ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
ラブライブ!のPPチケットケース貰うためにお菓子買ったり、この話で使う挿絵描いてたらこの時間になりました。
....そういえばこの作品で初の挿絵ですね!自分の中ではそれなりにいい出来になったと思ってますw
※9日21:37 挿絵挿入しました。
神綺は夢を見ていた。
思い出したくない、しかし忘れられない思い出。前世で一番輝いていただろう時のことが夢として出てきたのだ。
すぐに神綺はこれが夢だ、と思うことがなぜかできた。こういうのを明晰夢というのだろう。
懐かしくも感じながらも....どうにかして目を覚ましたいと思い何かしら試そうとしたが、自分の体が思うように動かないのだ。
もう抵抗はやめて諦めようととふっと目を瞑った時、急に浮遊感を感じ意識が暗転した。
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「っ........う.....」
目を開けると白い天井が視界いっぱいに広がっていた。
「(寝ていた...のか。....何してたっけ...)」
取り敢えず上体を起こしてボヤける目を擦りながら周りを確認すると。
「すぅ.......すぅ........」
「絢瀬.....」
本を読んでいたのか手をしおり変わりに挟んだまま柱のもたれ掛かって寝ていた。
ふっと柱に掛けてある時計を見ると16時半過ぎ。会議室での集まりは昼休みだったから、単純計算でも3時間以上は寝ていたことになる。
取り敢えず、少しだるいが気にする程でも無いため、絵里を起こして家に帰ることにした。
「おい、絢瀬。絢瀬」
結構熟睡しているらしく、肩を揺すっても起きてくれない。
「ふむ....」
相手が男なら叩いたり、少し手荒な起こし方もできるが相手は女子。どうしたものか。
仕方ないのでもう少し揺すってみる。
「おーい...絢瀬ー....おーい起きろー」
これで起きなければ....どうするか。
「うぅん......ん....」
「起きたか....」
やっと絵里が夢の中から帰ってきた。流石に何回も揺さぶれば起きる。
眠っている途中に起こされたことに不満なのか不機嫌な顔をしながら目をこすっている。
「おはよう、絢瀬」
「えっ?」
寝ぼけていたのか、今の今まで神綺が起きていると気づいていなかった絵里は眠気を忘れて神綺の顔をジッと見つめる。
「さ...斎藤君?」
「ん?あぁ」
神綺にしてみればどうして自分をそんなにジッと見つめるのかが全くわからなかった。
しかし、絵里にしてみれば、
「だ、大丈夫!?痛いところは!?あっ わ、私!先生呼んでくるから!」
「え?あ、あぁ....」
そう慌てながら絵里は保健室を出て、駆け足で教員室へと向かっていった。
実は昼休みに神綺が胸を押さえて先生に付き添われながら保健室に入る所を絵里は見てしまったのだ。
その後先生に事情を聞いた後、一応午後の授業は受けたが神綺が心配で放課後からずっと神綺の寝ているベットの横で目が覚めるのを待っていたのだ。
ガラララ
「斎藤君。大丈夫ですか!?」
慌てた様子で付き添ってくれた都築先生が絢瀬に言われて駆けつけてくれた。
「はい、お陰さまで....ご迷惑おかけしました」
「いえ、いいのです。それより....本当に大丈夫ですか?胸を押さえていたけど....」
「あぁ....はい、大丈夫です。原因もわかっています...」
「持病ですか?..健康調査の書類には明記されていなかったのですが....」
と困り顔になる先生。しかしどう説明しようか。
「すみません。精神的なものなんです....昔からアイドル関係になるとこうなるんです...」
「アイドル....ですか?」
「どういうことなの?斎藤君」
予想外の言葉が出てきたからか、2人揃って聞いてきた。
しょうがないので、神綺は怪しまれない範囲で説明することにする。
「言葉通りです。昔っからアイドル関係、今回ならアイドルの曲...ですかね。それに反応して動悸がするんです。ですが....今回みたいに気を失うのは初めてですね....」
「そんなことが....」
先生は腕を組んでなにかを考え始めた。なんとか解決できないかを考えてくれているのだろう。
「ですので....今回の大会は棄権させてください。私にはもうできませんので....」
いつかは言わなくてはならないことの為、言い忘れないうちに言っておく。
「...いいんですか?」
「はい。また集まりに呼ばれたとしてもまた倒れる可能性が高いので...お願いします」
そう言い神綺は頭を下げる。
「わ、わかりました。伝えておきます....では、今はもう?」
「はい。どこもおかしくはないですね...落ち着いてます」
「そうですか....すみませんでした。私達の配慮が足りませんでしたね」
「いえ!悪いのは私です....スクールアイドルに触発された大会ですもの、予想できなかった自分が悪いんです。気にしないでください」
「ですが....」
しかしまだ都築先生はなにか言いたげだ。
「もういいんです。ここまでの付き添い、ありがとうございました。....絢瀬もありがとう」
「えっ?わ、私は....」
急にお礼を言われた絢瀬は吃ってしまう。
「絢瀬さんは斎藤君が保健室に入ったのを見てたみたいで、後で斎藤君のこと聞かれたんですよ」
「私のことを?」
「えぇ、どうしたんですか?って」
「絢瀬が....」
「/////」
「放課後になってからはずっと斎藤君のそばにいてくれたんですよ。心配だって言って」
「そうだったのか....ありがとう、絢瀬」
「い、いや...私は...//////」
顔を真っ赤にしながら俯いてしまう。
「ははっ....それじゃぁ斎藤君、絢瀬さん。また明日学校で会いましょう」
そう言って都築先生は保健室を出ようとする。
「はい。ありがとうございました」
「///..っ!あ、さようなら」
神綺はしっかりと、絵里は最初は自分の世界へと行っていたが途中で気がついて先生へさよならを言うのになんとか間に合った。
「はい、さようなら」
ちゃんと2人を見て先生も挨拶を返してから保健室を出て行った。
先生が出て行ってから数十秒だろうか、経ってから絵里が急に、
「ねぇ...斎藤君」
「ん?」
「...本当に大丈夫なの?」
余程心配なのか、まだ信じられないらしい。
「あぁ、大丈夫だ。心配かけてすまなかった」
「本当よ.....すごい心配したんだから....」
「でも...どうしてそこまで俺のことを?」
神綺からすれば疑問だった。心配に思ってくれるのは嬉しい。だが、なぜそこまでしてくれるのかがわからなかった。
「それは.....-だ---から...」
「ん?聞こえない。もう一回言ってくれ」
後半の声が小さく、聞こえなかった。
「友達だからよ。....私の初めての友達....心配するのは当たり前でしょ?」
と、恥ずかしいのか言い切ったきり振り返って顔が見えなくなってしまった。
「そうか....ありがとう」
「////....さ!もう大丈夫なんでしょ?帰りましょ」
「あぁ、そうだな」
閲覧ありがとうございます。
いや~ローソンのPPチケットケース貰うために買ったお菓子の処理をどうしようか悩んでますw
それと運良く、私が買ったローソンではラブライブ!コラボキャンペーンの印刷されたビニール袋に態々入れてくれました。
イメージガールが海未ちゃんなのでね。捨てずに飾ることにしました。海未ちゃん可愛い。
SANA垢さん、投票ありがとうございます。