ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
新イベントきましたねw早速走ってます。
しかしコンボ繋ぎなんで私ハード専門になるかな、そこまで上手くなのでw
多分ハードでフルコンしてたほうが私の場合は効率いいだろうと悟りましたw
-side神綺-
「.....なぁ、彰」
神綺は心ここにあらず、といった感じな顔をしながら彰に呟いた。
「ん?どうかしたか?斎藤」
「いやなぁ....最近誰かによく見られてる気がするんだよ」
「...は?」
神綺はここ最近、とある違和感を抱いていた。学校にいるときだけ、急に誰かの視線を感じるようになった。でもそれも学校を出ると全く感じなくなるのだ。
「勘違いなんじゃねぇの?まぁ....お前顔はいいから誰かお前のこと好きなんじゃねぇの?」
「勘違い...ねぇ」
しかし勘違いなんかではない。普通なら余り気にしないことだろうが神綺は違った。これは前世のことが関係している。
神綺は交通事故に遭う1,2年前までアイドルグループに所属していた。中学生ぐらいの頃から大手事務所の育成所に入り、腕を磨いて成長したのだ。アイドルとしてライブやテレビなどに出ている内にお客さんやファンの視線などにも敏感になり、微かな気配なども案外わかるようになったのだ。
この体になった後もその感覚は衰えることなく逆にもっと磨かれている。そんな神綺が感じた視線を勘違いで片付けられることもないのだが、
「ま、いいや。急に変なこと聞いたな」
取り敢えずは保留ということで話題を変えることにした。
「ほんとだよ。ま、さっき言った通りお前は顔がいいんだから追っかけぐらい居てもおかしくないんじゃねぇの?」
呆れながらも彰はありえそうな理由を挙げる。
「ありえないさ。こんな俺を追っかける変わり者なんていないよ」
「....お前、あまりそういう事言わない方がいいぞ?」
「へ?」
急に彰は真剣な顔つきになり、神綺を指さしながら忠告した。
「いいか?お前は顔がいいんだ。これは確定していること、そんな呑気なこと言ってると....フツメンの俺らに刺されるぞ?」
「は?...フツメン?」
フツメンなど聞いたことない。
「いいから。いいな? ったく....げっ もうそろそろで先生来ちまう...」
念を押す彰だが、神綺は理解できていないので効果はないだろう。
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時間は放課後、さっきは視線の件を保留と言ったが....やはりいい気分はしない為、神綺は行動に移すことにした。
「(感じる時間は学校内にいる時だけ、ということは相手はこの学校の生徒という事になる。さらに言えば授業中も感じるから俺のクラスの生徒に限定される。.....誘い込むか。誰もいないような....俺が普段行きそうにないような所に)」
『さようなら!』
帰りの挨拶が終わった。神綺は早速行動に移すために移動を開始する。
「あれ、今日はもう帰るのか?神綺」
彰が挨拶と同時に帰る神綺に不思議に思い話しかける。いつも神綺は彰や他の連中と他愛もない会話を暫くしてから帰るからだ。
「あぁ、ちょっとね。また明日」
勘付かれたく無いため、早めに切り上げる。
「おぅ。また明日」
うん。今も視線を感じる.....移動開始だ。場所は......屋上。
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-side ???-
「(今日はいつもより早く帰るのね......ん?)」
神綺が歩いている少し後ろに一人の人間がいた。そう、神綺が感じている視線の犯人である。
「(向こうは彼の使う階段ではないはず、それにあっちは屋上に行くための....屋上?なるほどね)」
犯人は神綺がいつも使う階段とは違う階段のある方向へ行った為疑問に思ったが、屋上と分かり急行することにした。
「(屋上の入口は1つ。それにドアを少し開ければ全体を見渡せる。見つかることはないわね)」
犯人は見つかっていることも知らずにまんまと誘われる。
「(着いたわ....音を立てずにそっと....)」
キィ...ィィィ..
「(こ、このくらいなら大丈夫よね.......あれ?)」
犯人はある異変に気づく。
「(どっ どういうこと?!彼は確かに屋上に!)」
焦りからか、隠れることを忘れ屋上に自分から姿を現してしまった。しかし、問題の神綺は見当たらない。
「どういうこと.....なぜ..」
「斎藤神綺はいない....か?」
「っ!?」
本能的に後ろを振り向いたが神綺はいない。神綺の声は聞こえる、なのに姿はない。犯人は頭がパニックになってしまった。
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-side神綺-
「斎藤神綺はいない....か?」
「っ!?」
神綺を追っていた犯人は神綺の居場所が分からずに戸惑っている。
「くくくっ....上だよ、上」
「っ!」
そう、神綺は屋上に出た後に大急ぎで屋上の入口の屋根に登ったのだ。
「さぁ、どうして俺を追っていたのか聞かせてもらおうか....絢瀬?」
「くっ!」
神綺はパッと見は落ち着いているが内心は、
「(なんでぇ?!なんで絢瀬が俺を追ってんのさ!俺なにかした!?)」
と、パニックである。
「はぁ....まさかそんな所にいるとは思わなかったわ」
絵里は左手で頭を抑えながら呆れている。
「そりゃどうも...っと」
ずっと屋根にいてもアレなので神綺は降りる。
「んで?なんで俺を追ってたんだ?」
「その前に私の質問に答えてもらいたいの。いいかしら?」
「ん?別にいいが」
神綺からすればもう絵里は逃げないだろうと踏んで了承した。
「ありがとう....なんで私のことに気がついたの?」
絵里にしてみれば見つかるまいと細心の注意を払っていた。なのに見つかてしまったことに興味が沸いた。
「なんで....か。俺って視線とか気配に敏感なんだ。お前だってそうだろ?」
「っ なんで私に聞き返すのよ....」
「いいから。.....お前もそういうの敏感だろ?」
今の言葉だけを聞けば色々危険な香りがするが、神綺の顔は至って真面目だった。
「...まぁ、そうね」
神綺がふざけているわけではないと感じ絵里は観念した。
「気がついた理由はそういうことだ。んじゃ、今度はお前だ。どうして俺を?」
そう神綺が聞くと絵里は、
「.....あのね、前に斎藤君が遅刻した時に小林君に私の事聞いたでしょ?」
「なっ!?聞こえてたのか?」
結構小声だったはずなのだが、絵里には聞こえていたのだ。
「えぇ、そこで不思議に思ったの。どうして斎藤君は私と会って間もないのに、小学校の頃のことを言い当てたんだろうって。当てずっぽうっぽくなかったから」
神綺は絵里が喋り始めてからあることに気がついた。いつもの凛とした感じではなく、なにかに怯えるような感じだったからだ。
「なるほどね......なぁ、絢瀬」
「?」
「今のお前、俺をどう感じる?」
「どうって....」
絵里にしてみれば神綺の聞いている意味がわからなかった。
「わからないか.....なんで言い当てたかだが、俺も前はあぁだったからだ」
「えっ....」
絵里は目を見開いた。
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