ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。

これからの進行について活動報告にてアンケートを行います。(ヒロインについてはまた今度)
結構重要なアンケートですので、できれば参加してください。

ではでは、


第19話

今の時間は17時ちょっと前、7月の上旬だがこのくらいの時間になれば少しは日も落ちて暗くなる。

 神綺と絵里は帰る方向が偶然同じな為、途中まで一緒に帰ることにした。

「ほんとありがとな。態々こんな時間までいてもらっちゃって」

「いいのよ、斎藤君が無事なら...でもひとつ教えて欲しいことがあるの」

 絵里はそう言って神綺の顔を見る。

「教えて欲しいこと?」

「えぇ。さっき斎藤君はアイドルのことで不調になるって言ってたけど.....どうして?前になにかあったの?」

「どうして....か」

 どう答えようか、そう神綺は考えながら曇ってきた空を見上げた。

「あっ...ごめんなさい。答えられないこと...よね」

 絵里はすぐに自分の思いやりのなさに気がついた。倒れるほどの要因を自分は聞こうとしたんだ...と。

「いや....いいさ。でもそう簡単に話せることじゃないんだ」

 それはそうだ。前世の記憶を引きずっているんだ、と言った所で変人扱いされるだけだからだ。

「そうよね....無神経だったわ」

「気にしないよ。ただ...理由が特殊でね。悪いけど話せないんだ」

 それから二人が口を開くことはなかった。なんとも言えない気まずい雰囲気になってしまったからだ。

 だがずっとこのままというわけにもいかず、神綺が

「なぁ、絢瀬」

「...なにかしら?」

「俺が寝ている間の授業でさ、宿題って出た?」

 そうなのだ。神綺は授業を受けていない。それに加え放課後、先生に聞きに行くのも忘れたために知らなかった。

「あぁ....特にないわよ。安心して」

「ならよかった。..っと、あっちが絢瀬ん家の方向だろ?」

 と神綺は交差点で立ち止まって指をさす。

「えぇ、だからここまでね。それじゃぁね斎藤君」

 と絵里は軽く手を振って家へと向かう。

「あぁ、今日はありがとうな。また明日」

---------------

 翌日、神綺はいつも通りに家を出て学校へと向かっていると交差点で見慣れた人影を見つける。

「あれ....絢瀬じゃないか?...おーい!絢瀬ー!」

 誰かを待っているようだったが、取り敢えず声を掛けようと思い呼ぶ。

「あ、斎藤君。おはよう」

 それに絵里は気がつき、神綺へ取り敢えず挨拶をする。

「あぁ、おはよう。どうしたんだ?こんな所で....誰か待ってるのか?」

「えぇ、待ってたの」

「ふ~ん...それじゃぁな。遅刻するなよ?」

 神綺は自分がいても絵里が待っている相手に悪いと思い、先に学校に行こうとすると

「ちょっとまって!私は斎藤君のことを待ってたのよ?」

 と神綺の腕を強く掴んだ。

「え?俺を?」

 まさか自分を待っていると思っていなかった神綺は呆気に取られる。

「そうよ。昨日倒れたんだもの通学中に倒れるかも知れないでしょ?」

 そう自信満々に絵里は言う。だが、

「おいおい....もう昨日大丈夫って言っただろ?」

「だって....心配なんだもん」

「心配しすぎだって...俺はもう大丈夫だよ。さ、行くぞ?」

 そう神綺は言い強引に進もうとする。しかし思ってた以上に絵里の力が強く、簡単に離れないのだ。

「お、おい...手離せっての」

「なに?私一人で登校させる気?」

「は?」

「私はずっと斎藤君のこと待ってたのよ?なのに先行っちゃうの?」

「え、なにそれは...俺は待っててとは言ってないんだが...」

 話がなかなか噛み合わない。どうしたものか、

「いいの。ほら、こんな美少女と一緒に登校できるのよ?いいじゃない」

 絵里は何としてでも神綺と登校したいらしい。

「自分から美少女と言うのか....まぁ、否定はしないけどさ」

 戸惑いながらも一応反応はする。そこは神綺のいいところだと思う。無視されるほど悲しいものはない。

「えっ あっ そうよね!」

「??」

 絵里は自分から美少女と言ったくせに、神綺に肯定され照れてしまった。一体何がしたかったのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はよーっす」

「おはようー」

 神綺と絵里は教室に入る。するとすでに教室にいた数人が。

「お?斎藤!お前大丈夫なのか?」

「おはよう、彰。もう大丈夫だ。どこもおかしいところはないよ」

 そう言い軽く体を動かしてみる。

「ならよかった....んで、なんで絢瀬と登校?」

 クラスの殆どが疑問に思っていることを彰が代弁した。

「ん?なんか俺のことを待っててさ。そっから合流して来たんだ」

 神綺はなにも考えずにありのままを話す。

「えっ おま、それって....」

 それを聞いたクラスメイトは、

「な、なに?」

 絵里へ真偽を問いに行く。

「なになに?絢瀬さん!斎藤君と一緒に登校?」

「本当に?斎藤君のこと好きなの?」

 などなど、特に女子からの質問攻めとなり....神綺の方には、

「なんだお前、絢瀬とデキてんのかよ」

「は?んなわけないだろ。昨日倒れたのが心配で待っててくれたんだと」

「ほー...思われてんのな、お前」

「心配しすぎなのさ。そこまで俺は柔じゃないつもりだが...」

 そうして神綺は最低限の授業の準備をして机に突っ伏した。

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「えー、では今日はここまで。来週から期末テストだからな、勉強しておけよ」

 えー、まじかよー、などなど不満な声が飛び交う。学校ならではのことだ。

「はいはい黙れ黙れ。それじゃ号令!」

 若干気だるそうに担任は促す、

「起立! 礼」

『さようなら!』

「さ~って....帰りますかね」

 そこでふっと神綺は思い出す。

「(そういえば....金あるし穂むら行くかな。最近行ってねぇし)」

 急に甘いものが食べたくなり、いい機会だから穂むらで饅頭を買おうと思いつく。

 善は急げ、早速向かうことにした。




閲覧ありがとうございます。

今回はここまでにしようと思います。
中々手が進まなくてたったこれだけを書くのに1時間掛かりましたw
ちょっと気分転換してきますね。
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