⋯⋯うん。無いな。
オールマインドならまだしも
俺は機体の戦闘ログを漁る。何かヒントは無いかと、ハッチを開いた時の映像を観てみると、
「ん?」
ハッチの中に人が居ない。
俺は映像データを補正と修正していく。
「?!此れは!?」
グリッド086RaDタウン
カーラの部屋にて
「何の用だ?カーラ」
カーラに緊急の呼び出しを受けたウォルター。その顔には疲労の色が浮かんでいた。
「ああ、以前ウチを襲撃したオーネスト・ブルートゥって奴を倒しに行ったんだがね」
「確か、ランクはクロウと同格だったな」
「ああ、ウチのレッカーフレームと武器を使っている奴さ⋯⋯」
「まさか!殺られたのか!?」
ウォルターは冷や汗が出る。
「いや、問題が発生してね⋯⋯」
カーラは端末を操作して画像を見せ、ウォルターは頭を抑える。
「確かに⋯⋯此れは、俺でも撤退を選ぶ」
ACが三機。ハウンズが揃っているなら戦闘を選ぶが、流石に一機で三機と同時に戦うのは無謀が過ぎる。
「其れだけだったら良かったんだけどね。ウォルター。この画像を観て違和感を感じないか?」
「む?」
三機と言うインパクトに機体はよく見てなかったが、直ぐに違和感。
コクピットハッチが開いている。
そしてよく見てみると、
「無人機⋯⋯なのか?」
「そう言えばそう言えるし⋯そうとも言えないんだよね⋯⋯」
カーラは手元のPCを操作して端末に新しい画像を表示させる。
「此れは!?」
「ああ、この機体のAIとも言えるのはコーラルに漬けられた人間の脳みそさ」
笑えない技術だよ。本当に⋯⋯とカーラは呟く。
「此れはもしや、技研の⋯⋯」
「ああ⋯⋯」
カーラは短く肯定した。この技術の原型と思わしき物は第一助手の
自室でクロウは、今回の反省点⋯いや、ブラックバードの武装コンセプトを見直しだ。
ブラックバードは元々ルビコンで手に入る装備で対MTとACとの1対1を主眼とした武装コンセプトだ。
故に短時間でACを撃破できる火力を持つコンセプトの為にパーツショップを観ていた仮想アセンを組んでいた。
そしてクロウは「やはり、此れが一番か⋯⋯」と呟いてこの泥の様なフィーカを啜った。
プルートゥが3体。地獄か?