ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
早くも進行のネタが思いつかなくて頭抱えてますw


音楽室での忠告

「ふむ。どうして反対なんだ?」

 海未が考えなしに言うはずがない。

「そもそも、そう簡単になれるものではありません....穂乃果の見たパンフレットや、私が見た雑誌などに載っている方達はプロのアイドルと同等、もしくはそれに近いぐらい努力しています」

「...まぁ、そうだな」

 海未の言っていることは最もだ。

「ですが...今までなにもしてこなかった穂乃果が思いつきで活動したとしても....上手く事が進む保証はありません」

「だ、大丈夫だよ!やれるよ!」

 と穂乃果は海未に否定され慌て始める。しかしその返しはかえって海未に油を注いでいるだけだ。

「それです!そのいい加減さが、失敗を招くのです!」

「まぁまぁ...」

「ことりは黙っててください!」

 と海未は興奮状態になってしまっている。

「いいですか、穂乃果。確かに、スクールアイドルの人気のある学校の入学希望数が増えてるのは事実ですし認めます。しかし、あなたのように好奇心で始めても!」

 とそこで神綺が止める。

「まぁ、待て海未」

「っ ....すみません。熱くなりすぎました」

「なぁ...海未。過程がどうであれ、今そうやって活躍しているスクールアイドルだって穂乃果と同じ素人だったんだぞ?要は努力と伸びしろだ。幸い、穂乃果はルックスがいいからな。成功すれば人気になるのは間違いないだろう」

「しかし...保証は...」

「こう考えられないか?どうせ廃校になるんだったら...今の俺らに後ろはないんだ。失敗したのなら今まで通り学校に通うだけ.....ノーリスクだろ?いい賭けだとは思うがな」

「......」

「ほーら海未ちゃん!」

「穂乃果も調子に乗るな。確かに海未の言うとおりでもあるんだぞ?」

「うっ....ごめんなさい」

 はぁ、と神綺はため息をつきながら

「なんにしてもまずは挑戦しないことには話にならない。無碍に切らずに考え直してみたらどうだ?.....それと穂乃果」

「なんですか?」

「お前はスクールアイドルをするとして、誰と活動するつもりだ?」

「え?えーっと....良ければですけど....海未ちゃんとことりちゃんにも手伝って欲しいかな~って....」

 とチラチラと様子を伺う穂乃果。

「私?私は...いいけど...」

 となんだかんだで穂乃果についていくことり。そして、

「わ、私は....お断りします」

 と目を逸らす海未。

「えー!?なんでー!?」

「穂乃果。うるさい」

「え゛ ごめんなさい」

「あんな....あんなひらひらしたものを....うぅ!?想像しただけでも無理です!」

 と顔を真っ赤にしながら顔を引きつらせる海未。

「えー?大丈夫だよ!海未ちゃん可愛いから似合うよ!」

「絶対に嫌です!」

「はい、そこまで。なにも無理に強要するものではない。まだ時間はあるんだ。各自でもう少し考えてみたらどうだ?今日は取り敢えず廃校まで猶予があり、穂乃果のやりたいことが決まった。それで今日はいいだろう?」

 と神綺がまとめようとする。

「...そうですね」

「私もそれでいいと思います」

「私も!」

「よし...なら今日はこれでお開きだ」

 と地面においていた鞄を拾い、しょう。

「あ、先輩!一緒に帰りませんか?」

 と穂乃果が誘うが、

「あぁ、ちょっと生徒会室に寄るから今日は遠慮しておくよ」

「そうですか?では、お仕事頑張ってください~」

「あぁ、ありがとう。じゃぁな」

「「「さようなら」」」

 なぜ生徒会室に寄るかと言うと、明日から生徒会仕事が再開されるが、一足先に少し家で片付けようかと書類を数枚持ち帰ろうと考えたのだ。その為一先ず、教員室に行って鍵を取りに行くことにした。

----------------

 

 

 

 無事に書類を生徒会室から持ち帰ることに成功した神綺は鍵を返すために教員室に行こうとしている時にフッとなにかが聞こえてきた。

「ん?.....これは.....歌か?」

 ピアノの音と一緒に微かな歌声も聞こえた為に、

「おかしいな....今日までは文化部の活動ないはずだ....行ってみるか」

 大会などがある運動部は申請により今日から活動が可能だが、文化部は明日からが原則となっている。その為にピアノがある音楽室で音が出ることがありえないのだ。

 

~~~♪

 音楽室に近づくにつれてドンドンと聞こえる音は大きくなり、歌声もはっきりしてくる。

「やっぱり音楽室で間違いないか....」

 そして音楽室の扉についているガラス窓からこっそり中を覗くと、

「...いた」

 赤毛の女子生徒が目を瞑り、ピアノを弾きながら歌っていた。

「弾き歌いだと.....すごいな」

 と感心していると静かになった。終わったのだろう。

 そして神綺は当初の目的を果たすために扉を開ける。

ガラララ....

「っ 誰!」

 と睨むように神綺を見る女子生徒。

「それはこちらのセリフだ。文化部の活動は明日からだ。今日の活動は認められていない」

「何が言いたいの」

 と警戒心を解かない。さらに強くなっている。

「まずはこちらの質問に答えるんだ。....音楽教師に許可を得てピアノを使用していたのか?」

「許可なんてもらってないわ」

 と堂々と言う生徒。

「ほぅ....リボンを見るに1年生か」

 チラッと胸元を見ると水色のリボン。つまり1年生ということになる。2年生が赤、3年生は緑だ。

「...それがなによ」

「まずは自己紹介だ。俺は高校3年の斎藤神綺、副会長をやらせてもらっている」

 高校3年。そして副会長と聞いて生徒は目を見開く。

「....高校1年。西木野真姫です」

 言葉使いが変わったあたり、根は真面目な子らしい。

「西木野か。今回はいい歌声を聴かせてもらったから見なかったにしようとは思う」

 そう、これは最初から決めていたことだ。注意はするが、大事にしようとは思っていなかった。

「...聞いていたんですか?」

「馬鹿言え、あんな声で歌ってるんだ。俺以外にも聞こえている奴はいるだろうよ、なんせ上の階でも聞こえたんだ」

「っ.....」

「取り敢えず、今日は厳重注意ということにしておくよ...しかしすごい度胸だな。1年生に成り立てでここを使うとは」

「....先輩には関係ないことです」

 どうやら彼女は相手との接点をあまり持ちたがらないらしい。

「そうだな....忠告だ。次使うときは音楽教師の許可を得てから使うんだな。そのピアノは学校の備品であり所有権も学校にある。それを勝手に使うことは許される行為ではないぞ?」

「....」

 構わず神綺は続ける。

「幸い、今回は俺だったからいいものの...お堅い生徒会長がお前を見たら注意じゃ済まないぞ?大方目をつけられるだろうな。...だからもう今日は帰れ、次は誰に見つかるかわからないぞ」

「....わかりました」

 不本意な顔をしているが、返事をした以上もう言うことはない。

「それじゃぁ俺は失礼するよ。すまないな、邪魔して。.....鍵はちゃんと教員室に戻せよ?」

 そう言い神綺は音楽室の扉を閉めて、生徒会室の鍵を返すために教員室へと向かった。

 

 




閲覧ありがとうございます。
今回はちょっぴり真姫ちゃんが出ましたね。
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