ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
凛ちゃんハピバ!
閲覧の前に諸注意です。
今回の話は番外編と銘打っていますが、一部、未だ本編でも語られていない心理描写が後半に少し含まれています。
しかしその描写をしてしまうと、凛ちゃんメインの話からズレてしまう為に敢えて割愛しました。
なので後日、活動報告やらなんやらで解説でもしようかと思います。
「......遅い」
11月1日。普段なら単なる日曜であり、家で希とグダグダしてるのがお決まりになってきている今日このごろ。俺は喧騒賑わう秋葉原の大通りから少し離れた所にある物静かな公園である人を待っていた。
実は昨日。ここ秋葉原でハロウィンイベントが大々的に行われていて、注目を集めているμ'sもA-RISEと一緒に特別参加をしてライブを披露したりしていた。
そして結果は上々。参加が決まった当初やセレモニーの時はA-RISEの人気に負けて空気気味になり、当人達のモチベーションも下がったりしていたが、当日は調子を取り戻し、拍手が中々鳴り止まないほどにお客さんを魅了してくれた。
それだけの大仕事をしてくれた彼女達に俺がなにもしないわけがなく、打ち上げは大人数が入れる真姫の家へとお邪魔し、お手製の料理を振る舞って、そこでワイワイとドンチャン騒ぎをしていた。
そんな中俺は彼女達から少し離れて、料理で盛り上がっている穂乃果達を微笑みながら眺めていると、不意に声を掛けられたのだ。
「ね、ねぇシン君?」
「ん?どうした凛」
「今日は...ありがとね!」
「ん?料理か?」
「うん!とっても美味しいよ!」
「ならよかった、こっちも作った甲斐がある。...にしても急にどうしたんだ?俺のとこに来ても何もないぞ?」
今俺が持っているのは飲み物の入ったコップだけ。何かが欲しくてこっちに来たわけではなさそうだ。
「えっとね。実は明日...凛の誕生日なんだ」
「ん?...そうか」
中々に急なカミングアウトだな。プレゼントも何も用意していない。
「でね!えっと...明日ってシン君用事とかある?」
「ないぞ。どうせ家にいるだけだし」
そう俺が伝えると、凛はモジモジと恥ずかしそうにしながら俺を見てくるのだが、身長差でどうしても上目遣いになるし、顔もほんのり赤いから思わずドキッとしてしまう。
日頃からそういうことは想像しないようにしているのだが、なんせ相手は人気アイドル。ルックスもレベルが高いから男としてはこれはどうしようもない。
「えっとね...明日ちょっとお買い物に付き合って欲しいの」
「ん。別にいいぞ」
荷物持ちか、そのぐらいはいいだろう。と軽く思っていたのだが...
「まだか」
予定時間をもう20分は過ぎているのだ。なのに凛の姿はまだ見えない。
「...仕方ないか」
本人が来ないなら仕方がない。
俺は凛のプロフィールを呼び出し、家の電話番号を確認すると、直ぐに番号を打ち込んで呼び出した。
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凛の家に電話を掛けた俺は、取り敢えず安堵した。
応対してくれたのは凛の母親で、まだ寝ているとのこと。...事故に巻き込まれたりしているんじゃないか、と少し不安にもなったがそんなことはなかった。
そして凛の状況がわかったんだ。今すぐ来ることはないな、と割りきった俺は家に戻ろうと踵を返す。
だが、
『良ければ家に来ない?その内凛も起きるでしょうし』
とまさかの招待を母親からされてしまった。
一応やんわりと断ろうとしたが、流石は凛の親だ。決めたらこれと突っ走り、俺がお邪魔することが決まってしまった。
「はぁ...」
また...女子の家に上がるのか。
憂鬱だ。そんなことを思いながらも、俺は凛の家へと向かった。
「いらっしゃい。さ、あがってあがって」
「...お邪魔します」
なんともまぁ色々言いたいことがあるが...本当に凛に似ている。子は親に似るって言うのは本当らしいな。目元も似ているし、何より綺麗な方だ。
「ごめんなさいね、あの子から何も聞いてないものだから...」
「いえ、凛が抜けているのは知ってますから。...大方昨日の打ち上げでハシャギ過ぎて疲れたのでしょう」
「そうだと思うけど...えっと斎藤君よね?」
「はい」
「斎藤君は凛のことどう思ってるの?あ、座ってね。ずっと立ったままっていうのも変だから」
「あ、ありがとうございます。...凛ですか?可愛い後輩ですね」
「どんなところが可愛いの?」
「随分と食いついてきますね...と言いましても、一生懸命に練習している姿とか、他のメンバーと遊んでいる楽しそうなところを見ると可愛いなぁと思うだけです」
「ふふっ よく見てるのね、斎藤君は」
「そりゃこれでもマネージャーをやっていますからね。メンバーの様子を確認する為にもよく見ています」
「そう...凛からもよく貴方の話を聞くのよ?今日は褒められたーとか、楽しかったとかね」
「...嬉しいですね。私はスクールアイドルを楽しくやってほしいと思っていますから、当人がそう思ってくれているのは素直に嬉しいです」
そんなこんなで暫く談笑していると、今俺がいるリビングと繋がる廊下から、タッタッタッと走る音が聞こえてきた。
すると、
「お、おお、お母さん!?今何時!?」
すごい焦った顔で凛が猫のデフォルメがプリントされたパジャマのまま走ってきた。...うわぁ、寝癖すっげぇなおい。
「ってえぇ!?シン君!?」
「おはよう、凛」
「凛が起きないものだから斎藤君呼んじゃった~」
「よっ呼んじゃったってお母さん!?私まだ何も準備がっ」
「早く着替えてきなさいな、斎藤君待ってるから」
「わかってるよ!あーもうっ!?」
「ごめんなさいね、見苦しいとこみせちゃって。あの子起きてそのまま来ちゃったみたい」
「余程焦ってたみたいですね。時計なら部屋にあるでしょうに」
「ホントね。それより斎藤君は予定とか大丈夫なの?さっきの話だと結構待たせちゃってるけど」
「昨日イベントがあった関係で今日は元々予定を入れていなかったんです。大丈夫ですよ」
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「うぅ~~....」
ドタバタと慌てながらも凛の着替えや支度は終わり、結果的に家を出たのは、約束時間よりも1時間半も経った時だった。
「いつまで俯いてるんだよ...いくぞ?」
「うぅ~シン君のバカ!」
「...なんで罵倒されないといけないんだよ」
まぁ時間はあってないようなものだから別にいいんだが、一緒に歩いている凛が家を出てからずっと俯いたままなのだ。俺にはその俯いている理由がわからなかった。
「シン君が凛のすっぴん見たからにゃ!」
「....あぁ、そのなんだ?すまん?」
なるほど、どうやら恥ずかしくて俯いていたらしい。...だがそんなの気にするもんでもないだろうに。
「でもお前どうせナチュラルだろ?すっぴんとそんな変わんねぇじゃねぇか」
「っ! 全然違うにゃ!?」
「そうですかい...」
そういえば、俺の前で凛は猫の『にゃ』を使うのは珍しい気がする。
いつの時からか、凛は俺の前でだけは『にゃ』を言わないんだ。真姫とか穂乃果の前では普通に使ってるのにな、俺に話す時だけは言わないんだよ。...だからか少しうれしくもなる。なんせ俺だけ壁があるみたい感じるからな。
「シン君はデリカシー無いにゃ!」
「悪かったな」
俺にどうしろと...
「でもま、そこまでお前が気にすることでもないだろ?すっぴんでも十分可愛かったぞ?」
寝ぐせはその分すごかったがな、というのは心の中にとどめておく。
「ふぇ!?えっとぉ...もう!急にそういうこと言わないでよ!」
「はははっ 照れてるな?」
「~~~~~~っ もうシン君なんて知らないにゃ!」
「は?あっおい!待てよ!」
凛の可愛らしい反応をイジって楽しむも、つい最近まで可愛いと言われ慣れていなかった凛には恥ずかしすぎて耐えられなかったみたいだ。
顔をゆでダコの様に赤くしたまま、脇目もふらずに先を走って行ってしまった。...いやはや流石陸上志望だっただけあって速いな、まぁ俺も遅いわけじゃないから追いつくが。
「ぜぇぜぇぜぇ...シン君速すぎにゃ...」
「俺を舐めるな...」
と言っても俺もなんだかんだで息が上がっている。やはり準備運動なしに全力で走るのは辛いものがあるな。
「...ま、お目当ての店にはついたからいいんじゃねぇの?」
「つ、疲れたにゃ...」
「昨日の疲れが抜けねぇのに走るからだ」
「シン君のせいにゃ...賠償を請求するにゃ」
「じゃぁ俺は大遅刻をした凛に賠償を請求する」
「...ごめんなさい」
「よろしい」
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「にしても何を買うんだ?」
凛に勧められてやってきたのは、秋葉原の大通りにできた新しいショッピングモールの4階だった。
「ここにぬいぐるみのお店があるんだー」
「なるほどね...」
やはり女の子はぬいぐるみが好きなのか。でも俺が必要になるほどの買い物って...どんだけ買う気なんですかねこの子。
「あったぁ!」
お目当ての店の前に来ると、凛は探していた物をみつけたのだろう。目を輝かせて子供のように一直線に向かっていった。
「...ふーん、これか」
嬉しそうにぬいぐるみを抱く凛に追いつき、どんなものか見てみると、可愛くデフォルメされたまん丸いボール型の猫のぬいぐるみだった。色柄的に茶トラの様に見える。
「うん!かよちんに前からこのお店のこと教えてもらってて!」
まぁ確かに可愛い。他にも色違いだが同じ型の物があったので手に持ってみると、中々にフワフワで触っていて気持ちが良かった。
「...へぇ。良いもんだな、ぬいぐるみって」
「でしょ!凛大好きなんだぁ」
ふふふっと柔らかい笑みの凛も見て俺も思わず頬が緩んでしまう。やはり凛は女の子だ、一時期女の子らしい服は無理とも言っていたが、それはない。
こんなに眩しい笑顔するのに男だ、なんていう奴が居たらぶっ飛ばすぞ。
「他にはないのか?」
「え?他には....あ!これこれ!」
よほど気に入っているのだろう。猫のぬいぐるみを抱えたまま、隣の棚へ走っていく。それを追いかけて凛の目線の先を見ると、これまた猫だった。
といっても先程のは違い、細長い形状をしているから抱枕かなんかだろう。なんせデカイし。
「これ抱きまくらなんだけど、すっごい可愛いの!」
「どことなくお前がバッグにつけているストラップに似てるな」
「そう!本当によく似てるから気になってたんだー」
「なるほどな...」
チラッと値札を確認するが、思っていたよりは安かった。
「よっと...」
「ん?どうしたの?」
俺が急に凛の気になっていた抱枕を持ったのが不思議だったんだろう。....あ、そうだ。これは後にしよう。
実は今ここでこの抱枕を持ってレジに行こうとしたのだが、少しいいアイデアを思いついた俺はもう一度抱枕を棚に戻した。
「いいや?どんな触り心地か確かめたかっただけだ」
「ふ~ん」
「それじゃ、凛。俺ちょっと他のもの見てくるから」
「わかった!凛も色々見て回るね!」
そう凛が振り返り、棚で姿が見えなくなるのを確認した俺は、先ほど戻した抱きまくらと、少し離れた棚にある狸がデフォルメされたぬいぐるみを持ってレジに向かった。
「あ!シン君どこ行ってたのー?」
「ちょっとレジの方にな」
「えぇ!?もう買っちゃったの?じゃぁ凛も買ってくるー」
「あいよ」
...上手く誤魔化せたみたいだな。今俺は一つのデカイ紙袋の中に2つの物が入っている。一つは希へのお土産、そしてもう一つは凛への誕生日プレゼントだ。パッと見、上にある狸のぬいぐるみと紙袋の大きさが合わないが、凛はそこまで気にしないだろうと考え、サプライズとして抱枕は下に隠しておくことにした。
本当は今凛が持っているぬいぐるみも買いたかったが...流石に値段がな。ぬいぐるみって1個ならまぁまぁ買う気にならないこともないが、複数になるとえげつない金額になる。中々に辛い所。
「シン君は何を買ったんだにゃー?」
「希へのお土産だよ」
「お~ 流石シン君。ぬかりないにゃ」
「それよりもこれからどうする?昼ご飯にするか?」
「うん!朝ごはん食べてないからお腹へったにゃぁ...」
そういえば凛は食べずにそのままできちまったもんな。
「それじゃどこで食べる?」
「そこは凛にお任せ!いいラーメン屋を紹介するにゃ!」
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「結構歩きまわったな...」
流石女の子。ウィンドゥショッピングの時のテンションがやたらと高い。先を走る凛を追いかけるのは大変だし、それプラスで俺はウィンドゥショッピングがあまり好きじゃないから余計に精神的疲労が溜まった。
「んふふ~♪ ついはしゃいじゃったにゃ~」
「...楽しいならなによりだよ」
疲れたな、となんとなく空を見上げればもう陽が傾いてきていた。凛はまだ見て回る様な感じだが、流石にもう引き上げどきだ。なんせ明日も学校がある。
「もうそろそろ時間だ、凛。暗くならない内に帰るぞ」
「えー」
「明日も学校なんだぞ?昨日の疲れも抜けてないのに無理するな」
「...もうちょっと一緒に居たかったなぁ」ボソッ
「なにか言ったか?」
「ううん!なんでもない!...でもさっ ちょっとだけ寄り道しよ!寄り道!」
「...まぁ、それくらいなら」
凛の言う寄り道が何なのかと思ったら、連れてこられたのは今朝俺が待っていた静かな公園だった。
「ここか....」
「うん!...私にとってはここが思い出の場所だから」
「...そういえば俺が話に誘ったのもここだったな」
あまり気にしたことはなかったが、確かに俺は凛にμ's加入の話を持ちかけた時、ここの公園を使った。
「あれから凛の人生は変わったから...」
当時の事を思い出しているんだろう。懐かしむような柔らかい表情であの時座っていたベンチの背もたれを擦っている。
そんな凛を見て俺はあることがふっと気になった。
「...そういえば、凛」
「ん?」
「どうして今日は俺を誘ったんだ?誕生日なら花陽達とでかけても良かったんじゃないか?」
「むー...やっぱりシン君はデリカシーないにゃ。ここでかよちんの名前を出すなんてマイナスだよ」
「...悪かったな」
「でもま、そこがシン君らしいけどね。......ただ凛は、シン君とお出かけがしたかっただけなの」
「俺と?」
「うん。シン君言ったよね?私はどこからどう見ても女の子だって」
「...言ったな、ファッションショーの時だろ?」
「うん。あの時は嬉しかったんだ、かよちんとか女の子じゃなくて、男の子に言われたの」
「......」
「でもね、どこか不安だったんだ。そういえばシン君は私の私生活を見せたこと無いなって」
「だから買い物でオフの様子を俺に見せたってか?」
「正解。まー日ごろとなーんも変わりはないんだけどねー なーんか気になっちゃって...」
「安心しろ。お前は十分女の子してるよ」
「...そっか」
「もっと自信持てよ。知ってるか?今日お前がウィンドゥショッピングしてる時、お前の事わざわざ振り返ってまで見てる男が結構いたんだぞ?」
「えっ...ほんと?」
「あぁ。見事に撃ちぬかれてるぞあれ」
いやぁ見とれてたもんなぁ。それで凛が俺に話を振ると俺に鋭い針みたいな視線がいっぱいくるんだぜ。
「そっかぁ...じゃぁ凛達はカップルに見えたのかな?」
「みたいだぞ、俺に妬みとか含んだ睨みが一杯来たからな」
「えへへ...なんか照れちゃうね」
「俺はヒヤヒヤしたぞ。あいつらがいつ俺に喧嘩売ってくるかってな」
「売られても勝つでしょ?」
「馬鹿言うな。喧嘩をあんな所で起こせば人目に多く触れる。それでお前がμ'sのメンバーだってバレたらどうするんだ」
「あー...それは嫌だね」
「だろう?」
「アイドルも大変なんだねぇ」
「人生に楽は無いってな。ま、頑張れ」
「でもシン君は周りに知られた方がいいんじゃないの?」
「あ?なんでだ?」
「だって男の子が一杯振り返っちゃうほどの凛だよ?その彼氏ってことになったら嬉しいんじゃない?」
「馬鹿言うな。希に何言われるかわからん」
「あはは...冗談だよ。でもそっかシン君には希ちゃんがいるのかー」
「...俺はあいつの気持ちに答えるつもりはない」
「え?なんで?」
「色々あるんだよ。...さ、寄り道ももういいだろ?いい加減帰るぞ?」
「えー!?」
「駄々こねるな。...帰らないと俺からの誕生日プレゼントが無くなるぞ?」
「っ! ほんと!?プレゼントって!」
「...現金な奴だな。ちゃんとあるから行くぞ。本当に暗くなる」
「うん!帰る帰る!」
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プレゼントが貰えると浮かれている凛に呆れながらも、俺達は何事も無く、暗くなる前に家につくことが出来た。
「到着!さぁシン君!プレゼントを渡すんだにゃ!」
「上からだなぁおい...まぁいい。はいよ」
「えっ?」
俺は紙袋から狸のぬいぐるみを取り出して、紙袋の方を差し出した。
「中に入ってるから、袋ごと受け取れ」
「う、うん...」
凛からしてみれば、俺は希への狸のぬいぐるみしか買っていないことになっている。空の紙袋を渡されてもと思うだろうが、ちゃんと入っている。
「あ、これって!」
「昼間言ってた抱枕だ。どうだ?」
「え、でもこれ高いし...」
「俺が思っていたよりは安かった。心配するな」
「でも「でもはいらん」...」
「俺は貰うのを渋って欲しかったんじゃない。こういう時はもっといい言葉があるんじゃないか?」
「...そうだね。 ありがとう!シン君!」
「...そう、それだ。誕生日おめでとう、凛」
「うん!」
「それじゃ俺は帰るからな、今日は誘ってくれてありがとうな」
そう言って俺は帰ろうと玄関のドアを閉めたが、凛がまた開けて顔だけを覗かせてきた。
「まって!」
「...ん?」
「さっき希ちゃんの気持ちには答えないって言ってたけど...」
「あぁ、言ったな。それが?」
「だったら凛がシン君を貰うから!待っててね!」
「は?」
「おやすみ!」
「えっ おい!」
顔を真赤にしながら言い切った凛はすぐに引っ込んでしまい、ただ玄関先に残された神綺は、どう反応すればいいのかわからず、誰も聞いていないであろうに言葉をこぼす。
「...今のは告白なのか?」
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えへへ...言っちゃった。
凛は玄関のドアに背中を預けながら、神綺から貰った抱枕をギュッと抱きしめながらついさっき言った自分の言葉を思い返す。
流石のシン君もこれでわかってくれるよね...希ちゃんの気持ちがわかったんだもん。凛の気持ちも...ふふっ
待っててね!シン君♪
閲覧有り難うございます。
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