ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
なんか今日は以上に眠いです....
神綺と絵里は教室に一先ず荷物を置いたあとに貴重品を持って体育館へと向かう。
すると後ろから、
「おーい!神綺君ー!絵里ちー!」
振り向くと、
「おはよう~」
と希がこっちに走ってきていた。
「こら、希。希も生徒会の一員なんだから廊下は走らないの」
「うっ...ごめんなさい」
希は書記として生徒会に所属している。
「別にほかの人はいないんだからいいじゃねぇか」
「人目があるないじゃないの。もう...生徒会としての自覚を持ってよね?」
と拗ねるように言う絵里。
「はーい」
「へいへい」
「はぁ....でも今年も神綺君と希とも同じクラスで良かったわ」
「そうだな。同じクラスの方が業務連絡も楽だ」
「...そういう意味じゃないんだけどなぁ」
「あはは...神綺君だししょうがないよ」
と絵里の肩をポンポンと叩く希。
「馬鹿にされているとしか思えないんだが?」
「そんなことないって。...それより神綺君髪切ったんだね」
とごまかすように話題を変える希。
「あぁ、急に前髪が鬱陶しくなってな。少しだが、短くしたんだ」
「お~....私もそのくらいの長さの方がいいかな~」
「希もそう思う?私もそう思うのよ」
と二人して神綺の髪を見る。
「まぁ、そう言って貰えるのは嬉しいが....そうジロジロと見ないでくれ」
「あら、別にいいじゃない。減るもんじゃないし」
「そういうもんじゃないんだがな....取り敢えず。今年一年もよろしく」
と神綺も露骨に話題を変える。
「「よろしく」」
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体育館に着いた神綺達は教員から指示を仰ぐ為に音響室へと来ていた。
コンコン
「失礼します」
カチャ
音響室内にはすでに放送委員と顧問が待機していた。
「あぁ、生徒会の方達ですか。おはようございます」
「「「おはようございます」」」
「早速ですがお仕事です。演台はすでにセットしてあるのですが、配線がまだ終わってないんです。私達はこちらのセッティングでそちらに行けませんのでお願いします」
「わかりました。それじゃぁ絵里はここに残って携帯で俺に指示をしてくれ。希は一緒にコードを運ぶ、いいか?」
「「わかった」」
「それじゃぁお願いします」
「はい」
そう返事をすると神綺と希はコードを取りに音響室を出た。
「それじゃぁそっちのコードを持って」
とまとめられていた延長コードを指差して言う。
「わかった」
「それじゃぁ俺はこっちか....」
と延長コードの1.5倍以上の重さのあるコードを持つ。
「ふむ。やはり持ちにくいか」
「大丈夫?重そうだけど...」
「大丈夫だ。それより持って行くぞ」
「うん」
と希はステージ裏に元々設置してある無線子機へとコードをつなぐ。
「こっちは繋いだよ」
「了解。....よしマイクにも繋げたから、あとはそっちの延長と繋げるだけだな。......さて」
神綺は絵里へとコールする。
「もしもし絵里か?こっちは繋いだからOKなはずだ」
『それじゃぁマイクの電源をつけて喋ってみて』
「了解」
とマイクの電源を付け、
「...あーあー、テストテスト」
するとスピーカーから神綺の声がしっかりと出た。
『完了ね。微調整はこっちでやるそうだから、取り敢えずはこっちで合流しましょ』
「わかった」
ピッ
「終わったね~」
「そうだな。絵里が向こうで合流しようと行っているから行くぞ」
「りょーかい」
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絵里と合流をした神綺と希は、もう手伝うことも無い為始業式が始まるまで自分たちの座るエリアで待機していた。すると後ろから、
「おはようございます絢瀬さん、斎藤君、東條さん」
「その声はっ」
と後ろを振り向くと、
「理事長!...おはようございます」
驚きはしたが、すぐに落ち着き挨拶を返す。
「「おはようございます」」
「始業式のお手伝いありがとうございます」
「いえ、生徒会ですから」
「それでも、ですよ。もうそろそろで他の生徒さんも来ますので」
「わかりました」
とハキハキと受け答えする絵里。さすがは生徒会長だろうか。
「それでは」
と理事長は舞台の方へと歩いて行った。
「.......」
理事長が去った後、神綺はなぜか落ち着かなくなってしまった。
「ん、どうしたの?神綺君」
「いや....なにか胸騒ぎがする」
「.....やっぱり神綺君も?」
「...希もか?」
「うん、私も感じてね。今軽く占ったら...ほら」
とタロットを見せる希。だが神綺はタロットなんて知らない為にわからない。しかし希の顔からして相当良くないらしい。
「.....」
嫌な胸騒ぎをなんとか落ち着かせようとしていると、
「あ....もうそろそろで始まるね。他の子がきたみたい」
ゾロゾロと体育館の入口から生徒が入ってきていた。
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定時通りに始業式は進み、最後に理事長からの話があるとのことだ。
『皆さん、おはようございます。今日から新年度が始まります。高校1年生の皆さんはこれから少しずつでいいので、ここ音ノ木坂学院での生活に慣れていってくださいね』
『はい!』
と1年生は返事をするが....声が小さい。それはそうだろう....なんせクラスが1クラスしかないのだ。
『それでは本題と行きましょうか.....後ほど全校生徒に配る予定なのですが、ここ...音ノ木坂学院は来年度の生徒募集を取りやめることをお知らせ致します』
「.....は?」
神綺には言っている意味が全くわからなかった。いや、わかりたくなかったの方が正しいだろう。
「どういう...こと?」
「うそ....」
と絵里と希も同じような反応だ。神綺達だけではない、他の生徒達も同じように現実を受け止められていない。
『....皆さんもおわかりでしょうが今年の1年生が1クラスしかありません。このままでは経営が成り立たなくなってしまいます。ですので...理事会では廃校との決断がくだされました』
「ちょっと.....廃校阻止の為の共学化じゃなかったの?」
「.....やはりか」
神綺には起きて欲しくないことが起きてしまった。
「ねぇ、どういうことなの...神綺君」
「推測だが...後で話す」
「...絶対だよ?」
「あぁ...」
『理由は....ここに居る皆さんならおわかりでしょう。丁度2年前からこの学校は共学化しました。しかし、期待していた人数よりもはるかに受験生徒、進学生徒数が少なかったのです.....ですのでこのような結果となりました。....詳しくは配布するプリントを参照してください。...それでは終わります』
と理事長はマイクから一歩下がり礼をし、舞台袖へと下がった。
それと同時に始業式は閉会し、各自教室へと戻ることになった。
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