ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
もう少しで1年が終わりますね....このリメイクももう少しで執筆開始してから1ヶ月ですね~
「それじゃぁ....どこで話そうか」
場所を変えるとは言ったものの、考えていなかった。
「えーっと...それじゃぁ屋上なんてどうでしょうか?あそこならそう人もこないと思いますし」
と海未が提案をしてくれる。
「わかった。それじゃぁ屋上に行こうか」
ここ、音ノ木坂学院は屋上に行くことが許されているために立ち入り禁止などの制約は無い為に生徒は自由に行くことができる。
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神綺達が屋上に着くと、風が少し強く吹いていた。
「うぅ...今日は風強いよ~」
と穂乃果が風で髪型が崩れるのを恐れているのか頭を抑えている。
「そんなに気にすることでもないだろ...」
「斎藤先輩は男性だからそういうの言えるんですよぉ!」
と穂乃果は結構必死だ。
「...だったら場所を変えるか?別に屋上に出る必要もないし...階段の踊り場で話そうか?」
「うー...でもー....」
「もぅ..でしたらこの出入り口の壁で風を凌げばいいじゃないですか...」
「おぉ!それだよ海未ちゃん!」
と海未は呆れながらフォローをする。
「ならそれで行こうか....ことりもそれでいいか?」
「はい」
とことりも了承したために外に出ることにした。
ヒュゥゥ...
「うわぁ!?」
なんだ、と思って神綺が後ろを振り向くと、
「うわーん!ぐちゃぐちゃだよ~」
と穂乃果が風でぐっちゃぐちゃになった髪を抑えていた。
「だったら早く壁に隠れろよ....」
「わかってますよぉ!」
と足早に逃げる穂乃果。
「もう....情けないですね穂乃果は...」
「あはは...ちょっと大げさすぎると思うなぁ...」
とことりと海未は髪を押さえながら苦笑いだ。
「なんで海未ちゃん達は平気なのさ!」
「それは...髪質の問題かと....」
「別に髪ぐらい気にすることでもないだろう....」
「そういえば斎藤先輩って髪型気にしない方なんですか?」
とことりが聞いてくる。
「ん?あぁ、あまり気にしないな。ただ、最近になって前髪が鬱陶しくなって切ったくらいか」
「その髪型は....セットとかしてるんですか?」
「いや?特に気にしてないぞ。ただ、寝癖があれば軽くとかすぐらいだし」
「へ~」
と神綺の周りをぐるぐる回りながら興味深く髪を見ることり。
「な、なんか変か?..見苦しくない様にはしているつもりだが...」
「いえ?ただ、てっきりセットされているのかと思ってたので....手をつけずにその髪型を維持できるのはすごいな~っと」
「...あまり気にしたことがなかったな」
「それより....先輩。本題といきませんか?」
としびれを切らした海未が切り出す。
「あぁ、忘れてた。そうだな、結論から言えばまだ猶予はあるそうだ」
「本当ですか!」
とさっきまで髪をとかしていた穂乃果が勢いよく神綺に詰め寄る。
「あぁ....暫定とのことだ。だから、お前達でなにかアクションを起こすというのなら.....悪くはないと思うぞ」
「やったね海未ちゃん!」
「えぇ...しかし...」
と海未は歯切れが悪い。
「ん?なにかあるのか?」
「いえ....実はさっき教室で...穂乃果がですね?」
「続けて?」
「穂乃果が...まだ時間があるのなら....スクールアイドルはどうか...と」
スクールアイドル。
「....(落ち着け、落ち着け....流石にもう俺も慣れるんだ。あれはもう終わったこと...今更引きずることでもないんだ)」
と神綺は一瞬フラッシュバックした為に目を閉じ、頭を左右に振り落ち着こうとしていた。
しかし、海未達は神綺のアレを知らないため
「...? どうしたんですか先輩?」
「えっ いや、なんでもない....えっと...スクールアイドルだっけか?」
と神綺は悟られないようにごまかす。
「えぇ...」
と海未は神綺のことを不信に思うが気にせず神綺は、
「なぁ、穂乃果」
「なんですか?」
「どうして、スクールアイドルをやりたいと思ったんだ?」
そうだ。なぜスクールアイドルを思いついたのか、そこが問題だ。
確かに穂乃果は可愛い。美少女で通るだろう。しかし、穂乃果がそこまで自惚れているとも思えない。なにかしらの...キッカケがあるはずだ。
「それは.....実は....」
と穂乃果はさっきまでの元気な様子はなく、なにかに迷っているような....恐れているように縮こまってしまった。
「実は、私には中3の雪穂って妹がいるんですけど....その雪穂が昨日、UTXのパンフレットを見てまして...」
「UTX?あのお嬢様学校の?」
「はい。...なんで見ているのかを聞いたら、廃校する音ノ木坂なんかよりUTXの方がいいって」
「「え??」」
「...なに?」
それには海未とことりも初耳のようだ。
「ちょっと待て穂乃果。昨日の今日でもう広まっているのか?」
「みたいです....現に雪穂は知っていたましたし....それで私もUTXのパンフレットを見てみたんです」
「...それで?」
「そのパンフレットに....スクールアイドルの紹介ページがあったんです」
「そういえば...聞いたことがあります。たしか...A-RISEといったはずです」
「その通りだよ海未ちゃん。そこで私思ったんです。UTXの様にスクールアイドルってのをやれば、音ノ木坂にも人気が出るんじゃないかって....」
「....穂乃果。一つ聞きたい」
「...なんですか?」
神綺は一息置いて、
「穂乃果は....どうして廃校を阻止したいんだ?」
これは絵里にも言えることだ。もしここで穂乃果も母親が通っていたからとかだったら俺も降りるかもしれない。
確か女将さんも音ノ木坂だったと聞いた覚えがある。
「私は......この音ノ木坂が好きなんです。最初はお母さんが通っていたから行ってみたいってのがあったんですけど...通っている内にどんどんこの学校を知って、ここの雰囲気を知って....楽しいんです、ここに通っていることが。だから、私はこの学校を無くしたくないんです。私みたいに、楽しいと思ってくれる子が将来いるのかもしれないのなら.....阻止したいです」
これには神綺だけでなく海未とことりも驚いた。
「穂乃果....」
「穂乃果ちゃん...」
二人も初耳だったのだろう。
「....そうか」
神綺は安心した。過程はどうであれ、穂乃果は絵里よりも前を進んでいる。スタートラインをクリアしたのだ。誰かの思いにすがるでなく、自分で決めている。
「俺は別にスクールアイドルでもいいとは思う。だが、誰とやるつもりだ?」
「それは....」
そう。神綺の頭の中には....にこのことがよぎっていた。
「私は....反対です」
そう言ったのは意外なことに海未だった。
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