ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】   作:レイヴェル

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どうも、レイヴェルです。
今日中にもう1話いけそうですね。
ではでは、


打ち明け 2

顔色を見る、ねぇ。

「希は......希は、それをいつから気にしてやり始めたんだ?」

「2年前から....」

希は必死に泣かないように堪えながらも答えた。

「2年も...か。....よく頑張ったじゃないか」

「...えっ?」

小学2年の時点で顔色を....辛かっただろうに。

「もういいんじゃないか?2年も堪えたんだろ?さみしいのを....悲しいのを....」

「でっ でも!」

希は反論しようとする。当たり前だ、自分が泣いていては親が心配する。

 

神綺は思った。この子は優しすぎる、と。

「なぁ、希」

「っ!」

神綺は朝も希にやったように頭を撫でた。

「.....希は優しすぎる。そのままじゃ駄目だ。いいか?俺たち子供ってのは、親に我が儘を言うもんだ。限度はあるがね?だが、お前の場合は少しは親に自分の気持ちをぶつけろ」

「で、でも!」

希はまだ食いつく。ここで折れたら今までの我慢してたものがどうにかなってしまいそうだったから。だが、神綺もここでやめるつもりはない。

「朝に言ったろ....目を逸らしちゃ駄目だ。自分の気持ちを、ちゃんと伝えることも大切だ。話し合わなければわからないこともある」

そう優しく神綺は希へ言った。

「うぅっ うぐっ」

「よく....頑張ったな」

この言葉が引き金になり、

「うぅっ...うわぁぁぁぁぁぁん!!」

希は我慢しきれずに泣いてしまった。

------------------

「うぅっ......」

....落ち着いたか。

「もう、大丈夫か?」

「う、うん.....////」

恥ずかしそうに希は答えた。

「ごっ ごめんね!急に泣いちゃって....」

「いいさ。それだけ溜め込んでたんだろ?....一回でいいから話し合ってみな」

「う、うん....」

ん?っと神綺は希の様子がおかしいことに気がついた。

「どうしたんだ?希」

聞かれた希は焦りながらも、

「う、ううん!なんでもない!ただ....」

「ただ?」

希はもじもじしながら、

「その.....神綺君がね、お父さんみたいだったなって...」

「なっ....」

俺がお父さん.....いや、まてよ。あながちありえなくはない。死なずに結婚していればこのぐらいの子供が居てもありえなくはない.....相手がいればね。うん、相手が居れば。

「ごめんね!変なこと言ったね私」

「い、いやぁ...」

軽く過去の自分にショックを受けながらも、自分の心を落ち着かせた。

すると希がポツっと小声で、

「....実はどうして神綺君にこのこと言ったのかもわからないの」

「なに?」

「気がつかれちゃったからかな....なんか話しちゃったの。泣いちゃったし...」

気恥ずかしそうに希はそういう。

そこで神綺はあることを思いつく。

「そうだ、希。いいことを教えてあげるよ」

「??」

「アドバイスだ。確かに、仲良くなった友達と転校で別れるのは辛いし、悲しいよな?」

「う、うん」

今までのことを思い出したのか、暗い顔になってしまった。

それに焦った神綺は、

「あぁいや!ここからが大事だ!....別れは辛いが、希は一つみんなよりも得をしているんだ」

「...得?」

「そうだ。みんなよりも、いろんな地域の子達と友達になれるんだぞ?友達の輪が広いんだ。そこは、誇っていい。自慢していい所、なんじゃないかな」

「!!」

「別れは辛い。それは誰もがそうだ。でも、大きくなれば電車でその子の地域に遊びに行くこともできる。一生会えないわけじゃないんだ」

「.......」

希は呆気に取られてしまった。こんなことを言われたことがなかったからだ。

「生きることは、別れの連続とはよく言ったもんだよ。その変わり、出会いの連続になるんだから」

「!!」

「一つの地域に縛られずに日本のいろんな所を見れるんだ。いい経験になると思うよ、俺は....」

実はこれは神綺が考えたものではない。前世で神綺が希のようになっている時に、学校の先生が神綺に言った言葉なのだ。

「ポジティブに行こうぜ!しょげてたってなにも変わらない。動かなくちゃ」

「ふふっ....そうだね」

気持ちの整理ができたのか、希の顔はスッキリしていた。

「昨日も言ったが遠慮はなしだ。俺たちは友達、そうだろ?」

「そうだね!友達だもんね!今日、ちょっとお父さん達とお話してみる」

希はそういい、笑った。

「お、早速か。....やっぱり笑ってるほうがいいよ、希は」

「え?」

希には後半がよく聞こえなかったため聞き返した。

「おっと、なんでもない」

「えー!教えてよ!」

「教えないよ。じゃ、俺はここで帰るよ。じゃぁね」

神綺はわざとらしく話を切り上げ、希と別れた。

「.....もう」

希は追いかけようとしたが、泣きつかれたので諦めた。

--------------------------

その翌日、早速希に変化が起こった。

「んじゃぁ、いってきまーす」

いつもどおりの時間に神綺は家をでた。

「おはよ♪神綺君!」

すると神綺が家を出るのを待ってたのか、塀の前で希が待っていた。

「のっ 希?!お、おはよう...」

まさか待っていると思わなかったので神綺はビックリした。

「どうしたんだよ....」

「ん?神綺君と一緒に登校しようと思って!」

希は嬉しそうに言う。

「そ、そうか.....まぁ、行こうか」

「うん!」

心なしか希の雰囲気が変わった気がする。そう神綺は感じた。

 

 

 

 

だが、希の悲劇はまたすぐに訪れることになる。

 

 




閲覧ありがとうございます。
うーむ。急展開すぎて話数を区切ろうとすると1話1話が短くなってしまうw考えものです。

wannさん、徳富さん。投票ありがとうございます。
初めて投票の赤帯になった気がしますw
感謝です。
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