ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今回から前作とは違う進行となります。
ではでは、


出会い

2度目の小学校生活という貴重な体験をしていた神綺だが、周りの子との話が噛み合う訳もなく浮いている状態となっていた。

それもそうだろう。今まで言わなかったが神綺は22歳で交通事故により気を失った。そこで死んで生まれ変わったとしたならば、精神年齢は20後半から30。

年相応の子達と趣味や話題が合うはずもない。だが、入学初日に出会った後藤佑樹は違った。周りと浮いている神綺を避けることも、距離を取ることもなく普通に接していた。神綺本人は外見上は全く気にしていない素振りをしているが、内心ではそんな佑樹にとても感謝していた。

そんな奇妙な学校生活を送ってる神綺に、4年生の時にとある転機が起こる。

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「おはよう神綺!」

佑樹が教室に入り、真っ先に俺を見つけるとそう挨拶をしてきた。

 

「あぁ、おはよう佑樹」

4年生になったからか、佑樹の喋り方が若干変わり始めた。一人称が俺になったり、段々神綺と言葉使いが似てきたような感じがする。

神綺が挨拶し返すと佑樹は自慢げに、

「なぁ神綺知ってるか?」

なんのことかわからない神綺は。

「なにをだ?」

軽く首をかしげた。

「さっきな?先輩達の話を盗み聞きしたんだが」

盗み聞き?

「なにしてんだよお前...」

あまりよろしい行為ではないのは歴然である。周りの佑樹をみる目も少し変わった。

「うっ、いやな?今日この学校に転校生が来てるらしいんだよ...」

流石に周りの目を気にしたのか、俺の耳に囁くように言ってきた。

「転校生?」

「あぁ、女の子ってとこまでは聞こえたんだがな。そっからは聞けなかった」

神綺は口を開け、苦笑いをしてしまう。そこまでして聞きたかったのか、と。

「別に転校生ぐらいいいだろうに。しかもウチのクラスかもわからんのに」

「なっ 気になるだろう?しかも女の子だぜ?」

最近の小学生はもう女の子を気にするのか、と軽く戦慄する神綺であった。

っとその時、教室のドアが開いて先生が入ってきた。

「あーい、座りなさーい。朝の会始めるぞー」

「おっと、じゃ、戻りますかね」

そういい佑樹達は自分の席へと着いた。

「みんな席に着いたな。それじゃぁ号令」

「起立! 気を付け!」

「礼!」

『おはようございます!』

「着席!」

よっと、そう言いながら神綺は席に着いた。先生はみんなが着席をしたことを確認すると。

「よし、それじゃぁ今日は君たちにお知らせがある」

ガヤガヤ

神綺はおや?っと思った。不意にさっき佑樹が言っていたことを思い出したからだ。

「....(まさか転校生がウチにくるのか?)」

だが、机がない。ウチのクラスに転校生が来るならもう机と椅子が用意されていてもおかしくない。

「今日はこのクラスの仲間が増えるぞ。さ、東條さん。おまたせ、入っておいで」

「はい」

女の子の声、佑樹の言っていたことは本当のようだ。それにしてもウチのクラスとは流石にビックリだ。

 

「さ、じゃぁここに立って。 よし、自己紹介だ」

そうして教卓の横に立ったのは紫色の髪の毛と垂れ目で瞳がエメラルドだろうか、緑っぽい色が特徴的な女の子だった。

「...(髪色が紫....珍しい子がいたもんだな)」

 

「東條...希です。みんな、よろしく....」

そう控えめな声で自己紹介をした。

「今日から一緒にここでみんなと過ごす事になる東條さんだ。仲良くしてやれよ?引っ越してきたばかりで不慣れなんだ」

『はーい!』

みんなの返事に頷いた先生は不意に顎に手をやった。

「? おかしいな。昨日の内に机が置いてあるはずだったんだが.....すまない。ちょっと俺は職員室に行ってくるから、これから東條さんへの質問タイムだ。ただし、ほどほどにな?」

『おぉ!』

おいおい、ちゃんと用意しておけよ。っと内心思いながら東條を見ていると。

「え、えっと....」

「ねぇねぇ!希ちゃん!」

「ふぇ?」

「どこから来たの?」

「好きなものは?」

「えっ えっ」

転校生へのお約束。質問攻め、相手は戸惑う。

っとまぁ、冗談はさておき....

「え、えっと...」

東條が完全にパニックになってしまってる。

 

....流石に可哀想だ。周りも誰も止めないしな。

 

よっこらせっと、オヤジみたいなことを言いながら彼女へ質問するためにできた人垣へと近づき。

「おい、お前ら」

『っ!』

普段からクラスで浮いていて、佑樹以外とあまり喋らない神綺が話しかけてきた為、質問をしていた子達は思わず黙ってしまった。だが、

「え?えっ?」

今日初めて来た東條を除いて。

呆れながら神綺は言う。

「はぁ.....お前ら、少しは落ち着いたらどうだ?一気に質問した所で東條が困るだけだぞ?現にパニックになっちまってるじゃねぇか」

『....』

返答はない。確かにそのとおりなのだから。

「興味があるのは分かる。だが、先生も言ったろ?ほどほどに、とな」

「そうだな」

『っ!先生!?』

っと、先生が帰ってきたか。

「聖徳太子じゃないんだ。一気に質問したって何言ってるかわからないだろ?質問するなら一人ずつ、並んでするんだな。ですよね、先生?」

「斎藤君の言う通りだな。だが、俺が帰ってきたから質問タイムは終了。各自席に戻りなさい。っと、東條さん」

 

「っ! はい」

「今君の机と椅子を持ってきたから....そうだな。なぁ、斎藤君」

「っ なんでしょうか?」

呼ばれると思っていなかった為、ビックリしてしまった。

「お前って一番後ろだから隣空いてるだろ?東條の席をそこに持ってってもいいか?」

なんだ、そんなことか。

「えぇ、いいですよ。ですが、東條の視力は?後ろでちゃんと見えるんですか?」

「あぁ、大丈夫だ。視力は問題ない。いいか?」

「でしたら、私は構いません。....東條は俺の横でいいのか?」

「え?う、うんっ」

東條も急に振られたため焦ってしまった。

「そうか。なら、これからよろしく」

「っ! う、うん。よろしく!えーっと...」

「? あぁ、俺の名前は斎藤神綺だ」

「っ よろしく、斎藤君」

これが神綺と希の初めての出会いだった。




閲覧ありがとうございますー。
いや~やっぱ疲れますねこれw

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そして、豚汁さん。投票ありがとうございます。
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