ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。


明日で学校終わりだー(∩´∀`)∩ワーイ


第34話

 神綺達が入学して1ヶ月と少しが経ち、なんとか新しい学校の生活に慣れてきた時のこと。

 

-キーンコーンカーンコーン...

「お、んじゃぁ今日はここまでか。それじゃぁ教科書とか仕舞ってくださいー」

 授業終了の鐘が鳴り、SHRへとなる。

週2日は最終授業が担任の為、いつもより早く終わるため結構嬉しい。

「んじゃぁ、HRやりますね。えっと、明日の1,2時間目は理科室で実験とのことなので、朝のSHR終了後すぐに移動できるようにしておいてください。...では連絡は以上なので、号令お願いします」

「起立!....礼」

『さようなら』

 

「さて帰りますかなぁ」

 よっこらせっと言いながら鞄を持つ。

「あ、神綺君帰ろ」

「ん」

「それじゃぁ私もご一緒しようかしら」

 と希と絵里が一緒に帰ろうとこちらに歩いてくる。

「おぅ。それじゃぁ行こうか」

 いつものことの為、特に気にせず帰ることにした。

「ねぇねぇ絵里ち」

「なぁに希?」

 そうそう、絵里と希はしらない間に名前で呼び合う仲になっていた。ほんと、女子って仲良くなるの早いよな。

「最近ね。1年生でアイドルをやりたいっていう人がいるんだって」

「アイドル?」

「どういうことだ?」

 神綺はアイドルという単語に少し引っかかったが、取り敢えずもう少し詳しく教えてもらうことにした。

「神綺君は知ってるかわからないけど、スクールアイドルってのが流行ってるんだよ」

「「スクールアイドル?」」

 神綺は聞いたことはあるが詳しくは知らない。それに絵里も知らないらしい。

「ありゃ、絵里ちも知らないのね。えっとね、どういうのかって言うとね。文字通り学校で活動するアイドルだね」

 とスマホを希は取り出してネットでスクールアイドルの記事を見せてくれる。

「へー....こんなのがあるんだな」

「知らなかったわ...」

 画面をスクロールし、記事の内容を見る。

「これをウチの学校が?」

「うん、噂だけどね」

「へー....はい、携帯サンキュ」

 とあらかた記事を見たため希にスマホを返す。

「どうも」

「んで?そのスクールアイドルってのはわかったんだが、それがどうしたんだ?」

「面白そうじゃない?もし人気が出れば廃校も免れるかもよ?」

「っ」

 その言葉に反応したのは絵里。人一倍廃校阻止に躍起になっている為なおさらだろう。

 だが、神綺が反論する。

「だが無理だろうな....」

「ん?なんで?」

「....ウチの学校にそんな歌が上手くて踊れるやつがいるか?さっきの記事見た限りだとそれなりに踊れなきゃ駄目なんだろ?」

「まぁ、そうだね」

「それなりに歌なり踊りなりに覚えのある人がいない限り成功はしないだろうな...」

 その言葉は本物のアイドルを経験しているからこその言葉だった。

「確かにそうね。生半可な気持ちじゃ、お遊戯と一緒だわ」

「「え?」」

 意外なことに神綺に賛同したのは絵里だった。それも結構キツイ評価で。

「絵里ちは応援しないの?上手くいけば廃校阻止できるんだよ?」

 最もな疑問だ。

「さっき神綺君が言った通りよ。確かに応援はしたいけど.....でも未経験者がやったとしても希望はないわ」

 思ったよりも絵里は分析していた。

「でもいるじゃん。ここに」

「「え?」」

 絵里と神綺には希の言っている意味がわからなかった。

「だから、神綺君がいるじゃん」

「なっ..」

「ちょっ...」

 アイドル。しかもそのことに自分が指名された。それに反応して神綺は頭を片手で押さえて黙ってしまう。

「ちょっと希!それはダメよ!」

「え?なんで?」

 希が不思議に思うのも仕方がない。まだ希は神綺のアレを知らないのだ。

「神綺君は授業でもダンス上手だし...」

「だから希!駄目なのよ!」

「いいよ絵里、希は俺のアレを知らない。....すまないが希。それは駄目だ」

「...なんで?」

 急に神綺は苦しい顔をしていることに希は疑問を隠せない。

「...俺はアイドルのことを快く思っていないんだ」

「えっ?」

「...もっと知りたいなら絵里が教えてくれるだろう。....先に失礼するよ」

 そう言い神綺は二人を置いて先に教室を出た。

-------------

「神綺...君」

 神綺の急変に戸惑いを隠せない希。

「...ねぇ希」

「なに?」

「これからは...神綺君の前であまりアイドルの話題はしないほうがいいかもしれないわ」

 と下を見ながら絵里は言う。

「そ、そうだよ絵里ち。なんで神綺君は急に....」

「....神綺君が中1の頃にね?中学校の文化祭でダンス大会をすることになったの」

「大会?それに神綺君が?」

「えぇ。出場を希望してたのだけれど、大会内容の説明会の時に....神綺君が倒れたのよ」

「え....?」

 希には絵里の言っていることが理解できない。

「私も詳しくは知らないんだけど....神綺君は『アイドル』という言葉に強く反応するの」

「え?でもさっき...」

「うん。だから不思議だったのだけど....自分が直接関わってなければ大丈夫みたいね。本人曰く、精神的なことらしいわよ。アイドルという言葉に反応して動悸とかさっきみたいに不調になっちゃうの」

「.......」

「大会の説明会の時に、初めて内容が公表されたみたいでね。その時にアイドルのヒット曲に合わせて踊る ということだったみたい」

「だから神綺君は....」

「えぇ。自分で踊ることになるから、ということね」

「そうだったんだ.....」

「結果的に神綺君は棄権。出場はできなかったわ」

「......」

 希は後悔した。軽はずみな行動で神綺が苦しんでいることに。

 絵里はその希の様子に気がつかないはずがなく。

「ねぇ希。もし自分のせいだーとか思うのはいいけど....だからって考えすぎなくてもいいのよ?」

「え?」

「神綺君も希に教えていなかったのも悪いんだし。そもそも少しでもこの話題に食いついた神綺君にも非があるわ」

 と希の肩を軽く叩く絵里。

「それでも謝るなら明日謝るしかないわね」

「....そうだね。私が悪いのは変わらないし、謝る」

「それじゃぁ、帰りましょうか」

「うん」

 と二人は若干気まずい雰囲気だがずっと教室にいても無意味なため家へ帰るために昇降口へと向かった。

 

 

 

 

 二人が校舎から出て行った頃、

 

 

「....悪いことしちまったな」

 と神綺が教室と教室の間に位置するロッカーエリアから頭をまだ押さえながら出てきた。

 神綺はそのまま帰らずに、希が心配で壁越しから希達の様子を伺っていたのだ。

「俺も明日謝るか....隠し事してたわけだしな....」

 と神綺も昇降口へと向かった。




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