VOICEROIDのウェポンサイド//偽りの星の聖譚詩   作:EMM@苗床星人

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外伝・六団町の朱星堕とし

 これは、海尼市に砕玉王が降臨する少し前のお話。

 

 海尼市の喧騒から、二つ、三つと日常の風景を挟んだ隣町。そこに『六団町』はある。

 この街にもまた、歴史の裏側で人知れず世界を守る、ボイロウェポンチームが存在していた。

 その名は『朱星堕とし(シリウスブレイカー)』。

 幾多の並行世界に跨る大規模侵略、その存在自体が世界の終わりを告げるK(キング)クラスの未知の脅威すら、彼女たちは幾度となく屠ってきた。

 黄昏の戦場を駆け抜ける、歴戦の勇士たちである。

 だが、どれほどのベテランであろうと、彼女たちもまた、表の顔はごく普通の学生に過ぎない。

 その事件は、放課後の部室という、ありふれた日常の延長線上で、あまりにも唐突に発覚した。

 

「――茜ちゃんが、サキュバス化の呪いにかかってしまいました!」

 

 コードネーム『ふりかけ』こと、このチームの結月ゆかりが、シェイクスピアの悲劇の台詞を綴るかのように悲痛な声を上げた。

 部室の長机。その向かい側では、当の本人が顔をトマトのように真っ赤に染め上げ、所在なげにもじもじと身体を揺らしている。

 

「あ、あうぅ……」

 

 コードネーム『コミュの葉』。快活な個体が多いとされる琴葉茜タイプの中では極めて珍しい、重度のコミュ障をコンプレックスとする彼女の頭からは、しかし、その内気さとは裏腹に、艶めかしい光沢を放つ悪魔的な一対の角が見事に生えていた。

 任務で接触したクラブスート世界の魔術師が遺した、悪趣味な置き土産であることは明白だった。

 

「こりゃまた、ご立派な角を生やしちゃって」

 

 コードネーム『サインペン』。チームの弦巻マキが、一切の遠慮がない言葉でその異変を評する。

 コミュの葉は「うう……」と小さく呻くと、隠すためのベレー帽を深く被り直し、物理的に角を隠した。

 

「で、これって具体的にどんなデバフなわけ? 最悪、ウェポンサイドでする必要あんの? このネタ」

 

 もはや世界の壁を意識しているのかいないのか、メタな視点からのマキの問いに、彼女の相棒である琴葉葵――コードネーム『妹の葉』は、げんなりとした表情で答えようとした。

 

「あぁ……それが……」

 

「ふぁ……ほ、発作……んぁ!」

 

 葵の言葉を遮り、突如、コミュの葉の身体がビクンと大きく痙攣した。

 琴葉茜タイプの中でも特に豊満で、むしろ健康的にぽっちゃりとしている彼女の身体が、じわりと汗ばみ、熱を帯びて艶めかしく跳ねる。

 そんな、あまりにも背徳的な光景に、マキは素で驚いて目を丸くし、そして、ふりかけは即座に反応した。

 ガタッ、と椅子を鳴らして立ち上がり、自らの白衣の片袖を静かにまくり上げる。

 

「おぉ?」

 

「よしきた」

 

 潤んだ瞳で、コミュの葉が救いを求めるように、か細い声でその名を呼んだ。

 

「ゆかりしゃん……っ」

 

 ふりかけは躊躇なくコミュの葉の身体を優しく抱き寄せると、その震える唇に、自らの唇を重ねた。

 

チュッ……くちゅ、チュッ、チュる……。

 

 生命力の奔流たるBLESSが、直接的な接触によって奔流となって注ぎ込まれていく。

 気まずい水音と、二人の吐息にも似た喘ぎ声が部室に響き渡る。

 マキは「うわぁ」とでも言いたげに呆然と立ち尽くし、葵はげんなりとした表情を崩さないまま、しかしその手は超高速でペンを走らせ、目の前の光景をノートに的確に模写していた。

 

 やがて唇が離れると、コミュの葉は「ふぅ……ふぅ……」と荒い息をつきながらも、幾分か苦痛が和らいだ表情を見せる。

 

「……BLESSが、極端な速度で消費され続ける呪いなんだそうだよ。

昨夜の任務から、ずっとこの調子で」

 

「ずっと!?」

 

 葵の淡々とした説明に、マキが驚愕の声を上げた。

 ふりかけはコミュの葉の額に滲んだ汗を優しく指で拭いながら、冷静に告げる。

 

「茜ちゃんのコンディションは、このデバイスで常にモニターされていますので、問題ありません」

 

 ふりかけが示したスマートフォンの画面には、心拍数や体温といったバイタルデータに混じって、「感度」「発作予測」「BLESS残量」など、およそ医療用とは思えぬ項目が並んでいた。

 

「おい、その『感度』とかの数値って必要なのか?」

 

「効率的にBLESSをやりとりするのに必要なんです」

 

「おい、よく見たら『感度上昇』とかいうコマンドまでついてるのは何でだ?」

 

「効率的にBLESSをやりとりするのに必要なんです」

 

 マキのツッコミに、ふりかけは表情一つ変えずに繰り返す。

 そして今度は一転、厳しい表情で二人を諌めた。

 

「まったく二人とも、この呪いをなんだと思ってるんですか! これは対象の魂そのものを燃料に生命力を削り続ける悪質な術式です。

このままだと茜ちゃんが、この世界で生きていられなくなる可能性すらあるんですよ!」

 

「た、確かに……」

 

 正論に、マキがぐっと気圧される。

 だが、葵だけは興奮と冷静さが入り混じったような視線をふりかけに向けていた。

 

「じゃあ昨日からウチに無理矢理上がり込んで、一晩中お姉ちゃんとくんずほぐれつしてたのは何なんですか」

 

 ふりかけは、すっと目を逸らした。

 マキが「おい!」とツッコミを入れる。

 当のコミュの葉はというと、赤らんだ頬に手を当て、口元を抑えながら「ゆかりしゃん……」と蕩けるような声で呟き、うっとりとしている。

 

—―駄目だこりゃ。

 

 マキと葵の心の声が、完璧にシンクロした瞬間だった。

 

 

 

 その翌日。

 チョークが黒板を叩く乾いた音と、教師の淡々とした解説だけが響くはずの古典の授業は、異様な空気に支配されていた。

 原因は、教室の中ほどに座る二人組。

 

「んっ……」

 

「はふぅ……」

 

 ぐったりと机に突っ伏し、時折苦しげな吐息を漏らすコミュの葉。

 その隣では、ふりかけが、まるで雛鳥に餌を与える親鳥のように、甲斐甲斐しく口づけを繰り返していた。

 チュッ、チュッ……と、リップ音にしてはあまりに生々しい吸い付くような音が、静かな教室に響き渡る。BLESSを直接供給するその行為は、本来ならば聖なる儀式のはずだった。

 だが、コミュの葉の潤んだ瞳、ほんのり上気した頬、そしてふりかけのどこか恍惚とした表情が組み合わさると、それはひどく扇情的な光景にしか見えない。

 

 何も知らない周囲の生徒たちは、見てはいけないものを見てしまったかのように視線を泳がせ、気まずそうに教科書へ目を落としている。

 ついに、一人の真面目な委員長タイプの生徒が、意を決して手を挙げた。

 

「せ、先生! 風紀の乱れです!」

 

 その訴えに、教壇に立つ白衣の女性――世界最強のボイロウェポンにして、このクラスの担任である京町セイカは、教科書から一切目を離さずこともなげに言い放った。

 

「医療行為だ。問題ない」

 

 その有無を言わせぬ一言に、教室は再び沈黙に支配される。

 だが、当人たちの儀式は終わらない。むしろ、エスカレートしていく。

 

「ゆかりしゃん……たりな……い……もっと……」

 

 コミュの葉が、途切れ途切れの声で懇願する。

 まるで熱に浮かされたように、ふりかけの制服の裾を弱々しく掴んだ。

 ふりかけは困ったように、しかしその口元には確かな笑みを浮かべて、優しくコミュの葉の頭を撫でる。

 

「仕方ありませんね……。先生、少し保健室へ行ってきます」

 

 言うが早いか、ふりかけはコミュの葉の身体をふわりと横抱きにする――いわゆる『姫抱き』の体勢で。

 そのまま、誰に憚るでもなく、ゆったりとした足取りで教室から運び出していく。

 去り際の二人が残した余韻は、明らかに医療行為という言葉では済まされない、濃密で背徳的なものだった。

 

「せ、先生! やはり風紀が……!」

 

「医療行為だ。問題ない」

 

 最強は、頑としてこの背徳をスルーする。

 彼女の基準では、世界の危機に比べれば、教室での多少のいちゃつきなど、取るに足らない日常の一コマでしかないのだ。

 

 数十分後、ふりかけだけが、何事もなかったかのように教室に戻ってきた。

 その表情は、まるで極上のコース料理でもフルで味わってきたかのような、満ち足りた満足感に輝いている。

 

「良くなりました」

 

 涼しい顔で彼女は言う。

 その言葉とは裏腹に、少し遅れて保健室から戻ってきたコミュの葉は、ぐったりと消耗しきった様子で、顔を真っ赤に染めていた。

 おぼつかない足取りで、時折、快楽の残り香に震えるかのように、か細く腰がひくついている。

 しかし、汗ばんだその肌は、病的なそれではなく、むしろ健康的に――ともすれば、背徳的に艶々としていた。

 

「なぁ妹の葉、あれ、何やってきたと思う?」

 

「ゆかりさん、よく体力持ちますね……」

 

 マキと葵は、遠い目をしながらひそひそと囁き合うしかなかった。

 腐女子である葵のノートが、もはや授業の内容そっちのけで、妄想という名の燃料を投下され、ものすごい勢いで発禁レベルの二人の絡みを描き進めていくのも、無理はなかった。

 

 カリカリと、鉛筆の走る音だけが、彼女の情熱を物語っていた。

 

 

 

 

 放課後の陽光が、錆びついた鉄骨の影を長く伸ばしている。

 六団町のはずれ、今はもう稼働音を立てることのない廃工場。

 その内部では、茶色いローブをだらしなく纏った、『いかにも』としか言いようのない邪教徒たちが、怪しげな儀式の準備を着々と進めていた。

 彼らは異世界『クラブスート』から次元を渡ってきた魔術師の一団だったが、その出で立ちから言動に至るまで、あまりにもテンプレートであった。

 

「くくく……昨晩我々が儀式の邪魔に入った、あの異形の武器使い共は……今頃、淫魔化の呪いで五体から生気を吸い尽くされ、ミイラのように朽ち果てている頃だろう」

 

「あれは我等が『砕玉王』様が、直々に考案なされた栄誉ある術式。穢れた世界の戦士には、相応しい末路だ」

 

 砕玉王タカハシ。

 クラブスートの多元世界に幾多の信者を有し、旧支配者の一柱として崇められる強大な魔王である。

 ――そんな彼が、後にこの世界に攻め込んでガス欠になり『タカハシアマト』という偽名を使い、聖海尼女学院の教壇に立つことになる運命を、ここにいる末端の信者たちは知る由もない。

 件の呪いを開発した理由が、この世界の存在を聞いたばかりの彼が『リア充の存在が許せないから』という、宇宙的恐怖とは程遠い、あまりにも俗っぽく、くだらない動機であったことは、神ならぬ誰も知る由もなかった。

 

「神に祈ることさえやめた、愚か者共の世界だ。我らが王の御名において、この地を浄化し、新たなる神殿を築くのだ」

 

「さぁ、儀式の続きを……」

 

 その時だった。

 

「待てごらぁっ!!」

 

 バリィン!! と、凄まじい破壊音。

 工場の窓ガラスが、ステンドグラスのように砕け散り、夕日を背にした一つの人影が舞い降りた。白衣を翻し、静かに着地したのは『ふりかけ』こと結月ゆかり。

 

「なっ……貴様ら、あの呪いをどうやって……!?」

 

 邪教徒の一人が、驚愕に目を見開く。

 ゆかりのその手には、禍々しくも美しい、ブースター付きの大鎌が握られていた。

 ――『コミュの葉』、琴葉茜がウェポンライズした姿である。

 眼鏡を模したカメラアイが、潤んだように光学センサーを明滅させ、ぎざぎざの歯を象った意匠を持つ大鎌の刃が、微かに震えて発音する。

 

『ゆかりしゃん……も、もう……だめぇ……ずっと出たままだから……』

 

 そのか細い悲鳴に、ゆかりは悪戯っぽく笑いかけると、舌を出した。

 

「……ぺろり」

 

 まるで上質なアイスクリームを味わうかのように、彼女は茜の化身たる鎌の柄を、艶かしく舐め上げた。

 

『んぁっ!♡』

 

 ぺろぺろ、くちゅ、くちゅ……。

 それはもはや、何の比喩かと問いただしたくなるような、淫蕩な愛撫だった。

 涎と共に、BLESSが粘性を持って大鎌の柄に絡みつき、武器の深奥へと注ぎ込まれていく。

 

『あっ……あひっ……りゃ、りゃめぇ……そんなとこ……はひ……ハヒッ……♡』

 

ギュイィィィン!!

 

 コミュの葉の絶頂にも似た悲鳴と共に、大鎌が凄まじい魔力光を放ち始める。

 ブースターが臨界点を超えたかのように雄叫びを上げ、刃は夕日よりも赤い光を纏った。

 

「鎌が、光って……!?」

 

「おのれ、さては元から淫魔の類いであったか! 我が王の名において成敗してくれる!」

 

 勘違いした邪教徒たちが、杖を構える。

 それに対し、ふりかけは極めて冷たい声で言い放った。

 

「こっちの台詞だ、阿呆共が」

 

 光り輝く大鎌が、夜空を裂く流星のごとく振りかぶられる。

 決着は、一瞬だった。

 空気を切り裂く一閃の斬撃音と、そんなに強くはない邪教徒たちの断末魔。

 それだけが、廃工場に虚しく響き渡った。

 

 邪教徒たちが彼女たちを淫魔と勘違いしたのも無理からぬ話だが、彼女たちが生命力の源泉とする『BLESS』は、異世界人である彼らが『性気』や『生命エネルギー』と定義する力と極めて酷似している。

 その意味において、彼らの誤解は、あながち間違いでもなかったのかもしれない。

 

 

 

 戦闘の熱も、夕焼けの赤もすっかりと夜の闇に溶けた頃。

 部室には、どこか気の抜けたような、それでいてやはり異常な光景が広がっていた。

 

「――と、いう訳で」

 

 紅茶を一口すすり、ふりかけは何事もなかったかのように、あっさりと告げた。

 

「あの邪教徒たちはTOWEAT本部に引き渡して、一件落着です。茜ちゃんの呪いも、もうすっかり治ったんですけど……」

 

 そう言って、彼女はちらりと視線を流す。

 

「今度は葵ちゃんが……」

 

 その視線の先。

 先ほどまで茜が座っていた椅子には、今や当の琴葉葵が、極めて頑丈そうなロープでぐるぐる巻きにされ、猿轡まで嵌められた姿で鎮座していた。

 その頭からは、コミュの葉が生やしていたものと寸分違わぬ、立派な悪魔の角がにょっきりと生えている。

 

「むがぁ! むがももっ!!」

 

「うわぁ、猛獣」

 

 ドスンバタン! と、葵はこの世の終わりもかくやという勢いで椅子ごと暴れている。その凄まじい抵抗っぷりに、相方のマキは心底ドン引きしていた。

 この二人も、互いを命懸けで守り合うボイロウェポンとしての相方だ。当然、BLESSの供給でキスをすることもあるし、心の奥底でお互いを好きあっていることも、周りから見れば周知の事実。

 だがしかし、奔放すぎるマキに振り回されてばかりの真面目な葵。二人は、どこまでも素直になれない関係であった。

 

「大丈夫? 舌噛んだりとかしない?」

 

 マキが心配そうに尋ねると、ふりかけは悪魔か天使か判別不能な、にっこりとした微笑みを浮かべた。

 

「大丈夫ですよ。いざという時、自分から素直に求めるように、強制発情スイッチをデバイスにつけてありますから」

 

「鬼か」

 

 あまりに無慈悲なバックアップ機能に、マキが即座にツッコミを入れる。

 すると、呪いから解放されたコミュの葉が、申し訳なさそうにおずおずと、ツッコむマキの服の袖を引いた。

 

「マキさん……葵ちゃんを、その、よろしく……お願いします」

 

 潤んだ瞳で、しかし真剣な顔で見上げてくる茜。

 その顔を見て、マキは一瞬、息を詰まらせる。そして、観念したように、大きなため息をついた。

 

「はぁ〜〜、しょうがないなー」

 

 ぶっきらぼうに言いながらも、その頬は確かに赤く染まっている。

 マキはまんざらでもない様子で、いそいそと葵の方へと歩み寄っていく。

 葵は絶望的な表情で「いやいやいや!」と激しく首を振るが、マキは容赦なくその身体に組み付くと、手際良く猿轡を外した。

 

「む、むがぁぁぁーーーっ!!……やっ、マキさ……来ないでって言ってるでしょこのバカ! あっ、んうぅっ、んむ、ちゅる、ふぁっ♡」

 

 涙目の葵の必死の抵抗も虚しく、その罵倒はすぐに甘い喘ぎ声と、やけに湿った水音に変わっていく。

 六団町の夜空に、二人の少女の青春が虚しく、しかしどこか楽しげに響き渡った。

 

 なんだこれ。

 

 

 

 

 クラブスート、暗黒の森のさらに奥深く……如何にもな断崖絶壁に高密度呪相による暗い紫の稲妻が走る曇天の下、洗濯物に悩む砕玉王タカハシは、玉座の前に現れたコムギの報告に耳を傾ける。

 

「砕玉王様、あの新型の呪い一定の混乱を周囲世界に拡散させてるみたいっす!」

 

「ふふははは、戦闘中にやたらとくっつくタイプのカップルは己の性欲に困り果て朽ち果てるがいい」

 

 よくわからないが、どうやら最近突っかかってくる勇者パーティがやたらとカップルが多いことに腹を立てているようである。

 そんな小さなジェラシーに少しでも安らぎを覚えた砕玉王は満足げに片肘をついた。

 しかし、コムギは一言付け加えた。

 

「でも、ボイロウェポンとか言う奴らの世界。あそこは元々BLESSってキスでやり取りする生気を扱ってる連中だからあそこの世界だけそんなに打撃を与えられなかったっす」

 

「砕玉王は激怒した。必ずやかの邪智暴虐のボイロウェポン世界を根絶やしにせねばと決意した。砕玉王にリア充の気持ちはわからぬ。」

 

 何故かゆっくりと、走れメロスの口調のように言いながら砕玉王はボイロウェポン世界への侵攻を決意し、そしてあの真夜中の降臨に至ったのであった。

 

 

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