ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
ついさっきBiBiの新曲を聴いたのですが....いいですね!CD買おうと思いますw

新曲聞きたさにハード何回もやってたらptが37600まで行っちゃいましたよ.....石が...ははっ



おまんじゅう

-side神綺-

「あ゛...」

 校門の前で神綺が急になにかを思い出したかのように歩みを止めた。

「ん? どうした?」

「いや....すまん、ちょっと待っててくれ。朝絢瀬に貸した筆記用具返してもらうの忘れてたんだ!まだいるだろうから急いで行ってくる!」

 そう言い神綺は彰の返答を待たずに教室に向かって走っていった。

----------------------

-side絵里-

「どうしよう....」

 絵里は神綺に筆記用具を返そうとしたのだが、彰と一緒に帰ってしまった為に戸惑ってしまった。

「(明日返そうかしら...斎藤君自体忘れてたみたいだし....それかは机の中に....あ、でも盗まれちゃったりしたら弁償しなきゃだし....う~ん)」

「あれ?絢瀬さんは帰らないの?」

「っ」

 絵里の後ろから同じクラスの山本紗由理が声をかけてたのだが、話かけられると思わなかったために驚いて軽くジャンプしてしまった。

「あ、ごめんなさい。驚かすつもりはなかったの」

「ううん。いいの....実はね?今日筆箱忘れちゃって....」

 隠すことでもないので事情を話すことにした。

「えー...じゃぁっ 授業はどうしてたの?」

「なんとか受けられたわ。斎藤君のお陰で」

 そう言いながら絵里は手に握っていた筆記用具を見せる。

「あぁ、貸してもらえたんだ....でもどうして斎藤君?席だってちょっと距離あるよ?」

「その...私って結構周りとうまくいってなくてね....頼れそうな人でパッと浮かんだのが斎藤君だったの」

「へ~.....好きなの?斎藤君のこと」

 ニヤニヤしながら絵里の反応を伺う紗由理。

「へっ? そっ そんなわけないわよ....彼とは単なる友達よ....でも、肝心の彼は貸してるの忘れちゃったみたいで帰っちゃったのよ」

「ありゃ、じゃぁどうするの?」

「それを考えてたの。机に入れても...ないと思うけど、万が一盗まれたら...」

「あー....あ!噂をすればだね。斎藤君戻ってきたよ」

「え?」

 絵里はパッと振り返ると、

「あぁ...まだいたか絢瀬.....すまないね、完全に忘れてたよ....」

 そう息を切らしながら神綺は教室に入ってきた。

「今丁度絢瀬さん困ってたんだよ、どうしようって」

「ちょっ ちょっと...」

 なんだか恥ずかしくなってしまった。

「すまないな...校門のとこで思い出してさ....明日からはちゃんと持ってこいよ?」

「わかってるわ.....ありがとう。助かったわ」

「いいって、困ったときはお互い様さ....んじゃ、また明日な。絢瀬、山本」

「えぇ、また明日」

「またね~」

------------------

-side神綺-

「すまない!待たせたな彰!」

 神綺は走りながら校門で待たしていた彰に謝る。

「いいさ。それより、まだ絢瀬はいたのか?」

「あぁ、山本とまだ話してよ。時間もあまりないし早速行こう」

「おぅ」

 そう言い歩き出した神綺だったが、

「ん、そういえばこれから行くとこの地図見せてくれないか?」

「地図?ほい」

 彰はポケットから畳んだ地図を取り出し神綺に手渡す。

「和菓子屋って言ってたけど...ここらへんに老舗なんてあったのか?」

「あぁ、結構有名らしいぞ」

「へー.....ここに住んでから数年は経つけど知らなかったな....」

 そう言いながら渡された地図を見て道を確認する。

「そうか。神綺は徒歩だもんな」

「あぁ、彰は電車だろ?」

「そういっても数駅だけどな.....たしか穂むらだっけか?その店の名前」

「穂むら...?」

 神綺にはその店の名前に聞き覚えがあった。

「ん?知ってるのか?」

「いや.....だが聞いたことがある....気がする」

「ふ~ん。で?地図の道はどうなってる?」

「あぁ、次の交差点を右に行って....高速の高架潜ってから暫く直進だな」

 そう言いながら指で道順を追ってみせる。

「地図だと余り気にならんかったけど結構距離あるなぁ....」

「地図で見る限り音ノ木坂学園に近いからな。彰の帰り道とは逆方向だからな」

「ほー....あ、本当だ。学園が近いのか」

 彰は距離を理解してゲンナリしたが、神綺からすればそこまで家から離れていなかった。

 どちらかといえば神綺の家も学園寄りな為、家からなら徒歩3,4分といったところだろうか。

 

 

 

 

 

 くだらない話を彰としながらも、目的のお店『穂むら』に到着する。

「ここが穂むらか」

「立派な店だなぁ....なんか高そう」

「わかる。でも値段は普通だぜ」

 和風の造りとなっているため、周りの景色とは合わないが それでも目立ちすぎず、目立た無さ過ぎずと言ったところか。

「取り敢えず入ろうぜ」

「そうだな」

 ずっと店の前で突っ立っているのも迷惑な為、引き戸に手をやった。

ガララララ....

「ごめんくださーい」

 店員さんが見当たらないため呼ぶことにした。

「はーい!今行きますー」

「お、店員さんいるみたいだな」

「営業中だぞ?いなきゃ問題だって...」

 

 

「お待たせしました」

 店の奥から女将さんと思われる女性が出てきた。....綺麗な人だな。

「あぁ、すみません。俺ら今日がここ初めてなんです。なにかオススメってありますか?」

 ショーウィンドウを一通り見たが、どれも美味しそうなため決められなかった。

「あぁ、それでしたらこの穂むら饅頭なんてどうでしょうか?当店のオススメです」

 そう紹介された饅頭には人気No.1と名札が付いていた。

「おぉ、それじゃぁ.....そのお饅頭を5個ください」

 神綺は家で父さんと母さんも食べると思い、少し大目に頼んだ。

「わかりました。....そちらの君は?」

「それじゃぁ俺もその饅頭の8個入りを2つ」

「わかりました」

 女将さんは手馴れた手つきで注文どおりの個数を取っていく。

「そんないっぱいで大丈夫なのか?」

「いいんだよ。母さん達も食べるだろうしな」

「彰がいいならいいけどさ....」

 初めて入る店の食べ物を16個も買うとは...No.1なのだから味も格別なのはわかるが....

「はい。それじゃぁ穂むら饅頭5個の子は、650円ね」

「はい、650円」

 神綺はあらかじめ暗算していたため、お釣りなしで渡した。

「はい、丁度ね。それじゃぁ、そっちの君は2000円ね」

「どうぞ」

「こっちも丁度ね。ありがとうございました」

 そう言い女将さんは綺麗なお辞儀をした。

「また来ます」

 味はまだわからないが、お店の雰囲気が気に入った神綺はまた来ようとそう言い外に出ようとすると、

「あっ ちょっといいかしら」

 女将さんに呼び止められた。

「なんでしょうか?」

「その制服、音ノ木坂中学の子よね?」

「えぇ....」

 それがどうしたのか、

「来年にウチの娘がそこに入学するのだけれど....いい学校かしら?私は学園から入ったから知らないのよ...」

 な、なんということだろうか.....この若さでもう小学6年の娘さんがいるとは....

軽く驚きながらも、

「えぇ、いい学校だと思いますよ。まぁ、俺達自身今年入ったばかりなんですけどね」

 と笑いながら言う。

「そう....来年、娘が入ったときはよろしくお願いします」

「あ、はい。では....」

 あまり深くは考えずに条件反射でそう答えてしまった。

 しかし、この返答で将来苦労することになる。

 

 




閲覧ありがとうございます。

クドウさん、林蔵さん、反抗期さん、FateFateさん。投票ありがとうございます。
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