ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
ほんとにあと何話で原作行けるんでしょうね...
「....痛い」
希は神綺のアイアンクローがまだ痛むらしく、まだ頭をさすっている。
「ほんと....神綺君怒らせるってなにしたのよ東條さん。神綺君が怒ってる所見たことないんだけど...」
と呆れ顔で希の頭をさする絵里。
「流石に我慢できなかったぜ....でも一体どうしたんだよ希。なんでそんなにハッチャけてるんだ?」
「えーっと....その」
と歯切れが悪くなる希。
「...本当に、冗談なしで....神綺君のお弁当が楽しみで...」
と恥ずかしそうに目を逸らす希。
「え?」
「あ、本当だったんだー」
初耳の絵里と、冗談かと思っていたことが本当だったことに驚く優子。
「あぁ、前に俺が料理するってこと希に言ったら食べてみたいって言うから...」
「へ~」
「そういえば....たしかそんなこと言ってたような....」
おそらく絵里は前にスーパーで会った時のことを思い出しているのだろう。それぐらいしか自分は料理をするとは言っていない。
「だから今日作ってきたんだが.....本当に楽しみにしてたのかよ...」
「う、うん.....」
「でもいいよね~ 男の人で料理できるって」
と羨ましそうに言う優子。
「能登は料理しないのか?」
「しないっていうかできないんだよねぇ。包丁怖くて」
と苦笑いで言う優子。
「なるほどねぇ。使い方さぇしっかりしていれば指切ることもないけどな」
「で、でも....切る可能性もあるんでしょ?ちょっと怖くて....」
「ま、無理にやっても美味しくはならないしな」
「確かに。作ってる本人が美味しくなって欲しいって思わないと失敗するのよねぇ」
と体験したことがあるように言う絵里。
「気持ちが大事ってことだね」
「そうだな。思いは最大の調味料とか言うが、あながち間違いじゃないのかもな....はーぁあ...」
と久しぶりにちょっと早起きしたからか欠伸が出る。
「そうそう、斎藤君」
「ん...なんだ能登?」
「私もお昼の時さ、おかず貰ってもいい?興味あるんだー」
と興味津津に聞いてくる。
「ん、別にいいぞ。それなりに量もあるし」
「あ、じゃぁ私も欲しい」
と絵里も言ってきた。
「いいぞ。ま、鶏肉だけどな」
「おー 男の子っぽい」
「鶏肉が好きなんでな。ま、楽しみにしててくれ。自信はある」
今回は朝食の時に味見として食べている為自信はある。
「おー、楽しみ」
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時刻は12時35分。
-キーンコーンカーンコーン....
「ん、それじゃぁここまでだな。号令」
「起立!...礼」
『ありがとうございました!』
授業が終わりこれから昼休みとなる。
「あ゛ー終わった終わった....」
椅子の背もたれに目一杯よっかかりだらける神綺。
「なーにだらしない格好してるのよ....さ、お昼にしましょ」
と絵里は手早く神綺の席の右側に位置する席に座り、弁当を広げる。
「あーそっか...昼かぁ。...よっと」
弁当を食べようと上体を起こして鞄を開ける。
「お、それじゃぁ私はこの空いてる後ろもーらい」
と能登が神綺の後ろの席に座る。
「おーおーみんな集まり早いね」
そう余裕そうに言うのは神綺の左側にいる希だ。元々希は神綺のとなりな為に席を移動することなくその場で弁当を広げていた。
「本当にお前ら集まるのはえぇな....ま、いっか」
そういい弁当包みを解いて広げる。
「「「ジー...」」」
「....な、なぁ....なんか嫌なんだが」
3方向からガン見されているのだ。キツイ。
「いいからいいから。開けて開けて」
そう急かす絵里。
「わかったよ....ほら」
と弁当の蓋を開けると、
「「「おー....」」」
「ど、どうだ?」
自信があるとはいえ、やはり気になる。
「すごい。でも緑がないね」
「そうねー...」
「美味しそう」
「ちょっとした野菜もなかったしな。適当だし」
と持ってきていた小さく小分けされたふりかけを白米へと振りかけていく。
「えーっと、じゃぁこの鶏肉欲しいなぁ」
という希。
「はいよ。自由に取りな」
「やった♪」
ひょいっと掴んで早速食べると、
「ん!これ美味しい!味もちゃんと染みてるし」
「そりゃぁよかった」
ご満悦な様子の希。まずまずだ。
「それじゃぁ私も鶏肉を....」
「あいよ」
「それじゃぁ頂きます....うん!美味しい...」
と絵里にも好評だ。
「んーっと、私はこの卵焼きがいいな」
と卵焼きをひと切れとる優子。
「あれ、鶏じゃなくていいのか?」
「うん。こういうシンプルなやつの方が上手かはっきりするっていうじゃない?あと単純に卵食べたい」
「そう...」
そして卵焼きを食べると、
「んー!美味しい...料理上手なんだね」
こちらも高評価。オールクリアだ。
「それなりにはね、料理は好きだし」
「おー....うん。美味しい」
と味わう優子。
「それじゃぁ私はこれあげる」
と希からもらったおかずは、
「お、唐揚げか」
「うん。昨日作ったやつだけどね」
「まぁ、朝から作れねぇもんな.....お、これ美味いな」
貰った唐揚げを食べるとよく下味が染みていて美味しい。
「そう?ならよかった。まぁ、鶏肉で重なっちゃったけどね」
「気にしないさ」
すると絵里も、
「なら私はこれあげる」
「これは...ブリか?」
魚というのはわかるんだが、
「あら、よくわかったわね。ブリ大根のブリよ、大根もいる?」
とお弁当をみせてくれる絵里。
「いんや、ブリで十分さ。...にしても煮物を久しぶりに食べる気がする」
「そうなの?」
「あぁ、最後に食べたの...1月じゃねぇか?」
年のはじめに食べた里芋の煮物だろうか....
「今って4月よ....食事偏ってるの?」
「母さんが料理するんだが....母さん煮物あまり好きじゃなくてな」
「あー、なるほどねぇ」
「これからは少しずつ自分で作ってった方がいいんかなぁ」
今改めて考えると結構偏っている食事をとっていることを実感する。
「それもいいかもね。でも、それで勉強とか大丈夫なの?」
と心配してくる絵里。
「絵里や能登なら知ってるだろ?俺中学で何位取ってた?」
希は無理ないが、絵里と能登は音ノ木坂中学出身の為神綺の順位を知っている。中学は定期テスト毎に成績優秀者の掲示をするのだ。
「あー...そういえばそうね」
「あー...問題ないね。斎藤君だし」
と納得のいく二人。
「ん?神綺君って頭いいの?」
と事情をしらない希はハテナマークを浮かべる。
「それなりには勉強しているからな」
「またまたそんなこと言って、毎回上位2位とかに掲示されてたじゃん」
と恨めしそうに言う優子。
「ほぇ~神綺君って頭よかったんだね」
「ま、それで遊びほうけて成績悪くなったら笑いものだがな」
と冗談半分で言う神綺。
「そうやって神綺君はハメ外さないでしょう?キッチリしてるもの」
と呆れ顔で言う絵里。
「一回絵里はそれで順位下がってたけどな」
「ちょっ!?」
絵里自信気にしていたことの為顔を赤らめる。
「あの時は面白かったなぁ、おもいっきし後悔してたし」
「ちょっと神綺君!」
「へいへい、すみませんでした」
こうして他愛のない会話をしながら昼休みを神綺達は過ごした。
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