ラブライブ! -彼はどう変わる?-【リメイク】 作:レイヴェル
今回はちょっと....無理あったかな?
これで一応希回は終了、ということになります。
ではでは、
希が転校をしてきてから半年が経った。長いようで短かったが、そんなある日。毎日の様に神綺が学校に行こうと家を出ると待っていた希がいなかった。
「ん?おかしいな....」
神綺は不思議に思ったが、体調が悪いのかそれかは自分以外の友達と登校したのだろうと思いあまり気にせずに登校した。
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おかしい。神綺はそう思った。いつもなら自分を見るとおはようと笑顔で挨拶をする希が、俺を見たとたんに走ってどこかへ行ってしまった。
「....俺何かしたか?」
無意識にそう言った。
クラスでもいつもと希の様子が違うことに数人が気がつき、神綺に事情を聞こうとした。
「なぁ、神綺」
「っ あぁ、佑樹か。おはよう」
「あぁ、おはよう。......お前、東條さんと何があったのか?」
と、ほかの人に聞こえないように耳に囁いてきた。
「....わからない。昨日まであまり変化もなかった。俺がなにかしたかな...」
神綺も覚えてる限りで記憶を遡るが、希になにかしたことはない。
「じゃぁ、どうしてお前を避けるようにいっちまたんだよ」
「俺が聞きたい.....取り敢えず、授業中とかに聞いてみるよ。席となりだし」
「それもそうだな。.....ま、頑張れよ」
「ん?なにをだ?」
はぁ、と呆れながら佑樹は、
「お前達の関係修復に決まってるだろ?結構噂だぞ。神綺達、デキてるんだって?」
「....は?」
神綺は呆気にとられてしまった。
「とぼけるなよ」
「いや、待て待て。俺達はそんな関係じゃねぇぞ....」
だが佑樹はそんなの関係なく、ズカズカ言ってくる。
「何言ってんだ。お前達毎日の様に一緒に登校してるじゃねぇか。帰るときも」
「そりゃぁ、家すぐそばだしな」
「家が近いからって毎日一緒に登校しねぇよ...」
「そうか?」
「そうだよ!ったく....ま、ギクシャクしてんの見るのは嫌だからできるだけ早く仲直りしてくれよ?」
と、なんだかんだで心配してくれる佑樹だった。
「わかってる....」
どうしたものか。
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結局、授業中もあまり声を掛けられなかった。前ならまだしも、今は希も教科書を持っているし....うーむ。
「じゃぁ、今日はここまで....と言いたいが。ちょっとみんなに悲しい知らせだ」
と悲しげに先生は言った。
悲しい知らせ、ねぇ。
「....東條さん」
ん?希を?
「....はい」
.....なんだ。
呼ばれた希は先生の前まで歩いて俺らを見渡した。
「実は、東條さんのご両親の都合で転校することが決まったんだ」
『え!?』
「なっ....」
まさか...だからいつもと雰囲気が違かったのか...だがなぜ俺を避ける....わからない。くそっ
「みんなごめんね.....今週の日曜日に引っ越すことになったの」
おい待て、今日は金曜だぞ。ってことは....
「本当ならみんなでお別れ会でもしようと思ったんだが...急でね。ごめんな東條さん....」
「いいんです.....みんな。今までありがとう」
「東條さん....」
「希ちゃん....」
「....さ、後はさよならをした後にしようか。まずはみんな起立」
「っ 起立!気を付け!」
「礼!」
『さようなら!』
「さようなら....」
しかも急すぎる....せめて俺には教えてくれたっていいじゃねぇか....
これはちょっと....個人的に聞きたださないとな....
少し神綺は不機嫌になりながらも、希への別れの言葉をみんなが言い終え希が自由になるまで待っていた。
「じゃぁね恭子ちゃん......っ!.....神綺.....君」
「やぁ、希。ちょっと話がある」
「っ...私もあるんだ。前の公園でいい?」
前の.....思い出した。
「わかった。今から向かおう」
希は神綺が不機嫌になっているのがわかったが、理由も検討が大体ついている為深くは聞かなかった。
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「さて.....聞きたいことがあるんだが」
神綺は公園についてすぐに希へ振り返った。
「....わかってる。なんで今日、神綺君を避けたか...でしょ?」
「あぁ、....どうしてだ?」
神綺は未だにわからなかった。なぜ自分を避けていたのか。
「それはね.....」
希は歯切れ悪く言った。
「それは.....神綺君に今まで話せなかったから....」
「転校のことか?」
「うん...」
なるほどねぇ。
「前に....神綺君は言ったよね。転校は別れもあるけど....出会いもあるって」
「あぁ」
「でも....いざ言おうとしたら.....足が進まなくて.....さよならを言ったら....もう会えないと思って....」
希はとぎれとぎれにそういった。
「なるほどねぇ。だが、希」
「??」
「もう会えないなんてないさ。会えるよ」
「っ どうしてそんなことを言えるの!?どうして言い切れるの!?」
希は感情を抑えきれずに叫んでしまった。
「どうして....か。そうだな。だって、手はあるからだ」
「えっ.....」
神綺はひと呼吸空けてから。
「だって、希が引越した家で俺ん家に電話をしてさ。連絡もできるし、大きくなった時にその電話で会おうと話し合うこともできる」
「っ!?」
「な?会おうと思えば会えるんだ。だからさ、別れる時はまたねでいいのさ」
「......」
希は黙って俯いてしまった。確かに神綺の言っているやり方なら連絡が取れるからだ。
「まぁ、希の行動はわかった。後は希、君の話だ」
しかし、希は喋ろうとしない。
「の、希?」
神綺は心配になり希の顔を覗くと、涙を流していた。
「希!?なんで泣いてんだ!?」
「だって......だってぇ...」
俺ってなにかしたか!?
「だって....もう、会えないと思ってたから.....嬉しくて...」
「希....」
「うぅっ......」
はぁ。よく泣くなぁ希は。
「ほら、希。涙拭け....取り敢えず落ち着こう」
そういい神綺はハンカチを希に手渡すが、
「うぅ..うぐっ」
希は拭こうとはしない。
「おいおい.....しゃぁない」
あまりしたくはなかったんだがな.....
「大丈夫だ。落ち着け」
そう言って神綺は希を子供をあやすように抱きしめた。
「っ!」
「大丈夫だ.....別にもう会えないわけじゃない。それこそ。小学校を卒業したら、会うか?」
「え?」
「近況報告ってことにしてさ。まだ俺らは携帯は持てない。だからさ、卒業したら会わないか?親に言えば会えるだろ」
「......うん」
落ち着いたな。そう感じて神綺は希から離れた。
「よし.....さ、希の話を聞こうか」
「...ううん。もういいや」
「え?」
「もういいんだ。済んだから」
「そ、そうか?」
「うん!....ありがとう、神綺君。向こうでも頑張れる気がする」
「....そうか」
「じゃぁ....またね。また、会えるもんね!」
「そうだな......またな。今度は卒業した時だ」
「うん!」
そういい。俺らは別れた。なんでも、希は親と寄るところがあるらしい。
そして数日が経ち、希はもう俺の通ってる学校に顔を見せることはなかった。
そして、どういうわけか俺は嫌われたらしい。2,3回は連絡を取れていたんだが、こっちへの連絡なしに引っ越したらしく電話しても知らない人が出ていた。
それを知った俺は、ただその場で立ち尽くすことしかできなかった。
「折角.....折角できた友達だったのにっ....くそっ!」
閲覧ありがとうございます。
一言いいます。どうしてこうなった。
最初はこんな終わりにするつもりなかったんですが....いやぁ、自分でも不思議ですよ....
ムラさん、momomomoさん、Yu-naさん、裕己さん、sauber0409さん。投票ありがとうございます。