ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
.....どなたかラブライブ!の映画特典である海未ちゃんのシリアル交換してくださるようなお優しい方はいらっしゃいませんかね(白目)
譲)チカ
求)海未ちゃん
−追記−
えー予想以上にシリアル交換のメッセージを頂いて驚いています。
お陰様で海未ちゃんのシリアルを頂くことができました。
こんな形になりますが、ありがとうございました。
少し空気が重くなったものの、神綺の苦し紛れの宿題などの話題振りに思惑を理解してくれた希がノッてくれた為、沈黙が続いて気まずくなるということはなかった。
そんな神綺達が校舎を後にして校門に向かっている時、絵里があることに反応した。
「...あれ?」
「ん?どうした絵里」
今まで神綺に言われたことを考えこんで黙っていた絵里が急に目を凝らして校門の脇の方を見ていた。
それに神綺と希も軽く怪訝に思いながらも絵里の見る方向へ視線を移す。
すると目のいい希が真っ先に、
「あ!あれって亜里沙ちゃんじゃん」
「なに?」
目が悪くはないが、いいとも言えない微妙な視力である神綺は絵里と同様に少し目を細めてみる。すると、亜里沙という候補がでている為か、今度はすんなりと人影が亜里沙だと理解できた。
「どうして亜里沙が....」
「絵里のこと待ってたんじゃないか?」
なぜここにいるのかは疑問ではあるが、彼女も制服を着ているところを見ると学校帰りにこっちに来たのだろう。
「とにかく、早く行こう。ずっと待たせるのも悪い」
「そ、そうね」
「いこいこ~」
「あ!お姉ちゃん!」
校門へ着くと、耳にイヤホンをしてなにかの曲を聞いていた亜里沙がこちらに気がついて駆け寄ってきた。
「どうしたのよ、亜里沙?」
さっきの絵里の反応からしても、絵里自身亜里沙がここに来ることは予想外だったらしい。
それに亜里沙はえへへ、と苦笑いをしながら
「えっとね、なんとなくお姉ちゃんの学校を見てみたくなったの。私も通うんだし」
「「っ!」」
その言葉に希と神綺は息を飲む。
「亜里沙ちゃんは音ノ木坂学院を受験するのかい?」
「はい!お祖母様の母校というのもありますけど、お姉ちゃんが通ってる学校ですもの!廃校って言われてますけど、お姉ちゃんが絶対にさせないって!」
と笑顔で絵里に抱きつく亜里沙。
そんな亜里沙に神綺は少し複雑な気持ちになる。
廃校になると言われても尚、入ろうとしてくれてるのは素直に嬉しい。そういう子が来てくれるように、穂乃果達に力を貸しているんだ。
だが、お姉ちゃんが、というところが気になる。絵里は一体亜里沙に廃校対策をどう考えているのか。....これは少し話し合う必要がある。
「そうか。....ここはいい学校だ。入学すれば、いい学園生活を送れると思うよ」
「はい!来年が楽しみです!」
と色々思うところはあるが、一応無難に済ましておく。
「まずは受験勉強でしょう?亜里沙は私達と違って学校が違うんだから」
「わかってるよ!」
言われてみればそうだ。音ノ木坂中学とは制服が違う。
「そういえばどうして亜里沙ちゃんは音ノ木坂中学じゃないの?」
と神綺と同じ疑問を持った希が絵里に聞く。
「亜里沙が日本に来たのって最近なのは知ってるでしょう?でも編入の際に音ノ木坂中学に頼みに行ったのだけど無理だったのよ」
「そりゃそうか」
「なるほどね~」
「それより帰りましょう?亜里沙もごめんなさいね、待たせちゃって」
「ううん、いいの。私が来たかっただけだから!」
と抱きついていた絵里に更に抱きつく力を強める亜里沙。
「べったりだな、亜里沙ちゃん」
「自慢の可愛い妹よ」
と苦笑いしながらも亜里沙の頭を撫でる絵里。撫でられている亜里沙はそんな絵里に甘えながら更にじゃれる。
「猫みたいだね」
「本当にな」
と亜里沙の可愛らしい仕草に微笑んでいると、神綺のスマホに通知が来た。
「...ん?なんだ?」
開けば来たのは海未からのメールだった。
「.....なるほどな。だが....」
内容はこれから穂むらに来てくれないか、と書いてあった。ファーストライブを終えて、これからの目標を再度決めたいとのこと。
しかし今日の料理当番は自分。流石に今日は断ろう、と返信ページを開くと後ろから希が神綺を呼んだ。
「神綺君」
「ん?なんだ?」
何かと思い振り向くと、希が意味ありげな神妙な顔でタロットカードを持っていた。
なぜタロット?と軽く首をかしげる。
「今のメール。内容はわからないけど、断らないほうがいいよ」
「なに?」
「.....ここでそれを断ったら取り返しの付かないことになる。そんな予感がするの」
「....占いか?」
「うん。神綺君がスマホの画面を見た時の顔が気になって急いで占ったの」
といっても占い時間たった数秒である。....普通なら胡散臭い、馬鹿げていると切り捨てるところだが.....長い付き合いである神綺だからこそ、それを信じられずに入られなかった。
希の予感や直感は当たる。特に占いをした時は。
「.....わかった。だがそうなれば夕飯は....」
買い出しや支度をする時間がなくなる。それでは困る。
「いいよ。....そうだね、今日は誰が当番だったっけ?」
とニシシとからかうような笑みでワザと声を大きくする希。
それに亜里沙と絵里は何を言っているのかわからないといった様子だが、神綺はどういうことかすぐにわかった。だから希が待っているであろう言葉を言う。
「そうだなぁ...俺も忘れてしまったな」
「ありゃ!それじゃぁしょうがないなぁ。どっちかわからないなら....もし神綺君が当番だったとしても私かもしれないから....今日は私がやるよ!」
「そうか。.....恩に着る」
と神綺が軽く一礼すると希は照れくさそうに
「いいよいいよ。私はどうせ裏方しかできないから....」
「そんなことはないと思うぞ。....それじゃ、またな、絵里、亜里沙ちゃん」
「え?えぇ...」
「はい...さようなら」
神綺と希で話がドンドン進むために取り残された姉妹は唖然としながら生返事をする。それを少し面白く感じながらも神綺は穂むらのある方へ向かった。
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「御免下さい」
「あ、いらっしゃいませーって先輩?どうもー」
「こんばんは、かな?」
穂むらへ着いた神綺は躊躇いもなく穂むらの引き戸を開けた。
すると、中では穂乃果が割烹着を着て店番をしていた。
「こんばんは~ 今日はどうしたんですか?お買い物ですか?」
と穂乃果はキョトンとしながら片付けていたであろう作業を中断してお茶を淹れはじめる。
「あれ、海未からなんか話し合いがあるからって呼ばれたんだが...」
「海未ちゃんが?」
「あぁ。...聞いてないか?」
まさか穂乃果に聞かずに自分を誘ったのだろうか。....海未にしては意外だ。キッチリと家主に了承をとってから誘ってくると思い込んでいた。
「聞いてませんね。というか海未ちゃんもまだ来てませんよ」
「なに?....まぁ、俺の場合はメール見てすぐこっち来たからな」
「ご自宅から態々来てくださったですか?」
「いいや?生徒会の仕事で今まで学校に居たのさ」
「なるほど。あ、はい、お茶です」
「ありがとう。....そういえば穂乃果」
「はい?」
「前のチョコまんだったか?あれどうなった?」
「あー あれですか。それはですね-----」
と海未が来るまで穂乃果と神綺は他のお客が来ないことをいいことに雑談で時間を潰した。
神綺達が雑談を始めて10数分。お茶請けにとほむまんを貰ったりと色々よくしてもらった神綺は少し悪く思い、新たに差し出された饅頭をやんわり断ろうとした時、引き戸が開いた。
「お邪魔します。....あら?」
「ん?お、海未か」
「もういらしていたんですね」
「学校から直で来たからな。それより穂乃果に許可取らずに俺を誘うとは珍しいな」
「あ、それですか。....実は先輩がスンナリOKしてくださるとは思ってなかったんです」
「....え?」
それでは面白半分で送ったらガチで反応されて困ってるみたいに聞こえてしまう。それに神綺は顔を引き攣らせてしまう。
それに海未は慌てて弁明を始める。
「い、いえ!違うんです!先輩に来て頂きたかったのは本当なのですが.....その、穂乃果の部屋に上がるのに抵抗があるんですよね?」
と申し訳無さそうに言う海未。
「」
対する神綺は海未の言葉に顔を強張らせる。
「せ、先輩?」
「忘れていた....」
少し考えればわかること。だが、神綺の頭からはすっぽりと抜けていた。
「もー それじゃ私が嫌われてるみたいじゃん」
「いや....そんなつもりはないが」
「じゃぁどうしてそんなに嫌がるんですかー。こっちもいい気しませんよぅ」
「.....わかった、わかったよ。だが手短に頼む、やはり長時間あそこに居るのは辛い」
これでも最大限の譲歩だ。自分でも何偉そうなこと言ってるんだか、と思うがこればっかりは....無理だ。
それに穂乃果は拗ねながらも折れる。
「むー....わかりましたよぅ。それじゃぁ海未ちゃん。ことりちゃん来るまでまだ時間かかると思うし、先上行っててー」
だが明らかに神綺の方をジッと見ながら言う穂乃果に神綺は負けじと
「俺はことりがきたら上にあがるとするよ」
「....だってー」
「わ、わかりました....では」
閲覧有難うございます。