「さてと、ボクの読みではそろそろみんながそろうね!」
ゼニガメとフシギダネを前にきゃっきゃっと騒ぐ女性陣を他所に、博士がそう言うと、タイミングよくティエルノとトロバがやって来た。
「プラターヌ博士」
「あれ?みなさんもういらしてたのですか?」
「ねっ」とお茶目にウインクした博士に内心「流石だなぁ」と思っていると、博士は俺たち六人を見渡した。
「よーし!みんなそろったね。それではあらためてみんなに!最高のトレーナーめざし、ポケモンとの旅を楽しんでよ!そして、カロス地方のポケモン最大の謎!新たな進化の可能性!メガシンカの秘密を解き明かそう」
「メガシンカ……?」
不思議そうに首を傾げるカルムを見て、博士は嬉しそうに頷きながら今度はメガシンカの解説を始めた。
「そう!さきほど渡したメガストーンは戦いでの新たな姿!メガシンカの秘密のてがかりなんだよ!」
興奮したのか、ハイテンションで力説する博士にトロバは挙手した後、口を開いた。
「ポケモン図鑑はどうするんですか?」
「それがトロバくんの考える最高のトレーナーならぜひとも完成させようよ!」
博士の言葉が腑に落ちたのか、「分かりました」と引っ込むトロバ。「サナはメガシンカ気になります♪」とサナが言えば、博士は嬉しそうに「メガシンカについて調べるならコボクタウンはどうかなー!あそこは歴史のある町。なきかヒントがあるかもしれないね」と助言を送る。
「いいかい?ポケモン図鑑を埋めるため、いろんなところにいけばさまざまな生き方のポケモン。さまざまな考えの人と出会うことになるだろう!ときとしてぶつかる生き方、考え方をまず受け入れ、なにが大事かを考えることできみたちの世界は広がるんだ!」
「どれだけ人と違うかがアタシの価値だと思うの。そういう意味でアタシ、メガシンカを使いこなしたい」
博士の言葉の後に、セレナがそう宣言すれば、
「最高のトレーナーかあ。ダンスだったら自分も最高のトレーナーになれるかも」
「んーあたしは思い出づくりかなー?」
「ぼっ、ぼくはポケモン図鑑を完成させますっ!」
と、ティエルノ、サナ、トロバが順に目標を言い始めた。この流れは俺も言うべきなのだろう。しかし、俺の目標か。……なら、
「俺は、出会うよ。色んなポケモン色んな人と。そして知りたい。世界の広さを!」
まあ、少しそれっぽく言い換えているだけで、本音は『ポケモン世界に転生したから原作キャラに会いたい』ってだけなんですけどね!